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「黒い種 キラ君奮闘?物語 第11話(ガンダムSEED)」

K沢 (2005-04-08 22:05/2005-04-08 22:16)
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黒い種  キラ君奮闘?物語


第11話  組織拡大計画  覚醒編


漆黒の宇宙に浮かぶ2隻のザフト艦。
一隻はナスカ級高速戦闘艦『ヴェサリウス』
ザフト軍最強と歌われている部隊『クルーゼ隊』の旗艦である。
そしてもう一隻は・・・

「しかし艦長、何故この艦が使われることになったのでしょうか?」

副長であるアーサー・トラインが言った。

「わからないわ。ただ、私たちは命令に従うだけよ、アーサー」

その問いに答える艦長、タリア・グラディス。
そう、この艦の正体。
ザフトが極秘裏に開発した最新鋭の強襲機動特装艦『ミネルバ』である。

「艦長、目標をレーダーに捕らえました。
 モニターに出します」

そう報告してコンソールを操る美少女、メイリン・ホーク。
彼女はルナマリアの妹である。
すぐにメインモニターに長距離レーダーの映像が映し出される。

「あれが、アルテミス・・・ですか?」
「・・・そのようね」

表示された映像に少なからず驚きを見せる2人。
そこに表示されているのは間違いなく要塞アルテミス。
ただ、手元のデータとは大きく異なっている。
基地の全方位を取り巻くようにして設置されている6基の巨大なパラボナアンテナがその象徴だ。
もっとも、キラたちが占拠してから2週間が経っているのだから仕方がない。

「一体なんでしょうか、あれは・・・」
「・・・総員、第一種戦闘配備。モビルスーツ、発進させて」
「あ、了解!」

アーサーには答えず、戦闘開始を告げるタリア。
直後にモビルスーツが2機、ミネルバを発進した。


「ミネルバはモビルスーツを出したか」

ヴェサリウスのブリッジ。
モニターでモビルスーツを確認するクルーゼ。
心なしか顔色が悪いように見える。

「隊長、こちらはどうなさいますか?」
「・・・・・・」

が、アデスの進言に口を閉ざす。
本来ならばすぐにでもモビルスーツを発進させる状況である。
しかし、彼は指示を出さない。

『隊長、よろしいでしょうか?』
「・・・アスラン。君か」

ブリッジに、イージスのコックピットにいるアスランから通信が入った。
やはり心なしか顔色が悪いように見える。

「・・・アスラン、君はどう思うかね?」
『・・・おそらく隊長と同じ考えかと』
「?」

妙に声の重いクルーゼとアスラン。
その会話を首を傾げながら聞いているアデス。

「・・・わかった。準備しておいてくれ」
『了解しました』

と、アスランからの通信ウインドウが閉じた。
そしてクルーゼが、

「第一種戦闘配備。ただし、別命があるまでは戦闘行為を一切禁じる
た、隊長!?

クルーゼの命令に声を上げて驚くアデス。
が、次のクルーゼの一言で一気に顔が青ざめてしまう。

ヘリオポリスの悪魔を忘れたか?」

それは事実を知る者だけが知るキラの二つ名。
だが、クルーゼの顔には若干の余裕が浮かんでいた。
・・・仮面で見えないけどね。


その頃、アルテミス内部、第一司令室。

「ザフトの戦艦が2隻、接近してきているわ」
「一隻はナスカ級。もう一隻のほうは・・・ミネルバだわ!」
「敵モビルスーツの発進を確認いたしましたわ」
「キラ君、どうするの?」

改造された司令室に響く4人の少女の声。
フレイ、ミリアリア、ラクス、そしてルナマリアであった。
キラの指導によって様々な技能を身につけた4人。
今では、キラから司令室での仕事を任されているほどである(ルナマリアについてはパイロット技量もUP!)。
そして司令室のメインシートに腰掛けている少年、

「大丈夫、予定通りだ」

冷静にモニターを見据えているキラ・ヤマト。
何だかすっかり貫禄がついている。

「それじゃあ頼むよ、4人とも」
「うん!」
「わかったわ!」
「わかりましたわ!」
「キラ君、任せといて!」

キラの言葉を合図に、一斉にキーボードを打ち始める4人。
いつもの如くのウィルスによる敵の掌握だった。
キラの指導と巨大アンテナの甲斐あってか、キラと同等の速さでウィルスを広げる4人。
瞬く間にウィルスに感染し、操縦不能に陥るザフトの戦艦とモビルスーツ・・・となるはずだった。

「キラ、大変よ!」
「ナスカ級にウィルスが感染しないわ!」
「どうやら、強力なワクチンプログラムが働いているようですわ!」
「キラ君、どうしよう!」

予想もしなかった事態に慌てる4人。
キラも驚きのあまりに言葉を無くしている。
そう、キラ特製のウィルスがヴェサリウスに感染しないのだ。
と、そのヴェサリウスから通信が入ってきた。

『久しぶりだな、やっぱりキラだったか』
ヘタレ野郎?!・・・じゃなくて・・・って別に訂正しなくてもいいか、とりあえずアスラン!!
『・・・・・・』

なんといえぬ雰囲気が2人(主にアスラン)の間に漂う。
キラも冷静さが欠けていたようで、思わず心の中の声が漏れてしまう。
が、すぐさまそんな雰囲気は消え去ってしまう。

「まさか・・・君がワクチンプログラムを・・・」
『・・・ああ、キラがヴェサリウスに残していったウィルスを解析したんだ。
 作るのに1週間ほど徹夜してしまったけどね。
 念のために用意しておいてよかったよ』

いつぞやの光景が頭に浮かぶ。
そう、キラとアスランが再会したヘリオポリスでの通信。
ただ、あの時とはまったく立場が逆になっている。

『すでにミネルバにもプログラムを送ってある。
 無駄な抵抗は止めるんだな、キラ』

不敵な笑みを浮かべて降伏を促すアスラン。
もはや完全に勝利を確信しているのだろう。
少々キャラが壊れている気がするが、せっかくの見せ場なのでこのままいきましょう。

「・・・降伏は出来ない。僕はみんなを守らないといけないんだ」

キラはアスランの言葉をはねつける。
ともあれ、驚きに包まれたままなので口調が弱い

『そうか、ならしかたがない』

そこでアスランからの通信が切れた。
代わりにモニターに映るヴェサリウスから4機のモビルスーツが発進する。
イージスを先頭とした4機のガンダムである。
さらにミネルバからもう4機モビルスーツが発進した。
モビルスーツが合計10機。
まさに絶体絶命である。

「キラ・・・」
「どうしよう、キラ・・・」
「キラ様・・・」
「キラ君・・・」

その光景に4人の表情が恐怖に染まり、怯えた瞳でキラに視線を送る。

「!!!」

この瞬間、キラの中で何かが弾けた
そして、キラの心にある全ての感情が消え去った。

「・・・キラ?」

突然俯いてしまったキラに声をかけるミリアリア。
しかし、顔を上げたキラの表情は普段と同じ。
いや、いつもよりもさらに慈愛と優しさに満ちた笑みが浮かんでいた

「キラ・・・」
「ミリィ、絶対守るからね」
「でも・・・」
「そんな顔しないで、フレイ」
「キラ君・・・」
「心配いらないよ、ルナ」
「キラ様・・・」
「ラクス、大丈夫だよ」

安心させるように一人一人言葉をかけるキラ。
そしてシートから立ち上がり、格納庫に向かって走り出す。

「「「「キラ(君)(様)!!!」」」」

キラを引き止めるように叫ぶ4人。
だがキラは立ち止まらず、そのまま部屋を出て行く。
その去り際、たった一言を残して・・・

「僕を信じて・・・待っていて」


それから10秒後、通路を走るキラは・・・

許さねぇぞあのヘタレ!!!
 俺の大事な女をあんなに怯えさせやがって!!!
 生かしてはおかん・・・いや、楽に死なせてたまるか。
 ボロ雑巾にして、
 這い蹲ってのたうち回るまで徹底的に痛めつけてやる!!!
 ・・・そんなんじゃ終わらねぇ。
 延々と死を懇願するほどの生き地獄を見せてやる!!!
 ザフトのクズどもも同罪だぁぁぁ!!!

ブラックオーラMAX+マジギレのキラ。
よくこれを彼女たちに見せないよう耐えたものだ。
ともあれ帝王、いや、すでに破壊神と化したキラ。
このあと、宇宙は地獄と化す。
それは、阿鼻叫喚の地獄絵図のような・・・


あとがき

再び恐ッ!!!いや、激恐ッ!!!

ミネルバ登場!アスラン奮闘!でも印象が・・・
キラ君のSEEDがついに弾けました。
原作よりも激しいです。
怒りが極限を超え、帝王が神になりました。
相手が悪かったな、アスラン。
せめてラクスやルナマリアに気付けよな。
次回、どうなるんだろう?
とりあえず拡大計画完結です。
ハーレムが増えるかも?!
・・・この流れでか!!!


レス返し

オーブはまだちょっと先ッすね。
でも、仲間になるのは女ばかりではないですよ。
でもコックどうしよう?

これからもご都合主義で頑張ります!!!

D,様・MTK 様・tete 様・T城 様
レスありがとうございました。

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