宿題になっていた小竜姫さまHを書き終わったので、今回は第135話で省略されてたメイドさんご奉仕Hの話です。
横島は正統派メイド服姿のカリンとフレンチメイド服姿のタマモを右手と左手で抱きすくめると、まずは2人のカラダの甘い匂いを胸いっぱいに吸い込んでご主人さま気分を堪能した。
「くくぅ、これがメイドさんの匂いか……いやいつもと同じなんだけど、メイドさんだと思うとひときわたまらん」
(……だからそういうことを口に出すなと言うのに)
とカリンは思ったが、今はメイドという立場なので沈黙していた。一方タマモは別に不快に感じた様子もなく、ごっこ遊び気分で19歳Verの豊満な肢体をご主人さまにすりつけている。
これがタマモの小さなことを気にしない器の大きさなのか、それとも単に何も考えていないだけなのかは不明だった。
さて、普段はHする時はそれなりの手順とか前振りというものが必要なのだが、今この流れでは必要ない。横島はさっそく右手でカリンのお尻を撫で回しつつ、左手はタマモのたわわな乳房を揉みしだいた。
「きゃっ!? さ、さっそくか横島……」
「んぅっ!? ちょ、ちょっと痛いよ横島」
「ん? あ、ああ、すまん」
どうやら興奮のあまり力を入れ過ぎてしまったようだ。横島は素直に謝罪して手の力を抜き、定石通りソフトな愛撫に移行した。
やがて2人が気持ち良さそうに鼻を鳴らして体を預けてくる。
「んっ……は、あ……横し……ご主人さま……」
「あんッ……はぁ、気持ちいい……」
ちなみに奥さんズの中で1番感じやすいのはカリンで、横島はその感じ具合を身をもって知ることができる。ただしそれを言うと恥ずかしがって怒るので、なるべく口にしないようにしていた。
カリンとタマモはメイドさんプレイだからか、いつもより態度も感じ方もしおらしい。そのギャップに横島の興奮はますます高まる。
同じところばかり責めていても進展はないと、右手を上げて左手は下げ、カリンの突き出たバストとタマモのたっぷりしたヒップを両手いっぱいに味わった。
「きゃう……あッ、ん」
「やん……」
可愛いメイドさんが2人も自分の腕の中で従順に喘ぎ声をあげている、という素敵すぎるシチュエーションに横島のテンションは高まる一方である。タマモのスカートをたくし上げて手を滑り込ませ、白くて清純そうな、しかし面積はちょっと少なめのパンツの上からお尻の肉に指を沈めた。
「ひゃん……あっ、うぅん……きゃっ」
揉んだり撫でたりに加えて割れ目まで指でなぞられて、タマモは思わず腰を前に突き出してしまった。もちろんそこには横島の腰があるから逃げることはできず、逆にさらに強く体を押し付けるハメになってしまう。全然イヤじゃない、むしろ好きなことなのだけれど。
とりあえず横島の胸と背中に手を回して、
「んー、ご主人サマ、あったかい……」
と甘えんぼメイドっぽく抱きついてみる。ご主人さまの手がそれに応えるかのように、さらに情熱的に狐娘の尻肉をむさぼった。
しかし横島はタマモを責めているからといってカリンをないがしろにするような迂闊者ではない。向かい合っていると胸はさわりにくいので肩をつかんで回れ右させ、自分にもたれるような体勢にさせる。
これで胸を責めやすくなった。横島は満を持して、カリンの立派な乳房を手のひらで包み込むように揉みしだく。
「あンっ……んッ、そ、そんなに……はぁ、あ」
少女がたまらず身をこわばらたが横島は当然中断などせず、逆に中指でバストの先端をくすぐった。すでに服の中で固くとがっていたその突起がぴんっと震え、痺れるような快感を生み出す。
「ふあっ……くぅん、そ、そこは……」
カリンはそれ以上は恥ずかしくて言えなかったが、むろん横島は分かっててやっているのだ。次は胸元のエプロンの内側に手をさしこみ、ボタンをいくつか外してその隙間に手を突っ込む。ブラジャーのフロントホックも外して、白い乳房を直に撫で回し始めた。
この間約2秒。恐ろしいまでの早業である。
「あぁっ!? そ、そんな、んんっ!? あっ、ふ、んぅ……」
さすがにカリンも驚いて身をよじらせたが、すぐおとなしくなって背中を横島に預けた。ご主人さまの胸板にくたっともたれかかって、なすがままに愛撫を受け入れている。
だいぶ感じてきたようだ。横島もフィードバックで胸が熱くほてってくらくらしてきたが、それでも2人を責める手はまったく休めなかった。
タマモのお尻の割れ目からさらに指を伸ばして、女の子の大事なところをさわさわと撫で上げる。そこはもう少しだが濡れていて、パンツが湿っているのを確認した横島はさらに調子に乗って指先で少女の秘所をいじくり、その向こうのクリ○リスまで指を伸ばした。
「あっ、やんっ、ダメぇ……んっ、あん」
タマモはダメとは言いつつも、嫌がっている様子はまったくない。恋人の顔を潤んだ瞳で見上げて、その意外に肉付きのいい体に夢見心地でぴったり寄り添っている。
少年の胸板に押し付けられた豊かな双丘がむにむにとたわんで、横島にもタマモ自身にもたまらない快感を与えた。
「くくぅ、やっぱおまえはいいな……まだ服ぜんぶ着てるのに、もうめっちゃ気持ちいーぞ」
「ほんとに? ありがと、私も気持ちい……んっ、あン」
タマモが嬉しげに微笑んだが、2P中の横島は彼女だけを褒めてやるわけにはいかない。今度はカリンの方に顔を向けて、その耳元に思いのたけを囁いた。
「おまえも最高だぞ。俺の自慢の分身だからな……」
「……! よ、横島……!」
影法師娘がぱっと目を見開いて大きく振り向く。よほど嬉しい台詞だったみたいだが、首を回しすぎて横島の鼻に頭突きならぬ角突きを食らわせてしまった。
「痛っ!? あつつつ……」
「ああっ、すまん! 大丈夫か横……ご主人さま!?」
カリンがあわてて介抱しようとしたが、横島は殊勝にもと言うかしぶとくと言うか、カリンの胸とタマモの秘所から手を離さなかったので2人とも動くことができなかった。もっとも横島は不意打ちだったからちょっとびっくりしただけで、このくらいの打撃はギャグモードでなくても平気の平左である。
「ああ、へーきへーき。それより続きするぞ」
と横島は謝ったり謝られたりより、メイドさんプレイを1秒でも早く再開することの方が大事なようだ。急所を責められたカリンとタマモはまた快感にびくっと体を震わせた。
「あんッ、ふぁ……そ、そんなにがっつかなくてもっ、んっ、あぁっ」
「きゃっ、ん、やぁ……あふぅ、ん」
美少女メイド2人の甘い喘ぎ声に横島はご主人さまであることの幸せを改めて実感したが、そろそろ手で愛撫しているだけでは物足りなくなってきた。タマモの背筋を指ですーっと撫で上げて、後頭部を手のひらで支えるようなポジションで停止させる。すると狐娘はその意を察したのか、横島の背中に手を回してあごを上げてきた。
本格的なHのプレリュードは、やはりキスがいいという事らしい。横島はタマモが目をとじるのに合わせて、ゆっくりと唇をかさねた。
「……」
スキンシップにもいろいろ種類があるが、やはりキスは別格だと思う。愛情が伝わり合って溶け合って、心がみたされてとっても気持ちがいいのだ。
横島が舌を伸ばしてタマモの唇の中に割り込ませ、狐娘の舌を絡め取る。少女は抵抗せず、いや控えめにではあるが自分から舌を動かして愛するひととの濃厚な接吻を堪能した。こういう積極性は今のところ2号さんや3号さんにはあんまり無くて、タマモだけの売り物になっている。
「んむっ……あふ……ぷぁ」
絡め合った舌と舌から唾液が混じり合う淫靡な水音が響き、発情した牡と牝の匂いが充満する。やがてキスに夢中になり過ぎて息苦しくなってきたのか、2人はどちらからともなく唇を離した。
「ぷぁ……はぁ……はぁ」
荒い息をついて酸素を補給しつつ、濡れた瞳で見つめ合う。そして横島はいよいよ金髪ナインテールメイドのゴージャスな肢体を直接味わおうと、その扇情的なメイド服に手をかけた。
しかしタマモはその背中をきゅっと抱いて、服を脱がそうとするご主人さまを押しとどめる。
「せっかくメイド服着てるんだし、今日は私たちがしてあげる。サービスするって話だったでしょ?」
いつも私たちの方がされっ放しだし、と悪戯っぽく微笑みながら囁きかけるタマモ。横島はちょっと残念なような気もしたが、むろん漢としてこんなステキな申し出を拒むわけにはいかない。
「じゃ、そーしてもらうか。ただしそっちから言い出した以上、きっちり満足させてもらうからな?」
「うん、まかせて」
タマモはごく軽い調子で請け合うと、まずは横島を床に横たわらせてズボンのベルトを外す。カリンがボタンを外してチャックを下ろし、パンツと一緒にずり下ろ―――そうとしたが、横島の股間の剛棒が邪魔ですぐにはできなかった。彼のドラゴンヘッドは臨戦態勢に入ると89度上を向く習性があるので、パンツはいったん持ち上げてずらしてやらないと脱がせないのである。
「……フフッ、相変わらず元気だな」
カリンがクスッと微笑んで、ようやく外に露出した肉棒をぴんっと指ではじく。しかしさらにぴんぴんと何度も弾き続けるのは、もしかしてキスしてもらいそこねたのを拗ねているのだろうか。
「そーいえばいつもコレ見てるけど、私たちの方から色々するのって初めてよね」
「そう言えばそうだな。この際だからじっくり観察しておくか?」
女の子たちがきゃいきゃい言っているが、見せ物になってしまった横島の方はたまったものではない。早急なご奉仕開始を要求した。
「ん? ああ、すまんすまん。じゃ、いくぞ」
カリンが横島の肉棒をそっと握って真上を向かせる。がっちがちに硬化しているその先端の辺りに、軽くついばむように唇をつけた。
同時にタマモが竿の真ん中を舐め上げつつ、袋を手の中でもてあそぶ。
「ふおおおおっ……!?」
まだ始まったばかりだが、その刺激は強烈だった。横島が思わず首をそらし、感極まったような声をあげる。少女2人はそれには答えず、カリンは横島の腰やお腹の辺りを手で撫でながら棒の先端部に何度もキスを繰り返し、タマモは竿全体に舌を這わせつつ袋もていねいに愛撫した。
「ちゅっ……ちゅっ……ふぅ……はむ」
「んむっ、ちゅぱ。あむっ、はぁっ……ねえご主人サマ、気持ちいい?」
「っくぉぅ……」
タマモがふとおしゃぶりを止めて訊ねてきたが、横島はまともに答えることすらできない。カリンは技術的には稚拙だが、いつも武道家っぽく凛としている彼女がメイド姿でHなご奉仕をしてくれてるというシチュエーションだけで滾るものがあるし、タマモの方はそういうギャップはないものの、こちらも初めてのはずなのに妙にテクニシャンなのだ。もうアレが痺れてたまらんほどに気持ち良すぎる。
「んー、まあ何とゆーか。前世の無意識の記憶ってやつ?」
言葉での回答がなくても、横島の何かをこらえるようなしかめっ面を見れば愛撫の成果は明らかである。しかし変な誤解をされてはコトなので、その辺はしっかり主張しておいた。
「そ、そっか……っくぉ!」
もっとも横島は別に彼女を疑う気持ちなどなかったのだが、彼が相槌の途中でうめき声をあげたのは、カリンがドラゴンヘッドの先端を口に含み、割れ目を舌でねぶりながら吸い上げたからである。どうやればより感じてもらえるのか、いろいろ試行錯誤しているらしい。
「カ、カリン、も、も少しゆるめにしてくれ……」
「ん、痛かったか?」
影法師娘が肉棒から口を離し、ちょっと済まなさそうな顔で訊ねてくる。その口元から零れる唾液がまた何とも淫靡だったが横島はそれには触れず、少女の質問だけに答えた。
「いや、痛くはねーんだけど、そんなに激しくされたら男のメンツがな」
要するにすぐ果ててしまって早撃ち野郎になってしまうという意味である。カリンはにっこり頷くと、今度はソフトにやさしく唇と舌でドラゴンの頭部を包み込んだ。
2人が送り込んでくるほどよい刺激に、横島はもう極楽心地である。
「はふう……ふ、2人ともすごく気持ちいいぞ」
「そう? それじゃもっと気持ち良くしてあげるわね」
だがタマモは横島をそんなぬるま湯的な快感にひたらせておくつもりはないらしく、カリンの耳元に小声で何ごとかをささやいた。影法師娘は軽く肩をすくめて苦笑すると、横島の股間から離れて顔の前に飛んでいく。
「……? どーしたんだカリン?」
そして不思議そうに声をかけてきた横島の頬を両手ではさむと、その唇にディープなキスをねじ込んだ!
(〜〜〜!?)
横島は驚きのあまり硬直して言葉も出ない。いやキスされているからどのみち口は利けないのだが、ただ呆然と目を見開いて、目の前の少女の顔をみつめることしかできなかった。
カリンが舌を伸ばして横島の唇を押し開き、口の中にさし入れてくる。この少女にこんな事をされるのは初めてだ。
「んっ……あむ、んふぅ……」
横島の口の中で2人の舌がねっとりと絡み合う。例によってカリンのキスは技巧という点では未熟だったが、快感フィードバックという反則技はそれを補って余りあった。目をとじたまま熱心にキスを続けるカリンのきれいな顔を、ただぼんやりと眺める横島。
一方タマモはその間にメイド服の前をはだけて、美しい乳房をあらわにしていた。その谷間に横島の肉棒をはさみこむと、双丘を両手で内側に寄せる。
はちきれんばかりにユメが詰まったやわらかいふくらみが、煩悩少年のごつい一物をむにむにと擦り上げた。
「確かパイズリっていうのよね? これ」
キスされているのでこちらを見られない横島のために、タマモはあえて自分がしていることを口に出して言ってやった。もっともカリンにそうするようにそそのかしたのは彼女なのだが。
パイズリは2人ででも出来なくはないのだが、やはり難しいのでこうした方が効果的だと思ったのである。
「んんん!? んむ、あむぅ……」
案の定横島は剛棒全体がとろかされそうな感触に頭の中まで蕩けはてて、もうまともな反応さえ出来ない―――とタマモが思ったのは、やはり少年を見くびり過ぎた見解だった。なんと横島はこの状況でなお、カリンの胸を揉むほどの余裕があったのだ。彼女を責めればそのダメージはすべて自分に返ってくるというのに。
「さすがに煩悩魔竜なんて名乗るだけのことはあるわねぇ……」
タマモはいっそ感心しつつ、その根性に敬意を表して谷間の肉棒をさらに強くしごいてやった。乳房から流れた汗が剛直を濡らし、だんだん滑りが良くなっていく。
「んっ……何かコレ、私の方まで気持ちよくなってくるのね……」
くぐもった声でそんなことを呟いて、いよいよ本格的に体ごと胸を動かすタマモ。肉棒と擦れる刺激だけでなく、そのために自分で乳房を揉んだりこねたりしているので思ったより気持ちいいのだ。
「んっ……ふ、はぁ……」
(な、何でタマモがパイズリなんて知ってんだ!?)
横島は股間に与えられる快感に腰が砕けそうになりながらも、わずかに残っていた理性でそんなことを考えていた。もっとも答えは難しくない―――平安時代にもそういう技があったか、もっと単純に彼が「以前」持っていたエロ本を彼女が見ていたかだ。
それにしても、「してもらう」ことがこれほど気持ちいいものだったとは。横島は一心不乱に自分を悦ばせようとしてくれているカリンとタマモがたまらなくいとしくなって、両手を上げて2人の頭をやさしく撫でてやった。
すると少女たちは横島の気持ちが伝わったのか、ますます情熱的に責めてくる。カリンは舌を絡めるだけでなく彼の口内ぜんぶをねぶり出すし、タマモは乳房で竿を擦るのに加えてその先端を舌でチロチロ舐め始めたではないか。
(ぬおぉっ!? いかん、そんなにされたら出ちまう!)
そのあまりの気持ち良さに、横島はあっという間に暴発寸前にまで追い詰められてしまった。
しかし考えてみれば、ここまで来ればイッてしまっても早いとは思われまい。横島は2人の頭をぽんぽんと軽く叩いて合図した。
そしてその1.5秒ほど後、肉棒がぶるぶるっと震えながら大量の白濁液を放出する。
(きゃっ!?)
苦い粘液を喉の奥に叩きつけられ、タマモはびっくりして手を止めてしまった。しかし合図のおかげで気管の方には流さずに済んだので、そのお礼もかねて口内にたまったそれをごっくんと飲み込んでやった。
吐き出したら横島が傷つきそうな気がしたし。
「……にが」
それでもやっぱり素直な感想を口にすると、ようやくカリンのキスから解放された横島がのろくさと身を起こして声をかけてきた。
「タマモ、大丈夫か?」
何となく済まなさそうにしている辺りが横島らしい、とタマモは内心でおかしがりつつ、それは顔には出さずに1回出したくらいではまったく萎える気配のない彼の剛棒をそっと片手で包んで、
「うん、合図してくれたから。それよりコレ、どーする?」
と嫣然と微笑みかけるのだった……。
―――つづく。
例によっていいところで切りです<マテ
今回は最後まではしてませんが、一応ピンク指定にしておきました。
第140話のレス返しは第140話のレス欄でいたしましたので。
ではまた。