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「黒い種 キラ君奮闘?物語 第8話(ガンダムSEED)」

K沢 (2005-04-04 03:44)
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黒い種  キラ君奮闘?物語


第8話  黒より強し恋する乙女 (後編)


AM 10:00

胃袋の調子も落ち着いた様子のキラ・ヤマト。
ストライクの整備をするために格納庫へとやって来ていた・・・・・・はずだったのだが。

「綺麗ですわよね、キラ様」
「・・・そうですね」
「今更だけど改めて見るとすごいわよね〜、キラ君」
「・・・ほんとですね」

いつの間にか展望デッキへと来ていた。
しかもラクス、ルナマリアと一緒に。

「キラ様、申し訳ありませんでした。私の我侭につきあわせてしまいまして」

済まなそうに言うラクス。
そんなラクスに微笑むキラ。

「気にしなくていいですよ。
 ストライクの整備よりもラクスさんのほうが大事ですから。
 (アイツらが文句言ってくるわけないしな)」

久しぶりに黒オーラが高まるキラ。
しかし、

「キラ様!」

キラの笑顔と言葉に感激したのか、キラに抱きつくラクス。
それによって黒オーラが離散してしまう。

「あ、あの、ラクスさん?」
「うふふ・・・キラ様♪」

動揺し始めるキラをよそに、ますます強くしがみつく。
朝の出来事の再来である。

「ラクス様、いい加減になさってください」

朝の再来だけに、
同じようにラクスの腕を掴みキラから引き剥がすルナマリア。
無表情だがバックに怒りの炎が浮かんでいる。
もちろん嫉妬と羨ましさを宿した炎である。

「ラクス様、ただでさえ我侭を聞いてもらって迷惑になっているんです。
 ちゃんとキラ君のことを考えて行動してください!」
「別にいいですよ、ルナマリアさん。全然気にしてませんから」

憤慨するルナマリアをなだめるキラ。
そしてその背中に隠れるラクス。
依然としてキラにしがみついている。

「でもキラ君・・・」
「ほんとに大丈夫ですから。でも、ありがとうございます。
 僕のこと考えてくれて(ニッコリ)」
「そ、そんな・・・私は別に(//////)」

キラから離れようとしないラクスにさらに苛立つルナマリアであったが、
キラの笑顔に顔を真っ赤にさせる。
何気に彼女が一番いい雰囲気?

「・・・キラ様」
「(ビクッ!)・・・な、何ですか?」

いつの間にかキラの正面に回っているラクス。
若干声のトーンが下がっている。
そしてそれに気がついたキラ。
珍しく(ここ最近では珍しくないが)口調が少し弱気になっている。

「・・・このあとお暇ですか?」
「え、ええ。暇ですけど・・・」
「・・・でしたらお昼をご一緒しませんか?」
「は、はい。オッケーです」

ラクスの妙な迫力に押されて頷くキラ。
が、そのキラの返事でラクスの顔に笑顔が戻る。

「キラ様・・・嬉しいですわ!」
「うわっ! ラクスさん!」

セリフどおりに再び抱きつくラクス。
しかし、

「ラクス様!! いい加減にしてください!!!」
「え、ちょっと、ルナマリアさん!?」

ルナマリアの行動に驚くキラ。
そう、セリフから考えれば先ほどと同じようにラクスを引き離しにかかっているはずなのだが。
今回は何故かキラにしがみついている。
女の本能義務感を上回ったらしい。

「キラ様(//////)」
「キラ君(//////)」
「ははははは・・・はぁ」

男冥利に尽きる状況だが、イマイチ喜べないキラであった。


PM 12:30

ラクス、ルナマリアとの約束どおり一緒に昼食をとるべく食堂にやってきたキラ。
・・・午前中と同じ状況になっているのであえて詳しくは書かないが、
何かから立ち上る湯気の色が緑色になっていて、キッチンの大穴増えていたということだけ伝えておこう。
ちなみに食事を終えたのは1時間後だったそうな。


PM 15:00

キラは自室にいた。
これから夕食まで、戦闘が無いときは彼にとってのリラックスタイム。
色々なコンピューターへのハッキング時間となる。
だが、今の彼に心休まる場所など無い。
当然のごとく4人の少女たちが室内にいた。
仲良く談笑中である。

「でね・・・」
「・・・そうなのですか?」
「そんなのまだまだよ。私なんか・・・」
「・・・え〜、そうかな〜?」
「・・・・・・ふぅ」

半強制的に会話に巻き込まれているキラ。
本来、キラのハッキング・タイムを邪魔しようものなら世界に終焉をもたらしかねないほどの制裁を喰らうのだが、
(自分のストライクゾーンの)女の子に優しいはキラ。
当然彼女たちにそんな事をするわけも無く、

「じゃあ、僕・・・」

やんわりとした口調で会話から抜けようとする。しかし、

「「「「ダメ(よ)(です)(ですよ)!!! キラ(君)(様)!!!」」」」

と4人の抜群のコンビネーションによって阻止される。
それなら黙って出て行けばいいだろう。君なら気配を消すくらいお手の物だ! ということなのだが、
キラにはそんなことできないらしい。

「・・・はぁ、最近みんなおかしいよ」

逃げると言う選択肢が存在しない以上、問題を根本から解決するしかない。
そう考え、彼女たちに疑問をぶつけることにしたキラ。
ここ数日、つまりラクスたちがやってきたときから始まった4人の行動。
積極的というか猟奇的 というか病的 というか・・・
ともかくこれまででは考えられない行動を取るようになった。

「どうかしたの?」

キラなりにこの数日間ずっと考えていたが、彼女たちがこのような行動に走る原因がまったくわからない。
能無し軍人 に何かされたのかとも考えたが、根性無しの 彼らがキラの警告を無視できるはずが無い。
水鉄砲と特装砲(ローエングリン) で撃ち合いをやるようなものである。
100%敗北が決まっているのに誰が逆らうものか。
だが、そんなキラに4人が笑顔で答えた。

「もちろんキラ様が好きだからですわ♪(//////)」
「キラの事が好きだからよ♪(//////)」
「貴方が好きだからに決まってるじゃない♪(//////)」
「好きだからだよ、キラ君のこと♪(//////)」
「・・・・・・はい?」

あまりにも直球な答えに思考が停止するキラ。
ここ数日でハッキリしたことだが、キラはハッキリ言って色恋沙汰に疎い。
時折プレイボーイ的な発言や行動をおこなうことがあるがそれらは全て天然の性格であり、
実際に相手からの好意やそれを伴った行動にはまるっきり慣れていない。
今回も彼の脳の処理可能範囲を大きく超えた発言のためだ。

「キラ様は・・・・・・私たちの事をどう思っておられるのですか?」
「え?」
「キラ、私たちのこと嫌い?」
「いや、その」
「どうなの、キラ?」
「うっ・・・」
「答えて、キラ君」
「・・・・・・」

ここぞとばかりに畳み掛ける4人。
だが、4人の表情には不安がありありと見て取れる。
もし拒絶されたら・・・そんな考えが頭をよぎっているのだろう。
・・・時折拒絶されても当然な事があったような気もするが。

「・・・嫌い・・・じゃない・・・よ・・・僕は・・・その(//////////)」              
「「「「・・・・・・」」」」

そんな4人に、首筋まで真っ赤になっているキラが答える。
その言葉を待つ4人。
そして、ついに・・・

「・・・好き・・・だよ(//////////)」
「「「「キラ(君)(様)!!!!!」」」」

言葉と同時にキラに抱きつく4人。
目に涙を浮かべ、そして満面の笑みを浮かべている。
そんな4人を、また笑顔を浮かべて抱きとめるキラ。
無粋な突っ込みは無用です。
今しばらくは至福の時間を彼らに・・・


「それでみんな、最近ずっと・・・」

彼女たちが何故こんな行動に出たのか、それを4人からの説明を受けたキラ。 
『みんなでキラのために尽くしましょう』
それがラクスのした提案だった。
彼女たちの思いの深さを知り、愛しさがこみ上げてくる。

「嬉しいよ、みんな」
「「「「キラ(君)(様)・・・(//////)」」」」

ニッコリと笑みを浮かべるキラ。
すでにこの状況に順応したのか、先ほどまでの純情な少年の顔は無い。
笑顔の内に、何か決意をしたようなものが覗える。

「・・・僕、決めた。この馬鹿げた戦いを終わらせる。
 そして、みんなで平和に暮らせるようにしてみせる!」
「キラ様・・・」
「だからみんな、僕についてきてくれるかい?」
「「「「勿論(よ)(ですわ)」」」」
「みんな・・・ありがとう」

再び抱擁を交わす5人。
そしてこの瞬間に『帝王キラ・ヤマト英雄譚』が本格的に始まることとなった。


おまけ  PM 19:30

この日の夕食は4人の合作料理。
その何かからは湯気が立ち上り、
大穴を通り過ぎて壁が消滅していたそうな・・・


あとがき

最初に言わせていただきます。
申し訳ございません!!!
この2話で話が大きく変わって、と言うか原型が消えてしまいました。
キラ君の性格も4人の性格もよくわからないものになってしまいました。
今まで以上に自分の文章力の無さを思い知りました。

次回からは元に戻ります。
黒再復活です。
キラ君も吹っ切れたようなので、頑張ってもらいます。
記念すべきターゲット。
「第8艦隊の先遣隊」の運命は!?


レス返し

ご都合主義でどこまで押し通せるかはわかりませんが、何とかかんとかでがんばります!!

アップ様・suimin様・D,様

さらに前話分のレス meo様・無人様

レスありがとうございました。

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