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「NG騎士ラムネ&40EX’(ラムネ&40)」

海鮮男体盛り (2005-01-08 14:25)
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グォングォングォングォングォングォングォン……。

広大な星の海を一隻のクジラ型宇宙船が航行している。

その歩みを止める事は誰にも出来ない。

そう、例えそれが妖神ゴブーリキであっても。

しかし、まぁ順調に旅も進んでるみたいだし。

んじゃあ、とりあえずここはミルクたちの様子でも見に……。

って、ちょっと待て。

アルミホエール号にしてはでかすぎるような!?


NG騎士ラムネ&40EX’
〜アン・ドゥ・メダメダ大攻防戦!!〜
#3「悪逆海賊の卑劣な罠!闘え、髑髏の旗の下に!?」


「一番タマQ!モノマネやるミャー!!『ともだちん』……」

「キャーーーーッ!?」

「こら、タマQ!!そんなトコをミリィさんに押し付けるんじゃないって!!」

「そんなトコって、どこジャン?」

「う〜む。タマはあれど棒は無し……。これがホントの棒無すトラックってか!?ぬわっはっはっはっはっはっはっはっ!!」

こらこら、ボーナストラックじゃなくって本編だってば。

ま、ともかく。

ミルクたちの事はすっかり忘れ、なぜか『ミリィとの出会い記念飲み会』に突入したラムネスたち。

旅の途中で見つけたクジラ型飲み屋ステーションに立ち寄って、上記のような大騒ぎなのだった。

しかし、その店。

あまり流行っていない様子で、客はラムネスたちだけ。

おまけに店員も妙にガラの悪い奴ばかりだった。

「すみません、ちょっとお手洗いに行ってきますわ」

と、ミリィが彼らのいる座敷から離れる。

「「「「いってらっしゃぁい(ジャン)(だミャー)♪」」」」

と快く送り出したラムネスたちであった。


一時間後。

「なぁダ・サイダー?」

「なんだ、ラムネス?」

「ミリィさん、随分トイレが長いんだなぁ〜。っていうか、長すぎないか?」

「バ〜カ。女性のトイレというのは長いものと相場が決まっておる!……にしても長すぎるな。ちょっと見て来るか」

と、ダ・サイダー障子を開けて宇宙空間に足を踏み出した。

そう。

宇宙空間へ。

「どわわわわわわわっ!?な、なんだぁ!?廊下はどこにあろうか!?」

「ビェェェェェェェェェイ♪ダーリン突発的な事態でもビンビン絶好調ジャン♪」

「おうよ!って、んな場合じゃねぇぞ、メタコ!そうだ、ミリィは!?ミリィはどうした!?」

「ダ、ダーリン!あれ!!」

「なにっ!?」

メタコに促され、ダ・サイダーがアルミホエール号を見た。

見ればその船腹にペンキで何かが書かれている。

「なになに……や〜い、バカアホマヌケ!こんな罠に引っかかるなんてゾウリムシ以下の単細胞!娘は頂いていくぜ!海賊より、だとぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!!??んだと、こらぁ!!もういっぺん言ってみやがれってんだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」

ブチッ!!ブチブチッ!!

クルクルクルクルクルクルクルクル……チーン!

ダ・サイダーの頭の血管から血が噴出し、腰のベルトに付いている血圧メーターが、一気に∞に指す。

「メタコッ!!クイーンサイダロンだっ!!あのクソバカ海賊どもに俺様の怖さ、たっぷりと思い知らせてやるぜっ!!」

「ジャン!?でもダーリン、アイツらがどこに行ったか……」

「うるせーーっ!!さっさと出しやがれっ!!」

「りょ、了解ジャン!!」

ダ・サイダーの有無を言わせぬ迫力に、ヘビメタコは慌ててタマゴを吐き出した。

「クイーンサイダロンッ!!」

ジュワァァァァァッ!!

嵐と共に咆哮を上げ漆黒の機体が現れる。

「とうっ!!」

コクピットへと吸い込まれるダ・サイダー。

そして。

「一気に行くぜ!!ヤケのヤンパチッ!!ヤリパン〜〜サァァァァァァァァァァァァァァァァァッ!!」

ガオオオオオオォォォォォォォォォォォォォォォォォン!!!!

クイーンサイダロンは一気に黒豹形態、ヤリパンサーへと変形しどこかへ飛び立っていく。

後に残されたラムネスとタマQは……。

「ん〜〜?ダ・サイダーの奴どこ行ったぁ……ふあ〜ぁ……んが〜〜……」

「むにゃむにゃ……ウレPちゃん……早く10人目の子供を作るミャー……むにゃむにゃ……」

幸せそうに眠りこけるのだった。


一方、攫われてしまったミリィは。

「げへへへへ……旨そうだなぁ」

「ケッケッケ……俺が一番だからな!」

彼女を攫ったのは二人組の下卑た笑みを浮かべた男たち。

しかし、これはEX’初の肉展開なのか!?

「いやぁっ!やめて!離してくださいっ!!」

「げっへっへ、叫んでも無駄だぜぇ!」

「そうだそうだ!いただきまぁす!!」

ドガッ!!

「ぐへぇっ!?」

「脇役A!?誰だっ!!なにしやが…………あ、キャプテン……」

「なぜ女ごと攫うような真似をした?そんな奴は我が艦にはいらん!さっさと出て行け!!」

「「ひっ、ひえぇぇぇぇぇぇぇぇっ!!」」

脇役A、Bが逃げていく。

ちぇっ、残念。

「あの……ありがとうございます……助けて頂いて……」

「礼には及ばない。さぁお嬢さん、靴下を脱いでもらいましょうか?」

「…………はい!?」

固まるミリィ。

そこへメガネにポンチョを着た背の低い男が現れた。

「いたいた、なぁハァハァロック。こいつが今日の獲物か?」

「来たか、フェチロー」

「あの、貴方たちは……?」

ミリィの問いに二人がニヤリと笑う。

「俺はキャプテン・ハァハァロック!靴下の旗の下に闘う宇宙海賊っ!!」

「俺は大山フェチロー!靴下の旗と共に死ぬ宇宙海賊っ!!」

「「そしてこの艦は!海賊船、『アル嗅ィデヤ』号だっ!!!!」」

「イヤーーーーッ!!変態ーーーーっ!!??」

「フッ、フェチローよ。我らにとっては褒め言葉だな」

「そうだな、ハァハァロック。背筋がぞくぞくしてきたぜ」

「ますます変態ーーーーっ!!??」

「「フハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!!!」」

二人が高笑いした時だった。

ドゴォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォン!!!!

アル嗅ィデヤ号を突然の激震が襲った。


「見つけたぜ海賊どもっ!!俺様をこけにした罪、体で払ってもらうからなぁ!!」

「ビェェェェェイ、ダーリン行け行けジャン!!」

「おうよっ!!」

バシュゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥッ!!

ヤリパンサーからクイーンサイダロンに戻り、海賊船に突撃する。

タタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタッ!!

「ダーリン、対空砲ジャン!」

「しゃらくせぇっ!!でやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」

ドォンドォンドォンドォンドォンドォンドォンドォン!!

クイーンサイダロンの胸の手裏剣型マシンガン、クイーンシューターで対空砲を黙らせる。

「まだだぁっ!!」

ドォンドォンドォンドォンドォンドォンドォンドォン!!

腕から伸びた鞭でさらに砲塔を潰し、手にしたポールアックスを振り被る。

ドガァァァァァァァァァン!!


「どわわわわわーーーーっ!?どうしたっ!!どうしたんだぁっ!?」

「ハァハァロック!!さっきのマヌケが一人突っ込んできたみた―――」

ドガァァァァァァァァァン!!

「「ドわーーーーーーーーーーーーーーーーっ!!??」」

『いやがったな!!てめぇらが親玉かぁ!!』

艦内に突っ込んできたクイーンサイダロンが二人を見据える。

「げげっ!!あれはクイーンサイダロン!?」

「って事はゆ、勇者ダ・サイダー!?」

『明治通りっ!!もとい、その通りっ!!』

パシュゥゥゥゥゥゥゥッ!!

クイーンサイダロンから現れるダ・サイダー。

「やいやいやいてめぇらっ!!よくもこの俺様をバカにしてくれやがったなぁ!!」

「そうジャン!そうジャン!!」

「ダ・サイダーさん!助けに来てくださったんですね!」

「あ?あぁ…………えっと…………そ、その通りだっ!!無事で何よりだぜ、ミリィ!」

「なんですか、今の間は……」

「とにかく海賊どもっ!!覚悟しやがれっ!!」

「クックックックックックック……」

「フッフッフッフッフッフッフ……」

「ぬおっ?なんだ、こいつら?」

「妖しげな笑いジャン……」

「クハーーッハッハッハッハ!!ここで会ったが千年目だぜ、勇者ダ・サイダー!!」

「そうだそうだ!勇者ダ・サイダーの靴下といえばレア度満点!!必ず頂くぜっ!!」

「なんだぁ、こいつら……」

「気持ち悪いジャン……」

「やっぱり変態……」

「「でやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーーーっ!!」」

「来たジャン!?」

「ダ・サイダーさんっ!!」

「フッ、俺様に任せな……俺様はダ・サイダー。好きな食べ物は、野・菜ダー!!!!」

「「「「………………」」」」

あまりのつまらなさにその場の全員が硬直する。

「隙ありぃっ!!」

バシュッバシュッ!!

「「ぐはぁぁぁぁぁっ!!??」」

「フッ、これぞ必殺ダジャレ剣法。どうだ、思い知ったか!?」

「ダ、ダーリン最高ジャン……」

「まぁ、なにも言わないでおきましょう……」


「さぁて、帰るとするか!」

「はい!」

「ダーリン!!」

「ん?どうしたメタコ?漏らしちゃったか?」

「違うジャン!!海賊船の様子が変ジャン!!」

「なにぃ!?」


『フッフッフッフッフ!!よくもやってくれたな、勇者ダ・サイダー!!』

『この海賊船アル嗅ィデヤ号の力見せてやるぜ!!多連装ソック砲、撃てぇ!!』


ドォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォン!!!!

ズバッ。

「なんだぁ、アイツら。靴下の塊なんざぁ撃ってきやがって?」


『バ、バカな!?靴下を斬り捨てるなんて……!?』

『なんて奴らだ……!?』


「ダーリン、さっさとやっつけるジャン……」

「もういいでしょ。ねぇ」

「そうだな……。んじゃ」

ゴソゴソ……。

「キャーーーッ!!ダ・サイダーさん、オシリ触らないでっ!!??」

「ぬおおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!!!!俺様は今!!猛烈に欲情してるぜっ!!」

クルクルクルクルクルクルクルクル……チーン!

「やぁぁぁぁぁぁぁぁってやるぜっ!!ヤリパン〜〜サァァァァァァァァァァァァァァァァァッ!!」

ガオオオオオオォォォォォォォォォォォォォォォォォン!!!!


『『だーーーーーーーーっ!!??』』


ドゴォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォン!!!!

こうして宇宙に蔓延る悪がまた一つ潰えたのだった。


「う〜〜ん……むにゃむにゃ……今回俺の出番少ないぞぉ〜〜……んが〜〜……」

「うぅん……ウレPちゃん……そんなとこダメだミャー……ぐ〜〜……」

つづく。


「可愛い乙女に出番すら与えず!!」

「新キャラばっか出してる作者に!!」

「えっと〜〜、お仕置きですわ〜〜!!」

え?え?えっと、ミルクにココアにレスカ?

なにやってんの、そんな高いところで?

「ミルクじゃないっ!!私は聖なるミルキー!!」

「アタシは聖なるレモンッ!!」

「えっと〜〜、聖なるカカオです〜〜!!」

「「「悪の野望を打ち砕くロイヤル美少女戦士っ!!ただいま参上!!」」」

んじゃ、そういう事で……(逃)

「ミルキー!!キィィィィィィィィィック!!」

ドガッ!!

どわああああああああああああ!!??

「おらおらぁぁぁぁぁっ!!レモン!!ラリアァァァァァァァァァット!!」

ゴキッ!!

ぐはああああああああああああ!!??

「あらあら〜〜、作者さんがぼろぼろですわね〜〜。こんなんで次回書けるんでしょうか〜〜?」

ぐぐっ……ま、負けないもんっ!!

「あ、まだ生きてた」

「埋めちゃいましょ、こんな奴」

ぎえええええええええええええええええええええ!!??

「っというわけで〜〜、次回は私たち三人が活躍するはずですわ〜〜」

「そうじゃなかったら殺すわよ?」

「マジでね!」

はい……。


あとがき

たぶん次回はちゃんとストーリーが進むはず……かな?

レス返しです。

>九尾様
ミルクやキーロたちがどうなったのか?はまた次回ということで^^;
ぷりてぃでこけてぃっしゅ……あ、そっか、ミルクですね^^;

>ATK51様
今回もダ・サイダーが出張りまくってます(笑)ってか、海賊二人は一発ネタで出すつもりだったんですが^^;
ちなみにもう一人の姉の名前はセンチだったり……(爆)

>柳野雫様
闇の部隊にはひたすらボケてもらわないと(笑)
なんかミリィがさんざん酷い目に遭ってますね、今回も^^;

>Dan様
ダ・サイダーのなりきり……超獣機神にハイメガガンダム、オカマゾンビにあ、ビーストウォーズもできますな〜(笑)
コンちゃんが落としたのをココアさんが拾ったって事で(笑)

>矢沢様
どうもありがとうございます♪
ってなわけで今回はクイーンの活躍?でした。

>らでぃ様
30分持たないでしょうねぇ…(笑)
今回ちょっと直接触っちゃってますが……(笑)

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