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「第三の帝王5(まぶらほ+仮面ライダー555)」

555 (2005-02-09 23:33)
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第三の帝王
   五話  『狼たちは満月の夜に・・・・』その1


キシャーが転校してきて数日、毎日のようなキシャーが起こす破壊活動でキシャーの評価は転校当初の清純派と言う印象は風に流される木の葉より軽く消し飛び、『暁のデストロイヤー』とまで呼ばれるようになった。
和樹は気にしていなかったがあまりにしつこいため来花が「これ以上、和樹さまに危害をくわえようとするなら式森本家に言いつけて神城を滅ぼしますよ」と言ったため凛との間にいざこざはなくなった。

「和樹さん、一緒に帰りましょう!」

(この前、断って校舎が半壊したしなぁ)(それを直したのは和樹と玖里子だったりする)
「いいよ」

夕菜が嬉しそうに腕を組もうとしてきたがそれだけは死守した。


――――――――


「あれは・・・凛ちゃん?」

「そえみたいですね。一緒にいるのは誰でしょう?」

二人は凛の方へ行った。

「おーい、凛ちゃん」

「む、式森とキシ・・・夕菜さん」

「何か腹立たしいことを言われた気が」

「凛ちゃん、その人は?」

長身の二十歳代の青年を指す。

「僕は神城駿司、凛の保護者みたいなものかな」

「何が保護者だ!」

凛が駿司を睨みつける。

「その駿司さんは何しに来たんですか?」

「そうだ駿司、何しに来た!」

「凛に修行させるためにつれて帰りにきた」

あっけらかんと答える。

「いやだ!お前の修行などもうこりごりだ!」

「僕が教えるんじゃないよ。凛の師匠になるのは雪枝君だよ」

「は?なぜ私が雪枝姉様に」

「花嫁修行だからだよ。さすがに僕には教えられないしね」

タバコに火をつけながら駿司は言う。

「ふざけるな!!どうして、私が花嫁修行など!!」

真っ赤になって叫ぶ凛をおかしそうにみてから駿司は和樹を指差した。

「許嫁の和樹に苦痛をあじあわせないため」

「別に家事ぐらいできなくたって・・・」

和樹自身は家事がどうこうと言う方ではない。料理は趣味だし、綺麗好きなのだ。

「凛・・・どうしても修行したくないんだな」

「ああ!」

駿司は顎に手を当てて考える。

「そうだ・・・一週間後の満月の夜、君の料理の腕前を見せてもらおう。そこで、美味ければ、ここに残ってかまわない。でも、不味かったら神城本家に黙ってきてもらうよ」

「わかった!!絶対に美味いって言わせてやる!!」

「楽しみにしているよ」

駿司が見えなくなると凛は和樹の方を向いた。

「頼む!式森、私に料理を教えてくれ!!」

どうやら夕菜に教えてもらう気はないらしい。

「いいよ。料理の上手い人集めておくから後で俺の部屋にきて」

「すまない」


――――――――


和樹の部屋に和樹が集めた料理の上手い者達がきた。
舞穂、玖里子、沙弓、和美、無理矢理入ってきた夕菜の4人+1である(涼は部活のため欠席)。

「・・・なるほど、大体わかったわ。凛、あんた玉子焼き作ってみなさい」

数十分後・・・

「・・・うわぁぁ」by玖里子

「焦げたスライム?」by舞穂

「舞穂ちゃん、言い過ぎよ。せめて、炭化したの?ぐらいでとめなきゃ」by和美

「和美、あんたもひどいわよ。でもこれで、凛の料理の腕がどのくらい悪いかわかったわ」by沙弓

「頑張りましょう!」
(どう頑張ってもこれでは無理ですね!これで邪魔な虫が一匹消えます)byキシャー
「何で私だけキシャーなんですか!キシャー!!」

ぎゃーーー!!!


――――――――


信頼できる女性達+1に任せてきたので大丈夫だろうと和樹は安心しきっていた。

「何のようですか?駿司さん」

「すまないね。突然呼び出して」

刀を持った駿司が和樹の背後に現れた。

「僕ははっきり言って凛の未来は凛に決めさせたい」

「許嫁のことですか?あれは凛ちゃんに別の好きな相手ができた場合、許嫁の話はなかったことになるんですよ」

「・・・そうなのか」

駿司の中で高めてあったものが抜けるのを感じた。

「一つ聞いてもいいですか?」

「なんだい」

「なぜ、満月の・・・人狼の生命力が最も高まる満月の日にしたんですか?」

「死なないためだ」

静かな駿司の声が妙に響いた。

「凛の料理は・・・・・・・・・・・・和樹君、腐食して溶けたコンクリートに醤油をかけて食べたことはあるかい?」

「ありません」

「凛の料理はそんな味がするんだ」

料理の味を思い出したのだろう駿司の顔が青くなった。

「・・・・・・」

「・・・・・・」


あとがき&解説

どうも555です
A.C.E.でブラックサレナとアルストロメリアにハマっています。そのことを友人に話すと「サレナ?メリア?あんなのカスじゃん」と言われました。無論その後、半殺しにしましたけどね・・・


神城・・・退魔士の名家。宗家である式森とあまり仲がよくなかったため(現当主は関係改善をしようとしている。あまり上手くいっていないが)、自分たちの上に式森という存在がいることをほとんどの者が知らない。

杜崎・・・神城と同じ退魔士であり式森、山瀬の手伝いをしている名家。そのため、高い能力を持つものは大概ライオトルーパーだったりする。

山瀬・・・式森と共にある隠れ名家。『デルタ』のベルトを持っている。


では

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