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「煩悩はロキと共に舞う 3(GS)」

LIFE−R (2008-05-17 04:24/2008-05-17 04:25)
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横島が来てから4ヶ月がたった、正直あまりの行動の数々に私自身も頭を悩ませたが何とかなったようだ


まぁ、それに関しては横島の妙神山においての4ヶ月間をダイジェストするので見てもらおう


約一週間の間での横島はそれは、それは凄かった
メドーサと小竜姫に修行中だろうとお構いなく飛び掛り。果てには覗きがライフワークだとでも言わんばかりに覗きを敢行し続けた
その度に私は説得をし続けなんとかいさせてもらったのだが。正直篭手である私とはいえ生きた心地がしなかった

1ヶ月くらいたった頃だろうか、ようやく回数が少しだが減ったのだ
特に精神を鍛えてる時は如実に減っており小竜姫とメドーサにとって一番安心できる時間となっていたのではないのだろうかと推測できる
もっとも、他の事にかんして言えば相変わらずっといえることだったが

2ヶ月目に入り私が抑制し続ける事で何とか戦闘も行えるくらいにはなった
しかし、少しでも私が介入したり横島が今の霊力が枯渇し始めると横島の煩悩はとたんに暴走をし始め撃墜されていた

そして、この2ヶ月目を境にコツでも掴んだのか3ヶ月目の後半に横島は煩悩を完全とは言わないまでも抑制することと自分の霊能が出来たのだ
もっとも抑制できても溜まりはするのでいつ爆発するのか恐ろしくはあるがな・・・


煩悩はロキと共に舞う 3


  始めの3


基本的に武神である小竜姫の一番力が入るのは格闘訓練の時間だ
メドーサもそういったことの方が得意なのか戦闘の組み方などを教えるのが楽しそうである
本日は試合形式で1対1のようだった


突きが横島めがけ飛んでくる、横島はスウェーすることで避けお返しとばかりに私の篭手より出ている霊刃を突き出す
相手はそれを払う事で防ぎそのまま流れるように体をぶつけてきた

「カハッ」

横島はその一撃で後ろへと飛ばされるが篭手のつけてない方の手で霊波砲を放ち追撃を避ける
つい2ヶ月程前ならば突きの時点で負けていた横島だが今はそれなりに動けるようにはなってきていた

「っは、戦うのが嫌なくせして恐ろしいほど成長の早い奴だな」

横島は戦闘関連に関しては恐ろしく成長が早かった。特に避ける事と逃げる事に関して言えば
2ヶ月目の時点で手加減した2人と遣り合えるほどにはなっていた

「ロキ、チェンジ!ver3な」
「ふむ、今使ってしまっていいのか?」
「ああ、こうなったら一か八かだ」

篭手である私を1、刃を出した状態を2とし3は・・・

「へぇ、こいつは驚いた」
「というわりには全然驚いた感じじゃないっすね」
「そんなことはないよ、でも、そいつじゃあたしをこうげきできないんじゃないのかい?」
「こいつの使い方はすぐにわかりますよ。っと!」

横島は篭手の表層に出した丸い盾のような物をフリスビー(横島命名、サイキック・シールド)を投げるように放つ
メドーサもそれはわかっていたのかなんなく避け再び接近戦を挑むように突きを放ってくる
それを避けきり掴みにかかるがさらに突きが来る事で横島は後退する
突きが来る、避けるその繰り返しを暫く続けていただろうか?
体力が持たなくなってきたのか横島の動きが若干鈍ってくる
一瞬ふらついた様な動きを見せ隙が出来、それを好機とみたメドーサの突きが来る
それを酔拳のような動きで横にずれ回避すると先ほどとは逆に横島からぶつかっていく

「っぐぉぅ・・・一撃、貰うぜ!超サイッキック!ヨ〜ヨォ〜!!」
「!?」

不安定な姿勢ながらも横島がそう叫んだ瞬間、メドーサの背後で爆発が起こる

「ぐぅ、今のは一体?」
「はっはっは、サイキック・シールドをロキに霊糸を出してもらって繋ぎ維持し操ったのだよ!」

横島はさっさと逃げるように後ろへと行きそのまま逃走モードに入る

「っち、ブラフとはやってくれたねぇ。待ちな!!」
「うわ、はやい!?」

一撃を入れた時点で横島の修行はクリアーなのだが
まぁ、後はじゃれあいの時間とでも言うところか、小竜姫も苦笑している

「あああ、せやったらダメージを負う前にメドーサあぁぁぁぁぁぁ」

「毎度、毎度わかりきってるんだよ!」

まぁ、何も言うまい・・・いや、いい加減言うべきだろうか。この煩悩者め


閑話休題


あれから気絶時間+休憩をはさみ今度は小竜姫と戦う、2戦連続は初めてだからか横島は少しばかり緊張を見せていた

「んじゃ、後は任せるよ小竜姫」
「はい」

先ほどまで横島と戦っていたメドーサと替わり小竜姫が横島の前に立つ

「先ほどの攻撃は見事でした横島さん」
「いや、まぁ、偶然っすよ」
「いえ、私も初見でしたから戦っていれば危なかったと思います」

珍しくストレートに褒められた横島は照れて頬ポリポリ掻いていた

「それでは、はじましょうか」
「うぃっす、お願いします」

小竜姫が空気を一変させると横島もそれに準じて顔が引き締まる
それを見て取った小竜姫は一気に接近し斬ってきた
横島はそれを私を媒介とした霊波刀(横島曰く、ソードオブグローリー)で防ぎながら力に流されるように退きつつカウンターに霊波砲を放つ
それは簡単に避けられ再び斬りが来る。それを横島は刀をサイキック・シールドに切り替え防いだ
一瞬の均衡を生み出すがそこで横島の秘策が出る

「が、ぎぎ・・・サイキック・マイン!!」
「っく」

爆発するような音と共に小竜姫側だけという指向性を持って盾は爆発し小竜姫は弾き飛ばされ距離を離される
横島は再び霊波刀形態にし前に突き出したような構えを取り叫ぶ

「サイキック!」
「!!」
「バンカー!!」

霊波刀が小さな爆音と共に篭手から離れ飛ぶ
だが、小竜姫はそれを身を捩ることで避け、そのまま横島の側面へと移動する
横島の出した新技はメードサ戦も含め全て出しきってしまい横島の策は破れたように思えた

「貰います!」
「うをぉ!」

横島はすんでのところでそれを避けゴロゴロとみっともなく転がりながらも即座に立ち上がる
小竜姫は先ほどのこともあり深追いはせず若干の警戒を見せながらその場にとどまった

「驚きましたよ、横島さん」
「そうっすか、それはよかったっす」
「いつのまに、あれほどのものを?」
「部屋とか暇なときは煩悩溜まっちまうんで、それを誤魔化す時にっすね」
「そ、そうですか・・・」

小竜姫が顔に縦線入れながらうなずくが
横島は気にすることなく苦笑しながら言い、再び霊波刀を出す

「じゃ、仕切りなおしってことで」
「はい、どうぞ来てください」

横島は構え、先ほどの牽制にサイキック・バンカーを放つ
そのまま篭手形態で霊波砲を撃つ
バンカーは弾き、霊波砲は避けて小竜姫は斬りかかる
それを横島はシールドを投げて接近を防ごうとするがそれすらも木刀に弾かれる
しかし、横島の攻撃はまだ終わっていなかった

「いま!!」

先ほどのサイキック・シールドはヨーヨーとなって横島が腕を振り下ろすと共に小竜姫めがけ落ちる
小竜姫はそれを横に迂回する形で避けきりさらに接近速度を上昇させ斬りかかる
横島はその速度に対応できないのか避けきることが出来ずに掠る
2度、3度と何度も息つく暇も無く斬りかかられだんだんと防戦一方へと横島は追い詰められていく
そして、ついに横島は捉えられ攻撃を受ける
だが、ただでは終わらないのが横島だ
あたる寸前にカウンターを放ち小竜姫に一矢報いる
もっとも、カウンターというよりは悪あがきの一撃だったためか当たりはしたがそれほどのダメージを与える事はできずに終わり、横島は再び気絶した


小竜姫が気絶した横島を起こそうと揺するが横島は一向に起きる気配が無い
大分消耗していたようだし無理も無い事だからな

「仕方あるまい。最後の一撃はそれほど綺麗に決まっていた」
「そうですね・・・わかりました。部屋に運びましょう」
「よろしく頼む」
「ま、しょうがないか」
「じゃあ、連れて行きますね」
「あたしは先に居間にいってるよ」
「はい」

私と横島、そしてそれを担いだ小竜姫で横島の部屋へと行く
その途中、小竜姫より先の技の説明を私はやらされていた

「はっきしいっておけば、今の横島ではあれだけの技全てを自分の力だけで行う事はできんよ」
「ええ、それは戦ってみてなんとなくでしたがわかりました」
「私があいつの叫んだ言葉を一種の合図として発動を行っているのだ。もっとも、ある程度なら意思疎通無くわかる故にこそほぼ同時に行う事が出来る芸当なんだがな」
「なるほど、篭手からしか出てこなかったのはそういうことなんですね」
「ああ、そういうことだ。横島自身ができる事は今の所、そうだな、霊波砲ともいえない塊を放つかソードオブグローリーをもう片方の手といってもあれよりもずいぶん短いが・・・作るくらいだな」
「ですが、最初の頃に比べれば随分と成長しました」

小竜姫が感慨深げに、心底嬉しそうに言う

「確かにな、特に体術面に関して言えば日本でもトップクラスであると私は思っている。自惚れかもしれんがな」
「いえ、あの動きを出来る人は中々いないと思います。特に攻撃を見切り回避するという事に関しては少々、とりっき〜?ですが素晴らしいです」
「無理して横文字を使わんでもいいと思うのだが・・・」
「せっかく教えて貰いましたし使ってみようかと・・・あ、もうそろそろ横島さんが使ってる部屋ですね」

そうやってゴマカシながら横島の部屋に入る
布団が敷きっぱなしになっていたことに呆れたという溜息を吐くがとりあえず寝かせる事が先となので担いでいた横島を寝かせようとする小竜姫だったが、布団へと横島を降ろし離そうとした時にそれは起こった

「へ?きゃっ」

横島が小竜姫の腕を掴みそのまま引きずり込み抱きしめたのだ
気絶からそのまま睡眠に移行したのか横島の顔は安らかなモノである
たいして小竜姫は少し抜け出そうと身を捩るものの思いのほか強く抱いているのか抜け出せる様子はなかった
もう少し強くやればいいのだろうがそれでは横島の腕が痛むというのもあったのかもしない
寝ていてもこのような行動に出るとは、いや無意識であり・・・寝ているからこそこういう王道に出るのか?
・・・ん?失礼、作者が少し乗り移ったようだ。王道ではなく行動だ。そしてあやつの場合は無意識の煩悩だ
とにかく、小竜姫は仕方ないと諦めたのか大人しくしている事にしたようだ
あるいは、日々成長し続けている事への褒美のつもりなのかもしれない
世話のかかる弟を見るような目で見ていることから前者なのかもな

まぁ、どちらにせよ私も暇になってしまったようだ。ここらで今回は終わらせるとしておこう


追記 あまりにも遅いと感じたメドーサの手により横島だけがぶっ飛ばされたあげくに夕食を抜かれあげく3時間近くの説教をいただいていた

追記の追記 いつの間にか寝ていた小竜姫はそれはもう安らかなモノだった


あとがき

微妙にフラグが立った?3話目、書き方を少し変えてみました
内容的には横島とロキの現在の力量と技(ロキ制御)の数々の披露とGMの血が若干覚醒してるが故のシリアスな戦闘の組み立てなどをなんとか出したくてこうなりました
最後は、まぁ横島役得のお話って感じで纏めました。(オチが弱いのは自分の力量不足です)
それと、多分ですが文珠は覚えません。理由は一応あるのでそのうちに

技を幾つか説明しますと

サイキック・ヨーヨー ロキが霊糸を使って遠距離のシールドを維持して横島が動かす事でできる技 
サイキック・バンカー ロキが指向性を持った小爆発と霊糸を使ってハンズオブソードを飛ばす技(本来は突き刺した敵を遠くへと吹き飛ばし爆発するための技)

 共に元となる部分(この場合盾と剣)の霊力が高ければ高いほど消耗と威力の上がる技であり
距離が遠ければ遠いほど維持の難しい技

こんなんでも読んで楽しんでいただければ幸いです。では、また^^ノシ


以下レス返し


『Tシロー様』

<強くとも妖怪に分類される敵しかいないのか
ロキ関係で旧神達の一部が姿を変えて出てくる予定ではあります
あとテロリスト的な魔族と神族とか大丈夫かなと思ってます
(旧神例 ポチが行ったみたいなフェンリルとか)

<ただちょっと短いかな?
下書き部分より手直しで長くしました、このくらいなら大丈夫でしょうか?


『shizuki様』

<新鮮でGOOD
ありがとうございます。今までに無い設定で書ければと思って書いてますのでそういっていただけると嬉しいです

<ただちょっと今回は短いですね、倍はあってもいいとは思います
長くなったとは思うのですが、どうでしょうか?

<この作品が何を目指しているのか
横島とロキ、それにある関係達の辛くも楽しく幸せな日々をと考えています

<ラブコメ路線もアリかもしれませんが(笑)
最初はそのつもりだったんですが、下書きしてくはしからシリアスが混じってしまってうまくいっておりません(汗)
中々うまくいかないものです(苦笑)

<なぜデタント成立したのか、横島がオカルトに関わった原原因は?
実を言いますとそれこそがこの物語の大詰め的な部分で核心部分だったりします

『kame様』

<ということはアシュ様とも出会っているのか?
出会ってはいます。今の彼はとある職につくことでデタント納得を得ました
その辺は番外編で書こうと思っていますのお待ちください

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