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「黒い種 キラ君奮闘?物語 第29話(ガンダムSEED)」

K沢 (2005-05-22 09:35/2005-05-22 09:36)
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黒い種  キラ君奮闘?物語


第29話  集いし乙女達 (前編)


「・・・落ち着いたかい?」
「・・・・・・うん」
「・・・・・・」

公園近くの喫茶店。
そこに3人はいた。

「もう大丈夫だからね?」

ニッコリと微笑んで少女を安心させるように呟くキラ。

「・・・うん」

まだ怯えは残るものの、微かな笑みを見せる少女。
キラの服の袖の端をちょこんとつまんでいる仕草が可愛らしい。

「・・・・・・」

そしてその2人をとてもつまらなそうに見ているルナマリア。
先程までの至福の時は消え去り、ただただ冷めた視線を向けている。

「・・・君、名前は?」

少女を刺激しないよう、あくまでも優しく声をかけるキラ。
その言葉に、少女が少しずつではあるが口を開き始める。

「・・・・・・ステラ」
「そうか、ステラって言うんだね。僕の名前はキラ、キラ・ヤマトって言うんだ」
「・・・・・・キラ?」
「うん。それでこっちがルナ、ルナマリア・ホークだよ」
「・・・・・・ルナ?」
「・・・・・・ふん」

ステラに視線を向けられたルナマリアがそっぽを向く。
そして目線だけステラに向けて睨みつける。

「(ビクッ!)」

その視線に恐怖を感じ、ステラがキラにしがみつく。

「ステラ・・・・・・」

少し驚くキラだったが、またステラが震え始めたのを見て優しく抱きしめる。

「大丈夫だよ、ステラ・・・・・・ルナ」

ステラを慰めながらルナマリアをたしなめるキラ。
さらにふて腐れるルナマリア。

「ふん・・・・・・」
「大丈夫だからね、ステラ。ルナは今ちょっと機嫌が悪いんだ。
 別にステラに対して怒ってるわけじゃないから」
「・・・本当?」

不安そうな表情のステラ。

「うん、だから大丈夫だよ」

そう言ってステラの頭を優しく撫でるキラ。

「あっ・・・・・・キラ」

少し驚いたステラであったが、目を閉じ身を任せる。
そして撫で撫でし続けるキラ。

(ステラってホントに可愛いなぁ〜♪
 声はフレイとそっくりなんだけど・・・なんか、守ってあげたくなっちゃうよな〜♪
 はぁ〜・・・食べちゃいたい♪

今までにない性格の彼女にちょっと旅立ちかけてしまうキラ。
とそこへ、

「「キラ!!!」」

突然聞き慣れた声が聞こえてきた。
振り向く3人。

「フレイにカガリ?」

そこに立っていたのはフレイとカガリだった。
ただ、普段と違って少々不機嫌顔になっている。

「ちょっとキラ、その子誰よ!」
「説明してもらおうか!」

ずかずかとキラに歩み寄り、ステラのことを問い詰めるべく詰め寄る2人。
その迫力にステラの怯えが酷くなる。

「ひっ・・・キラぁ・・・」
「あ、大丈夫だよステラ。
 ちょっと2人とも、そんな恐い顔したらステラが怯えちゃうだろ」

再びステラの頭を撫でながら2人を注意するキラ。
そこには普段の(女の子と接する際の)彼にはない妙な圧力が込められていた。

「「っ・・・」」

それを感じて怯む2人。
毒気を抜かれ、とりあえずだが落ち着いた。

「2人ともとりあえず座ってよ、この子はね・・・」

2人が座ったのを確認し、簡単にステラのことを説明する。

「・・・と言う訳なんだ」
「そうだったの・・・」
「・・すまなかった」

キラの説明を聞いて納得した様子の2人。
すぐステラに謝罪し、簡単に自己紹介を行った。


「ところで2人とも、どうしてここへ?まだお父さんと話をしてる時間だと思ったけど・・・」

ステラが落ち着いたのを見計らい、キラが2人に尋ねる。
本来この2人と合流するのは夜のはずだったからである。

「「そうよ(だ)、ちょっと聞いてよ(くれ)キラ!!」」

治まっていた2人だが、キラの言葉により再び怒りを露にする。
またまた怯えてしまうステラ。

「2人とも!・・・それで、何があったの?」

ステラを撫でながら事情を聞くキラ。
2人の話は全く同じ内容だった。
つまり、キラ・ヤマトから離れて自分のところへ戻って来いと言われたのだ。
それまでの和やかムードが一変、熾烈な親子喧嘩へと発展。
その後しばらく激論が交わされたのだが、最終的には父親2人が

「「パパ(お父様)なんて大ッ嫌い!!!」」

という愛する娘からの強烈な一撃によって真っ白な灰になってしまったらしい。
合掌

「パパッたら酷いんだから!」
「お父様もだ、キラのことを悪く言うなんて!」

この場合、ウズミやジョージのほうが正しいことを言っているのだが、
キラに心底陶酔している彼女たちにはそんな事わからない。
ただキラのことを悪く言った父親に怒りを露にしている。

「キラ、私はずっとキラと一緒にいるわ」
「私もだ、キラ」
「ありがとう、フレイ、カガリ」

微笑みかけるキラ。
2人は頬を染めるのだった。


〜 その頃 〜

「大きな町ですわね」
「ほんとにそう。この中からキラさんたちを探せるかな?」
「大丈夫よ、きっと」
「そうですわ、私たちとキラ様の間には特別な絆があるんですもの」
「・・・そうですよね、よし、頑張って探さなきゃ」
「せっかくマユちゃんやシン、それにアスランが行かせてくれたんだからね」
「それでは参りましょうか」
「ええ!」
「お姉ちゃんばっかりに良い思いはさせないんだから!」

再会のときは近い・・・・・・中編に続く。


あとがき+レス返し

ちょっと短くなってしまった29話です。
一応この話は前、中、後の3段構成にするつもりです。
そのために一話一話がちょっと短めになってしまうと思いますが、その辺はご容赦を

このSSのステラは原作のものと少し違います。
どこが違うかと言われても困りますが、とりあえず違います。
とりあえずキラの笑顔は出てきたので、次回は科学力をメインに・・・なるかなぁ?

そして、最後に現れた謎の少女達(笑)。
ついに集結するのか!
全員が並んでるところを想像すると・・・うむ、絶景♪


tete様・D,様・カイン様・ルスト様・覇王様・イワッペ様・AKI様・スロバ様
レスありがとうございました。

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