ここで数分ほど時をさかのぼって。
雪之丞は魔装術を展開して窓から外に出ると、ウルトラ見鬼君の電源を入れて探索対象を「魔力(闇)」にセットした。タマモをターゲットにするなら「妖気(動物系)」だが、横島といっしょにいた幼女というのがタマモだという保証はないので、より確実そうなカーミラを対象にしたのである。
「じゃ、行くか……」
と雪之丞が出発したまさに直後、見鬼君がぴこぴこと反応を始めたではないか。
「おおっ、さすがに『千キロ離れた所の針の先ほどの霊も見逃さない』とか豪語してるだけのことはあるな。仕事が早いぜ」
喜んだ雪之丞がさっそくその指さす方に向かって飛んでいく。ターゲットはどうやら空を飛んでいるようで、なるほどそれなら遮蔽物(しゃへいぶつ)がないわけだから、発見するのも早いだろう。
と雪之丞が心に頷きつつさらに進んでいくと、数百メートルほど先のビルのそばを通り過ぎて行った人影をみつけた。
「あれか……? 女の子にしてはゴツいような気がするが」
まだ距離が遠いからはっきりとは識別できないが、美智恵がいった「きゃしゃな女の子」という形容とはちょっと違うような気がする。ぶっちゃけ男じゃないだろうか。
「まあいい。せっかく見つけたんだからせめて顔ぐらい拝んどくか」
実はあれがノスフェラトゥなのだが、雪之丞もまさか敵のボスといきなり遭遇するとは思わなかったから、その手下か何かだと判断して接近してみることにした。
本格的にスピードを上げ、謎の飛行生物を追う雪之丞。すると飛行生物の方もその気配に気づき、雪之丞の方に顔を向ける。
「うおっ!? まさかてめぇがノスフェラトゥとかいう吸血鬼か!?」
「む!? 昼間から魔族が堂々と空を飛んでおるとは、この国もずいぶん変わったものぎゃ」
いきなり敵の大ボスと目を合わせてしまった雪之丞も驚いたが、見た目はもろ悪魔である雪之丞とランデブーしたノスフェラトゥも仰天した。しかしよく見れば大したパワーは持ってなさそうなので、これ幸いとばかりに捕獲しようと方向転換して雪之丞に接近する。
「やる気か!? 面白ぇ、受けて立ってやろうじゃねえか」
雪之丞はメドーサが相手ですら「修業して強くなって返り討ちにしてやる」とうそぶくほど向こう意気の強い男である。魔力的にはその数十分の1に過ぎないノスフェラトゥから一太刀も交えずに逃げ出そうとするはずがなく、むしろタイマンで戦えることを喜んでいた。
「こいつを俺がぶっ倒しゃ伊達除霊事務所の宣伝にもなるしな。つーわけでくたばってもらうぜ!」
とはいえ多少は俗な欲望もあったようだが、とにかく雪之丞は先手を取っていきなり霊波砲を乱射した。鉄球のような破壊力を持った霊波弾がシャワーのようにノスフェラトゥの全身に襲いかかる。
「ほう、その程度の力でワシを倒すだと!? 面白い、やってみるがいーぎゃ」
しかしノスフェラトゥはまったく恐れなかった。右手にたずさえていた愛用の大きな扇子にみずからの魔力をこめると、雪之丞の霊波弾をまるで蝿や蚊を追い払うかのような無造作さで打ち払う。
「次はワシの番だでな。殺しはせんから安心するがいーぎゃ」
と左手を突き出して、膨大な魔力の波動を放出する。その勢いはまるで大雨の後の濁流のようで、全身を飲み込まれた雪之丞は空中で10メートルほども押し流されてしまった。
「ぐぉぉっ!? チッ、なかなかやるじゃねーか」
魔装のおかげで傷などは負わなかったが、ノスフェラトゥはやはり最強の吸血鬼といわれるだけあってすごい魔力を持っている。
だからこそ面白いというものだ。雪之丞はいよいよ本気になると、真正面から突撃すると見せかけて不意に体を振って横に曲がり、ノスフェラトゥの斜め前から連続霊波砲をぶっ放した。さすがにただまっすぐ攻めるだけというほどの単細胞ではないようだ。
「ククク、弱っちいヤツはやる事もセコいのぅ」
しかし中世の頃からしぶとく生き続けてきた吸血悪魔に対しては、その程度のフェイントはまったく意味をなさなかった。またしても扇子ですべて打ち払ってしまう。
そして再び魔力波で反撃して、雪之丞を軽く吹っ飛ばした。
ノスフェラトゥは今自分で言った通り、雪之丞を殺す気はない。彼のことを魔族だと勘違いしているので、ぜひその珍しい獲物の血を味わってみたいのである。そこで死んだり大ケガしたり、あるいは逃げる気になったりしない程度の手加減戦闘で消耗させているのだった。
「くっ、この……ナメやがって!」
そして当の雪之丞はノスフェラトゥの完全に格下扱いな戦いぶりにすっかり頭に血が上ってしまい、彼の狙い通り逃げるなどという選択肢はきれいに忘却してしまっていた。
いつの間にか見鬼くんを落としてしまっていた事にも気づかず、フリーに「なっていた」両手で懲りもせず連続霊波砲をぶちかます。
その攻撃はやはり全て防ぎ切られてしまったが、その直後に斜め下から何か金色に光るモノが飛んで来て、ノスフェラトゥの胸板で爆発を起こしたではないか。
「ぐぉっ!? な、何事ぎゃ!?」
タマモの霊圧は横島や雪之丞の3倍近い。その火力をまともにくらったノスフェラトゥはさすがに熱さに顔をしかめ、不埒な横槍の正体を確かめるべくいったん退って、火炎弾が飛んで来た方向に顔を向ける。
「……誰もおらん!?」
そちらは地上の路傍のようだったが、辺りに人の姿はなかった。いや地上に降りてじっくり探せばあからさまに不自然な霧の板を発見できるのだが、20メートルもの上空から、それも別の相手と戦いながらでは無理である。
「へっ、どっち見てやがる!」
雪之丞もむろん火炎弾の撃ち手のことは気になったが、彼(もしくは彼女)が味方なのは間違いないから深く詮索する必要はなかった。この隙を逃がすまいと、ほとんど唯一の武器と化した感がある連続霊波砲をぶちかます。
エネルギー効率でいえば接近して格闘を挑む方がいいのだが、いくら何でも最強の吸血鬼相手にそれは避けたいし、第一そんな事をしたら援護射撃がやりにくくなるだろうから。
ただし今回の攻撃は少しは工夫している。今までは敵の全身各所を狙って霊波弾を拡散させていたのだが、今回はノスフェラトゥの顔面だけを集中的に攻めてみたのだ。
「くっ、小癪なマネを!」
集束型はエネルギーを一点に集中しているから破壊力は高いが、そのぶん攻撃範囲が狭いのでかわされやすい。しかし今ノスフェラトゥは地上の敵に気をとられており、雪之丞の攻撃を回避する余裕はなかったのだ。
とっさに扇子をかざして打ち払おうとしたが、とうとう防ぎ切れず顔面に3発ほどもらってしまった。
「ぐおおっ……おのれ、天下人であるワシの顔を傷つけおったな」
といってもノスフェラトゥは横島やピート以上の強靭さを誇る身だから大して効いてはいないのだが、甘く見ていた敵に一本取られたという屈辱感の方が強かった。怒りに表情がゆがみ、残虐な吸血鬼の本性があらわになる。
「もう容赦はせんだでな! その細っこい腕と脚をへし折って、城の地下牢につないでくれる」
ぎゅんっと加速して雪之丞に突進するノスフェラトゥ。
逆に雪之丞はいかに戦闘民族とはいえ、火炎弾2発と霊波弾3発が直撃してなお平然としている怪物と1人で殴り合いをする度胸はなかった。そんなのは勇気ではなく、ただの考えなしである。
「やべぇ! ここはいったん退くしかねーようだな」
もともとノスフェラトゥと今ここで会ったのは偶然だった。敵の力量の一端が見えたことだけでも収穫だし、無理は避けるべきだろう。
「誰かは知らんが、下がるから援護してくれ!」
と地上に向かって叫びつつ、さっと後方に加速する。その声は横島までは届かなかったが、タマモにはしっかり聞こえていた。
心の中で小さく苦笑して、パートナーにその旨を伝えてやる。
「横島、伊達さんが逃げるから足止めしてくれだって」
「え、もうか? ジャンキーのくせに情けないヤツよのぅ」
何やら調子のいいことを言っている横島だが、むろん勇敢さでは彼は雪之丞の足元にも及ばない。まあほんの数分もしないうちにボロを出すことになるだろうが……。
タマモとカーミラは余裕がある時ならツッコミを入れたり相槌を打ってやったりするところだったが、今はそんな場合じゃないのでスルーした。
カーミラが霧の壁の後ろで元の姿に戻り、真剣そのものの表情で横島に訊ねる。
「それじゃ横島さん、私もそろそろ出ましょうか?」
「そだな。俺たちの攻撃に巻き込まれんよう気をつけるんだぞ」
「はい、それじゃ行って来ます」
ただ問題はカーミラが雪之丞を救出した後の合流方法だったが、タマモは彼女の匂いを知っているし、カーミラも横島の家の場所を知っている。ずっとはぐれたままという事にはなるまいという事で、横島はカーミラに流れ弾に当たらないようにという注意だけ与えて送り出した。
吸血鬼少女が再び霧化して雪之丞の救出に向かうのを見送ったら、次はノスフェラトゥの足止めである。
「じゃあタマモ、2発目頼む。ただしノスフェラトゥがこっち向いてない時にだぞ」
ボロを出すのが早すぎるというべきか、慎重かつ冷静な判断力というべきか。もっともタマモもこの辺りは横島と同類なので、素直に頷いて攻撃のチャンスを待った。
とはいえそう長時間待っていられるわけではなく、むしろ今はコンマ1秒単位の遅れが生死を分ける厳しい状況である。やむを得ず、タマモは即断で2発目(というか3発目と4発目)を発射した。
再び金色の火炎弾が流星のように尾を引いてノスフェラトゥに迫ったが、さすがに彼も今度は警戒していたのか、素早く身をひねってその流星に空を切らせる。同時に飛んできた雪之丞の霊波弾はかわせなかったが、こちらは威力が劣るので扇子ではじき飛ばすことができた。
しかもそれだけではなく、雪之丞にならって集束した魔力波を彼の足に放って、文字通りその足を止めにかかる。
「ぐおっ!?」
脛を強打された雪之丞が骨折しそうな痛みに思わずうめき声をあげ、おまけに空中でコマのように回ってしまう。打たれたのが胸か腹ならその勢いで後ろに飛んで距離を広げられたのだが、ノスフェラトゥは織田信長のフリをしていただけあって頭脳もなかなか冴えていた。
「クハハハハ、覚悟するでな!」
ノスフェラトゥが高笑いをあげながら、動きが取れない雪之丞を捕捉するべくさらに速度を上げる。と、不意に獲物の姿が彼の視界から消えた。
―――いや違う、下から不意に現れた何者かに突き飛ばされたのだ。その何者かが、雪之丞の代わりに彼の眼前に姿を現した。
「お、おみゃー、カーミラか!?」
支配下に置いているはずの彼女が、まさかこんなタイミングで自分の邪魔をしてくれるとは。ノスフェラトゥが驚くのも無理はなかったが、カーミラは無言で吸血悪魔に突進した。
間違いなく不意を突けたが、しかし咬みついて血を吸える位置まで接近するのは無理だろう。少女はそれは諦めて、雪之丞を助けるためにノスフェラトゥを遠ざけることに的をしぼった。
(これで私が自由になった事がばれてしまいましたが、仕方ありませんね)
……が、それはもう考えても仕方ないことである。カーミラは一瞬で拳に魔力を集めると、支配されていた恨みをこめて思いっきり吸血悪魔の鼻面をぶん殴った。
「んごぁっ!?」
いかに足場のない空中とはいえ、無防備なところを吸血鬼の怪力で殴られてはたまらない。ノスフェラトゥもコマのように回転しながら、斜め下に吹っ飛んでいった。
カーミラの方も反動で反対方向に飛ばされていたが、少女は逆にその勢いを利用して雪之丞のそばに移動する。
「あなたが伊達さんですね。大丈夫ですか?」
激しい回転に加えて胸板への強烈なパンチで雪之丞はかなりグロッキーになっていたが、カーミラにその回転を止めてもらうと何とか立ち直った。片手で頭を押さえながら少女の方に顔を向けて、
「あ、ああ……あんたは?」
「カーミラといいます。バンパイアミストで離脱しますので体の力を抜いて下さい」
雪之丞の霊圧はカーミラとほぼ同等だし、魔装術も硬いから抵抗されたら霧化に失敗する恐れがある。それで先に自分がやろうとしていることを教えたのだが、さいわい雪之丞は彼女の名を聞いていたので面倒な状況説明に時間をつぶさずに済んだ。
「わかった、頼む」
「はい」
カーミラがそう頷いた直後、2人の姿がぼんっと蒸発して一塊の霧になる。そのまま全速力で戦場から退避した。
ノスフェラトゥはその一部始終を承知していたが、こうなってはもう手の出しようがない。
「おのれ小娘、このワシから逃げた上に後足で砂をかけていくとは……今度会った時は殺してやるでな」
憎々しげにそう吐き捨てて空中でいったんホバリングしたが、このまま諦めて城に帰るのはいかにも業腹である。しかしそこでノスフェラトゥはもう1匹の獲物の存在を思い出した。
「そうぎゃ、確かこっちの方にもう1匹ネズミがいたはずだでな……」
2発目の火炎弾を撃たれた時、大体の方角は見極めていた。まだそんなに動いてはいないはずである。
捕まえてみて人間だったら適当にいたぶってストレス解消、妖物だったら城に連れて行って贄にすればいい。
さっそくコウモリの翼を大きくはためかせ、そちらに向かって降りていくノスフェラトゥ。当然横島とタマモは見苦しいほどにうろたえた。
「ちょ、ちょっと横島どうするの? あのデカブツこっちに来るわよ!?」
「どーするもこーするも、逃げるしかねーだろ」
ノスフェラトゥはこちらの姿が見えているわけではなさそうだが、ある程度近づかれたら霧の板の存在がバレる、つまりその裏側にいる自分たちも見つかるだろう。とはいえノスフェラトゥの飛行速度は竜気走法より遅いみたいだし、走って逃げれば捕まることはあるまい。
ところで横島たちがノスフェラトゥに発見されたのはタマモが彼への攻撃を急いでしまったからだが、横島はそれを責めはしなかった。あの状況ではやむを得ないことだったし、タマモだって最善を尽くしてくれたのだから。
「つーわけで人狼のよーに走り、ゴキブリのよーに逃げーる!」
と横島は霧の術を維持するのをやめ、全速力で駈け出した。狙い通りノスフェラトゥとの距離はぐんぐん広がっていったが、そこへタマモがちょっと困ったことを言い出してきた。
「でも横島。私たちまで普通に逃げちゃったら、ノスフェラトゥこの辺りで暴れ出すんじゃない?」
格下の敵に翻弄されたあげく何の収穫もなしに逃げられたとなれば、その腹いせに近くの住民の血を吸ったり殺したりしていく可能性は大いにある。むろん自分たちに彼の悪事のすべてを阻止する義務があるわけではないが、少なくとも自分たちの行為のせいで被害が増えるというような事態は後々のためにも避けた方がいいだろう。
「そりゃそーだけど、じゃあどーすんだ? ここであいつを倒すのはダメだし、そもそも俺たちじゃ勝ち目なさそーだぞ」
「う、うーん……それじゃとりあえず、あいつがいったん城に帰る気になるよーな小細工をぶつけてみるってのはどう?」
ノスフェラトゥが1度城に帰ったなら、その後あらためて出て来て何かやったとしてもそれは自分たちの責任にはなるまい。もっともそのための「小細工」の具体案はタマモにはなかったのだが、そういう事は邪、じゃなくて横島の方が得意だと思う。
「んー、小細工か……」
横島はノスフェラトゥとの距離が開きすぎないようちょっと速度を落とし、その分のエネルギーを脳みそに回してタマモの言葉を心の中で反芻(はんすう)してみた。
彼女の言い分は一理ある。確かにそうした方が保身上つごうがいい、もとい人道的に妥当だろう。しかしノスフェラトゥほどの強大な魔物を追い返す方法など、そう簡単に思いつくはずがない。
「くぉら、待つでなそこの変な小童ーーー!」
「待てと言われて待つバカがいるかーーー!」
ノスフェラトゥが野太い声で呼び止めてきたが、横島はむろん止まらなかった。逆にスピードを上げたくらいだったが、一瞬遅れて背後に何か気配を感じた。
「がっ!?」
逃げる間もあらばこそ。横島は腰にノスフェラトゥの魔力波をくらって前方に投げ出された。それでも前に転んだらタマモが化けたバズーカをアスファルトの路面にぶつける事になるので、とっさに手をついて体をささえるとすぐに起き上がってまた走り出す。
「横島、大丈夫? やっぱりあきらめて逃げる?」
恋人の痛そうな顔を見て心配になってきたタマモがそう声をかけたが、横島はかぶりを振った。
「そーゆーわけにはいかんだろ、確かに痛ぇけど……。つーかヤられたら倍にしてヤり返す、それがこの俺GSガイ!」
自分にハッパをかけているつもりなのか、いつになくアグレッシブな返事をかえす横島。だがその張り子の闘志はタマモの突っ込み1つで砕け散った。
「それはいーけど、その表現はやめた方がいいんじゃない? あのデカブツに『アッー!』されたいってんなら止めないけど」
「……」
横島はいろんな意味で冷めてしまったが、しかし彼女の言葉はいい刺激とヒントにもなったらしく、ニヤリと小悪党な笑みを浮かべた。
「いや待てよ、それで行こう。タマモ、俺が振り向いたらヤツの股間を撃つんだ」
「……はあ!?」
あまりにも斜め下すぎる横島の台詞にタマモは思わずコケそうになってしまった。いやバズーカとして彼の肩に貼りついていなかったら本当に転んでいただろう。
「な、何言いだすのよいきなり」
「何って、ヤツを追い返す手に決まってるだろ。まあ普通に撃ったらまた避けられるかも知れんけど、今度は俺が風の目潰しを先に出すから大丈夫だ」
横島お気に入りの圧縮空気のボールは一瞬相手を驚かせるだけの効果しか持たないが、金縛りの術や麻痺のブレスと違って物理的に空気をぶつけるものだから霊力の差に関係なく効き目を出せる。ノスフェラトゥも生身の生物である以上、目に強風が入ればちょっとは動きが止まるだろう。
その隙に股間に狐火弾を撃ち込めば、いくら彼がタフでもダメージは大きいはずだ。
「でだな。狐火であいつ自身を燃やすのは無理でも、あいつのズボンなら燃やせるだろ? いくらあいつが凶悪でも、フンドシ丸出しになったら諦めて帰るんじゃねーかと思うんだ」
「それを私にやれっての!?」
なるほど横島の策は有効かも知れないが、マッチョマンのズボンを燃やしてフンドシを露出させるなどうら若い乙女のすることではない。タマモが憤慨するのは当然だった。
しかし代案も出さずに叫ぶだけではどうにもならない。
「他に手がないんだから仕方ねーだろ!? まさかこんなとこで竜モードになるわけにいかんし」
「わ、わかったわよ。やればいーんでしょやれば」
タマモがなかばヤケになってそう叫ぶと、横島もさすがに悪いと思ったのか報酬を支払うことを申し出た。
「すまんなタマモ。今度通販で讃岐うどんの1番高いやつ買ってやるから」
「……うん」
恋人にそこまで言われてしまっては、タマモも怒りを鎮めざるを得ない。横島自身は報酬などもらっていないし、好きでこんな事をやらせようとしているわけでもないから。
……報酬といえば、小竜姫はこの件について仕事料をちゃんとくれるのだろうか? 彼女と横島が籍を入れた後ならともかく、今はまだ婚約の段階、つまり財布は別々なのだから相場通りに払うべきだろう。後で確認せねばなるまい。
と、そんなことを考えていたタマモの耳に横島が反撃開始の旨を告げてきた。
「それじゃやるぞ、タマモ。魔力波が来るかも知れんから気をつけろよ」
「あ、う、うん」
タマモがお金のことを頭から振り払ってそう答えると、横島は身を翻してノスフェラトゥに向き直った。追って来る吸血悪魔に指を突きつけ、またアホなタンカを切る。
「やるじゃねーかノスフェラトゥ。やはり貴様には仮面を脱ぎ捨て、真の実力を―――」
しかしノスフェラトゥがまったく気にかけずに追跡を続けてきたため、駄弁は中断せざるを得なかった。やはり口先だけじゃダメだったかと少しがっかりしつつも、すぐに気を取り直して行動に移る。
雪之丞との組み手の時とは違って投げる動作抜きで手のひらの中から風弾を飛ばすと同時に、相棒の狐娘に合図を出した。
「やれタマモ、(男として)壊滅のフレイムブリット!」
「!?」
少年の声と同時に、肩にかついだ砲身からみたび火炎弾が撃ち出される。
その時横島とノスフェラトゥはまだ10メートルほど離れていたから、ノスフェラトゥの身体能力なら回避は十分可能だった。しかし動こうとした直前に目潰しをくらってはたまらない。
「……ッ!? っく、ギャアAぁaーーーー!!」
ついで横島とタマモの狙い通り股間に狐火が直撃し、ノスフェラトゥは身も世もないような悲鳴を上げた。昨日カーミラに本気蹴りされた股間に今度は焼き打ちを受けるとは、400年経った世界のガキどもはどこまでえげつない生き物なのか!
ノスフェラトゥは名状しがたい熱い痛みで気が遠くなって墜落しかけたが、必死の思いで踏ん張ってどうにか両足で着地することに成功した。もう目がくらんで今にも気絶しそうだったが、最強の吸血鬼の誇りにかけて地に膝をつく事はしなかった。
「フヌオオオーーーッ、吸血鬼を舐めるなーーーッ!」
地獄の底から轟くようなすさまじい咆哮とともにその全身から爆発的な魔力波が放出され、股間で燃えていた狐火を瞬時に吹き消す。横島の体も吹き飛ばされて、斜め後ろの民家の塀に背中をぶつけた。
「うう、痛ってぇ……何てヤツだ」
しかし幸いたいしたダメージはなかったらしく、背中をさすりながらもすぐ起き上がって戦闘態勢に戻る横島。だがその間にノスフェラトゥは距離を半分にまで縮めていた。
憤怒の相でのしのしと音を立てて詰め寄って来る巨漢の吸血鬼はまさに死と恐怖の具現体とでもいうべき化け物だったが、しかし横島は恐れなかった。
「待てノスフェラトゥ! 落ち着いててめぇのズボンを見てみやがれ」
「むう……?」
ノスフェラトゥはまた横島が何か企んでいるのではないかと警戒したが、指摘されれば気にはなる。わずかに視線を下に動かして見てみると、燃やされた股間の辺りがぼろぼろに炭化して崩れ落ち、その下の六尺褌も半ば焦げてしまっていた。
「天下の織田信長ともあろー者が、そんなカッコで追いかけっこなんかできねーよな。ここは大人しく帰った方がいいんじゃねーか!?」
「こ、小僧……!」
横島の軽薄そのものの挑発にノスフェラトゥは顔中を真っ赤にして青筋を浮かべたが、確かに天下人たる者が前を露出して街中をかけずり回るわけにはいかない。彼を一瞬で捕まえられるならいいが、この男は自分が飛ぶより速く走れるからそれは望み薄だろう。
ここは彼の言う通り、いったん退くのもやむを得まい。
「覚えとれよ小僧、この恨みは必ず晴らしたるでなーーー!」
ノスフェラトゥは最後にそんな泣き言とも捨て台詞とも取れる言葉を残して、逃げるようにその場を去って行くのだった。
―――つづく。
まあ何といいますか、ヒドい話ですなヾ(´ー`)ノ
見鬼くんに探索対象を選ぶ機能がついてるかどうかは原作では分からないのですが、ないと非常に不便ですので、ウルトラ版ならついてるだろうという事にしました。
ではレス返しを。
○影法師さん
雪之丞はある意味横島君の同類かも知れませんねぇ。
横島君も小山事務所での厚遇を1度体験してしまっては、なかなか時給255円の丁稚に戻る気にはなれないようです。
○星の影さん
>最強の吸血鬼
死亡フラグといいますか、男として死亡フラグといいますか(酷)。
>ユッキー
ノスフェラトゥは原作より強くなってるので、生きて帰れただけでも良かったでしょうな。今度タイマンしたらさすがに危なそうですが(^^;
>人狐一体
今回はがんばって2人だけでノスフェラトゥを撃退しました。褒めてあげて下さい(ぉ
>ミイさんたち
ノスフェラトゥや蘭丸が人間や猫又に情けをかけるとは思えませんからねぇ……。
横島君には早いところ情報をもらって決断してもらわないとw
○Tシローさん
>とっとと目的を果たして妙神山に帰った方が身のためだぞ
横島君は初めからそのつもりだったのですが、そううまくはいかないのが横島君の横島君たる所以といいますかw
確かに竜神だということをバラしちゃうという手もあるんですが、それが広がってしまうと人里には住めなくなりますからねぇ。
○メルマック星人さん
>あまいろのあくま
横島君に対しては相性的に非常に強いわけですな。時給255円はとりあえずデフォといいますか(ぉ
報酬はピンハネですねー。出すのがGメンなので令子さんにとってははした金もいい所なのですが、原作11巻「ただいま修行中」では95%ピンハネしてましたし(仕事のサポートもしましたが)。
>横島くんもさすがに時給255円はもう御免でしたか
いくら何でももう無理でしょうw
でも色仕掛けの線は原作から見ても十分想定できますからねぇ。カリンや小竜姫さまならともかくタマモ1人では止めるの難しそうですし、横島君ピンチですw
ちなみに槍の件は前にも書きましたが、カーミラもそのことは知らないので交渉条件にはできませんのです(^^;
>美衣さんと魔鈴さん
貧血になったら血もまずくなるでしょうから、そうならない程度のレベルって感じですね。今回の件で後先考えずに飲み干しちゃおうと考える可能性もありますが……??
貧血の治療はてっとり早く輸血でしょうな。煩悩魔竜のハイブリッドな血なら血液型も関係なしという事で、さっそく別室に連れ込んで媚薬な血を<超マテ
>雪之丞、信長とバトル
いくらユッキーでもノスフェラトゥには勝てませんからねぇ。横島君も本音では見捨てたかったんでしょうけど、女の子の前では見栄張らざるを得ませんでしたw
だからといって竜の手で殴り合いなんて絶対しないのが横島君なのですがー。小竜姫さまは一応褒めてるつもりだったのですが、やはり相手が横島君だと遠慮がありませんw
今回は何とか追い返しましたが、今度会ってしまったら速攻でやられそうです(^^;
>パンツ
1人は確定してますが、具体的なことはネタバレ禁止ということでー!
いや今回のはノーカウントですので大丈夫です(^^;
○ぞらさん
まあ令子さんも「横本光夫」が横島君似でなかったらもう少しマシな条件出したとは思うんですが(^^;
横島君は「愛想を尽かした」というより「落とすのをあきらめた」という感じですな。元は取れないと分かってしまえば、あとは普通に待遇と労働内容で判断するわけですから。
○紅さん
>ヨコタマン
横島君とタマモがいっしょに戦う場合、この形態が1番お互いの長所を生かし短所を補えるんですよね。形が形なのでぴったり触れ合ってても色気は全然ないのですがw
>ユッキー
バトル野郎はバトル野郎同士引き合ってしまうのかも知れませんなw
○遊鬼さん
カーミラが妙神山で全部話してれば良かったのですが、あれも元はといえば横島君に信用がないからですので、要するに身から出たサビということですなw
>人孤一体
そういえば本当に久しぶりですね。
1話丸ごと書けたので満足です(ぉ
>ユッキー
横島君に借りをつくってしまいましたが、まあ女の子じゃないから大丈夫でしょうw
○ばーばろさん
ラスボスから逃げたと思ったら裏ボスの手先と遭遇……実に横島君らしいですよね(酷)。
しかもその助けた相手に連行される……うーむ、ついに今までの幸せのツケが回ってきたということか!?
でもタダ働きではないですね、ちゃんとGメン規定の報酬はもらえますー。まあ原作フェンリル編を見る限り、一流GSにとっては雀の涙くらいなんでしょうけど(^^;
ちなみにカーミラと愛子を保護妖怪にするのに美智恵さんに会う必要はないですな。GS協会がうんと言えばすむ話なので、逃げてても問題はありませんw
>ガン○ム
巨大ロボットは男の子の浪漫ですな。横島君は何をイメージしてたんでしょうねぇ。
○whiteangelさん
>人狐一体
は、どうにかノスフェラトゥを追い返しましたが、状況はあまり良くなってないかも知れませんw
>マザコン
ノスフェラトゥ対策に忙しい今はおとなしくしてるでしょうけど、終わった後はバトりたがる可能性大でしょうなw
○みかん聖人さん
さすがの雪之丞もタイマンでノスフェラトゥに勝つのは無理ですからねぇ。まあこの程度のダメージならすぐ復帰できるでしょう。
>カーミラ
ただノスフェラトゥが復活した直接の原因はカーミラの戦術ミスなので、令子さんの不手際を責められる立場じゃないんですな。蘭丸に必殺パンチを出さずに投げ技で取り押さえていたら、ノスフェラトゥ復活自体を阻止できてたわけですから。
>キヌとアン
おキヌはともかく、アンは確かにしゃべっちゃいそうですね。
原作ではエミが「もしもあたしがこのことをGS協会にバラしたらGS免許は絶対に剥奪」と言ってましたから、原作より過失の度合いは低いとはいえバレたら何らかのペナルティはあるでしょう。
どうやってフォローするかはネタばれ禁止ということで!
○山瀬竜さん
>横島君達
でも元をただせば全部彼の行動のせいだったりするのが横島君なのです(酷)。
おとなしく妙神山にこもって、仕事はカリンとカーミラに任せておけばこうはならなかったんですがw
>ヨコタマン
横島君もタマモもどつき合いは嫌いですからねぇ。レベルアップするにつれて霧に隠れるとか遠くから撃つとか、真っ向勝負は避ける方向にばかり進化していきますw
従って格闘戦Verはないでしょうな。あるとすれば九頭竜との合体でしょうかw
>このもどかしい思いをしたという部分と〜〜
なるほどー、そういう解釈をなさったわけですか。
意図せぬ方向に読み込んでもらえるというのはちょっと不思議な気分です。
○Februaryさん
ねぎらいのお言葉&ご祝辞ありがとうございますー。
ほんとにボス戦の連続で、ここの幸せな横島君にもついに年貢の納め時が来たようですw
>ただの誘拐犯にしか見えませんネェ
しかもペ○ですしw
>流石の隊長も〜〜
ターゲットが横島君だったというのが運の尽きですなw
>まだ使えたんですね
タマモが変身して横島君に貼りつくだけですから、竜神化しようとどうしようと使うことはできますねぃ。どうやってもシリアスにはならないのが困りものですがw
>立浪ジョージだとやられフラグじゃ
兄貴の台詞も言ってますから、本格的にピンチですな。ノスフェラトゥに動きを読まれて踏みつけられてしまうんでしょうかw
○チョーやんさん
ユッキーも今回ばかりは少し頭を使いましたが、やはりスペックの差はくつがえせませんでした。横タマほどぶっ飛んだ芸は持ってませんからねぇ(ぉ
>ガン○ャノンとか死亡フラグとか
そんなにぶっちゃけたり略したりしなくてもww
○KOS-MOSさん
ユッキーはこのくらいのダメージなら最終決戦に参加できるでしょう。できなかったら可哀そうですものねぇw
人狐一体は今回もネタでがんばりました<マテ
>VS美神さん
その上ノスフェラトゥまで本気で怒らせてしまいましたw
○読石さん
>VS美神さん
日常生活で会うことはまずないんですが、この件でGメンオフィスに行ったら必ず会うでしょうねぇ。生きて妙神山に帰れるんでしょうかw
>確実にノスフェラトゥより怪しいですな
しかも実際に撃ってますからねぇ。通報されたら確実に捕まりますなw
○流氷さん
>時給255円
令子さん的にはなじんだ雇用条件ですから、つい口に出てしまったのでしょう。もっともエミさんとセリをした時などは10円扱いでしたがw
再雇用はたぶん色仕掛けと交渉術でどうにかするんでしょうねぃ。横島君とサシで話をするなら何とかなりそうな気もします(ぉ
>オカルトGメンの方は〜〜
なるほど、小竜姫さまの名前を出せば美神親子もそう強くは出られませんしねぇ。
でも横タマではそこまで筋道立てた話はできないでしょうから、カリンががんばるしかありませんなw
>てっきり横島家とカーミラ家の見合いのセッティングのために復活したのかと
なるほど、天涯孤独のカーミラのために親代わりを買って出たわけですか。急所蹴りしてくれた女の恋の橋渡しをしようとは、なかなかいいところありますなノスフェラトゥも(ぉ
>影鬼一体・カーミリアン
その形態だと横島君とくっつけませんから、むしろ人狐影竜鬼机一体でってもう名前を思いつけません<マテ
○内海一弘さん
ユッキーはどうにか救出しましたが、これはこれで横島君の死亡フラグにつながってるんですよね。彼に拉致されてGメンオフィスに行ったら令子さんがいるわけですからw
>折檻
カーミラががんばってくれるといいのですがーw
○XINNさん
内部時間の進行が最近つとに遅いですこのSS(^^;
ノスフェラトゥはもちろん人外ですが雪之丞も魔族要素持ってますから、2人とも横島君の体質に引き寄せられてエンカウントしてしまったんでしょうなぁ。南無〜(ぉ
さすがに今回は倒せませんでした、というか怒らせてしまいましたがどうなることやら。
>トラトハチガウノダヨ、トラトハ
それはもう、最強と名高い男ですから!
今回は主にタフさを見せつけましたw
>猫と魔女以外は捕まっていないようですね
原作と違って蘭丸がケガしてるので、働いてるのがカーミラだけですからね。原作ではエミ・冥子・カオスとモブキャラもいましたから、ノスフェラトゥが不足を感じるのもやむを得ませんです。
横島君は血を飲ませるか輸血するかしたがるでしょうな。そして何とか別室に(以下略)。
>VS令子さん
今回の報酬はGメン規定の雀の涙ですが、令子さんやる気出るかなぁw
>こーゆーところに人外娘達が惹かれるのでしょーね
横島君のくせに困ったものです。
>今後は吸血鬼改め、吸精鬼でどーですか?
ちょw
そんな事してヒロインならぬエロインになっちゃったらどーするんですかww
○鋼鉄の騎士さん
小竜姫さまは人界での修行で色々とせちがらい事も知ってしまったのですよー。昔の純真だった彼女はもういないのです(ぉ
原作では猿が小竜姫さまに「我々が代表」と言ってましたから、猿がいる時は彼がトップ、いない時は小竜姫さまがトップなのでありましょう。
>横島軍団最強の敵
早いところ俗世を捨てて妙神神社に引っ込むのがベストなんですがねぇw
>ガン○ャノン?
ホバーどころか飛行さえできますけど、横島君ですからねぇw
○kさん
いきなり女性に猫だましかますような悪ガキはお仕置きされても仕方ないかとw
>打算
男のために命かける横島君なんて偽者ですからw
○風来人さん
や、GSのノリだと感じていただけてれば嬉しいですー。
今回はかなりえげつない事してますが(^^;
>グラヴィトンに減らしてもらった体重が大変な事に
特にお腹の辺りの肉が(以下略)。
バ!指定は避けたいところなんですがーw
>美智恵さん
切実にそう思ってそうですねぇ。下手に有能で切り盛りできちゃってるのがアダになってるようです。
このSSで西条が出てもあまり意義がないというのもありますがー(ぉ
>ユッキー&ケイ
猫又少年も出してあげたいところなんですが、なかなかそこまで話が進みませんorz
○UEPONさん
>VS令子さん
は、おっしゃる通りタマモはフェンリル編で会っておりますー。さほど親しくはありませんが、ケンカ売っていい相手じゃない事だけは分かってるようです(ぉ
カリンと(今の)小竜姫さまくらいになるとそう怖がる必要もないのですが、今は2人とも引っ込んでるのが不安要素ですな。
>美衣と魔鈴のこと
状況が落ち着いたら今度こそ話すと思うんですがー(^^;
>チーター並の時速100km前後だと勝手に想像しておきます
エネルギー=重さ×スピードの2乗という方程式からするとそのくらいですかねぇ。横島君の高校に入ったら陸上部が勧誘しに来るかも(ぉ
○Jさん
ご祝辞ありがとうございますー。今後ともよろしくです。
○ハルにゃんさん
お仕事大変そうですががむばって下さいねぇヾ(´ー`)ノ
>令子さん
は、彼女も強気の仮面を剥がせばとても可愛い娘ですから!(ぇー
>アフロなのに
皆○が見たら名誉棄損で訴えそうですなw
>内○省を舐めるなーーーッ!
言わせちゃいました(ぉ
>人狐一体
なぜにそんな不思議なビジュアルが??(^^;
>シロと激闘
種目は何なんでしょうか?
やっぱり乳で横島君を悦ばせる技を競うんでしょうか。でも某蛟娘によると「ナイ胸を押しつけるのは痛々しい」そうですがw
というかシロいまだに里に引っ込みっ放しなんですよねぇ。正月の挨拶しに来たとか言って出そうか……でも霊波刀使えない横島君では師匠になれないしo(_ _o)
例の蛟娘みたいな水の刃なら使えてもおかしくないんですが、それをやるとここの横島君のコンセプトから外れるし、難しいものですorz
>雪之丞
さすがにノスフェラトゥとタイマンは無理がありました。リターンマッチで一矢報えるといいのですがー。
確かに力量の差を補うものが何もないのは扱いづらい面がありますね。本気に段階があるタイプでもないですし、このSSではサイキックソーサーも無いという(^^;
>『修行中』
ご指摘ありがとうございますー。「妙神山修業場」という単語がありますので、「修業」が正しいみたいですね。修正致しました。
○ふぁるさん
は、ここの横島君は逃げ技については原作以上でありますw
ノスフェラトゥは強いですよー。原作では令子さんの血で復活しましたけど、ここではメドーサの血をもらってますから。その分味方も大勢いますけど苦戦は必至でしょうな。
>雪之丞
このSSではカオス・タイガー・西条がいなくて男比率が低いので、そのぶん出番が増えてるのであります(ぉ
>知り合いのピンチにもかかわらずこれはひどすぎw
女の子なら全力で助けるところなんですがねぇw
天候操作はおっしゃる通り使い方次第で非常に役に立ちますです。横島君の場合は主にセコい攻撃とセクハラ関係でw
バズーカについては普通に実物2門かついでる姿を想像していただければ。
>本格的にノスフェラトゥ戦
逃げるための戦いで1話分書いてしまいました(^^;
メドたちがどう動くか、あるいは動かないかはまだ秘密であります。
○HAPPYEND至上主義者さん
お褒めいただきありがとうございますー。今後ともいい意味で予想を裏切れる話を書きたいと思います。
バレたのは横島君なので仕方ないです(酷)。まあ令子さんとはおっしゃる通り前世の縁がありますしねぇ。
>トレーニング器具なんかもありましたよ
あ、本当にありますねぇ。今まで気づきませんでしたが、これで話に整合性がつきました<マテ
まあ槍での突きを片手に持った扇子で軽くいなせるくらいですから、単に腕力が強いだけのキャラじゃないのは確かですよね。これでは雪之丞もカーミラも一騎打ちでは勝てませんです。
>確かに友達甲斐の無い奴ですね(笑)
横島君ですからねぇw
でも打算とはいえちゃんと作戦考えて助けたんですから立派なものかと。雪之丞の「誤解度」がさらに深まりそうですけどw
>臆病であるが故に最良の戦法を見出す辺りが横島らしいです
弱いのを自覚してるからこそ考え抜く……と言ったら褒めすぎですかねぇw
>肩に砲台
この手の武器は浪漫ですよねぇ。横島君てば羨ましいヤツですw
>だん○剣
むう、聞いたことがありませんが楽しんでいただけてれば幸甚であります。
>VSノスフェラトゥ
横島君たちがやっつけてヒーローインタビューとは行けないのがつらい所でしたが、実際にやった事はもっとヒドかったかも知れませんw
ではまた。