「結局俺は…」
何を言うのだろうか? その言葉が最初に浮かんだ。
横島にとってベスパは義妹の様な存在であるが、ベスパにとって、横島は愛した男性であり父でもあったアシュタロスを殺した人物――
「なんで…」
人界、それも何故日本に来るのだろうか? 次に浮かんだのはこの言葉。
最愛の人物を殺して、最愛の人物を殺された――だから来るのだろうか? 横島には恨まれても、恨む理由はなかった。
ルシオラとベスパが袂を別った原因を作ったのは、自分自身であると思っている。故に殺されても文句の一つも言えるとは思えない。
しかし、自分は殺される訳にはいかない。ルシオラの復活の可能性が高くなった今、横島には新たな責任があるのだから。
「だったら俺は…」
強く握ぎりしめた所為か、手の平から血が流れる。
逃げられない責任からか、あの時の自分に対する不甲斐無さか――それは横島にしか解らない。
GS美神極楽大作戦!! 〜ラ・カンパネラ〜
第二章 〜セリオーソ〜
横島は、一晩寝ずに考えて、結論に到達出来なかった。
憎しむ理由などなくとも、憎まれる理由は十二分にある――互いに想う感情の相違があるが故に横島は―――
「出たトコ勝負!」
――シリアスが続かない。
「何の事ですか横島さん?」
そんな他の人が聞いたら、まったく解らない言葉を聞いて、小竜姫は頭の上にハテナマークを並べながら横島の方を見詰めていた。
小竜姫の愛くるしい瞳に見つめられた横島だったが、ベスパの事で結構テンパっている所為と、寝不足が相まって、憂いを帯びた表情をもって小竜姫を見詰め返す。
「えぇ、ちょっとベスパの事で悩んでいたんですが、結局なにも思いつかなかったんスよ」
「……ワルキューレから聞きましたが、大丈夫ですか?」
「俺は……俺は大丈夫です」
「そう…ですか」
横島の言葉に小竜姫は、なにも言い返せない。
あの時――アシュタロスの乱の時に、ロクに動けなかった自分の弱さ。
人類に――横島に全てを任せてしまった無念。
何かと横島の為になる事をしたいと思っていた矢先……また選択を迫った。
そんな想いがあるが故に、横島の悲しさを知り。尚、横島の懐にまで踏み込めない。そんな歯痒さを覚えていた。
「だから出たトコ勝負なんですよ。俺は、ベスパに何も言う資格も……何を言われても反論出来る資格もありませんから」
「だからベスパさんのする事を甘受するのですか? たとえそれが…」
「それは流石に受け入れられません……俺はルシオラの事にも責任がありますから」
死ねない。
それだけは譲れない。
それだけが横島が出した唯一の答え。
「それでいいのじゃよ」
「老師…」
妙神山の宿坊、猿神に声を掛けられて顔を上げた横島。その顔に作り物の様な笑みを浮かべるだけで、感情らしき感情が見当たらない。
「横島よ、お主は清い。欲のカタマリの様な男の癖して、ほんに清い……さればベスパの事も受け入れる事が出来よう」
そんな猿神の言葉を聞いて、少しだけ顔を強張らせる横島。
猿神が言う通りに自分自身が清い存在でないと思っているし、ベスパを受け入れるだけの器量も、ベスパの思いもあるのだから、横島は猿神の言葉を理解出来ない。
「俺は清い男なんかじゃない! ……ルシオラは俺の事が好きだって……命も惜しくないって――なのに! 俺はアイツになにもしてやれなかった!! ヤリたいのヤリたくないのって……てめえのことばかりでっ! 最期は見殺しにして……仕方ないって言われも、ああするしかなかったって解ってても……それでもルシオラの事を、そんな目でしか見てなかったっ! ……そんな野郎のどこが清いってんだよ…」
あの時、自分の情けなさが悔しくて。与えられるだけで、自分からは何も与える事が出来なかった、そんな自分自身の醜さが反吐が出る程に嫌いで。
だから叫ぶ、絶望染みた大声で、それでいて泣いているかの様な声で。
「そんな事を思っているからこそ清いのじゃ。それともなにか? お主はルシオラの事を、ただヤらせてくれる女としてしか見ておらなんだのか?」
「違う! ……確かに、好きになってくれたから好きになったかも知れない。でも……それでも! アイツは……最愛の女だって胸を張って言える!」
「そう思える男がこの世にどれ程いるか、お主は解っておるのか?」
猿神は泣き叫ぶ横島を諭す。この汚れきった世界で、横島ほど純粋に相手を思える人物がどれ程いると言うのだろうかと。
「たとえ俺が、その清い男だとして……それがベスパにとってなんなんだよ? 俺はアイツの愛した男を――殺した男だ」
それでも横島は自分を否定し続ける。
ベスパの事を思えば、自分がどれ程残酷な事をしたのか……ルシオラとて、自分に好きにならなければ、姉妹で争う必要も――殺し合う必要もなかった。
「たわけ、お主が全てを背負い込む必要が何処にある? 少しは頼れ、これでも儂はお主の師匠なんじゃからな」
「そうですよ横島さん……貴方はなんでも自分で背負い過ぎです。その荷物の一つでも老師やヒャクメ。ワルキューレやジークにも……私にも背負わせて下さい」
「老師……小竜姫さま……俺……俺は……ベスパになんて言えば…」
横島は猿神と小竜姫に自分の感情をぶちまける。
全て自分の責任だと思っていたから塞ぎこんで。全ての原因が自分の所為だと、自分を責め続けてきたから、全てを自分一人で抱えて込んで、吐き出す事もぶちまける事も出来かった横島だから――猿神と小竜姫の言葉に涙する。
「お主は、お主の為したい様にするだけじゃ……お主はベスパを受け入れると言ったのじゃからな」
「横島さん……貴方は貴方を信じて下さい。全ての責任は私がとりますから」
「ありがとう……ございます…」
猿神と小竜姫の優しさに再び涙する。
父と母の言葉にも涙した横島――全ての涙は、周りに居る人達の優しさに触れて。
◆◆◆
「横島? 目が赤いがどうかしたのか?」
「んや、ちょっとあってな」
「そうか?」
「ポチ……久しぶり…」
「そう…だな」
「……私は席を外そう」
「そうか? なんか悪いな」
「気にするな、そんな顔をしていれば、こうも言いたくなる」
「それじゃ悪いけど、俺達は向こうに行って話ししてくる。ちょっと時間掛かるかも知れねぇからな」
「解った、積もる話もあるだろうからな……襲うなよ?」
「誰がじゃボケっ! ったく、俺はケダモノかっての…」
「何、そちらの方がお前らしい」
「あっそ……あんがとなワルキューレ」
「礼を言われる謂れはない。互いにすっきりしてこい……すっきりを履き違えるなよ?」
「はいはい……んじゃ行こうかベスパ」
「あぁ…」
◆◆◆
「あれから一ヶ月か……随分と長い様な短い様な……変な感じだな」
「そうだな…」
「ベスパは魔界軍に入って、何してんだ?」
「反テダント派の摘発と討伐だな……まだまだ居るから」
「そっか……俺は、魔族に成りそうで成ってないな」
「ワルキューレ殿から聞いている。人であり魔であると」
「そうだな。俺の人生も大概だけど……まぁ、こんな人生も楽しいもんだぜ?」
「そう…か……なぁ、ポチ…」
「なんだ?」
ベスパの暗い声に、その声が持つ意味を理解出来した横島だったが、それでもベスパの口から聞きたかった。
全てを受け入れると誓ったから。
「姉さんの事……恨んでいるのか?」
それが聞きたくて、それが棘の様に心に刺さっていたから、だからベスパは横島に逢いに来た。
「俺にそんな権利はねぇよ」
「私はポチに感謝してる……アシュ様の願いを叶えたくれたんだから…」
自分の父であり、初めて愛した男性……その感情は父に対する想いなのか、異性に抱く想いなのかはベスパにも整理しきれていないが、それでも初めての愛だった。
しかし、その想いとも別に横島にも同じ様な感情をもっていた。一緒に暮らしていた、助けられた事もあった――妹のペットとして出会った横島だったが、それでもベスパにとっては、数少ない大事な家族の一人だった。
ルシオラがベスパが愛するアシュタロスに反旗を翻した事で、横島とルシオラに敵対したものの、ベスパにとって大事な家族である二人は、袂を別ったとしても決して恨みを抱く存在ではなかった。
「解ってた……あん時のお前の顔見てたら、なんとなく」
「だから私はお前に何を言われても、何をされても文句を言うつもりはない……お前には私を恨む権利も、私を殺す権利もあるんだから…」
ベスパもまた、愛を知っていたからこそ、ルシオラの気持ちが解っていた。
そして、それ以上に、自分には持ち得ない勇気を持ったルシオラに嫉妬にも似た憧れを抱いていた。
だからこそベスパは、憎しむ理由などなくとも、憎まれる理由は十二分にあると――横島と同じ感情を持っていた。
「無い、俺にお前を殺す権利も……何もない」
「違う! 姉さんを殺したのは私だ!!」
「違がわない! 俺の所為だ!! ……俺が……俺が弱いからだっ! お前の所為じゃねぇ!!」
単純な意見の相違から。そして、魔族と為りかけている所為か、普段の横島らしくなくベスパの言葉で頭に血が上り、短絡的にベスパの顔を力の限りに殴りつけた。
ベスパの言葉が悔しかったから。謝罪すら慰めに聞こえたから。ルシオラを想っている自分の気持ちを否定されたかの様な――憎しみにも似た自己嫌悪。
「お前の所為じゃない! 私が姉さんを殺したんだ!!」
ベスパは口内を切ったのか、口から血が零れる。
そして横島の顔を殴り返した。
自分の言葉を否定されたから。自分の想いを拒絶されたから。自分が憧れた二人の絆に裏切られたかの様な――悲しみにも似た近親憎悪。
「自惚れんじゃねえ! お前が殺したんじゃねえ!! 俺の弱さがルシオラを殺した! 俺がもっと強く!! 俺がもっと! お前の裏をかける頭をもってりゃ……ルシオラは死ななかった!!」
殴られたから殴り返す。
「お前の方こそ自惚れるな! お前が幾ら強くなった所でアシュ様の足元にも及ばない!」
殴り返されたから再び殴り返す。
「当たり前だ! まぐれでアシュタロスに勝った程度で自惚れちゃいねぇ! 大事な……大事な女を護れなかった男に……何の価値があるって言うんだ!!」
三度ベスパの顔を殴りつけた横島のコブシは、自分の血で染まっていた。
上級魔族であるベスパの顔を殴った所為で、未だに魔族になりきれていない横島の身体の方が悲鳴を上げていた。
「姉さんが愛した男の……その男の価値を下げるな!」
「下げてねぇ! ルシオラは……ルシオラは! 俺には勿体無いぐらいの最高の女なんだよ!!」
コブシが血で染まろうと、コブシの部分から骨が出ようとお構いなしに、横島は幾度と無くベスパの顔を殴る。
自分の事を否定されたからではなく、自分が愛した最愛の女であるルシオラを、自分の所為で侮辱されたと思ったから。
ただひたすらに悔しかったから――最愛の女の妹を殴る。
「だったら認めろ! お前自身の価値を!!」
ベスパの顔は綺麗なままだった。
横島の血で汚れている以外、アシュタロスの顔を彷彿とさせる様な、綺麗で……そして絶望を覚えたかの様に悲しい顔で。
羨ましいと思ったから。兄になったかも知れないから――姉の愛した男の顔を殴る。
「認めねえ! 好きだった女も救えねえ男の価値なんて!!」
「ならどうすればいいんだっ!!」
二人の悲鳴染みた怒号と共に、同時に繰り出したコブシが互いの腹に決まった。
ベスパの胃から酸が出る。
横島の腹には、穿たれた孔が現れた。
「俺より……ルシオラを……認めろ…!」
横島は、腹に穴が開いてる所為か、上手く言葉を紡げない。
それでも一つだけ伝えたい事があった
―――ルシオラを認めて欲しい。
この世界を――こんなにも汚くて、こんなにも美しい世界を護ったルシオラの事を――夕陽を見る時だけでも思い出して欲しい。
それだけが、横島が自分自身に許したルシオラへの想い。
「馬鹿野郎……誰が姉さんを認めないと言った……この……大馬鹿野郎…」
力なく横島の胸を叩くベスパの瞳から雫がこぼれ落ちる。羨ましいと思った絆が、確かに存在していた事への羨望と感謝。
「馬鹿……だよ……俺は……馬鹿……なんだよ…」
しかし、誰に向けられた涙なのか横島には理解出来ない。ただ、ベスパの言葉だけが胸に刺さる。
それが嬉しかった。ベスパの言葉に自分の想いが重なったから。
ルシオラとベスパが――今も尚、繋がっていると感じたから。
「綺麗なんだよ……お前も……姉さんも……この世界も…」
「当たり前だ……ルシオラが……護った世界……だ…」
だから、横島の瞳からも雫がこぼれる。
誰でもよかった訳じゃない。ルシオラを認めてくれる人は、ルシオラを知って、ルシオラを愛してくれる人が……ルシオラを認めてくれるから――だから横島は。
「解ってる……解ってるさ…」
「ありが……とう…」
感謝の気持ちがしっかりといえない自分に苛立ちを覚える。
ベスパの綺麗な顔に浮かぶ涙を拭えない、自分自身の弱さにもまた、苛立ちを覚えていた。
「ヨコシマ……ありがとう」
羨望と感謝と優しさに――ベスパの顔に涙で彩られた喜びが映し出された。
「ベスパ……怪我……ないか…」
「馬鹿! そんな事より自分の心配をしろっ!」
喜びを彩っていたベスパの涙が、悲痛な音色で塗り替えられた。
また感情的になって横島を――家族を傷付けてしまった事に対して。
自分を想ってくれる横島の――自分には無い強さに触れて。
自分を省みない横島の――強迫観念にも似た自己犠牲を目の当たりにして。
「……俺より……お前の……方が……大事だ…」
横島はそう言い残すと、微笑みながら意識を手放した。
◆◆◆
「色々と面目次第もございませんっ!」
あれから一時間、帰って来ない横島とベスパを心配したワルキューレが探しに行くと、泣きじゃくるベスパの膝元に横たわる横島が居たので、急いで妙神山の宿坊に連れて帰り現在に至る。
感情的になり、一騒動を起こした横島がジャンピング土下座で謝った。ベスパもまた、所在無さげに頭を下げるか否か迷っている。
「まぁまぁ、二人共無事? なんですから…」
「まったく……襲うなと言った筈なんだがな」
「この馬鹿弟子が、妙神山で痴話喧嘩をするとは何事か」
小竜姫は責任をとるといった手前、横島とベスパの事を責めたいのに責めれない。小竜姫の心を占める感情は……多分嫉妬だろう。
ワルキューレは、口ではアホだの馬鹿だの言っているが、二人が一時間前と比べて、すっきりした雰囲気になっていたので、優しい視線をなげかけていた。
猿神は猿神でワルキューレと同じ様な雰囲気だが、妙神山で痴話喧嘩が行われるといった、有史以来の出来事に呆れていた。
「ポチ……身体は大丈夫なのか?」
「まぁな、魔族に成りかけている所為か、回復速度が増したのかも知れん」
それ以前に、人であった時……と言うよりかは、ギャグパートの時の回復速度が、尋常ならざる事を自分では知りえない横島だったりする。
詰まる所、ジャンピング土下座をする為に復活した事にも理解が及ばない。
閑話休題。
「馬鹿を言うな! 幾ら魔族とは言え、腹に孔が開けば、それなりの施設に入らねば回復はせん!!」
そんなふざけた身体の持ち主である横島に、ワルキューレは怒り心頭だった。
なにせワルキューレは一度、デミアンとの戦いの時に腹を穿たれた事がある。あの時の傷は綺麗に治ったが、それでも数日に渡る治療と、その後のリハビリに精を出したからこそ、数ヶ月と言う短期間で完治した。
経験者は語ると言った所だろう。
「まぁまぁ、私達が監視していなかった所為でもあるんだから」
「む? それを言われると困るじゃないか」
「二人ともそのぐらいで許してやれ。少々荒治療ではあったが、二人の間に流れる空気は暖かい……雨降って地固まると言ったところじゃての」
猿神の言う通りに、横島とベスパの間に流れる空気は、対面を果たした時に比べて、様変わりしていた。
緊張がワルキューレに伝わる程に凍っていた二人の間の空気は、先程の本音のぶつけ合いで多少は解決したのか、まだ多少の隔たりがあるものの、雪解けを知らせる春の日差しの様に暖かかった。
「私は仕事さえしっかりこなしてくれれば問題にはせん」
「私も横島さんとベスパさんの因縁は資料でしか知りませんが、それでも二人がその因縁から解き放たれるのであれば問題に致しません」
「左様、新たにパートナーとして、再び家族として付き合う二人じゃ。斯様な間柄の二人が、いらぬ壁を作らぬ方が大事じゃての」
「……ワルキューレ、小竜姫さま、老師……ありがとうございました」
三人の言葉を聞いた横島は、深々と頭を垂れる。
それに倣い、ベスパも頭を垂れた――横島と気持ちを重ねて。
あとがき(リテイク12回って…)
今回も短いっス。今まで短編ばかり書いていた所為か、長く話を続けられません。単純に長い短編を書く気持ちで書いたりしてみましたが、一向に長く書けません。
と言う訳で、やっとの事でメーンヒロインのベスパが登場しました! ……にしても、これで完結させてもいいんじゃ……いや! もう少し続けます! 実は、GSを書きたいと思って、最初に書いたのがコレです。その中でも書きたかった部分が残っていますので、もう少しお付き合い頂けますと幸いです。
いらないと言われても多分書くであろう、副題の意味を
セリオーソ――真面目に、厳粛に
次回! 横島君の初仕事です!
レス返し、いらないと言われても……いや、言われたら流石に書けません。
lonelry hunter様
三つ目にして、やっとベスパが登場しました。これからは、雌伏の時を待ち続けたベスパが横島とラブラブに!! ……ってな訳にもいきません。まだまだ横島とベスパの間にある溝はありますので、それを解消してゆくのを考えるとかなり楽しいです。
ベスパは上級魔族の力があると考えていますが、経験不足と新人と言う事で、魔界軍での地位は低くもなく高くも無いと考えています。階級的に言えば曹長? 士官候補??
斯様にバックストーリーが適当な私の作品ではございますが、それでも読んで頂けますと嬉しい限りでございます。
Tシロー様
普通高校生の煩悩の数十倍では済まない程の煩悩大魔神な横島君。その本能が解き放たれた時……くっ! 仰るとおりにベスパ一人では太刀打ち出来ません!! と言う訳で、次回サブヒロイン候補? が登場します。
平将門の情報ありがとうございました! 自分でも調べ……『お義父さん!』『誰が誰の義父であるかっ! 我の五月は誰にもやらぬ!』『誰が父上のモノですかぁー!』……そこから始まる五月姫を賭けた、横島忠夫と相馬小次郎将門の血で血を洗う戦い……そんな番外を只今鋭意製作中です。
番外ですので陽の目を浴びる日は何時か解りませんが、読んで頂けますと嬉しい限りでございます。
かみなり様
短編の次回作は、これが終わり次第書いていきたいと思います。多分、シロかめぐみさん辺りで書くと思います。
この作品はこれから期待に副えるよう頑張って書いていきたいと思います……やっとベスパが登場しましたので。
完結目指してまい進していきますので、読んで頂けますと嬉しい限りでございます。
猫人間ののん様
横島君のアビリティーの『ダイナシ』はこれからもちょくちょく入れて行くと思います。やはり、横島君は横島君ですから(……あれ? 理由になってない?!)。
この作品の横島君とベスパは、似たもの同士な感じです。傷付いて、その傷を他人に見せなかった強さと弱さ。いつもいつも振り返ってばかりで、前を見ようとしない横島君とベスパ……そんな感じで書けたらいいな〜と考えては挫折する日々です……アウチ。
斯様な歯痒さを表現出来ない私の作品ではございますが、それでも読んで頂けますと嬉しい限りでございます。