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「黒い種 キラ君奮闘?物語 第12話(ガンダムSEED)」

K沢 (2005-04-10 14:46/2005-04-10 16:47)
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黒い種  キラ君奮闘?物語


第12話  組織拡大計画  類は友を呼ぶ編


宇宙要塞アルテミス。
女神の名を持つこの場所が今、地獄に変わろうとしていた。

「・・・・・・」

アルテミスを背後にし、仁王立ちの如く立ちはだかる機体。
エールストライカーパック装備のストライクガンダム。
そしてそのパイロット、キラ・ヤマト。
無言でモニター正面のザフト軍を見据えていた。

『・・・・・・』

そしてストライクと対峙しているザフト軍のモビルスーツの中心にいる機体、イージス。
そのパイロットであるアスラン・ザラはかつてないほどの恐怖を味わっていた。。

『・・・キ、キラ』
黙れヘタレ
『・・・・・・』

キラが通信回線を開いて以来ずっとこんな調子である。
発言は一切許されていない。
先ほどまで絶対的な自信と余裕を持っていたアスランだったが、
キラが戦場に現れた瞬間、自信も余裕も一気に消え去った。

「・・・ヘタレ、貴様何をしたかわかってるのか」
『・・・な、何って』
「・・・わからないのか?
『ウッ!!!』

強まるブラックオーラ。
感情が消えるその表情。
思わず胃の辺りを押さえるアスラン。

「・・・まぁ理解していようがいまいが関係ない。
 どの道貴様らの行く先は地獄なんだからな。
 と言っても心配しなくていいぜ、地獄は地獄でも生き地獄だからな」

そんな彼らの様子を気に留めることなど無く、
フッ、と凍りつくような笑みを浮かべるキラ。
完全にプッツン切れているらしい。

『キ、キラ・・・』
「ん、何だヘタレ

そのキラに果敢にも話しかけるアスラン。
戦力的優位があるという事実が彼を支えているようだ。

『こ、この状況で強がっても・・・い、意味はないぞ

セリフにまったく迫力が無い。
それどころか完全に逃げ腰になっている。
本当に逃げ出さないだけマシかな?

「強がる? もしかして俺のことを言ってるのか?」
『・・・・・・そ、そうだ』
「ふ〜ん・・・強がるねぇ」
「うぐっ・・・」

あからさまに馬鹿にしているような視線をアスランに向けるキラ。
と、ここで新たな人物が通信に割り込んできた。

オイ、お前! 無駄な抵抗は止めてさっさと投降しろ!
「ん?」

突然通信に割り込んできたのはキラと同じくらいの年齢の少年だった。
キラに怯んでいる様子は全くない。

『シン!?』
アスランさん、何弱気になってるんですか! どう考えてもこっちのほうが圧倒的に有利じゃないですか!!

シンと呼ばれたその少年はアスランを叱咤し、キラを敵でも見るような目で睨みつける。
キラのことを知っている者からすれば、考えられないほどのガッツを見せている。
と、何か思い当たることがあったのか、会話の相手をアスランからシンに変えるキラ。

「オマエがシン・アスカか。アカデミーを主席卒業したって言うエリートパイロットなんだってなぁ?」
!? どうしてオマエがそんな事を
「ルナから聞いたんだよ」
『ルナ?・・・まさか、ルナマリアの事か!?

消息を絶っていた仲間の名前を聞き驚くシン。
そして、より一層強い敵意を込めてキラを睨みつける。

ルナはどこだ! 無事なんだろうな!
「心配するな。別に何もしちゃいねぇよ」
信じられるかそんな事!
「・・・感情的な奴」

一層語気を荒くするシンだが、キラは全くと言っていいほど感情を乱していない。
まぁ、もともとある感情で心がいっぱいなのだから今更乱れたりはしないのだろう。

「ところでシン、オマエには妹がいるよな? 確か名前は・・・マユとか言ったか?」
!!!!!

妹の名前が出た途端、シンの表情が一変する。
それを見てニヤリと口元を歪ませるキラ。

「最近彼氏がいるとかいないとかで揉めてるらしいな?」
・・・なんでオマエがそんな事を
「それで喧嘩して嫌われてるらしいじゃないか?」
グハッ!!!!!

シンの心に会心の一撃が決まる。
ダメージは底知れないようで、俯いてプルプル震えている。
が、

俺は心配なだけなんだ!可愛いマユが、マユが、マユがぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!

顔を上げて絶叫。
そう、シンは天然記念物級のシスコンだったのだ!
自分の命よりのマユが大切で、マユのためなら火の中水の中地獄の中・・・てな具合。

「シン、妹と一緒にいたくはないか?」
『ううう・・・へっ?』

涙ぐんでいたシンだが、キラの言葉に反応。
キラの口元がさらに歪む。

「俺の仲間になるんならずっと妹と一緒にいさせてやるぞ?」
『そ、そんなこと』
「・・・オマエの妹もオマエのことが好きみたいなんだよ」
何ィ!?

再び叫ぶシン。
だが、先ほどの叫びとは全く異質なものである。

そ、それ、ホントなのか!?
「ああ、確かな筋(どの筋だ?)からの情報だ。
 どうだ? 俺のところならお前たちの仲を邪魔するような奴はいないぞ?
 あ、何なら一緒の部屋とかにもできるぞ? 理由なんていくらでも作れるからな」
一緒の部屋だとぉぉぉぉ!!!!!!!
「あ、ああ」

あまりの迫力に思わずキラも引いてしまう。
それほどまでにシンの放っているオーラは恐ろしい。
マジ切れしているキラを怯ませるとは大したものである。
そして、

『・・・・・・貴方の御名前は?』
「キラ・ヤマトだ」
キラさん、一生ついていきます!
『ああ、よろしくな」

こうしてキラに忠誠を誓ったシン。
・・・こんなんでいいのかな?

シン、お前何を言っているんだ!?

突然の裏切り発言に驚いたアスランはシンを怒鳴りつける。
キラ以外には厳しいようだ。

アスランさん、俺はキラさんについていきます。もう決めたんです
何を馬鹿なことを! たかが妹のことで・・・あ』

興奮していたアスランだったが、自分の失態に気が付き言葉を止める。
だがもう遅かった。
アスラン、地雷踏みまくりですな。

たかが?マユのことがたかがだとぉ?

上官に対しての口調とは思えない。
しかしこの瞬間、シンの中で何かが弾けていた
まぁ、簡単に言うとキラと同じ状態になったのだ。
瞳の中から光りが消える。

『・・・キラさん、あの物体殺ッちゃっていいですか?』
「そうだな。俺もアレ制裁しないといけないんだ。
 一緒に殺るか

シンに同意し、コンソールを操作して何かのシステムを起動させるキラ。
やがてシステムが立ち上がったのか、ストライクの目が光る。
と、突然背中のエールストライカーパックから何かが分離した。

『な!?』

驚くアスラン。
そう、それはエンデュミオンの馬・・・鷹ことムウ・ラ・フラガが使用していたメビウス・ゼロの専用装備、
宇宙空間を自走する4基のガンバレルであった。

「改良型エールストライカー、ガンバレル装備バージョンだ」

GBA版で出たのを使ってみました。
パワーアップとしてエールとセットです。

『ガ、ガンバレル・・・だが、そんなもの・・・!!!』

一瞬驚いたアスランであったが、ガンバレルの攻撃力など微々たる物である。
それほど脅威ではない。
が、そんな考えはすぐにかき消された。

ドカァァァァァン!!!×4

4基のガンバレルから一斉に放たれた赤い閃光によって付近を漂流していた小惑星が爆炎に包まれた。
・・・ってちょっと待て!!! 赤い閃光って何だ!? マシンガンじゃないのか!?

「ガンバレルも改造してな。4基全てにアグニを取り付けたんだ」
『・・・・・・』

もはや何も言えないアスラン。
ただ自分の運命を受け入れるしかない。

「さてと、それじゃあ始めるか」
『徹底的に殺ってしまいましょう』

それから10分間。
子供が見たら一生トラウマになりそうなほどの強烈な光景が繰り広げられた。
とても口では言えません。
その出来事の後、

「ミネルバは俺が貰う、乗っているクルーはヴェサリウスに移りな。
 ただし、俺が指定したクルーは残ってるんだ。いいな」

という理不尽極まりないキラの発言に、誰も逆らうことが出来なかったらしい。


あとがき

キラの右腕誕生! その名はシン・アスカ!
と言う訳で新たな仲間が加わりました。
本当ならもっとミネルバクルーやヴェサリウスクルー、
イザークたちなどに触れようと思ったのですが、
シンがノってしまったので、ほとんど触れずに終わりました。
まあ、趣味の駄文ですし、ご勘弁ください。

今回で完結させようと思っていたのですが、
組織拡大編は次回まで続きます。
キラが指名したクルーとは一体誰なのか?
ラクスたちとの絡みは?
そして最大のテーマ、シンの妹をどうするのか!?
と言った感じです。

食生活は改善させないほうがいいのかなぁ?


レス返し


D,様:シンにもはっちゃけてもらいました。
   これからキラの腹心として頑張ってもらいます。

にゃんこそば!!様:ぬ、ぬるかったですか。
         いやはや、難しいものです。
         メイリンとかの登場はおそらく次回に・・・

覇王様:本作では所詮アスランの扱いなんてこんなものです。
    前回調子に乗りすぎたので破壊神を2人にしてお仕置きです。
    ホントに幸あれです。幸はこないけど・・・

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