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「黒い種 キラ君奮闘?物語 第21話(ガンダムSEED)」

K沢 (2005-04-28 17:59/2005-04-28 21:12)
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黒い種  キラ君奮闘?物語


第21話  いざ、母なる青き星へ (お前は来るな!!!)


食堂で繰り広げられている熱き戦い。
己の意地とプライド賭け、栄光を目指す5人の少女たち。
もはや当人以外には止めることは不可能である。

「はぁ、はぁ・・・なかなかやりますわね」
「・・・ふふっ・・・あなたこそ」
「でも・・・勝つのは・・・私よ」
「そうは・・・いかないわ」
「・・・絶対、負けられない」

心身ともに消耗しきった様子の5人。
それでもその瞳に宿る炎は消えていない。
依然として強い光を放ちながら、自分以外の4人を睨みつけている。

「それじゃあ・・・いくわよ」
「134回目・・・」
「ここで・・・決める!」
「・・・いくわよ」
「・・・いいわ」

全員の動きが止まる。
皆己の拳を握り締め、そして一気に前へと突き出した!

「「「「「ジャンケンポン!!!」」」」」

フレイ、ラクスがパー。
ミリアリア、メイリンがチョキ。
そしてルナマリアがグー。
134回目も引き分けに終わった。

と、ただのジャンケンにいささか気合を入れすぎてしまいました。
まぁ、皆様すでにお分かりだったとは思いますが。
では何故こんなことが行われているのか?
それはこの30分前、ある人物の一言から始まった。


「今度は地球へ行こうと思うんだ」

毎朝開かれている定例会議。
その話し合いの場で、唐突にそう告げたキラ。
誰もがポカンとした顔でキラを見つめている。

「必要な人材は揃った。
 だが、その僕達には絶対的に足りないものがある。
 それは・・・物資だ」

何やらただ事ではないキラの言葉。
全員が真剣な表情へと変わる。

「物資が足りないって・・・どういうことですか?」
「どうもこうもないさ、シン。
 ここは宇宙に浮かぶ小惑星の一つ。
 陸やら海やらでつながっている訳でもなく、近くに町なんかもない。
 しかも僕達は単なるレジスタンスだ。
 軍のように定期的の補給が出来るわけでもない」
「と、言うことは・・・」
「このままいけば戦う前に死んでしまう」

それは至極当然なことだった。
戦いにおいて重要なものは戦力だけではない。
軍事関連から日常生活まで、あらゆる行動に伴ってくる物資の消費。
長期的な戦いならばなおさらである。

「それで地球に物資の調達へ?」
「うん、そうだよラクス」

と、ここで余計な事を言い出す輩が出現した。

「それでキラ、と一緒に行くんだ?」
「え?」
「「「「「!!!」」」」」

と、まぁそう言う訳である。
この直後、キラが仲裁に入らなければ今頃基地内はを洗

う大戦争が巻き起こっていただろう。
まあ、ある意味究極の関係になってしまったのだ。
キラの説得によって日常生活ではこれまでどおり接することになったとはいえ、
これまで以上に強力なキラ至上主義になってしまっているのだ。
と言うよりもはや宗教?
ちなみに、騒動のきっかけとなった発言をしたアスランは、
キラ君特製拷問マシーンの餌食になったらしい。
以上、状況説明終了。


「はぁ、はぁ、はぁ・・・」
「まさか・・・ここまで長引くなんてね」
「だからって・・・引く気はないわ」
「それは私だって・・・」
「一緒に、行きたいです」

あれからさらに30回
勝負は膠着状態のまま続いていた。
・・・一体どれくらいの確率なんだろう?

「みんな、ちょっといいかな?」

状況を見かねたキラが口を挟んだ。
もともとジャンケンは彼のアイデアだったんだが、
あまりにも常軌を逸した結果になっているため、再びストップをかけた。

「このままだとかなり長くなっちゃいそうだからさ、これで決めよう」

そう言ってキラは手を差し出した。
そこに握られているのは5本の紐。

「見ての通りくじ引き。
 5本の紐のうち2本だけ赤く塗ってあるものがある。
 それを引いた人が僕と一緒に地球に行く。いいね?」
「「「「「・・・・・・」」」」」

互いを見やる5人。
が、やがてゆっくりと手を伸ばして紐を掴む。
ちょうど全員が違う紐に手を伸ばした。

「それじゃあいいね?同時に引いてよ。せ〜の!」

そして、地球降下組が決定した。


「それじゃ、行ってくるね」
「気を付けてくださいね、キラさん」
「万が一のことがあっても、俺とシンでこっちは何とかするからな、キラ」
「いってらっしゃい、キラさん」

通信機越しに話すキラとシン、アスラン、マユの3人。
すでにシャトルに移ったキラ達3人。
まもなく発進である。

「・・・3人はまだ落ち込んでるの?」
「・・・ああ、まだ部屋に閉じこもっているようだ」
「・・・そっか」

和やかムードから一転して暗い雰囲気が漂う。
あの3人というのはキラと一緒に行けなかった3人。
前回のプラントのときと違い、一緒にいくことが出来たということが効いているらしい。

「・・・たくさんお土産買ってくるからって言っといてくれ」
「ああ、伝えておこう」
「うん。それじゃ、後はよろしくね」

そこで通信を切り、宇宙港のハッチを開くキラ。
そして3人を乗せたシャトルは、漆黒の宇宙へと飛び出していった。


それから丸一日。
3人を乗せたシャトルは地球の周回軌道上まで来ていた。
シャトルの下には青い惑星が浮かんでいる。

「へぇ〜、これが地球か〜」

映像では見たことがあるが、直接は見たことのなかったキラ。
その美しさに感動している。

「2人とも〜、地球ってこんなに・・・」

後ろを振り返ったキラは、それ以上言葉を続けなかった。

「すぅ・・・すぅ・・・」
「・・・んん・・・」

後のシートで眠っている2人。
出発した当初からずっと寝っぱなしである。
まあ、あれだけ気合の入った戦いをしていればそりゃあ疲れるだろう。

「ふふっ・・・それじゃあ、降下しますか」

正面に向き直り、コンソールに大気圏突入のデータを入力するキラ。
そして操縦桿を握り、大気圏突入を開始した。

今、我等が母なる星に、恐怖の帝王が降り立った。


あとがき

新たな章へ突入する前の、いわば導入部的な話です。
これからしばらくは地球を舞台として話が展開していきます。
したがってアルテミスに残ったメンバーは影が薄くなる・・・かも。

読まれていてお気づきになられたと思いますが、
キラと一緒に地球へ行った2人が誰なのかは明かしておりません。
以前、ラクスの性格をどうするかと言う点と同様、
皆様のご意見を頂きたいと思います。

現在私が考えている組み合わせとしましては、

1.ルナマリア&メイリン
2.フレイ&ルナマリア
3.ラクス&ミリアリア

以上の3パターンです。
勿論これ以外の組み合わせでも構いません。
皆様のご意見をお待ちしております。

次回はちょっと更新が遅れるかもしれません。
いよいよ登場、コーヒーマニアと獅子の娘
副官はツライッす by ダコ○タ


レス返し
今回も一括で書かせていただきます。

18なシーンは初めてだったので非常に困難でしたが、
何とかなって私自身ホッとしております。
やはりハーレム系ではこっちのほうがいいかなと思いまして、こうしたものになりました。
今度は酒無しでやってみようかなーとか思っとります。
地球にもまだ登場してない女性キャラいますしね(ニヤリ)

アスランの扱いは基本的に悪いです。
鈍いと言うよりも適当?と言う感じです。

魔乳さんの登場時期はもうちょっと先です。
さしあたってサイズが決まってからかな?

イワッペ様・D,様・覇王様・アイギス様・スロバ様・タクト様
レスありがとうございました。

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