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「兄妹遊戯 第八話(GS+オリジナル)」

K (2007-10-20 12:57)
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――――日も暮れ始め、辺りには暗闇が満ち始めていた。
 俺は両手に大きな木箱を抱えながら駅を出た。重さとしてはいつもの除霊に持って行く荷物ほどじゃないが、あっちと違って背負えない分両手がふさがって改札口を出る時に苦労したものだ。あの手伝ってくれた駅員さんはいい奴だったなあ。……美形じゃなかったし。

「よっと」

 木箱を抱え直してマンションへの道を歩く。駅前には今から帰宅するのだろう企業戦士なおっさん達や学生たちがいる。うちの高校のやつらの姿もあった。実はここの駅は学校から一番近い駅なので電車通学のやつらはここを利用したりする。
 ……時々感じる視線は気付かなかったことにしよう。その視線が監視するようなものだったことにも気付かなかったことにしよう。視界に無線で連絡を取っている奴が入ったことも気づかなかったことにしよう。そいつが「駅前に行方不明中のT001を確認。大きな木箱を持っています。内容物は不明。今から監視体制に入る。OVER」と言っていることも聞かなかったことにしよう。見なかったふり、聞かなかったふりは日本人の伝統的な自己防衛手段の一つです。


 時々見かけるOLのネーちゃん達をナンパするのを堪えながら家路を急ぐ。荷物を抱えているからというのもあるが、桃からきつく釘を刺されているからというのが一番でかい。桃曰く「お願いだから駅前や商店街でナンパはしないで。買い物の時にいたたまれない気持ちになるのはあたしなんだから」だそうだ。MMMの目はどこにあるかわかったもんじゃない。その言葉を無視してナンパした日にゃあ桃に報告がいき、お仕置きされるのは確実。だから泣く泣く、ほんっとうに泣く泣く近所でのナンパは我慢している。


 マンションの玄関のオートロックをこれまた苦労して開ける。木箱を床に置いてからオートロックを開け、また抱えて中に入るというのは地味に面倒臭い。抱えて中に入るのが遅れたら自動的に扉は閉まり、また最初からやり直しになるのだ。
 マンションに入ったと同時に視線を感じなくなった。さすがのMMMといえどここまで踏み込んでこないようだ。少し気が楽になってエレベーターで十階まで上がり、玄関前まで歩く。

「さてっと……」

 木箱を玄関脇に置いてポケットから鍵を取り出し、解錠して扉を開けると同時に警戒態勢を整える。

「今帰ったぞー」

 家にいるはずの桃に声をかけながら、あいつがやってくるだろう家の奥をじっと見つめる。いつでもどの方向にでも動けるように膝は軽く曲げて踵を少し浮かせ、重心は左右均等にしておく。……大丈夫、桃がやってくるのは目の前からのみ。正面からの攻撃ならば不意打ちでない限りかわせるはず!

「なにやってるのよ?」
「のわあぁ!」

 耳元でいきなり聞こえた言葉に飛び上った。急いで振り向くとそこには家の中にいるはずの我が妹がものすっごい笑顔で立っていた。

「な、なんで……」
「なんでって……この時間帯に帰るって連絡くれたの忠兄じゃない。だから驚かせようと思って外で気配消して隠れてたの」

 いや、まあ……確かに連絡はしたけど、それと驚かせるのとは関係ないんじゃないか? と、そこまで考えたところで桃の様子がおかしいことに気づいた。

「桃……どうしたんだ?」
「ん? なにが?」

 おかしい。何がおかしいかって言うと桃がとっても笑顔なのがものすごくおかしい。
 行きの飛行機の中で感じた悪寒からして、今回無断でイタリアに行ったことでお仕置きされるのは確実だと思っていた。だから連絡をして帰る時間を指定し、玄関を開けた瞬間に来るであろう最初の第一撃を避けた隙に貢ぎ物を捧げることによって、怒りを何とか静めてもらおうという計画だったのだ。それが未だに攻撃はなし、怒り顔だと思われた当の本人は笑顔だ。これでおかしいと思わない方がおかしい。

「いや、その、笑顔だな……」
「? あたしが笑ってちゃいけないの?」

 そんなことはない。怒っているより笑っている方がいいに決まっている。だが今回は別だ。

「もう、そんなことはどうでもいいじゃない。早く上がりなよ」
「お、おう」

 なにもせずに俺の横を通り過ぎて家の中へ入っていく桃を見ながら、そう言うしかなかった。もしかしてさっき驚かせてきたのがお仕置きだったのだろうか? だとしたら何と軽いお仕置きだ。


――――まあいいや。桃も何かいいことがあったんだろうさ。俺への怒りを吹き飛ばすほどのいいことがな。


〜兄妹遊戯〜
 第八話『人生そんなに甘くない』


 置いていた木箱を抱えてリビングへと向かうと、桃はエプロンをつけて台所から出てきたところだった。俺を見て不思議そうな顔をしてきた。

「さっきから思ってたけどそれ何?」

 俺が抱えている木箱を指差しながらそんなことを聞いてきた。その疑問はもっともと言えるだろう。これで中身を当てられた日には、とうとう透視能力まで身につけたかとお兄ちゃんは戦慄するしかない。

「んー、イタリア土産」

 そう答えながらほいっと木箱を桃に渡す。いきなり渡されたそれを桃はふらつきもせずに受け取った。……20kgくらいあると思うんだが、それ。

「お土産?」
「そっ。向こうで食ったソーセージとかいろいろ」

 これらは帰り際にピートから貰ってきた。俺のいきなりの頼みに「いいですよー」とあっさり了承してくれたことには感謝しようと思う。……美形で性格もいい、か。ケッ!
 ちなみにこのことはブラドー島に着いた日の夜に夕飯を食べていて思いついたことだ。土産代が浮く素晴らしいアイデアだと思ったが、なんとなく切り出しづらかった。妹への土産にするなんて言ったら、皆から温かい目で見られそうだったからだ。そんなことになったらさすがに良心が痛む。言えない、桃の怒りを和らげるための貢物にするなど。
 そんなことを思っているとピートが一人外へ行くのが見えた。そこでピート一人ならみんなの前で切りだすより精神的に楽だろうと思い、俺も外に出たわけだ。……おかげでブラドーに噛まれるという事態に陥ってしまったが。

「そう。ありがと」

 特になにか反応を見せるわけでもなく木箱を持って台所へ引っこんでいく桃。あれはもともと怒りの大魔神桃様に捧げる貢物だったわけだけど、今の桃にはただの土産なんだから喜びの表情とか見せてほしかったなあ、お兄ちゃんとしては。

「夕飯の用意はしなくていいからお風呂入ってきてー。沸かしてあるからー」

 台所からそんな声が聞こえてきた。たしかに(貨物室で)いろいろあったせいで疲れてるし、お言葉に甘えさせてもらおう。


「ふー」

 タオルでガシガシと頭を拭きながらダイニングへと来たとき、夕飯はすでにテーブルの上に並べられていて、桃は椅子に座っていた。拭き終わったタオルを首にかけて自分も席に着き、夕飯の内容を確認する。

(各種コロッケに千切りキャベツ。マカロニサラダとご飯。あとは味噌汁か)

 キャベツとご飯は桃が用意したものだろうが、味噌汁はインスタント、コロッケとマカロニサラダはいつもの店で買ってきたものだろう。
 いつも俺たちがお世話になっている店は駅前の商店街にある。ここに引っ越してしばらくして桃が見つけた店だ。ここは安い・うまい・看板娘と三拍子揃っている素晴らしい(特に三番目)店だったりする。買い物に行くたびにアタックしていたけど、のらりくらりとかわされているうちに桃からナンパ禁止令が出た。くそう、俺にとってあんなおっとり系のお姉さんは激レアだったのに、今では世間話くらいしかできん。

「今日ね、久しぶりにお母さんに電話したんだ」

 箸を手に取ってさあ食べるか、という段階で桃がそんなことを言ってきた。無視して食べ始めるのもなんなのでその話に乗ることにする。

「そうか。まあ聞くまでもないと思うけど、元気だったか?」
「元気だったよ。お父さんは仕事だったから話せなかったけど、お母さんが言うには相変わらずだって」
「……それは安心していいのか?」
「うーん……微妙」

 はあ、と二人してため息をつく。あんなクソ親父には尊敬のかけらも持っちゃいないが、もし死んでしまったら仕送りがなくなる。だから一応心配してやっていたが、かといって相変わらずと言われるとそれはそれで逆に心配になる。

「母さんも大変やなあ」

 うんうん、と頷いていると桃が自分をジト目で見ていることに気づいた。

「……なんだよ?」
「別に。忠兄は人のこと言えないと思っただけ」

 いや、俺にだって自覚はあるぞ? でもあの親父のすること(浮気)は俺とは別格だろうが…………悔しいことに。なんであんな奴がモテるんや!

「俺のことはいいじゃねーか。それじゃ、いただきまーす!」

 このままこの話を続けたらまずいことになると思い、いい加減腹が減っていたこともあって食事を開始する。メインディッシュのコロッケ(たぶんカニクリーム)を箸でつかんで一口で口に放り込んだ。


――――までは、よかったんだが。
 今、俺の口の中は戦場になっている。甘味・辛味・苦味・酸味・その他諸々がバラバラに、しかし確実に舌を刺激しており、その様はさながら統制のとれていない軍隊が『敵を倒す』というただ一つの目的のために進軍してくるようだ。俺の味覚という名の城はすでに落城寸前、意識という名の君主が討ち取られるのも時間の問題だ。

「ぐおおおぉ……こ、これは…………」

 この感覚は一度だけ味わったことがある。そう、あれは忘れもしない小5のある日…………っ!

「も、桃……おまえ……まさか…………」

 口を押さながら何とか声を出すことができた。体を震えさせながら戦慄の目で見つめる俺を、桃はとても優しい目で見つめ返してきた。

「今日お母さんに電話したのはね、アドバイスを受けるためだったんだ」

 なんだ? その話とこの劇物を俺に食べさせたことと何の関係がある?

『御報告申し上げます、正面第一門が破られました! 舌隊全滅!!』
『くっ! もはやここまでか……皆のもの撤退の準備じゃ!』


「うん、アドバイス。やっぱりこういうのは先輩に聞くのが一番だと思って」

 先輩? 何の先輩だ? 何を聞いておまえはこんな暴挙に出た?

『かしこまりました。殿もお早くお逃げくださ「儂は残る」……え?』
『奴らの狙いは儂だ。逃げられはせんわい。ならば迎え撃って少しでも多く奴らを討ち取ってくれるわ!』


「お母さんは言ったわ……『肉体を攻めてダメなら精神的に。両方同時ならば尚良し』。うん、盲点だった。目からうろこが落ちたわ。さすがお父さんと長年攻防を繰り広げた大先輩なだけあるわね」

 オカン、なんてことをしてくれた! あんたのアドバイスのせいで桃のヤバいスイッチが入っちまったようだぞ! あんたの息子の命は風前の灯だ!

『何をしておる? 儂は撤退しろと言ったはずだが』
『……我ら神経隊一同、殿を一人残して逃げられるほどの勇気はございません。殿が残ると言うならば、臆病者の我らにはこの場に残って敵を迎え撃つという選択肢しかないのです』
『お主ら……っ!』


「今日から忠兄の分は三食あたしが作るね。忠兄のお土産って食べ物みたいだし、ちょうどよかったわー」

 ああ、俺は大魔神への貢物を持ってきたつもりで自らの死刑道具を運んできてしまったようだ。今わかった。桃は俺への怒りをなくしたんじゃない。あの笑顔の下では俺への怒りがマグマのごとく煮えたぎっていたのだ。俺も今ようやく気付いたが、見ろあの目を。あれを見ても桃が笑っているという奴がいたら眼科か脳外科、精神科へ行くことをお勧めする。

『この、馬鹿どもめが……!』
『はっ。至らない家臣で申し訳ございません』


「さあ、食べて食べて。おかわりもあるよー」

 テーブルの上に目を落とす。見た目も匂いも完璧、先ほどまで見事に騙されていたものがそこに鎮座していた。何と見事な偽装(カムフラージュ)、ネイ○ッド・○ネークも真っ青だ。これが劇物だと誰が信じるだろうか、いや信じまい(反語)。
 しかし、さすがの俺もこれ以上食ったらどうなるかわかったもんじゃない。恐る恐る顔をあげて桃の顔をうかがうと、相変わらずニコニコしているが目が「食わないとコロス」と言っている。…………前門の劇物・後門の桃。これは覚悟を決めるしかない、か。

『ゆくぞ貴様ら! 奴らに我らの首が安くないことを見せてくれようぞ!!』
『神経隊、殿に続けええええぇぇ!!』
『『『うおおおおおおおぉぉぉぉ!!』』』

――――そして。


「燃え尽きたぜ……真っ白によ……」

 その言葉を発した直後、俺の意識は闇に落ちた。奴の最期は弁慶ばりの壮絶な討ち死にだったと言っておこう。


――――翌日。
 台所から漂ってくる匂いに胃を刺激され飛び起きた。起きると同時に両手で口を押さえ、こみ上げてくるものを外に放出させないことに成功する。口の中に広がる酸っぱい臭いに耐えつつ、まだはっきりしていない頭をフル回転させる。

(昨日は…………そうだ。桃に毒殺されかかったんだっけ。この断続的に胃を襲う痛みはそのせいか)

 どうやら用意された食事(という名の劇物、いや毒物か?)を気合と根性で全部平らげて気絶した後に桃がベットまで運んでくれたらしい…………よかった、先に風呂入っていて。またあの悪夢が繰り返されるところだった。あの時のことは少しトラウマになりつつある。
 呼吸をするたびに周りを漂ういい匂いに反応して胃が痛みを訴える。これは胃からの警告だ。この匂いに騙されるな。奴は匂いに騙されてやって来た獲物を捕えて食らう食人食物だ。

「んな警告しなくても十分わーってるよ」

 胃を押さえつつベットから出る。多少ふらつくが胃の痛みと吐き気以外特に異常はない。どうやら一晩で大分回復したようだ。我が体ながら何という回復力だと思う。
 さっきから漂っているこの匂いはおそらく桃が朝ごはんを創って(誤字にあらず)いるのだろう。非常にまずい。弱っている胃にこれ以上無理させたら今度は気絶じゃすまんかもしれん。

「冗談じゃねーぞ」

 避難経路を確認するが……やはり正面突破しかないか。窓から外に出るという手もあるがやめとこう。この体調では下まで降りる前に落ちる可能性が高い。
 部屋のドアを開けて廊下を進み、靴をはき玄関のドアを開けてほとぼりが冷めるまで逃亡。言葉にするのは簡単だが、実践するとなると難易度はむちゃくちゃ高いな。この作戦は桃に気づかれないことが大前提だ。俺も気配を消すことは可能だが……やはりこの体調では厳しいな。途中で桃に気づかれたら目も当てられない。
――だが無理でも可能性が低くても、やるしかない。生き延びるためにも!

「んー」

 ドアに耳をくっつけて部屋の外の様子を探る。聞こえてくる音と感じる気配から桃は台所で洗い物をしている最中だと判断。ありがたい、今なら水音で多少の物音はごまかせる。

「うし、作戦開…………っ!」

 ドアノブを回しオペレーションT(逃避行)を開始しようとした時、部屋の中の違和感に気づいた。本来なら命がかかっている作戦の前にこんな違和感は無視してしかるべきだろう。しかし勘が、本能が言っている。これは無視できるものではないと。

(なんだ……?)

 部屋を見渡し違和感の正体を探る。ベッドOK、さっき起きたときの状態のままだ。机OK、相変わらず物が散乱しているが、そろそろ業を煮やした桃が片付けてくれるだろう。本棚O…………っ!

「なっ!」

 思わず大きめの声が出てしまい、無駄だと知りつつも急いで手で口をふさぐ。桃の気配は……よし、気づかれなかったようだ。あぶねーあぶねー。
 なぜそんなに驚いてるかって? そりゃあ驚きもするさ。なんたって本棚を占めていた本の半分以上が無くなっていたのだから。しかも、無くなっている本は……。

「桃の野郎……俺のお宝捨てやがったな……」

 そう、無くなっていたのは表紙をカムフラージュして置いておいた男ならだれでも持っているアレ。それがパッと見だが全部見当たらなくなっている。ガックリと両膝をつき、うなだれる俺。

「いや、まだ大丈夫だ」

 そうだ、まだ大丈夫。かつて帰ってきたらお宝を机の上に置かれていたという経験をして以来、こんなこともあろうかとソレ系のものは重要度が低い順にA・B・Cと三つに分けて保管している。本棚にあったのは重要度が最も低いグループA。最も目立つ位置に置いてあった、いわば囮だ。
 クローゼットを静かに開け、中にある洋服棚の一番下の段を開ける。ここの奥にはグループBが服に混じって保管してある。ある……はず。

「ない…………ないないないない!」

 いくら服をかき分けてもあるはずのものが見えてこない。ま、まさか……ここもやられたのか!? 状況からしてそうとしか考えられないが……信じたくない。しかし信じたくないが信じざるを得ない、か。

「いや、まだだ。まだ、終わらんよ!」

 血を吐き床にうつぶせに倒れ伏していた俺はそのまま這いずりながら机へと向かう。机へたどり着くと一番上の引き出しの鍵をはずして開け、中に入っていた筆箱を取り出してその先端を本棚の方に向ける。筆箱の蓋を開けて中にある数字ボタンを順番どおりに押すと、本棚の方からガコンという音が聞こえ、本棚に接していた壁が本棚ごとゆっくりと回り始めた。
 この仕掛けこそこの横島忠夫の最高傑作。筆箱に偽装したリモコンに暗証番号を入力すると壁が仕掛け扉のように回転し、壁の裏からグループCを保管している本棚が現れるというわけだ。これを桃に気づかれないよう作るのに苦労したのは今となってはいい思い出だ。
 さあ出でよ、我が至高のお宝たちよ――――。


「ノオオオオオォォォォォ!!」
「あら? 忠兄起きたんだ。ちょうど朝御飯もできたことだし、いいタイミングだね」

 味噌汁をかき混ぜながらそう呟く桃だった。


あとがき
 こんにちは、Kです。『兄妹遊戯』第八話をお届けします。
 今回久々に兄妹のやりとりを書くことができました。桃はやっぱり横島君と絡んでいるときが一番書きやすいなあ。
 桃がいつもとは違う方面からアプローチをかけております。肉体的に、精神的にお仕置きされた横島君は果たして再起可能なのでしょうか?
 横島君はお土産を自分で料理しようと思っていました。彼も簡単な料理くらい作れます。もしくは飛燕を呼んで作ってもらう&食事会みたいなことを計画していました。
 ちなみに桃は自分の分の食事は今まで通りお惣菜とインスタントで済ませます。食事の準備が二度手間になりますが、それだけ怒りが大きかったということで。
 次回は小隆起小竜姫が登場。ようやく桃が美神たちに出会う予定です。


ではレス返しです。

○DOMさん
>別世界(雑誌)まで飛んだのかよ。
 これからも色々と飛ぶキャラが出てくると思います。
>あの戦い方は近接戦闘の一種の究極系ですからいいと思いますね。
 私もあの戦い方は剛拳における極みだと考えております。海を割った時点であんたも人間じゃないよ、と雑誌掲載時に思ったのもいい思い出です。
>なにせ帰ったらスーパー桃が待っているんだから・・・・
 桃は今までの暴力一辺倒のストレートだけでなく、変化球も身につけました。原作の横島君も殴る蹴るのお仕置きには慣れていても、こういうお仕置きは慣れてないだろうなあ。

○パチモンさん
>特に桃は主役級ですから今後はもっと活躍できるようにした方がいいと思います。
 はじめまして。貴重なご意見ありがとうございます。桃が活躍しなかった理由としてはいきなり原作イベントでオリキャラが暴れまわるのはどうかと思い、ブラドー島編では桃たちがいることによる原作キャラの変化と桃たちのキャラ付けを行いました。そろそろ読者の皆様方に私のオリキャラに対するイメージが固まったと思いますので、本編に絡めていきたいと思います。
>桃の能力を横島とかぶらないようにする必要があると思います。
 そのつもりです。横島君は具現化系ですから桃は……。
>ただ私はこのSSが好きですので今後も頑張って更新してください。
 そう言われることが一番うれしいです。レスが執筆意欲に影響するって本当だったのだと実感しております。

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