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「黒い種 キラ君奮闘?物語 第5話(ガンダムSEED)」

K沢 (2005-03-27 02:50/2005-03-27 03:30)
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黒い種  キラ君奮闘?物語


第5話  宇宙を染める黒


無事? に保護されたキラ、フレイ、ミリアリアの3人。
キラは機体をアークエンジェルに着艦させた。
すでにストライクの足元には十数人の連合兵が集まっていた。
しかも後ろのほうにいる数人は銃を持っている。

「よっと・・・」

フレイとミリアリアを抱えたまま飛び降りるキラ。
着地後に2人を下ろすと、そのままマリューのもとに歩み寄る。
すかさず銃を構える連合兵だが、マリューが制した。

「保護していただいてありがとうございました。
 改めまして、キラ・ヤマトです」
「アークエンジェルの艦長、マリュー・ラミアスです。
 こちらこそ、貴方のおかげでザフトとの戦闘を避けられたわけだしね」

握手を交わす2人。
マリューの顔が若干引きつって見えるのはきっと気のせいだ。

「それでマリューさん、これから僕たちはどうなるんですか?
 すんなりと開放してくれるってことはないでしょ?」

無垢な顔をしながら早くも核心を突いてくるキラ。
その言葉に動揺するマリューだったがすぐに立ち直る。

「そうね。偶然とはいえ貴方たちは軍の最高機密を見てしまった。
 しかるべき所でしかるべき対応をさせてもらうことになるわ」
「なるほど。自分たちの失態を露見させないために僕たちを口封じしようってわけですね?」
「・・・・・・」

あまりにもな言葉に戸惑うマリュー。
先ほどのキラとのやり取りが思い出される。
が、すぐにかぶりを振ってキラの言葉を否定する。

「口封じって、別にそんな事はしないわ。ただ・・・」
「じゃあ軍法会議というお偉いさんのストレス解消の場に引っ張り出して誹謗中傷を受けろってことですか?
 でもそれってかったるいですよ。
 何で無能の極みでもある奴等に色々言われないといけないんでしょうね。
 自分たちは特別だとでも思ってるんでしょうかね?」
「き、キラ君・・・」

キラの発しているブラックなオーラが強くなるのを感じたのか、
マリューがキラの言葉を止めようとする。
しかしキラは止まらない。

「でも心配しないでください。
 僕って滅多な事じゃあ怒りませんから。
 別にいろいろな情報を暴露してクビにしてやろうとか銀行にハッキングして預金残高書き換えようとか思ってませんから。
 ただ死んだほうがマシって思えるくらいの地獄にご招待するだけですよ。
 あ、でも殺したりはしませんよ?
 どんなクズでも生きる権利というものがありますから。
 まあ死んだらそこで苦しみが終わるからツマラナイだけなんですけどね。
 あ、そうなると僕が生かしてやってるって事になるのか。
 ははは、僕って優しいな〜
 さすが善良な一般市民だ」
「・・・・・・」

格納庫に響くキラの笑い。
何の邪気も感じない純真な笑い声。
勿論その前の言葉が無ければの話だ。
今一度キラを保護したことを後悔する一同。
しかし保護しなければ特大花火となっていたことだろう。
まさに究極の選択と言うやつだ。

「・・・あれ? どうしたんですか、マリューさん」

硬直しているマリューに気付き、心配そうに声をかけるキラ。

「・・・大丈夫よ、キラ君。それより疲れたでしょう?
 個室を用意してるからそこで休むといいわ。連れの2人も一緒にね」
「え!? 個室なんかいただいていいんですか?」

マリューの申し出に驚くキラ。
ただの(そう思っているのは自分だけ)
民間人の自分たちに個室を用意してもらえるなど思っていなかったのだろう。

「ええ。貴方たちを巻き込んでしまった私たちの責任でもあるし。
 それくらいはさせてもらうわ」

何だかさっきと言ってることが違うマリュー。
まああのオーラを感じれば誰だってこうなるだろう。
勿論内心では、

(とりあえず彼は隔離しておかなければ危険だわ。
 いざとなったらどうにでもできるし)

と思っている。
そんな考えなど知りもしないキラ。
素直に礼を述べる。

「僕達のこと心配してくれているんですね。ありがとうございます。
 てっきり厄介者である僕を隔離していざとなったらどうとでもできる状況を意図的に造られたのかと思っちゃいましたよ。
 こんなこと考えるなんて、僕ってダメですね」
「・・・・・・」

格納庫に静寂が訪れる。
何度も繰り返しますがキラ君は天然黒です。
別に意図的に言っているわけではありません。

「・・・・・・と、とにかく部屋へ案内します。
 それと、再びザフトの襲撃が予想されます。
 最悪の場合キラ君にはまたストライクに乗ってもらうことになるかもしれないわ」
「マリューさん、害虫駆除はするって言ったじゃないですか。
 やっぱりナチュラルだけあって物覚えが悪いですね」
「・・・・・・ごめんなさいね、覚えが悪くって」

小刻みに震えながらキラの言葉を肯定するマリュー。
その変化にキラは気がつかない。

「気になさらないでください。
 別に貴女には1μ(マイクロ)ほどの期待もしていませんから。
 特にマリューさんの場合、きっと栄養がばっかりにいって脳みそ空っぽなんでしょう?」
「・・・・・・きっとそうね」

キラとは違った意味のオーラが発せられているマリュー。
しかしキラは気がつかない。

「へぇ〜、自覚なさってるんですか?
 低俗なナチュラルにしてはまともな思考をお持ちですね。
 あ、脳みそ空だから難しいことがわからないだけか」
「・・・・・・」

腰の銃に手をかけるマリュー。
しかしそれが抜かれることは無かった。
次のキラのセリフによって。

「でもザフトの追撃なら無いと思います」
「・・・・・・どうして?」

なにやら確信めいた口調のキラ。
怒りを忘れ、怪訝な顔で問い返すマリュー。

「だって、誰も自分から花火になりたくないでしょ?」
「・・・・・・」

今度こそ、格納庫に本当の静寂が訪れた。


その頃、ヘリオポリスの外のザフト艦隊。
旗艦『ヴェサリウス』のメインブリッジにて。

「・・・アスラン、これはどういうことかね?」

クルーゼ隊の隊長、ラウ・ル・クルーゼが言った。
仮面をつけているために表情は読み取れないが、おそらくかなり動揺しているだろう。

「どうと言われましても・・・見たままです」

クルーゼに答えるアスラン。
彼は動揺していないようだが、かなり憔悴した顔をしている。

「・・・どうにかならないのかね?」
「・・・無理ですね」
「・・・君はそれでも赤服かね?」
「・・・それでも私は人間ですから。決して人外の怪物ではありません」

なにやらよろしくない雰囲気のブリッジ。
それもそのはずである。
ヴェサリウスは今、全ての機能があるウィルスによって掌握されているのだから。
生命維持機能が辛うじて働いているだけの状態である。

「・・・追撃が出来んな」
「・・・先ほどのメッセージを御覧にならなかったのですか?」
「・・・無論見たさ」
「・・・ならばこのままにしていましょう」
「・・・それしかないか」

なぜか変に納得する2人。
と、突然ウインドウが開き、先ほど全てのザフト間に流れたであろうメッセージが流れ始めた。

『やっほ〜、アスラン。
 僕は低俗なナチュラルども利用して連合の船に乗ることにするよ。
 だから悪いんだけど攻撃を仕掛けてこないでね、約束だよ?
 もし破ったらどういうことになるか・・・アスランならわかってるよね♪
 あ、このウィルスは発症から1時間で自動消滅するからね。
 わかってると思うけど解除不可能だよ。
 もし無理しようとすると宇宙の藻屑になっちゃうからね♪
 じゃあね、アスラン。
 貴方の親友、キラ・ヤマトより。  を込めて(笑)』

『トリィ♪』
「・・・・・・」
「・・・・・・」

再びブリッジが静かになる。
モニターに映るロボット鳥の鳴き声だけが響く
と、その時モニターに一隻の戦艦が映し出された。
ヘリオポリスから離脱していく。

「アスラン・・・この事は本国の査問委員会には報告しないでおこう」
「・・・賢明なご判断です」
「・・・私も、が惜しいからな」

『P,S ザフトの最高評議員さんたちの裏金情報を添付しておきました。
 必要ならお使いください♪』

何故か、真空の宇宙で風が吹いたような気がした。


あとがき

やっと投降・・・もとい投稿できました。
しばらく仕事が忙しくてなかなか時間が取れなくって・・・言い訳ですね。
駄文がさらに駄文になっている5話ですが、もはや本編なんて無視です。
ヘリオポリス壊れませんでした。
戦闘もありませんでした。
別に手を抜いたわけではないですよ。

次回、いよいよ歌姫登場。
黒と白、どっちのほうがいいですかね?
一応2パターン書いてるんですけど・・・
ご意見お待ちしています!

レス返し

D,様 :SS主人公の特権と言うやつですかね?

KIN様 :天上天下唯我独尊ですからね。
      我が道をつっぱしって貰いましょ〜

古人様 :白に一票ですね。
     魔乳さんはさらに扱い悪くしてしまいました。
     反省してます。

      

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