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「二人三脚でやり直そう 〜第六十七話〜(GS)」

いしゅたる (2008-04-18 17:59)
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「……と、いうわけなんですよ」

「へぇー。こっちの社会に慣れるためっスか」

 二時限目の休み時間。
 ホームルーム後、そして一時限目後と、休み時間のたびに小竜姫とピートを中心に質問ラッシュが展開され、この時間になってやっと落ち着き始めていた。そこで横島は、小竜姫、タイガー、ピート、雪之丞を連れて教室の外に行き、適当に人気のない場所を見繕って、それぞれの事情を話し合うことにした。
 そしてまず最初に、小竜姫が事情を簡単に説明し、上記の台詞で締め括ったところである。

「まったく……職員室で鉢合わせした時は、一体何事かと思ったぜ」

「僕は初対面でしたが、まさか妙神山の神様でしたとは……」

「そーいや、GS試験じゃピートとは顔合わせてなかったんだっけ」

 雪之丞とピートが口々に言って、横島がピートと小竜姫が今まで顔を合わせてなかったことを思い出す。GS試験ではピートが敗退した後に小竜姫がやってきたので、ニアミスしていたのだ。

「けどいいのか? 神族がこんなトコに来てよ」

「大丈夫ですよ。ほら、見てください」

 雪之丞の問いに、小竜姫はそう言って自分の頭を指差す。
 本来なら龍の角が生えているその場所には、今は何もない。

「俗界に降りるにあたり、封印処理が施されています。今の私の力は、普通の人間と同程度しかありません」

「その封印って、いつでも解けるんスか?」

「いいえ。これを開封することができるのは、老師だけです」

「老師って……」

「私の師匠で、妙神山の最高責任者ですよ」

 いわく、有事の際――たとえばメドーサが現れた時など――には妙神山から迎えがやってきて、連れ戻された小竜姫はそこで開封処理を受けるらしい。現地へと赴くのは、それからだという。
 その説明に、雪之丞は「それだと到着が遅れるんじゃないのか?」と指摘した。しかし彼女が言うには、移動は全てテレポートで行うので、かかる時間は実質的に開封処理の時間のみだという。

「で、雪之丞はなんで?」

「ん? 俺か?」

 小竜姫の事情を一通り聞いた横島は、次に雪之丞に話題の矛先を向けた。

「一言で言えば、学校生活ってやつに興味が湧いたから、かな」

「へえ。お前ってバトルにしか興味ないバトルジャンキーだと思ってたけど……」

「うっせぇ」

 横島の言葉に、雪之丞は額に小さく井桁を浮かべて唇を尖らせる。しかし自分でも思い当たるものがあるのか、強く反論はしない。

「確かに、GS試験受ける前は、学校なんざ興味なかったんだけどな……面倒だし、そんなところに行く時間がありゃ修行してた方がいいってな。だけど、なんっつーか……俺自身よくわからねえんだが、GS試験が終わって神父んトコで世話になってる間、ずっと頭の片隅に陣取って消えねえもんがあるんだよ……
 ……『青春』って単語の魅力っつーやつがな」

「ぶっ」

 その雪之丞の最後の言葉に、横島は思わず小さく吹き出した。なぜなら横島にとって、その単語で真っ先に思い浮かぶ存在があったからだ。
 ――そういえば雪之丞は、GS試験中に一時期彼女の中に入れられていた。もしかしたら、その時のことが原因かもしれない。

「……どうした?」

「いや、なんでも……」

 突然吹き出した横島に、雪之丞が怪訝な顔になる。しかし横島は、その疑問に言葉を濁した。
 そして、横島は「最後はお前」とでも言いたげに、ピートに視線を向けた。周囲の皆も、それに倣ってピートの方に向く。横島自身は理由を知っているのだが、タイガーも小竜姫も知らないはずなので、説明してもらう必要はあるだろう。

「僕は……志望するオカルトGメンの募集要項に『要・高卒資格』ってありましたので」

 全員の視線を受けたピートは、そう簡単に説明した。

「考えてみたら僕、学校行ってないんですよ」

「まあ、学校なんてありそうにない島だったしなぁ」

 苦笑して話すピートに、横島も苦笑で返した。
 と――その時、チャイムが鳴った。校舎内を満たしていた喧騒が、潮が引いたように収まっていく。

「お、もう休み時間終わりか」

「戻りましょう」

 横島の言葉に、ピートがそう言って全員を促した。
 五人が連れ立って教室へと戻る途中、横島は小竜姫に疑問を投げかける。

「小竜姫さま、次の時間は英語っスけど、大丈夫?」

「横島さん……私はここでは武神小竜姫じゃありませんので、『シャオ』か『ロンヒ』でお願いしますって言ったじゃないですか」

「あ、すんません。どーも慣れなくて……」

 小竜姫の抗議の言葉に、横島は苦笑して謝った。
 ちなみにこれまでの授業は、古文と日本史だった。どちらも小竜姫にとって馴染みの深い学科であったため、初めての学校の授業であるにも関わらず、特に問題なく付いて行っていた。
 それを見て意外そうな顔をする横島に、小竜姫は「文武両道できなくては武神なんてやってられませんよ」と抗議したものである。

「英語……現在、世界で最も普及している言語ですよね。私には馴染みがないですが、まあどうにかなるでしょう」

「そっスか」

 そう言ってニッコリと笑いかける小竜姫に、横島は微笑を返した。


 結論――どうにもなりませんでした。


「……………………」

「おーい、小竜姫さまー。大丈夫っスかー?」

 横島が呼びかけるも、返事がない。小竜姫は机の上にうつぶせに突っ伏し、頭のてっぺんからプスプスと黒い煙を立ち上らせていた。

「こ、こんなことでは……文武両道は……」

「無理しない方がいいっスよ?」

 うわごとのようにつぶやく小竜姫に、横島は慰めるようにポンと肩を叩いた。


   『二人三脚でやり直そう』
      〜第六十七話 高校生日記!【その2】〜


「たあっ!」

「きゃあっ!」

 時間は少々巻き戻り、横島の学校で小竜姫が英語に苦戦している頃。
 六道女学院の体育館では、簡易的な試合用結界の中で、かおりとおキヌが試合を行っていた。
 攻めるかおりは水晶観音を、回避に専念するおキヌは魔装術を、それぞれ展開している。

「逃げ回るだけですか!? GS試験を勝ち抜いた実力は、そんなものではないでしょう!」

 鋭い攻撃を繰り返しながらそう叱咤するが、その内側に潜む本心は複雑であった。

 そもそもかおりは、GS試験でのおキヌの試合を全て見ている。
 1回戦と3回戦での勝利は幸運によるものであったし、4回戦は相手が横島であったため、試合と呼ぶにはいささかぬる過ぎた。すなわち、まともな試合になっていたのは2回戦のみである。
 そして、それらの試合を見る限り彼女には前衛としてのスキルが決定的に欠けており、そのためこうやって1対1の試合形式になると、途端に不利になってしまう。

 そして――かおりは、それがわかっていながらこの模擬戦を持ちかけたのだ。

「はっ!」

「きゃっ!」

 かおりの仕掛けた足払いに、おキヌはバランスを崩す。
 だが、空中浮遊の要領で床を滑るように移動するおキヌには、大して意味がない。彼女は崩れた姿勢のまま素早く後退し、かおりと距離を開けた。
 だがそんなおキヌに、かおりは即座に反応し、再び距離を詰める。

 この模擬戦では、霊力、技能、相性――全てにおいて、かおりの方が有利である。それはこのクラスのみならず、他クラスや上級生にだってわかることだろう。彼女の実家である闘龍寺が霊能の名家の一つであることは、この学校では知らぬ者などいない……は言いすぎにしても、それなりに有名なはずだから。
 ゆえにこそ、この模擬戦でおキヌがかおりを下すことができれば、それは彼女のGS免許が、少なくとも上辺だけのメッキなどではないことの証左となろう。無論かおりには、だからといって手心を加えるつもりなど一切なかったが。

 ――だが。

「せいっ!」

「くぅっ!」

 かおりの繰り出した突きを、おキヌは両腕をクロスさせて受け止める。瞬間、彼女の目が大きく見開かれ、次の瞬間には拳の方向を逸らされた。
 攻撃を受け止められた瞬間に霊力の流れを読まれ、その方向を逸らされたのだ。300年の幽霊経験で霊体のことを熟知しているおキヌにとって、それは得意分野の一つであった。

(でも……あまり意味はないでしょうね)

 かおりはそんな攻防を繰り返しながら、自分のやっていることがいかに効果の薄い、報われない行為かを自覚していた。
 彼女がいくら手加減なしで戦っても、いくらおキヌがそれを上回ったとしても、「クラスメイトだから手加減した」と邪推する人間は必ず出てくるだろう。あるいは逆にかおりの方が、「小ずるい手を使ってでしかGS免許を取れない奴にも勝てない、名ばかりの名家」などと後ろ指を差されることになるかもしれない。
 それを思うと、自分を差し置いてGS免許を取得したおキヌへの対抗心も相まって、何が何でも勝ちたくなってしまう。だがかおりは、手加減無用の精神はそのままに、対抗心のみを押さえ込んだ。

 ――そんな気持ちで戦って、何が友達か。

「い、行きます!」

 距離を取ったおキヌが、両手を開いて前に突き出した。

「戦闘中に攻撃を宣言する人がいますか!」

 だがかおりはそう叱咤し、おキヌに向かって駆け出す。おキヌの手から霊波砲が放たれたが、かおりは身を低くしてそれをかわし、おキヌに肉薄した。
 そして、一気におキヌの懐に飛び込んだかおりは、本来の左手と水晶観音の左手を使い、おキヌの首と右手を掴んで押さえた。

「!」

「終わりですわ!」

 勝利宣言し、残った二本の右手で拳を握り、霊力を高める。

(氷室さん……あなたの力はこの程度だったのですか? こんなことでは……!)

 必勝の体勢を作り上げたことに、かおりは一種の達成感と同時に失望感も覚えた。そしてかおりの思考は、試合が終わっていないにもかかわらず、おキヌの今後についてどうフォローするかに移行する。
 重ねた二本の腕は、ハンマーのごとき威力でおキヌの腹部に迫り――

「くっ!」

 おキヌは小さくうめき、ガードのつもりか、自由に動く左手をその腹部に添えた。
 無論のこと、そんな腕一本ではかおりの攻撃は防げない。そのガードごと、おキヌの体は吹き飛ばされるであろう――周囲のギャラリーは皆、そう思った。

 が――

「――ッ!」

 その攻撃した当人であるかおりは、しまった、と言いたげに顔を強張らせた。だがもう遅い。勢いのついたかおりの拳は、そのままおキヌの手の平に受け止められ――


「それまで!」


 審判を務めていた鬼道の制止の声が、朗々と響いた。
 その瞬間、かおりの拳はおキヌのガードの上を滑るようにに逸れ、彼女を傷付けることなくその動きを止めた。

「10分経過や。これ以上は授業に差し障りが出る」

 その鬼道の言葉に、二人は魔装術と水晶観音を解き、離れて互いに試合終了の礼を取った。
 それぞれ連れ立って結界を出ると、おキヌがクラスメイトに囲まれた。魔装術を始めとして休学前とはまるで違う戦い方を見せ、なおかつクラスで一番の実力者であるかおりに対し、負ける寸前だったとはいえ、時間いっぱいに粘れた。そのことに対し、賞賛の声が上がっている。
 かおりは、おキヌを中心としたその輪から外れた場所で、その様子を眺める。

 と――

「……危なかったな」

 その背後から、鬼道が話しかけてきた。

「10分経過なんて……嘘でしょう?」

「こないなとこで負けたら、お前の家名に傷がつくやろ。家名に傷がついて没落した名家なんて、なんぼでもある。ボクの家も没落と再興を繰り返した家やから、実家の歴史を辿ればそないな例は結構あるんや」

「だからって……」

「あのままやったら負けてたの、わかってたやろ?」

「…………」

 鬼道の言葉に、かおりは言葉に詰まった。
 鬼道の試合終了の合図の直後、おキヌのガードの上を滑った拳は、かおりが自らやったことではない。おキヌに霊力の流れを逸らされた結果なのだ。
 そして、そうして上体が泳げば致命的な隙ができる。その隙を突かれれば――結果は、言わずもがなだった。

 だが――

「なら、尚更止めないで欲しかったですわ。私を倒したとなれば、氷室さんにも箔が付きますでしょう?」

 そう。それこそが、この模擬戦の目的だったのだから。
 しかし鬼道は、やれやれといった様子で肩をすくめる。

「……ちぐはぐやな、弓」

「何のことですの?」

「頭と心が、や。嘘は良くない……負けとうなかったって顔に出とるで」

「…………ッ」

 鬼道の指摘に、かおりは再び言葉に詰まる。
 そして思い出すのは、鬼道がストップをかける直前のこと。あそこまで追い詰められながら、おキヌは諦めようとしなかった。
 対し、かおりは勝利を確信し、最後の一撃が入るのを待たずして別のことに意識を向けてしまった。

 ――言い訳のしようがないほどの油断が、そこにあった。

(実戦経験の差、なのでしょうか……?)

 戦いの場では、最後まで気を抜かない。わかっていたはずなのに、そういった心構えが自分には徹底しきれてなかった。今の模擬戦で、それが浮き彫りになってしまった。
 そのことに、かおりはその原因が経験の差にあると予測を立てた。
 なんだかんだで、美神令子除霊事務所に所属するおキヌは、実力はともかくとして除霊経験はこのクラスどころか学内全体でもトップクラスなのだ。たとえ実力が下であろうとも、油断すればあっさりと実力差を覆されてしまう。

「……私もまだまだ、修行不足ですわね……」

 自嘲気味につぶやく。
 わかっていたこと――いや、『思い知らされていた』ことだった。
 GS試験における勘九郎との戦いで、自分はまったく役に立てていなかった。それなのに、彼女より実力で劣るおキヌの方が役に立てていたのは、能力以前に心構えで差があったのかもしれない。
 そしてそんな推測は、この模擬戦で確信に変わった。

「氷室さんは、やっぱり凄い子なのですね。……心が、強い」

 だが――だからこそ。
 かおりは、今おキヌを取り巻く状況を改めて思い直し、ぎりっと歯を噛み締めた。
 そんな彼女が、こんなところで潰されて良いはずがない。あの心の強さなら誹謗中傷程度は大丈夫だろうが、物理的な手段に訴えられた場合、どうなるかわかったものではない。

 と――

「大丈夫や」

 そんなかおりの苦悩を読み取ったのか、鬼道がそう声をかける。

「氷室のことは、ボクら大人に任せとき。しばらくすれば、悪い噂もなくなるやろ」

「……しかし……」

 それでも不安は拭えないのか、渋るかおり。鬼道は安心させるように、その顔に笑顔を浮かべた。

「安心せえ。我に秘策ありっちゅーやっちゃ。……ま、理事長の企みやけどな」

「…………」

 その笑顔に浮かんだ一筋の冷や汗に、かおりは安心するどころか別の不安が湧いてきた。


 ――それから時は過ぎ去り、放課後になった横島の学校で――

「姫ちゃん、家どこ?」

「良かったら一緒に帰らない?」

 二人の女子生徒が、小竜姫に話しかけた。席が近いこともあり、この初日で比較的積極的に会話をしていた二人である。
 小竜姫の呼び名が『姫ちゃん』なのも、この二人が言い出したものだ。
 名字にしろ名前にしろ、さん付けでは他人行儀な感じがするし、かといって名字である『シャオ』にちゃん付けになると、日本人的な感覚からすれば微妙な感じがする。しかし『ロンヒちゃん』では語呂がいまいちだというし、略して『ロンちゃん』になると、女の子の名前じゃなくて男の子の名前っぽくなる。
 そういうわけで、消去法で『姫ちゃん』が定着したらしい。ちなみに今のところ、彼女らを除いたクラスのほとんどが、『シャオさん』と他人行儀な呼び方に落ち着いている。

 ――余談ではあるが、小竜姫を含めて多くの神族には、家名という概念はない。
 本来彼女は『小竜姫』で一つの名前なのだが、俗界では家名と個人名が区別されるのが一般的なため、便宜上『シャオ・ロンヒ』と人間の名前っぽくしただけである。

「あ……ごめんなさい。今日は用事があるんです」

 小竜姫は、そんな二人に申し訳なさそうに愛想笑いを作り、やんわりと断った。
 そんな小竜姫に、二人は「そっかー」「じゃ、また明日ねー」と残念そうに苦笑し、手を振って教室から出て行く。小竜姫はそれを見送ると、やおら横島の方に視線を向けた。

「横島さん、ちょっといいですか?」

「ん? なんスか?」

 帰り支度をしていた横島は、呼ばれて顔を上げる。

「今日、帰りに用事があるんですが……ちょっとわからないことがあるんで、付き合ってくださいますか?」

「喜んで!」

 その申し出に、横島は0.1秒で小竜姫の手を両手で包み、キラリと歯を光らせて承諾した。

「いや、あの……手を離してください」

 そんな下心見え見えの態度に、小竜姫は若干引いたものである。


 ――ちなみに二人が教室を出て行った後、教室に残っていた男子生徒たちは、「横島のくせに横島のくせに横島のくせに横島のくせに(以下エンドレス)」と、血涙を流しながら呪詛を吐いていたそーな。
 また、同じく教室に残っていたピートの周りには、彼と一緒に下校して親交を深めようと画策する女子でごった返し、彼らとはまた別の空間を形成していた。

「……くだらね」

 そんな教室の様子を一瞥し、雪之丞は一人帰り支度を整えていた。


「……へ? まだ住むところ決まってないんスか?」

「はい」

 昇降口へと向かう道すがら、横島は小竜姫の言葉に驚愕の声を上げた。小竜姫は、その問いに首肯する。

「本当は、どこかに妙神山と繋がるゲートを作るのが一番なのですが……デタントのことを考えると、そうもいきません」

『……それも当然か。神界や魔界が人間界の好きな場所にゲートを作れるのであれば、世界の至る所にゲートが出来てしまい、混乱が起きてしまうだろうしな』

「はい。その通りです」

 その説明に心眼が補足し、小竜姫が頷く。

「というわけで、私は俗界での活動拠点……要するに生活する場所を作らなければならないのですが、今のところそれが決まらず、旅篭で寝起きしてるんですよ」

「は、はたご……っスか?」

「この時代は『ほてる』と言うのが一般的なんでしたっけ?」

 現代ではあまり聞きなれない単語に横島が眉根を寄せると、小竜姫は顎に人差し指を当て、考え込みながら言い直した。

「ってゆーか、よく泊めてもらえましたね」

『普通、小竜姫さまのような若い女子が一人で宿泊と聞けば、家出娘と疑われるものだがな』

「ええ、最初は女将の人にそう疑われました。でも、中国からの留学生でまだ住むところが決まってないと説明したら、わかってもらえましたよ」

「そうなんスか……でも、なんでそんなことに? よくわからんけど、普通は上からの命令でこっちに来たってんなら、泊まる場所ぐらいは用意してくれてそうなもんじゃないっスか?」

「ええ。最初はその予定だったんですけど」

 横島の疑問に、小竜姫は苦笑して答える。

「任務が任務ですので、滞在期間がいつまでになるかわからないんですよ。下手すれば、年単位で俗界に留まることになるでしょうし。ですから、自分の住む場所は自分で決めたく思いまして……まあ、結局は私の我侭ってことなんでしょうけど」

「いや、いいんじゃないっスか、それで?」

 自嘲気味に笑う小竜姫に、横島は笑ってその意思を肯定する。
 その言葉に、小竜姫は「ありがとうございます」と言って、小さく笑みを浮かべた。

「で、その最初の予定ってやつで、住む場所は決まってたんスか?」

「はい。横島さんのアパートの隣の部屋です」

「ぶっ!」

 なにげなく投げかけた質問に返ってきた答えに、横島は思わず吹き出した。

「俗界で活動するに当たって、近くに知り合いがいた方がやりやすいだろうからって……確かにその通りだとは思うんですが、私は何もそこまで近くにすることもないんじゃないでしょうかって思うんですよ」

「そ、そっスね……」

 苦笑する小竜姫に、横島は乾いた笑いで返す。

 あの部屋は確かに空いているが、近い未来で花戸家――つまり、小鳩とその母親、そして貧乏神が引っ越してくるはずであった。そこが塞がってしまえば、彼女たちがどこに行くことになるのか、予想もつかない。
 まあ、貧乏神が言うにはあと2、3年で年季が明けると言っていたので、横島と出会わなくても彼女たちには大した問題ではないのかもしれないが……横島としては、女という名の潤いは、一つでも多く確保したいところであった。

(うちのアパートに、他に空き部屋があったら良かったんだけどなー)

 それを思い、横島は心底残念に思う。
 お隣さんが女神さまというのも、横島的にはオールオッケーなのは間違いない。他に空き部屋があるのであれば、諸手を挙げて歓迎していたことだろう。
 とはいえ――そういった個人的感情を抜きに考えても、あのボロいアパートにこの高潔な竜の女神さまを住まわせるのは、恐れ多いにも程があった。それこそ貧乏神がお似合いといったような場所なのだ、あそこは。

「というわけで、住む場所を探すお手伝いをしてもらいたいのです。なにぶん、今の私では俗界で住居を確保する方法がわからないので……」

「そういう事情なら協力しますよ」

「すいません、ありがとうございます」

 事情を説明し終わり、改めて協力を願い出る小竜姫。特に断る理由のない横島は、その申し出に了承した。

「……あ、もうこんなところに」

 そうして話している間に、二人は昇降口まで辿り着いていた。
 横島と小竜姫は、まばらに人が出入りする昇降口の中、自分のクラスの下駄箱まで歩いて行く。

 と――

「あ、いた! 横島、今帰るところか!?」

「ん?」

 そこそこの音量で声をかけられ、横島と小竜姫は足を止めて振り向く。
 そこには、ここまで走ってきたのか、少々息の上がった様子の担任教師がいた。

「なんスか? 今帰るところっスけど……」

「悪いが、帰るのはちょっと待ってくれないか? お前、GS免許取ったって言ってただろ。音楽室で霊障っぽいのが起きてるんで、ちょっと見て欲しいんだ」

「「音楽室で霊障……?」」

 その教師の言葉に、横島と小竜姫は顔を見合わせた。


「友達と一緒に下校……これも青春の一ページよね」

「あなた、毎回言ってますわね」

 時間にして、横島たちの学校が下校時間を迎えてから一時間後。
 かおりはバスの中で愛子と並んで座り、彼女の台詞にため息を漏らした。ちなみに彼女の本体である机は、狭い車内では通路に置いても通行の邪魔になるので、頭の上に担ぐという力技になっている。
 最初はこの光景に引いていたかおりも、今ではすっかり慣れっこであり、特に気にした様子もない。周囲からの視線にも、特に痛みを感じることもなくなった。
 ……感覚が麻痺したなどと言うことなかれ。

「でも、二人だけっていうのも味気ないわよね。魔理ちゃん最近付き合い悪いし」

 愛子はそうぼやき、唇を尖らせた。ここ最近、一緒に下校するのはこの二人のみであった。
 もっとも、愛子は教室こそが自室のようなものなので、そもそも下校する必要さえないのだが――その辺は、本人曰く『気分』なのだそうだ。

「一文字さんも深刻な悩みを抱えてますから……今は一人になりたいんじゃないでしょうか。協力してあげたいのは山々ですが、私たちに出来ることはありませんし、仕方ないことですわ」

「おキヌちゃんが戻ってくれば元に戻るかと思ったけど、あの子も結局補習で捕まっちゃってるし」

「そちらも仕方ないでしょう。校則違反してGS試験に出たのですから。いくら事情があったとはいえ、ペナルティもなければ周囲に示しがつきませんわ。むしろ、補習程度で済んでいるのですから、軽い方でしょう」

「そうよねぇ……」

 当然とばかりにすまし顔で言うかおりに、愛子は苦笑して同意する。
 二人の脳裏には、今頃鬼道の監督のもとで補習プリントと格闘し、「ひーん!」と泣いているおキヌの姿が思い浮かんでいた。

「ところで愛子さん」

「なに?」

「最近、授業時間以外は教室にいないことが多いですけど……いったい、何してらっしゃるのですか?」

 かおりは話題転換とばかりに、近頃気になっていたことを愛子に尋ねる。
 そう――最近、愛子は教室を留守にすることが多いのだ。生徒であると同時に備品でもある愛子は、ほとんど教室に常駐している。それが、今は姿を消していることが多い。今朝おキヌが久々に登校して来た時でさえいなかったぐらいであれば、疑問に思わないわけがない。
 だが、その質問に対して愛子は――

「ごめんそれ秘密」

 そう言って、視線を逸らした。いかにも「言いづらいことなのよ」と言わんばかりの雰囲気を、全身で表している。
 そんな愛子の様子に、かおりはため息を一つつき、追究するのをやめた。

「ま、それはそれとして……今日はどこに行くの?」

 バスが停車し、多少の客を入れ替えてから、また発進した。そんな車内の人の動きを見ながら、愛子は話題の転換とばかりにかおりに問いかける。
 寮に住むかおりは、基本的にバスを使う必要はない。おキヌや魔理といった友人と一緒に繁華街に出かける時ぐらいなものである。しかし、それでいつも降りるバス停は、とうに過ぎ去っていた。

「言ってませんでしたっけ?」

 その質問に、かおりは小首を傾げた。

「言ってないわよ」

「そうでしたか……失礼しました。私が向かっているのは、唐巣教会ですわ」

「唐巣神父のところ? どうして?」

「用がある人がいるのです……まあ、行ってから説明しますわ」

 そして、二人は他愛無い雑談を交え、バスは進み続ける。
 ややあって辿り着いたバス停で二人は下車すると、そこから更に少し歩いた。

「ここですわ」

 到着したその場所を見上げ、かおりはそうこぼした。見るからにみすぼらしい教会だが、手入れは行き届いている。
 彼女はその扉に手を掛け、ぎぃ、と軋んだ音を立てる扉をゆっくり開いた。
 そして、中にいるであろう唐巣神父を探し――

「……あら?」

 思いもしなかった人物たちが大所帯で揃っているのを見て、かおりは眉根を寄せた。
 教会の中では、唐巣以外にも同居しているピートや雪之丞がいたのは当然であるが――それに加え、美神、横島、タイガー、陰念、華、果ては何故かセーラー服姿の小竜姫までもがいた。

「……何事ですの、これは?」

 扉を開けたことで自分に集中した彼らの視線を前に、かおりはきょとんとした様子で疑問を口にした。


「はあ……除霊委員とは、また妙な役職を押し付けられたものですわね」

 一通り話を聞き、かおりは呆れを多分に含んだため息を漏らした。

 唐巣教会を訪れたかおりと愛子が聞いたのは、横島の学校で今日一日に起こった出来事である。
 ピートたち五人が転入した、それぞれの理由。特に小竜姫の理由に関しては、かおりは聞いた途端に未知の世界に遭遇したような気分になった。
 そして、その後起こった音楽室での霊障。タイガーの精神感応によって現れた『メゾピアノ』なる妖怪。ただ迷惑なだけで物騒な害があるわけでもなく、それでいて力技の通用しない相手なので、一旦退却してここで作戦会議を開いているという話だ。

「メゾピアノ……あいつね」

 その話を聞いた愛子が、こめかみをピクピクさせながら心底嫌そうな顔でつぶやいた。

「知ってるんですか?」

「ええ。私と同じ学校妖怪で、夜中に学校に入り込んでピアノを弾く……ただそれだけの妖怪なの。学校怪談でよくある、夜中にひとりでに鳴るピアノっていうのは、八割がたそいつの仕業よ。弱いけどしつこくて、お札ぐらいじゃピアノからひっぺがせないわ」

 ちなみにこの場にいる全員が知らないことだが、逆行者である横島は、どうやれば撃退できるかを知っている。
 だがそれは、既に攻略済みのゲームを再プレイしているようなものであり、GSとしての知識とは方向性がまるで違うものだった。
 当初は逆行前と同じくピートにピアノを弾かせようと思った横島だったが、それは心眼に念話で止められた。横島が知識も豊富だとかいう誤解を周囲に与えかねないし、何より他の連中の修行にならないからだという。自分で考え、自分で解決して、それで初めてGSとしての修行になるというのが、心眼の言い分だ。

 ――閑話休題。

「やっぱりここは、ピアノぶっ壊していぶり出せばいいんじゃねーか?」

「少々乱暴ではありませんか、雪之丞?ふしゅるるる〜……

「それだと逃げられるだけで、根本的な解決にならない可能性の方が高いのでは?」

「最後の肉まん、俺がもらうぜ」

「あっ、てめー! 俺が狙ってたのに!」

『やめんか、意地汚い』

「陰念さん! 横島さん! あなたたちも真面目に考えてください!」

 わいのわいのと騒ぎ、しかし意見は一向にまとまらない除霊委員一同。
 そんな中、ピートが期待を込めた眼差しを小竜姫に向ける。

「小竜姫さまは、何かいいアイデアありませんか?」

 しかし問われた小竜姫は、首を横に振った。

「いいえ……私の専門は除霊ではなく武術ですので、そういったことはあまり……妙神山が霊能力の修行が出来る場所というのも、単純に武術としての意味合いによるものですし」

「やっぱ小竜姫さまでも、武術の通用しない相手ってのは苦手なんスか?」

「……まあ、私は武神ですから、そういった傾向があるのは否定できませんね……人間でも神族でも、餅は餅屋の言葉通り、専門家じゃない以上は突っ込んだ知識を得る機会がないのですよ」

 言いながら、『餅は餅屋』のくだりのあたりで、小竜姫は美神の方に視線を向けた。

「……答えは知ってるけど、教えないわよ? 第一、正攻法じゃ無理な相手なんて、小竜姫さまからすればメドーサあたりがその筆頭じゃないの。これも修行の一環と思って、自分で考えなさいよ」

「そうですか……そうですよね」

 素っ気無いその答えに、小竜姫は両手で拳を握り、よしっと小さく気合を入れた。

「ま、自分のヘタなピアノに陶酔してるバカだってことを頭に置いて、よく考えるのね」

 その美神の言葉に、一同――とりわけ、比較的真面目なピート、小竜姫、華が考え込む。
 そして、そんな彼らの様子を見て、かおりは――

「……あの、ちょっとよろしいでしょうか?」

「ん?」

 その問いかけに、一同は思考を中断して顔を上げ、かおりの方に視線を向けた。

「その除霊……私も見学に行かせてもらって、よろしいでしょうか?」

「へ? ……まあ、いいけど……」

 彼女の申し出に、雪之丞が戸惑い気味に了承した。


「……何を考えてるのかわからんけど、たぶん弓さんの思ってるような除霊にはならないだろーなー」

『言わぬが花というやつであろう。何事も経験だ』


 ――あとがき――


 まずは今回、試し読みで私の知識の欠落を指摘してくださった某氏に感謝を。指摘がなければ、恥ずかしい間違いをしたまま投稿することになってました。ありがとうございます♪
 それにしても今回、心理描写やら説明文やらが多くなってしまいました。どうにか短くまとめられないかなーとは思うのですが、下手に抜いたら描写不足や説明不足で「???」な内容に。仕方無しに文章は削らずにこのままです。修行不足ですね……とほほ。
 そしてなにげに、前回で週刊ペース20週達成してました。2クール達成まであと5回。がんばるぞーw

 ではレス返しをば。


○1. シタンさん
 初レスありがとうございます♪ 小竜姫さまを横島の学校に登場させたSSは数あれど、教師でもゲストでもなく同級生として出したのは私が初めてだろうと思います。おキヌちゃんの方も、現実的な女子校をモチーフにすればドロドロとした感じになりそうですが、原作のGS美神はあくまでもギャグ漫画なので、その辺はソフトに行きたいと思ってます。

○2. ワールド ワールド ワールドさん
 とりあえず御質問に答えます。
1……その辺は、作中での時間の経過を無視(通称『サ○エさんワールド』w)していた原作の雰囲気を踏襲し、気にしない方向でやっています。科学技術力は、原作連載時にこだわらず、あくまでも『現代日本』を元にしているとお考えください。
2……ご想像にお任せします。あえて描写してない部分でもありますので。
3……ネタバレに関わりますので、今後の展開をお待ちください。
 ところで小竜姫さまって、そもそも偽名使う必要あるんでしょうかね? 神話とかに出てるわけじゃないですし。

○3. 凛さん
 おキヌちゃんの問題は、現実的に考えたらかなり陰湿になりそうですねー。でもGS美神はギャグ漫画なので、その辺はソフトにいきたいと思ってます。
 華は霊力ないからこっちに来たのですが、考えてみたら六道の普通科でも良かったかもw でもそーすると、ストーリーに絡ませづらくなるでしょうから、やっぱりこっちで良かったかも? ちなみに陰念年下説は、ユッキーより低いっぽい身長から連想しましたw

○4. チョーやんさん
 小竜姫さまのセーラー服は、見た目の年齢的に無理があるのですか……でも私は、小竜姫さまは中高生で十分だと思ってます。ユッキーより背が低くて小柄だし、目も大きくて童顔だし。それともチョーやんさんは、小竜姫さまにはセーラー服よりもむしろ赤いランドセr(レス返しはここで途切れている

○5. Tシローさん
 華さんこっちなのは、まさしく霊能力の有無が原因ですね。六道の普通科でも良かった気もしますがw おキヌちゃんの方は、まあ軽く済ませておこうかと思ってます。
 陰念と小鳩は、あまり絡んでる様子が想像できませんねー。でも私の作品は最初の予定から狂う時がよくありますので、この先どうなるかわかりませんがw

○6. 聖さん
 華さんは前世でおキヌちゃんと同い年でしたから、このぐらいでも大丈夫かと思いましたw 神界魔界の上層部なんて、きっとあんなもんでしょう。キーやんとブッちゃんとアッちゃんとサッちゃんが一緒にゴルフするぐらいですからw

○7. 117さん
 六十五話で一区切り、六十六話から新展開ということで、これまでにない要素を取り入れたのですが……見事にハマってくれたようでw 小竜姫さまが加わった横島の学園生活、今後の展開を楽しみにしてください♪

○8. 山の影さん
 セーラー服着た小竜姫さまのイラストは、実は今年のバレンタインに某所の画像掲示板に上げられてるんですよね。見に行ってはいかがでしょうか? それと小竜姫さまの名前に関してですが、彼女は神様としては神話とかに登場していないし、美神でさえ初対面の時に名前を聞いても神様だと思わなかったぐらいですので、別に名前を偽装する必要はないと思いました。ただ、人間社会に入り込むためには、名前を人間っぽくする必要はありましたがw

○9. 秋桜さん
 ないなら埋めてしまえばって……その発想はなかったw でもあれの場合、言い伝えもセットで用意しなけりゃならないので、結構な手間になりそうです。華は前世でおキヌちゃんと同い年だったし、陰念はユッキーよりも背が低いっぽいので、一年生でもアリだと思ってますw

○10. 俊さん
 みなさん、陰念と華の方に目が行ってしまってますねーw 陰念はユッキーより背が低いっぽいし、華は前世でおキヌちゃんと同い年だったし、これもアリだと思ってます。ちなみに六十五話での美神`sの台詞は、その通り『Z』ですw

○11. 落葉樹さん
 心眼が日常的にいたらこーなるだろうなーって思いながら書いてますが……試行錯誤の連続で、たまに出番を忘れます(^^; 学校関係のエピソードでは、おキヌちゃんたちも積極的に横島の学校に関わらせようと思ってますので、出番が食われることもないかと。横×キヌだけじゃなくて、雪×弓、虎×魔理もありますしw

○12. 蓮華さん
 確かにGS資格持ちがこんなにいたら、六道女学院の影が霞みそうですね(^^; 小竜姫さまの住居に関しては、また後ほど語る予定ですので、先の展開をお待ちくださいw

○13. あらすじキミヒコさん
 私は実は『ときメモ』はやってませんし、『天使たちの午後』というタイトルも知らなかったりします。学園系ギャルゲーで真っ先に思い浮かぶのは、葉っぱ(もしくは水+)の東鳩だったりしてw でも2はやってませんがw

○14. 鹿苑寺さん
 衛生兵! 衛生兵はどこだーっ! 急いで輸血の準備をーっ!

○15. いりあすさん
 横島の下半身は信用してはいけないでしょうw ユッキー×小鳩とか、陰念×華とかはあまり考えてませんね。というか、華が恋愛してる姿が想像できなかったりします(^^; おキヌちゃんの方は、真面目に考えるとドロドロな状態になりそうで怖いですが、GS美神は基本的にギャグ漫画なので、その辺はソフトに行きたいと思ってます。

○16. Februaryさん
 いやいや、きっと皆さん萌えてくれると思ってこそのサプライズですよ♪ 横島の反応は、やっぱりああでないと横島じゃないと言いますかw ユッキーよりも低いっぽい身長の陰念だとか、前世で同い年だった華だとかを考えると、この二人がおキヌちゃんと同級だとしても不思議じゃないかなーということでw

○17. ジェミナスさん
 ええ、恋してるせいでしょうねw まったく似合ってませんがw まあそうでもなければ、いまだにメドーサの手下だったでしょうけど。

○18. giruさん
 ええ、華は前世を見る限り、見た目がアレなだけで中身はすごく『いい女』なんだと思いますよ。そのことに気付いてもらえれば、少なくとも同性からは親しくしてもらえるでしょうw

○19. 内海一弘さん
 はいw 小竜姫さまは夏子に続いて参戦予定ですw 今のところは積極的な行動を起こしたりしませんけどねーw

○20. ウェルディさん
 省エネモードで出ずっぱり出来るのは確かなんですが、自分で封印解けないので意味なかったり(^^;
 七福神で無事では済まないのって、武神繋がりのあの人ですね? 別名『多○天』の人w

○21. ながおさん
 戦う力を削ぐのが目的の封印なので、そんな月天のような能力は付きませんw ってゆーか、そのネタは中の人的におキヌちゃんの方じゃないでしょーか(^^;


 レス返し終了〜。では次回、六十八話でお会いしましょう♪


 ……あ、タイガーの台詞がどこにもないや。

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