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「煩悩はロキと共に舞う 2(GS)」

LIFE−R (2008-05-12 22:20/2008-05-12 22:21)
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篭手である私は普段夢を見ることなどない
だが、契約者である横島は違う、夢を見て魘される事だってある

「う、ぐぅ・・・あああ・・・」

私は横島と契約というつながりがあるためか時折横島の夢をこうして眺めるように見てしまう事がある

それは、ひどく鮮明ではっきりとしていた
私自身もよく覚えている横島と契約した時の事
場所は洞窟の中、祭壇のようなものがあり私はその中央で鎮座していた
私が、私自身を見るというのも中々新鮮なものだ
もっとも、視線の主である横島はそのとき重症を負っていて私が見た限りでももはや助かるまいと言える物だったがな

「ヨコチマしっかりするでちゅよ」
「・・・あ・・・が」
「そ、そうでちゅ!ルシオラちゃんが言ってたこれだったらきっと」

小さな女、パピリオと確か言ったか・・・が私と横島を結びつけ契約の原因ともいえるのだろうか?
そういえば、横島との契約は半ば無理やり私がやったのであったな

「私が、この男を助ければいいのか?小娘」
「小娘じゃないでちゅ!パピはパピリオでちゅよ!」
「ならばパピリオ、私がこの男と契約すればいいのだな?」

返事も聞かずに夢の中の私は横島と無理やり契約をし奴の重症であった傷を一瞬で完治させた


「え、傷が?」
「ヨコチマー!!」
「うぉぅ、パピリオ!?ああ、やわらい!いい匂い!?っは違う!!ちがうんやぁ〜〜」

抱き疲れた横島は酷く焦っていたが・・・
どうやら夢はここで終わりのようだ。横島がもうすぐ目覚めるのだろう
それに、ここから先は色々と問題がある。ちょうどよい頃合と言えるかもしれんな


そうそう、私の名はロキ、この夢の主である横島の相棒だ


始めの2


「悪夢のようなそれでいて素晴らしい夢を見た気がする」
「おはよう横島」
「おう、おはよう」

横島が目覚め私は挨拶をする。ふむ、ついでにからかっておくか?

「ああ、お前の見てた夢は素晴らしいものだったぞ」
「??」
「お前が、堕ちた瞬間の夢だ」
「ナンデスト!?」
「パピリオ、といったか?まさかあのような事までしてたとは知らなかったぞ」

「う、うぉー!!まさか俺ってばあん時のゆめをぉおお」

「まぁ、冗談だが」

「ロキてめぇ!」
「ははは、すまんな」

本当は冗談こそ嘘なのだが・・・

「っで、ここどこだっけ?」
「昨日あれだけの失態を犯しておきながら場所すら忘れるのかお前は」

ああ、昨日は大変だった。最終的に私自らがこいつの煩悩制御に駆りだされるとはな

「うっ、そうだったっけか」

「ことあるごとに小竜姫にダイブする。小竜姫の入浴を覗こうとする。小竜姫の浴衣姿に欲情し再びダイブ。小竜姫の寝室へ夜這いをしにいこうとする。さらには・・・いや、もう言うまい」

「すまん」
「私と契約したが故だ・・・私が抑えてこそなのだろうよ。むしろ、追い出されなかった事を喜べ」
「そうだな」

実際はもう2,3あるのだが理性が殆ど消失していたようなので割合しよう

「んで、今何時だ?」
「ああ、今は4時だ」
「はやっ!?」

とりあえず、今日泊めてもらっていた部屋を出て横島は庭へと出る

「ああ、そうだった。修行しに来たんだったな」
「そうだ、抑制しきるまでは私がそちらに回っておくから手は貸せぬぞ?元からそのつもりではあったがな」
「そうやなー、お前がやってたら修行の意味ないもんな」

小竜姫がもつ気配とは違う気配が近づいてきている、ここには小竜姫しかいないと思っていたのだが?

「横島、誰か来るぞ」
「ん?」
「あんたが新しい修行者かい?」

「おお!!ずっと前から好きでしたぁ!!!」

「ってなんなんだい!!」

声のしたほうを振り向いた瞬間に横島はそのまま飛んでいった
もちろん、撃墜されていたが・・・


横島が目覚めた後、自己紹介も混ぜつつ私が事情を説明し一応納得はしてもらえた
彼女の名はメドーサといい神族である小竜姫とは違い魔族であるそうだ
今そのメドーサは横島を睨んでおり、顔は何でこんな奴がという顔をしている

「あたしとしてはコイツは非常にうっとおしいんだが」
「そう邪険にしないでやってくれ。これでも大分抑えているほうなんだ」

横島はメドーサの腰にしがみついておりメドーサはそれを肘でゲシゲシと叩いている


「ああ、あかん・・・新しい道にめざめそうだ」

「・・・本当に大丈夫なんだろうねコイツ」
「・・・その・・・はずだ」

すまん、私も少々自信がなくなってきた

「はぁ、まぁいいさ小竜姫一人じゃ可哀想だしあたしも暫くはここにいるから少しくらいならみてやるよ」
「ありがたい、是非頼む」
「いいさ、かわいい妹分にあたしは虫がつかないようにするだけのつもりだから」
「それでもだ」
「なら、その言葉は受け取っておいてやるよ」

正直、横島を腰にくっつけたままでは格好がつかない台詞この上ないのだが
その姿は非常にすがすがしいものであった

もっとも横島はそろそろ殴られすぎて三途の川を渡りそうであったが
今日からの修行、頼むぞ私が相棒


『Tシロー様』

<妙神山にジークかワルQがいたりするのか?
ワルQではなくメドーサでございました

後、大きさ変換を間違えていたほう消しました。ご報告感謝です

『シン様』
申し訳ないっす、今後は失敗無いように気をつけます

『lonely hunter様』
興味を持っていただけたようで幸いです

<特に, 契約によって煩悩が増幅されたことはこれから重要な伏線になるかも........

実はある秘密が隠されております。それをいつ出すか秘密ですが^^;


あとがき

2つ目に出そうとしてたのが中途半端になってしまったので、色々くっつけたら2つめの内容こんな感じになりました。ワルQじゃなくてすまん

ヒロイン考察とかなんとかってのでメド=大竜姫説を読んだらなぜかこうなってしまったLIFE−Rです
それを読むと韋駄天がそう呼び出したのが始まりで小竜姫様も本名は別にあるっぽいって説のようです
まぁ自分的にはこれになるほどなぁ、と相槌を打たせてもらっちゃいましたので
その設定を使わせていただくことにいたしました
これで小竜姫様にフラグが立ってもメドという壁が出来てしまいました
が・・・気にしません!ええ、気にしませんとも!!

ちなみにメドーサが魔族なのはデタント調整の際に自ら申し出たって事にしてあります
後、メドーサ系の事件はゲストなオリキャラを交えつつ進むと思われます

次回分を色々修正しつつも横島の一日の修行風景を書けたらいいかなー

では次回 ノシ

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