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「和樹幻想譚 第13話 (まぶらほ+いろいろでいいや・・・)」

ていん (2005-03-03 23:14/2005-03-05 07:45)
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13話 宮間の秘密?

「式森君久しぶりね」

教室に入ってきた僕に話しかけてきたのは、杜崎沙弓という名の葵学園の良心。

「うん、久しぶりだね……杜崎さん」

僕は『奴』がいない事を確かめながら話しかける。

「そうね。一時期は死んだって聞いたけど元気そうね」

杜崎さんが笑うけど死んだのは事実だし、元気どころか胃の痛みで死ぬ一歩手前ですよ

「そうだね、じゃあそろそろ僕は席に着くから」

そう言って僕は窓側の奥の席に向かうが、

「待って、式森君。貴方の席はそっちじゃないわ」

ナンデスト?

「どういうことかな杜崎さん?」

僕は不思議に思って杜崎さんに訪ねる。

「ほら、いろいろあって人数が減ったでしょ?そのせいで席替えとかしたのよ」

勘弁してください。何も僕は意味もなく一人さびしく、窓側の一番奥にいたわけではないのですよ。

目的は主にキシャー様のお怒りから逃げるため、前に一度キシャー様の逆鱗に触れ窓から飛び降りランサーの半分くらいの速度で逃亡したものの一キロほど逃げたところで赤い弓兵のような連続精密射撃を食らい三日ほど寝込んだ事があったが、遠い過去の事だ。

「じゃあ、僕の席は何処になるのかな?」

胃の痛みを抑えながら僕は杜崎さんに、自分の机の場所を尋ねる。

しかし、学校に入って七分で胃が痛み出すなんてどういうことさ?

「あそこよ」

杜崎さんが、指差したのはちょうど女子達に囲まれているど真ん中の席でした

拝啓

『正義の味方様』

僕はこれからもがんばって生きたいのですが、おそらくもうすぐアインストシリーズが生み出したアルフィミイを越える最狂生物デビルキシャーに殺されます。どうすればいいのでしょうか?

「式森君早く座りなさいよ」

杜崎さんが僕を席に無理矢理拉致する。

いけない、このままではアンリミデット修羅場ワークス+キシャー様が生み出すすばらしき虐殺空間のコンボが炸裂してしまう。

「杜崎さん僕は前の席でいいよ・・・」

むしろ前の席にしてください。

でないと今度こそ、アインスト・キシャーがこの世界を滅ぼしますよきっと……

「何言ってるのよさあ、早く」

無理やり席に座らされる僕、ちなみに席を詳しく説明すると、


            『黒板』


    窓                  廊
    側   『女子』『女子』『女子』  下
        『松田』『式森』『杜崎』
        『女子』『女子』『女子』


                『栗丘』


    『男子』『男子』
    『宮間』『男子』       


見たいな感じだ。

夕菜がどう思われているのか良く分かるよ。


<保健室>

「で、何故君はここにいるのかね」

此処は保健室、葵学園でもっとも寄りたくない場所ナンバーワンであり僕の最後の聖域<サンクチュアリ>でもある。

しかし何故此処だけがあの『血の葵学園の悲劇』の時無事だったのだろうか?おそらく此処の壁にはゾル・オリハルコニウムとか超合金ニューZとかが使用されているに違いない。

そして何故が此処にいるかと言うと、あの後、キシャー様が降臨し僕は死を覚悟したよ。

そしたら夕菜が、

「和樹さんの席ってそこでしたっけ」

などと言う、太陽系崩壊と同じくらいありえない事を言いやがりました。

その後僕はすぐさまトイレに行き吐血それを五分間隔で繰り返していたため現在保健室に逃亡していた。

だって皆さん。一ヶ月前と比べて幾分からだが引き締まった夕菜様が笑顔で答えるんですよ?死ぬしかないでしょう?

しかしなんで死なないんだろう僕?

そろそろマジで死にたいんですが・・・

「ふむ、しかしそろそろ君も覚悟を決めたらどうかね?」

マッドが呆れたように言う。

「覚悟って死ぬ覚悟?そんなのずっと前からできているよ」

何しろ毎日寝る前に『世界』に対して、

「世界よ死後を預ける・・・ぶっちゃけ今この場で契約してもいいですですから過去の僕をぶっ殺させてください

と、考えなしに雪を降らせた、たわけを殺すべくがんばっている僕だがいまだに効果はない。

「……宮間くんと結婚する事だよ」

「だから死ぬ覚悟でしょう」

正直夕菜と結婚なんて死んでもごめんだ、いやむしろ死なせてクダサイお願いします

「大体、どうやって夕菜は此処に来たんだよ?」

「普通に保釈金などを払ったんだろう。宮間家が」

それが良く分からん。

「なんで、あんなアインスト・キシャーを解き放つんだよ。今度こそこの宇宙は滅びるぞ?

おそらく鋼鉄の孤狼ですら勝てまい。

「君はまだ宮間の家を理解していないようだな」

マッドが呆れたように言うが、理解したくねえよ!!あんなバイオレンスな一族なんか

「君は宮間健太郎を覚えているか?」

「え〜と確か、アインスト・キシャーを世に解き放った張本人にして貴方の教え子でしたね確か?」

和樹の攻撃!!

「うむ。君の未来の義父だ。」

ミス!!

マッドの反撃、和樹は99999のストレスを受けた。

ぐはっ

和樹は死んだ!!

「いい加減おきたまえ式森君」

しかし和樹は世界の呪いで死ぬ事ができない。

和樹は生き返った。

「お願いですから死なせてください」

旅立ちたい。

かつての世界に旅立ちたい。

「さてとその健太郎が宮間くんの母と中東をまたにかけ追いかけっこをし、あちこちを破壊した結果、無事結婚したことは知っているかね」

「ええ、まあ」

僕としてはその破壊されたのが何か知りたい。

「その時の健太郎の言葉は今でも覚えているよ」

「なんですか?」

「大丈夫です、紅尉先生。答えは得ました。私もこれからもがんばって生きます・・・だったな確か。あのときの彼の笑顔はすばらしいものだったよ……式森君何故泣いているのかね?」

いえ、彼の得た『諦め』という答えについて真剣に考えているだけです。

「……マッドそれは本当に答えなのか?」

むしろ悟りに近いようだが。

「本人に聞けば手っ取り早いのだがあいにく健太郎は今神経性胃炎で入院している最中だが」

さよなら健太郎さん。キシャーのした事を後悔しながら溺死しろ!

別に前キシャー様の生贄にされたことを根に持っているわけではありませんよ。

「まあ、健太郎の義母つまり宮間くんの祖母も過去結婚相手を流氷に追い詰めたと言う話もあるのだが・・・」

滅んでしまえ宮間の女。

「で、何が言いたいマッド?」

「つまりだ式森君。いい加減諦めて、宮間夕菜と結婚したまえ。どうせ逃げられないのだし」

「いや、死ぬからいい」

僕は平然と言い放つ。

「無駄だよ。例え死んでも三人目になるだけだよ」

僕はファーストチルドレンですか?

「なんでですか・・・」

「何、橙子君、のところにある君の人形に魂が移るだけだ安心したまえ」

今度、その人形を燃やそう。

「それに過去健太郎も同じ事を言っていたし行動もしたが結果は見てのとうりだったよ」

マッドが哀しそうに言う。


ああ世界よ死後を貴方に預けます。ですから今すぐ僕に平穏な人生をください!!お願いします!!


僕は保健室で宮間の女の恐ろしさを知りました。


あとがき

最近リアルに忙しいので執筆速度が遅くなったいますがやめるつまりはまだ・・・おそらく多分ないので安心してください。


レス返し>

fool様>高々吐血ぐらいで死んでいたら彼は生き残れません。

そら様>抑止力ですから彼は逆らえません(主に不幸)

suimin様>正直脱獄なぞしてしまったら死者が百人や二百人ではすまないので断念しました。
流石にやばすぎるので(笑

鬼神様>そんな十八禁間違いなしの夕菜なんかだしませんのでご安心を。

皇 翠輝様>宮間の女は『愛は純粋で暴力的なもの』みたいなことを言っているので無意味かと。

わがち〜様>おそらく神どころか世界に喧嘩を売ったんじゃないですか?
それと彼が校門に行ったのは条件反射です。

ユピテル様>今はありませんが最終的には感謝すると思います、きっと・・・多分

以下略様>そうですか。

草薙様>確かにそうなんですが・・・正直此処に夕菜が昔の清純派に戻るのは不可能ですので・・・

33様>まあキシャーを現実問題で考えると色んなSSはおろか原作の夕菜ですら逮捕ものですよ?

惨劇現場の料理人様>ありがとうございます、できるだけがんばります。

D・K様>出てきますが今までと同じというわけには行きませんので・・・

紫苑様>残りはそのうち明らかになります。

緋色の目様>たかだかスイスぐらいで和樹は平穏を得られるのでしょうか?

D様>宮間はがんばりました。破産寸前まで。

福庵様>流石にあれだけの事をしておいて元どうりにはいきませんよ。

星領様>いえ違います。おそらく前より……

タカちゃん様>がんばって限りなく不死に近いあのマッドを成敗してください。

いますがり様>まあ原作のキシャーは作者ののりで落ちようキャラ化してますし。

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