※注意
時空系列で言うのなら、表と裏は順番が逆転してます。
でも、壱 表→壱 裏の順番で見ても別に大丈夫です、多分。
ついでに言っておきますが、文章が壊れ？てます。
意図的に壊してますが、意図的ではない壊れ方もしてます（ぇ
ふと、眼が覚めた。
誰か、俺のことを呼んでいる気がして……
一体、誰だろう。
何処かで聞いた声だ。
どこで聞いたんだっけ…………
扉の向こう
幕間の壱 表 作：桜始開
部屋から出て、ホテルの外に出る。
先輩もアルクェイドには声をかけなかった。
なぜか、声をかける気にならなかったから……
同じ部屋に止まっていたのなら、気づかれていただろけど、俺の退魔衝動のせいで一緒の部屋は無理だった。
二人にも迷惑を掛けちまったな……
いや、ことによると一緒の部屋じゃなくて良かったのかもしれない。
朝まで続くアルクェイドと先輩の喧嘩…………
多分、徹夜になってた。
まただ。声じゃない何かが聞こえる。
俺を……呼んでいるのか？
わからない。
俺は誘われるかのように、街の中を歩き出す。
耳鳴りがする。
始めてきた街だが、俺の脚は迷うことなく動く。
昼間はあんなにいた蟲もなぜかいまはいない。
理由は分かる。
この声の持ち主だ。
声ならざる声しか聞いてないが、酷く恐ろしい。
本来なら俺の血にある退魔衝動が反応するはずなのに今はまったく無い。
こんなにも恐ろしく、懐かしい声なのに…………
澄んだ雑音が耳を打つ。
ふと、気づくと俺は野原の真ん中に立っていた。
ここまでどうやってきたかは覚えていない。
月に照らされて辺りが薄ぼんやりと見える。
未だ、眼は闇に慣れてない。
耳鳴りは止まない。
ふと、正面を見ると、誰かが立っている事に気づいた。
よく見えない。
ただ、その人影が俺を呼んでいたことが何故か分かった。
今は声は聞こえない。
耳鳴りが酷くなってきた。
「＊＊＊＊＊＊」
人影が何かを言っている。
耳鳴りが酷くて何も聞こえない。
うるさい。うるさい。うるさい。うるさい。うるさい。うるさい。
耳をふさごうと思ったが、体が動かない。
いや、動かそうとしない。
俺の体が、俺の体じゃないようだ。
「＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊」
これは夢なのか？
うるさい。うるさい。うるさイうるサいうルさいウルサイウルサイ。
黙ってくれ。黙れ。黙れ。黙れ。黙れ。だまれダまレだマれダマレダマレダマレ。
そうだ……音を殺そう。
そう思い、魔眼封じの眼鏡に手をやる。
が、そこには眼鏡は無かった。
そうか………だから、辺りに線が見えていたのか。
でも、目の前の人影の線はとても見えづらい。
満月の夜のアルクェイドみたいだ。
闇の中、二つの光が俺を見つめる。
聞こえない。何も聞こえない。
さっきまで聞こえていた耳鳴りも。
辺りから聞こえていた蟲の声も、風の音も。
見えない。何も見えない。
さっきまでうすぼんやりと見えていた野原も。
目の前にいた誰か分からない懐かしい人影も。
漆黒の闇の中、上を見上げる。
月は 見えな かった
ただ 耳鳴りが するだけだった
後書き
壊れ文章に挑戦…………と見せかけて、風邪でノックダウン。
本気でキツイです。脳の回転速度がかなり低下してます。いや、回転してるのか？
頭に霞がかかった気分です。
プロットでも、もともとここは壊れ文章になる予定でしたが、これは凄い。
元からの思惑と、現在の脳の状態が混ざり合ってえらいことになりました。
しかし…………壊れた感じの文章をと思って書きましたが、こんなんでいいのでしょう？
今回は久しぶりの登場、志貴視点ですが……志貴ってこんなヤツだったっけ？
まぁ、志貴自身の本来の口調はほんの序盤ぐらいだけ。後は……何が起きたのか？
月姫やったの、結構前だからなぁ。
再度やり直す……時間も体力も無い。（爆
量は少なめな理由は一つ。
「表」と「裏」は合わせて一話分ぐらいの量だったりするのです。
でも、「表」と「裏」の書き方も雰囲気もかなり違うし、一緒に出すのも変だから……
実際は「裏」はまだ、書き途中という駄目な理由がある（汗
明日明後日には、「裏」投稿しますんで……脱出！！！