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「まぶらほ〜神殺者〜 第14話(まぶらほ+いろいろ)」

トーヤ (2005-01-24 01:20/2005-01-24 02:16)
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前回までのあらすじ。

キシャーが狂い、琥珀さんが暴走し、和樹が鬼畜化した。

なんだこの説明は!!!!

ナンバー3の攻撃を回避しながら和樹は叫ぶ。

「ふっふっふ、くっくっく、はっはっは!!死ね式森和樹!!!貴様が死ねばきょうこちゃん(六歳)が俺のものになる!!!」

ああ、ここにも痛い人がいるよ。

「ロリコンかよ・・」

和樹が呆れたように言う。

「違う俺はペドだ!!!

ろくな奴いないな。『レイジングハート』

「頼みがあるんだが良いか?」

和樹が質問をする。

「なんだ?」

「消えてくれよ。この世から、塵一つ残さずにさ」

まったくだ。

「ふっ!馬鹿かお前は何で俺が貴様の為にきえぶがああ」

男の台詞の途中で和樹は飛び膝蹴りで男を吹き飛ばした。


もぶらほ〜神殺者〜 第十四話 死闘レイジングハート


「ギ・・ざま・・台詞の途中で攻撃なぞ正義の味方にあるまじぐぶうう」

またも和樹は台詞の途中で攻撃をする。リバーブローは痛いって、和樹。

「あいにく俺は、『俺だけの正義の味方』なんだ貴様の都合なんて知るか!」

そのまま和樹はしっとマスク二号の頭蓋骨を粉砕したほどの威力を持つ蹴りを即頭部に叩き込む。

「貴様アアアア殺す殺すころおおおおおす。そしてきょうこちゃん(六歳)をゲットするぞおおおお」

その言葉と共に男はピンクの炎に包まれる。

「俺のこの手が嫉妬に萌える。きょうこちゃん(六歳)をつかめと轟き叫んでください。ひっさあああああつ、ロリッ子フィンガああああ魔法少女天きょおおおおおけえええええん!!!!!!!」

男の右手からピンクの炎が和樹に向かって放たれる。

「・・・・・・」

それを和樹は冷めた眼で見る。そして、

ずがあああああん!!!!!

ピンクの炎が和樹を飲み込み森を焼き尽くす。
ふざけた呪文だが威力はあるようだ。

「ふふふはっははは、やったぞ、全人類の半分の仇敵である、式森和樹をついにこの手で殺したぞ!!!これできょうこちゃん(六歳)も俺に振り向いてくれるぞ!!!!!」

「振り向くわけないだろう」

まったくだ。

「そんなことないぞ!!!式森和樹を殺したんだ!!これで独身男性が減るんだ。俺にもチャンスが・・」

「こねえよ」

「・・・・」

男が声のした方向を向くとそこには、

「和樹さん?」

冷めた眼をし、無表情の通称マジモード(命名水輝他)の和樹が闘氣刃を持って立っていた。

「あの・・・あれはことばのあやですよ?」

和樹の凄まじい闘氣に怯える変態。

来世からやり直す準備は十分か?

この状態の和樹は冷酷無比のキラーマシーンなので男の言葉は届かない。

「和樹さん人類は話し合えばみんな分かり合えますよ?そのための言葉だし・・」

「飛燕剣 蓬妖舞<ほうようぶ>」

残像が残るほどの斬撃で斬り付ける和樹。

「ぐがああああああ」

全身を切り刻まれながらも何とか踏みとどまる変態。

「まだだああああ貴様を殺しきょうこちゃん(六歳)をげばあああああ」

ズドドドドン!!

男は台詞の途中で突然現れた無数の呪剣で身体を貫かれる。

「な・・・ぜ・・?・・・隊長・・・レイジングハート・・・」

倒れた変態はレイジングハートのほうを見ようとしたが顔面を踏みつけられそれも出来なくなる。

「貴様のような魔法少女を性欲の対象にする下種は『レイジングハート』にはいらん。・・・・それに貴様では式森和樹には勝てぬようだしな」

そう言うとレイジングハートは右手に呪剣を作り出し構える。

「残念だが、式森和樹メイドの王でもある、貴様には死んでもらう」

「あいにくだが、俺の命はそう簡単にはやれんぞ?」

・・・何時からメイドの王になった和樹?


ドン!

レイジングハートは凄まじい速度で和樹に向かって斬り付ける。

(早い)

それを身体を横にそらし回避する。

ズバババババ!!

なおも男は凄まじい斬撃の嵐を和樹に浴びせる。

(・・・確かに早いが館で闘った奴ほどではないな)

男の斬撃を回避しながらも和樹はそんな感想を抱いた。
館で闘った男は一流の剣士で、凄まじい重圧を感じたが今闘っている男はそれを感じない。それだけでもずいぶん、楽に感じる。

(闘氣刃が使えれば楽なんだが、使いづらいんだよなアレ)

何しろ威力は桁違いに高いが、消費は激しいし回復までの時間はかかる上その時間もランダム。
早いときは一日ぐらいだが、遅いときは一週間はかかるのだ。
今回は後者のためまだ五割ほどしか回復していない。

(使えて、二、三回、時間も数分ぐらいか、めんどいな)

レイジングハートの攻撃を全て回避しながら和樹は倒す方法を考える。

「やはり、接近戦では勝てんか、なら私本来の闘い方をするまで」

レイジングハートは後ろに飛び右手にピンクの炎を出現させる。

「死ね、式森和樹!!!」

男は腕を横に一閃させると、腕から炎の波が和樹に向かって襲い掛かる。

「なんとー」

和樹はその炎の波を上空に飛んでかわす。
しかし、それこそが男の狙い。

「かかったな。空中では身動きできまい」
男は和樹に向かって呪剣を投げつける。

「!」

本来なら弾丸並みの速度で迫る呪剣は回避不可能だ。
そのまま貫かれて死んでいただろう。
しかし此処にいるにのはメイドの王和樹。赤い髪の神殺しも驚く身体能力の持ち主だ。

「なめるなああああ」

和樹は無理やり身体を捻り回転し剣をかわす。
つくづく、物理法則を無視する男だ。

ポタ、ポタ

体制を崩しながらも何とか着地するも、完全には回避しきれなかったようで、左わき腹の部分に傷を負う。

「流石はメイドの王、RRRの最大の敵と認めただけある」

「そうかい」

此処で説明しよう。

『メイドの王』

それはメイドたちの王。それゆえに、神、魔、そして数ある制服愛好家達に恐れられ彼は命を狙われる、存在。
これは彼と、彼を慕う四人のメイドの物語である・・・

ゴス!!!

「なにくだらない説明してやがる」

作者に蹴りを入れる和樹、何でさ?

「メイドの王、あらすじ 今から十年前に失踪したMMM幹部の行方を探るためメイドの王は鉱山の町ミ「お前もだまれ!!!!!!」・・」

レイジングハートに突っ込む和樹。

「ふっふっふ、甘いな式森和樹、今の会話のおかげで準備は整った」

「何を・・・ちっ・・そういうことかよ」

和樹が周りを見渡し苦い顔をする。
そこには和樹を囲むように二十七の呪剣が浮いていた。

「勝つのは私だよ。さらば呪剣全弾発射<バレット・オールレンジ>」

その言葉と共に二十七の呪剣が和樹に降り注いだ。


<戦場>

ズガ!!

「くっ」

剣の斬りあいで吹き飛ばされる凛。
フリーダムは凛に向かいビームライフルを撃ち続ける。

(やはり、奥義でないとだめか)

あちこち傷だらけになりながら、凛は距離を詰める。

びしゅ!!

ビームが左肩をかすめるが気にしていられない。
こちらはわずかづつだがダメージを受けているにたいし、むこうはシールドを破壊されただけで表面に傷は負っているがダメージらしいダメージは受けていない。

(奥義を使えば戦闘続行は不可能、それでもやるしかない)

凛は距離をつめ気を高める。

「無明神風流殺人剣奥義 朱雀」

凛の気が爆発し、姿を鳥に変えフリーダムに襲い掛かろうとしたそのとき、

ずががががん!!!

無数のビームサーベルがフリーダムに刺さり吹き飛ばす。

やってくれましたね、鉄くず覚悟は良いですか?

触れるだけで植物を腐らすほどの瘴気を纏ったデビルキシャーが姿を現す。

じゅうううう

・・・・実際に植物が腐っていた・・・・


<メイドの森のはずれ>

ポタ、ポタ

あたり一面が無数のクレーターと化している場所で、和樹は、レイジングハートの腹に蒼いナイフを刺していた。

「・・・見事だ、アレをかいくぐり私にダメージを与えるとは・・・」

「無傷じゃない上にてめえの右手にせいで予想より浅いんだがな・・・」

現在和樹は、額、右肩、左わき腹、右太ももから血を流しさらに、左肩を男の右手で貫かれていた。
貫かれているには第一間接までだが呪がこもっているので回復はできない。

「そうだな、だがまだ終わらんよ」

レイジングハートは和樹に向かって蹴り上げる。

びしゅ!!

和樹は身をそらしかわす。

「逃がさんよ」

レイジングハートは呪剣を数本呼び出し、和樹に向かって撃ち出す。

「くそっ!」

和樹は森の中に逃げ込む。
はずれた呪剣は、木等を破壊する。

「逃がさんと言ったはずだがな!」

レイジングハートはなおも呪剣を撃ち続ける。

「しつけえええ」

和樹は森の奥に逃げ出す。

どごおおおん

「キシャー!!!」

「なんだ?」

森の奥つまり出口のほうで爆音や奇声が聞こえる。

「アレは・・マジかよ!!!」

それがなにかわかった和樹は急いでレイジングハートに接近する。

「何を・・」

「うっさい黙れ!!!そしてアレを見ろ!!」

レイジングハートの頭をつかみ無理やり寝かせ和樹は奥を指差す。
そこではサバトが始まっていた。


<戦場>


ずがああああん

キシャーの精霊がファンネルのような動きをしフリーダムの左手を破壊する。

「どうしました?この程度ですか?」

フリーダムのビームを回避しながらキシャーは笑う。

「夕菜さん・・・もうやめたほうが・・」

出番がなくなった凛がキシャーを止めるが、

「なに言ってるんですか?所詮メイドと人類は憎みあうことしか出来ない存在。なら徹底的に滅ぼしあうが良い。私にはその資格があるのだからあはははははははは

狂ったように笑い出すキシャー、それでも彼女の精霊はフリーダムを狙い続けていた。


<メイドの森>

「・・・ナンダアレは?」

「奴の名は『嫉妬』のデビルキシャー、古神七英雄以上に邪悪で救いようのない邪神だ」

レイジングハートの質問に和樹が答えるが夕菜人間扱いされてないよ。

「あれがお前の婚約者か?」

断じて違う

きっぱり拒否する和樹。

「アレはストーカーなんて生易しい存在ではない。アレと一緒にいてみろ。無理やり神格者にされ未来永劫永遠に一緒に生きる羽目になるぞ!!!」

和樹が涙を流しながら抗議をする。

「・・・お前も大変なんだな」

「ああ」

奇妙な友情が生まれつつある二人。

「場所変えないか?アレに気づかれたくないし」

「そうだな」

そうして、二人は完璧に気配を消し森を出て行った。


レイジングハートの友好度が5あがった。


あとがき

次回予告

いよいよレイジングハートと決着。しかしそこに現れるのは二対のメカ翡翠。
そして暴走キシャーに悲劇?
ギャグ以外に使い道がないぞキシャー!!!


まだ続くと思いますが見捨てず応援してください。


レス返し


33様>キシャーはランページは喰らいません・・・多分


D様>協会失踪事件はおおむねその通りです。


紫苑様>多分それはないと思います。翡翠に嫌われたら琥珀さん死にますよ?


いますがり様>殺人奇は殺人貴をもじっただけで字間違いではありません。
殺人をする奇天烈な人の意味があります。


カットマン>例えそうでも彼女は進みます。


555様その二機はただいま開発中です。)オイ

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