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「黒い種 キラ君奮闘?物語 第14話(ガンダムSEED)」

K沢 (2005-04-15 01:42/2005-04-15 03:03)
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黒い種  キラ君奮闘?物語


第14話  プラントへ行こう


「シン・アスカです。よろしく、お願いします」
「よろしくね」
「よろしくお願いいたしますわ」

フレイ、ラクスのいる司令室へとやってきた4人。
遅れてきたシンが2人に軽く自己紹介をして、今後の行動が話し合われた。

「キラさん、これからどうするんですか?」
「うん、とりあえずプラントへ行こうと思うんだ」
「プラントへ、ですか?」

キラの言葉に疑問符を浮かべるラクス。
その他の全員も同じ表情だ。

「どうしてプラントへ行くんですか? キラさん」
「何言ってるんだよ、シン。君の妹を迎えに行くんじゃないか」
マユをですか?!
「・・・うん」

予想通りながもシンの変化にちょっと引くキラ。
しかし、それに怯むことなく会話を続ける。

「妹のマユちゃんはたった一人の肉親なんだろ?
 シンとの約束だし、やっぱり一緒にいたいだろう?」
勿論です! キラさん、ありがとうございます!!
 マユゥゥゥゥゥ、今お兄ちゃんが行くからなァァァ!!!

周りにいる人間などすでにアウト・オブ・眼中なのか、
すっかりトリップしてしまっているシン。

「・・・しばらく放っておこう」

暴走するシンを遠巻きに見ながら休憩する5人。
と、フレイが何とも言えない様な顔をしてキラに話しかけた。

「ねぇ、キラ?」
「どうしたの、フレイ」
「アレ・・・何?」

部屋の隅を指差すフレイ。
その先には、シンが運んできた真っ黒な物体があった。
いや、いつの間にか変色して真っ白になっている。

「ああ、あれ?」
「まぁ、もしかしてアスランですか?」

いくら愛の無い世間体を気にしているだけのものとは言え、さすが婚約者。
キラの言葉よりも早くその物体の名前を言った。
それに頷くキラ。

「アスランって・・・ユニウス・セブンにいたザフトの軍人でしょ?」
「キラの親友なんだよね、確か」

ユニウス・セブンでの出来事を思い出す2人。
ずっと昔のことのように感じられる。
・・・いや、それよりもアスランの事をもっと突っ込めよ。
真っ黒だったのがいつの間にか明日の○ョーの如く真っ白になってんだぞ?
いや、それよりも明らかに人間としておかしいだろ?

「それじゃあこの人が3人目の仲間なの?」
「うん、そうだよ」

などということには一切関心を見せない4人の少女。
結局キラ以外のことはどうでもいいようだ。
そんな4人ににこやかな笑みを浮かべるキラ。
そしてシンの暴走を止め(チョップと囁き)、具体的な話し合いを始めた。

「僕達『女神の使徒』の今後の行動予定は・・・」

話し始めるキラ。
あっ、今サラッと出しましたが、レジスタンスの名前は『女神の使徒』に決定されました。
とりあえず拠点がアルテミスなんで(安直でごめんなさい)。
個人的にはもう一つの候補だった名前がお気に入りなんですが・・・それは後ほど。

「戦力、人員の確保はとりあえず終了した。
 当面はこれで問題無いと思う。
 それで、さっきもちょっと言ったけどシンの妹のマユちゃんを迎えに・・・」
マユゥゥゥゥゥ!!!・・・ドゴッ!!!・・・きゅぅ〜」

キラのチョップが炸裂。

「そこで、僕とシンの2人がプラントへいこうと思うんだ」
え〜! 私たちは〜?

キラの言葉に不満を露にするフレイ。
口には出さないにしろ、他の3人も同じ気持ちのようだ。

「みんな、今回は全員で行くことは出来ないんだ。
 あまり事態を大きくしたくは無いんだ」
「でも・・・」
「大丈夫。僕が作った亜光速ブースターを取り付ければ1日で戻ってこれるから」
「・・・・・・」

未だ不満そうな顔を浮かべている4人。
キラの発明品などはどうでもいいようである。
が、やがて納得したのか、

「・・・仕方ありませんわね」
「・・・わかったわ」
「・・・我慢する」
「・・・早く帰ってきてね」

と、しぶしぶ納得した。

「よし、それじゃあ早速作業にかかろう。シン、君の機体・・・ゲイツ、だったかな?
 ブースターを取り付けるから、手伝ってくれ」
「わかりました」
「あ、あそこで白くなってるのも運んできてね」
「了解です」

白いの(アスラン)を担ぎ上げるシン。

「それじゃみんな、格納庫に行ってるから」
「わかりましたわ」
「おいしい御飯作ってるからね♪」
「・・・・・・うん、期待してるよ」

ルナマリアの言葉に若干の間の後に答えるキラ。
シンを引き連れて司令室をあとにした。

そう、今回の人材確保において最もキラが重要視していたポストであるコック
だが何故コックを補充しなかったのか?
理由は簡単、4人が反対したからである。
やはり愛する人に手料理を作りたいらしく、今回のキラの案のこの点に関しては絶対に譲らなかった。
キラとしても死活問題だったためにかなり粘ったのだが、
最後は4人の泣き落としに屈してしまったのだ。

それはともかくとして、
格納庫へ到着した3人。
すぐさま機体を移動させ、ブースターの取り付け作業に入った。

「ところでアスラン、いつまで真っ白になってるんだ?」
「そうですよアスランさん、さっさと起きてくださいよ」
「・・・・・・」

改造ドックに機体を移動させ、オート操作に切り替えた。
それによって手が空いたキラとシンは、
いまだ真っ白になっているアスランを覚醒させることにした。

「全く・・・面倒かけてくれるよ」
「ホントですよね」

どう考えてもお前らの所為だろうが。
アレをやられて死んでないだけマシだろ?

「まあいい。ところでシン、マユちゃんは料理上手なの?」

早々にアスランのことを諦めたキラは、シンに妹のことを尋ねる。

「それが上手なんですよ。一流シェフ並なんですよ」
「へぇ〜」
「可愛いエプロンつけて、『お兄ちゃん、おいしい?』なんて言われた日にはもう・・・
 マユゥゥゥゥゥ!!! ウオォォォォォ!!!
「そうか、だったら早く迎えに行かないとな」

暴走するシンを無視し、早急にプラント行きを決意するキラだった。
だがキラは忘れている。
シンが究極のシスコンで、マユ至上主義であることに・・・


そして夕食。
新たな仲間が加わったこともあり、まるでパーティーのような豪華さだった。
メイリンも加わって5人になった料理人たちの料理は、
もはや何色なのか識別できない湯気が立ち上るモノになっていた。
しかも大量に・・・

「キラ、いっぱい食べてね」
「私が食べさせてあげるわ」
「ずるいですわフレイさん。私もキラ様に食べさせてあげますわ」
「みんな喧嘩しちゃダメだよ、順番にしよう」
「それじゃあ最初は私から・・・どうぞ、キラさん」

両手に花などというレベルはすでに超え、もはやお花畑の王子と言った感じのキラ。
だが、この花全てが超猛毒の花なのだが・・・

「・・・・・・」

すでにシンは気絶、アスランは・・・生きてるのか?
まあ、2人とも2口目まで食べれたのは大したものだろう。
そんな2人を見るキラ。

(やはり・・・早々に・・・プラントへ行かないと・・・)

もはや感覚がなくなりかけている。
彼女たちの差し出すものを、反射的に食べているに過ぎない。

(・・・・・・もう・・・限界)

薄れゆく意識の中、キラは綺麗な花畑と綺麗な川、そして真っ白な翼の天使を見た。
結局、今回の食事によってプラント行きが3日伸びてしまったのだった。

キラ、レジスタンスの名前は『女神の使徒』ではいけない。
君たちにぴったりの名前、それはやはり・・・
『黒と愉快なコックたち』だ!!!


あとがき(短い!)

そんなわけで名前決定。
『女神の使徒』です。
でもやっぱり、『黒と愉快なコックたち』のほうがいいかな?

次回はシン大活躍。
愛しい妹との再会は?
一体どうなる?

とりあえずシンの乗っている機体はゲイツです。
次期主力量産機のテストでミネルバに配置されたと言うことで。
インパルス、フリーダムとかはそのうちに・・・

作者の個人的理由で今回はレス返しは無しとさせていただきます。

D.様・覇王様・ヒロヒロ様
レスありがとうございました。

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