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「まぶらほ〜神殺者〜 第七話(まぶらほ+いろいろ)」

トーヤ (2005-01-11 16:48)
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「えっ・・・と」

和樹は困惑していた。
今、目の前にいるのは背の高い銀の髪を後で纏めた美人。
ただしメイド服

「Zu・・・」

彼女が何か発音をしようとしてやめる。

「すいませんでした。今我々の敵と交戦していたのですが間違いだったようです」

彼女は頭を下げて申し訳なさそうに謝る。

「どこかお怪我はございませんか?」

「特にないけど・・」

「本当にですか?」

メイドが和樹に詰め寄る。

「本当にかすり傷一つないから安心して」

そう言いながら微笑む和樹。

「え////

その笑顔を見ただけでたちまち顔を赤くするメイド。
和樹・・・・お前、また修羅場だぞ?


まぶらほ〜神殺者〜 第七話 爺さんとメイド?


「和樹さ〜ん」

奥のほうから声が聞こえる。

「あんた、早く逃げろ!!」

「はっ?」

和樹の突然の変わりように驚く彼女。

「今こっちに向かってきているのは、俺が女と話すだけで文句を言ってくる電波ストーカーだ。こんなところ見られたらめんどくさいことになるからさっさと逃げたほうが良い」

物凄いことを言う和樹。夕菜の好感度低いな〜

「・・・判りました」

メイドは音もなく去っていった。

(かなり出来るな彼女。身体能力だけなら水輝より上かもな)

「和樹さん!!」

現れたのは電波キシャー夕菜。

「何時までたっても戻ってこないから心配しました」

「そうですか・・・」

和樹はあのメイドのことを考えながらみんなのところに戻っていった。

(メイド、訓練された身のこなし・・・まさかな・・)

何か心当たりがあるらしい。


「あれは、なんだ?」

あれから道らしきものを見つけた和樹たちは道にそって歩き何かを見つけたようだ。

「城のようですが?」

「どうしてこんなところに?」

「いってみれば判るだろう」

そう言って和樹は城に向かう。
そして城の入り口にある扉の近くにあったひもを引いてみる。
しばらくして扉が開く。

「はいどちらさまですか?」

中から現れたのは、やっぱりメイドだった。
おとなしそうな背の低い眼鏡をかけたメイドだ。

「え〜と、実は俺たち乗ってた飛行機が墜落して遭難して困ったんですよ」

和樹が今の現状を説明し始める。

和樹さん、墜落したなんていっても信じてもらえますか?」

「仕方がないだろう、どう説明すればいいんだよ」

「確かにそうですが。兄さんの説明では夕菜さん見たいな頭の痛い人だと思われますよ」

「どういう意味ですか!!!」

「そのままです」

いつの間にか夕菜VS水輝になりそうな雰囲気が漂ってる中、和樹はメイドに詳しく説明する。

「・・・・貴方達だったのですか」

「え?」

「よかった・・・・もう一度捜索班を出すところでした」

「なに?」

「しばらくお待ちいただけますか?」

そう言っておくに引っ込むメイド。
和樹たちは何がなにやら理解できなかったが、しばらく待つことにした。
少し時間が経ったところで扉が開きさっきとは別の女性が現れる。

「え!?」

和樹が驚く。なぜならその女性は先ほど和樹と出会った銀髪のメイドだった。

「先ほどは、失礼しました。わたくしはリーラと申します」

和樹と違い、少しも表情を変えずにリーラは自己紹介をする。

「お疲れでしょうが、主人から中に通すように言われています」

「はあ」

「ご案内したします・・・・・後の方たちは?」

リーラがかすかに表情を固くした。

「一応俺の連れ・・・まあ無理やり連れられたんだけど・・・」

「そうだったんですか」

彼女は少し思案する様相だった。が

「では、案内します」


「中へどうぞ。主人がお待ちしております。あ、女性の方は」

しばらく歩いた後扉の前についたリーラはそう言って夕菜たちを制する。
リーラが扉を少し開け、中に何ごとか言う。すぐに、メイドの一人が出てきた。

「彼女はネリーと申します。このものが案内しますので。あちらへ」

「え、和樹さんと一緒じゃないんですか」

リーラは軽くうなずいたが、後は何も言わなかった。
仕方がなく夕菜たちは別室へと歩いていた。

「式森様、どうぞ中へ」

中に入り和樹は驚いた。部屋のゴージャスさもさることだが、その中心にいるしかも回りに百人以上のメイドつき

(変態か?)

ごもっともな感想で。

「いや、よく来てくれた。さあこちらへ」

和樹がかなり失礼なことを考えている間にメイドの一人がイスを引き和樹を座らせる。

「この島は、男はわししかいまくてね。若い人は大歓迎さ」

「そうですか・・」

和樹は考えながら話しかける。

「ずいぶんメイドがいますね」

「うむ。此処にいるのがすべてではない。全部で百五十人ほどいる」

「百五十人!?」

その数に流石の和樹も驚く。

「若い君は知らないかもしれないが私はMMMの会員なのだよ」

「・・・・『もっともっとメイドさん』か・・」

和樹が呟くように口に出す。

「ほう!知っておるのか?」

老人がいきいきとしながら和樹に話しかける。

「1926年にロンドンで結成された愛好団体だろう」

「うむ。そのとうりだ」

「当初はアングラ要素が強く、隠匿のために日本語を使っていたといわれている」

老人がうんうんとうなずきながら和樹の説明を聞く。

「かつてはメイドといえば何処の名家も雇っていたが年々その数が減少。それを危惧した人達が作ったのがMMMの始まりだと記憶しているが」

「うむ。そのとおりだ。すばらしい」

「メイドのことなら多少は知っているぞ。例えば『メイドの味方』とかな」

「ほう。あれの伝説を知っているのか?」

何だよそれ?

「確か・・」

和樹が説明する前に扉がノックされた。
現れたのは先ほど夕菜たちを連れて行ったメイドネリーだ。

「ご主人様、お連れしました」

「うむ」

老人がうなずく。和樹も一応姿勢を正した。
扉が開かれるとそこに夕菜、玖里子、凛、水輝の四人が現れる。
ただしメイド服で・・

「この島では、女性はメイド服を着ることになっていてね。同じ服を提供させてもらったよ」

「・・・」

「どうですか、和樹さん」

夕菜がニコニコしながら近づいてきた。

「すばらしい」

老人がほめる。しかし和樹は、

「メイドに対する侮辱だな」

辛口批評をした。

「どういう意味ですか!!」

「メイドの姿勢が感じられん。それではメイドではなくただのコスプレだ。メイドの神に謝れ!!むしろエクリアさんに」

「誰ですかそれは?」

水輝が質問をする。

「はるかな神話の時代一人の神殺しに使えていたメイドだ。俺もいつか彼女みたいなメイドがほしいと思っていたよ」

「なるほど。彼女の神話はMMMにも伝わっておるしな」

「何ですか?そのMMMというのは」

和樹と老人は水輝達にMMMの説明をする。

「・・・・・」

「そ・・れでその『メイドの味方』って何なの?」

軽くこめかみを押さえながら玖里子が和樹に尋ねる。

「・・・最後までメイドのすばらしさを伝えた男さ。これにまつわる一節の詩もある・・・確か」

和樹が思い出しながらその詩を歌う。

「この体はメイドで出来ていた」

「どういう体ですか!!」

水輝がすかさず突っ込む。

「血潮はカチューシャで、心は萌え」

大丈夫かそいつ?

「いくたびのメイドを救い腐敗」

「腐ってどうするんですか」

凛も突込みを入れる。

「ただの一度も救いはなく、ただの一度も理解されない」

「そんな病んだ男理解したくないわよ」

玖里子までも突っ込む。

「彼のものは常に一人メイドの丘でメイドに酔う」

「・・・・・・」

もう何も言う気がないようだ。

「故にメイドに意味はなく、この体はきっとメイドで出来ていた・・・」

和樹が静かに歌い終わり部屋に静寂が響く。

パチ、パチ。

「すばらしい、まさかあの詩を完璧に歌えるとは」

老人が一人拍手をしながら和樹にエールを送る。

「・・・それでその男はどうなったんですか?」

「確か、最後までメイドのすばらしさを説いたが最後は彼が救ったメイドがナースになりそこで生涯を閉じるのさ」

「そうですか」

「うむ。だが彼は最後までメイドのすばらしさを伝え。その功績が世界に認められ英霊になったという伝説さ」

「・・・そうですか」

もうどうでも良い感じで答える水輝。
というか世界何考えているんだ。良いのかそんな理由で守護者にして

「式森君。君はかなりメイ度が高いようだ」

「なんで、あの世が関係するんですか」

「冥土ではない。メイ度だ。人は体温と同じで誰もが持っているのだよ。SIとしての登録もまじかだ。メイ度が高ければわしのようにメイドを雇うことも出来るのだぞ」

「なるほどな。今度はかってみるか」

和樹がうなずきながら答える。
老人は満足そうだが、リーラが近ずき耳元で何かささやく。

(・・・誓約・・・・・団・・・・敵何だ?)

わずかに聞き取れた単語を頭の中で繰り返しながら和樹は考える。

「・・・・さて、これから楽しい歓談といきたかったが急用が入りそうもいかなくなった」

「急用ですか」

「うむ、詳しい話は明日の朝になるがかまわないかね」

「ああ」

和樹が答える。

「夕食は部屋に運ぼう。後この館では魔法禁止だそれだけ守ってくれれば後は好きにしてかまわん」

「魔法禁止ですか」

「そうじゃ」

それだけ言うと老人は大勢のメイドと共に退出していった。

「本来ならわたしが、式森様を案内するのですがご主人様の許に行かなければなりませんですので彼女たちが案内します」

「エーファと申します」

現れたのは眼鏡をかけた気弱そうな女性だった。

「もう一人は?」

「あの・・もうすぐ来ます」

「すいません。なにとぞ新入りですから」

リーラが申し訳なさそうに言う。

「新入り?」

「新入りと申しましてもこの館に来て間もないという意味です。メイドの腕は東京支部でも一、二を争うほど確かです」

何故か、和樹はリーラの説明を聞いて不吉な予感を感じた。

「あはは〜失礼ですね和樹さん」

どこかで聞いた声を聞きながら和樹はあたってほしくないと思いながら声の方向を向く。すると、

「お久しぶりですね。和樹さん」

割烹着ではなくなぜかメイド服を着たまじかるアンバー琥珀さんがいた。


・・・・・なして?


あとがき

出しちゃいました。
どうかみすてず応援してください。


レス返し>

D様>きっと宮間の圧力がかかっていますよ。

33様>悪運があっても和樹はスキル『女難』があるので最後の効果の意味はあまりありません。

suimin様>でてきましたのでご安心を。

紫苑様>彼の歴史は戦いの連続なのです。

翁香様>一番苦労するのは、何時の世もまともな人なのです。

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