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「光と影のカプリス 第101話(GS)」

クロト (2007-09-16 19:14)
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「横島さん、すごいです……私もう惚れ直しちゃいました。今夜は好きにして下さい!」
「私もだ。もう体が火照って我慢できない……早くおまえのその熱いので慰めてくれ」
「そんな、所長だなんて他人行儀な。今は凛明って呼んで下さい……忠夫さん」
「ああっ、ずるいぞ凛明殿……今日は私が先なんだからな」
「順番なんて関係ありません。さ、気持ちよくしてあげますね忠夫さん」
「そ、それなら私だって……横島のことは私が1番よく知っているんだからな」

「うはははは、可愛いぞ2人ともー! 苦しゅうない、もっと近う寄るがいい! ってむっはー、そ、そんなトコまで!? きっ、気持ちええーー!」

 ―――「横島忠夫の妄想録」第6284ページより。


 カリンは擲弾筒(てきだんとう)の先制攻撃をくらった後、回復するまで防御に徹することにした。撃ち込まれた手榴弾は小型だから威力もそれなりだったし、とっさに結界を強化するのが間に合ったから負傷まではしなかったが、それでも伝わってきた衝撃はひどいもので、その痛みが引くまではまともに戦うのは無理だったのだ。
 しかし遠くに逃げてしまえば令子が撃たれる恐れもあるため、つかず離れずの距離を保ってつきまとう。カマイタチは直線での飛行速度はカリンより速いのだが、自衛ジョーを乗せているので宙返りや急転回といった派手な動きができないため、避けるのはさほど難しくなかった。
 カリンに手榴弾が当たらないことに業を煮やしたのか、別の自衛ジョーが今度はさっきの擲弾筒より細長い形をした金属の筒を取り出す。

(……っと、今度は機関銃か!?)

 さすがにカリンもこれはかわしようがなかったのだが、こちらも小型の分威力が低かったおかげで結界ではじき飛ばせた。といっても普通の人間がくらったら場所によっては致命傷になるレベルで、どうやら自衛ジョーたちはただのパイロットではなく攻撃の役目も兼ねているようである。
 ところで横島がタダスケと話している間別の痛みを感じずに済んだのは、カリンがこうして防御に専念していたからなのだが、ようやく痛みも引いてきて少女が反撃に移ろうとしたところで全身に妖しい刺激が走った。

「なっ、何だこれは!? ……んっ、あ、あああぁあっ!?」

 はしたない声をあげてしまった事に気づいてはっと口をふさぐ。令子に聞かれずに済んだだろうか。
 この感覚は横島に抱かれている時にそっくりだ。そして何故か霊力がぐんぐん上がっていることを考えると―――考えられる理由は1つである。

(横島め、私をネタに煩悩全開を使ったな!!!)

 小竜姫との間でさえテレパス回路が通じるのだ、彼の一部である自分に通じないはずがない。しかし霊力を上げてくれることは嬉しいのだが、小竜姫がいま彼の懐にいるのだから彼女でやればいいものをなぜわざわざ戦っている自分をネタに選ぶのか!
 と怒りに拳を震わせている間にも、少女の全身は激しい波のような快感に侵されていた。

「くっ、ふ……あっ、はぁぁ……。あんっ、はぁ、ん……」

 戦闘中だというのに、思わず口から喘ぎ声がもれてしまう。頬が紅潮して吐息が熱くなっているのが自分でも分かった。
 腰が砕けて、いや下半身ごと溶けてしまって体に力が入らない。いくら霊力が上がってもこれでは戦えないではないか!
 とにかくもう少し上に上がって、こんな姿を令子に見られないようにしなくては。

「……っ、くぅっ! あっ、はぅっ、うぅん……はぁ、はぁ、こ、これはきついな……」

 横島に抱かれる感触は嫌いではない。いや普通に布団の上で愛情を交換し合いながらする分には本当に素敵な時間で、幸せだとさえ感じる。しかし当人がここに居なくて遠くから刺激を送られてくるだけ、それも戦闘の真っ最中というのは激しく困る。
 それでもふらふらと上昇して下を見ると、自衛ジョーたちが何だか戸惑ったような、困ったような顔つきでいるのが目に映った。

(ああ、私が感じてるのがわかったんだな……)

 それでも撃ってくるのは、さすがに自衛ジョーたちもプロ(?)というところか。霊力に比例して結界の強度も上がっていたおかげで手榴弾も銃弾もまったく効かなかったが、しかしこんな羞恥プレイを強要されるとは許しがたい。仕事が終わったらお仕置きだ!
 その瞬間、いきなり股間の辺りにほとばしった熱い痺れにカリンは思わずかん高い悲鳴をあげていた。

「〜〜〜っく、ああぁあ! んんんっ……ま、まさかお仕置きすると考えたのがわかったのか!?」

 いや、それはたぶん違うだろう。横島の脳内のイメージ自体は伝わって来てないのだから自分の思考も通じてはいないはずだし、仮にそうだとしても横島はこういうやり方をする男ではないと思う。
 そしてカリンがそんなことを考えている間に、自衛ジョーは自分達の小さな武器では少女を倒せないと諦めたらしくカマイタチに体当たりを命令していた。

「くっ!」

 あわてて顔の前で腕を交差し、結界も強化させるカリン。なるほど、カマイタチの方も移動用だけではなかったのだ。
 カマイタチの鼻面が結界に衝突し、カリンは5メートルほども吹き飛ばされた。別にダメージはなかったが、反撃する余裕もない。何しろ胸や股間から指の先まで本当に全身が熱くてとろけそうで、こうして向き合っているのが精一杯なくらいなのだから。

(今ブレスを吐ければ倒せたのだが……)

 普段の数十倍になっている今の霊力でカウンターをぶつければ、おそらくそれで勝てただろう。しかしこんな状態で炎を吐いたら制御を誤って自分が大火傷しかねない。
 ただこの霊力の上がり具合は林間学校の時より大きい。ひょっとして横島は自分だけではなく、小竜姫も「一緒に」ネタにしたのだろうか。

「まったくあいつは何を考えて……っつあああ! よ、横島ぁぁぁ……はふぅ、はっ、ふぁぁ……」

 また絶妙のタイミングで、再び秘所に熱棒をねじこまれるような刺激を浴びて腰をがくがくと震わせるカリン。白いパンツは愛液でしとどに濡れて、スラックスの方までしみ出しそうになっている。

「はあ、はあ……わ、わかった、お仕置きなんかしないから、も、もう止めてくれ……んんっ! 普段の力でも、負けるような敵じゃない、か、らっ、ああんっ!」

 さすがのカリンも弱気になり始めていたが、その声が横島に届くことはなかった……。


 令子は地上からカリンとカマイタチの戦闘を見上げながら、少女の戦い方の奇妙さに首をかしげていた。
 カリンが上へ上へとカマイタチを誘導しているのは、彼の意識を自分から逸らすためなのだろう。あのカマイタチは肉弾戦だけじゃなく火器も持っているようだから、その配慮には感謝していた。今令子が持っているのは神通棍とお札と精霊石だけだから、20メートルもの上空から攻撃されたら手も足も出ないのだ。
 当然カリンを支援することもできないので、令子は木の陰から覗き見るようにして両者の戦いを眺めている、というわけである。
 それはいいのだが、

(何であの子反撃しないのかしら……?)

 カリンの防御は強靭だった。直径2メートルくらいの球形の結界を張っているようだが、その結界は体長7〜8メートルもあろうかというカマイタチの体当たりや爪撃、小型の爆弾らしき兵器を何回もくらっているのに小揺るぎもしてしないのだ。吹っ飛ばされてはいるものの、本人には何のダメージもない様子だった。なのになぜ反撃しようとしないのだろうか。

(まあ確かに普通の結界は内側から外側への攻撃もできなくなるけど、でもなーんか変なのよねー)

 遠目だから細かくは分からないが、カリンは何かをこらえているように見える。ときどき体を痙攣させたりしてひどく苦しそうだ。霊的な病気に近い状態なのかも知れない。それなら反撃できないのも頷けるが……。
 なお令子がカリンの霊圧が上がったことを感知できないのは、これも結界で遮断されているからである。すぐそばまで近づけば分かるかも知れないが、20メートルも離れていては無理だった。

(もしかして煩悩玉とやらの副作用なのかしら。それなら分かる……って、まさかぁぁぁ!?)

 横島の「煩悩玉」を女性が使った場合に考えられる副作用など1つしかない。カリンはあの防御力を得る代償として、Hな責めを受けているのではないだろうか。彼女は丸腰で結界札の類は持っていなかったし、そう考えるのが1番順当に思える。
 どこまでセクハラすれば気が済むんじゃあのクソガキー!と令子は憤慨したが、しかしそれはすぐ否定した。防御力が上がっても攻撃できなくなるのでは無意味だし、第一女の子がそんな道具を使うわけがない。
 ―――実はかなり正解に近い考えだったのだが、まあ常識的には有り得ないことなのだし、放棄しても仕方ないと言えるだろう。

(と、とにかくがんばってよね。あんたが死んだら横島クンも死ぬんだし、何より次は私なんだから!)

 と何とも彼女らしい理由で(声には出さずに)盛大なエールを送る令子なのだった。


 横島は廊下に座ったままひたすら怪しい妄想を脳内劇場に上映し続けていたが、その途中で急に全身が熱く痺れてくるのを感じた。

(おおっ、そうか! そー言えば気持ちいいのもフィードバックして来るんだよな。むっはー、これは燃える! よっしゃ、さらに煩悩集中ーーーっ!!)

 本来なら果たしてカリンがそんな状態でまともに戦えるものだろうかという疑問がわいて然るべきなのだが、横島はしょせん邪であった。それともフィードバックしてきた快感がそれほど気持ち良かったのだろうか。

「こ、こいつは……やっぱり俺か、俺なのか……」

 とタダスケは横島がフンフン悶えるのを隣で聞きながら頭をかかえていた。
 彼自身も霊力源は煩悩だから、横島がやっていることは誰よりもよく理解できる。しかしそれを間近でやられると、自分のヨゴレっぷりを見せつけられているようで心が激しく痛むのだった。早く向こうに帰りたい。
 そして横島の懐にいる小竜姫も、カリンと同じ目に遭っていた。いや彼女は目の前に敵がいないため心が緩んでいる分、受ける影響は大きい。

「はあ、はあ、はあ、はあ……ああんっ、ふあ、よ、横島さあん……」

 しかし幸い小竜姫はいま角モードなので、物理的な音声を出すこともなければ快楽に悶え狂う姿を見せることもなかった。もし人間の姿だったらとんでもない事になっていただろう。むしろ横島とタダスケの方が。

「んっ……ふ、あぁん……はぁっ……ふ。ダ、ダメですよ横島さん、こんなことされたら戦えなくなっちゃいますぅ……」

 と小竜姫は一応念話で抗議はしたが、その声は艶っぽくて甘ったるくてべたべたで、とても本当に止めさせたがっているとは思えなかった。むしろ続きをおねだりしているようにさえ聞こえる。

(おお、所長は角モードでも感じるのか! やっぱり試してみるもんだな)

 新たな発見にますます感動を深めつつ、さらに邪念を強化する横島。いろんな意味で大バカである。

「あんっ! く、はぅん……ああっ、こ、こんなっ、すごいです……はあぁ、あぁ」

 小竜姫はこの後ガルーダもしくはメドーサと戦う予定なのだが、そんなことはもうきれいに忘れてしまっているようだ。封印を解いてもらった彼女をここまで乱れさせるとは、何とも恐るべき煩悩パワーであった。
 その横島も先のことなど考えていないようだが、こんな事でちゃんと任務を果たせるのであろうか……。


 カマイタチがカリンの前方2メートルほどの位置でさっと体を横にひねり、その勢いを利用して大蛇のような尾部を思い切り少女に叩きつける。
 その一撃は本物の大蛇と同じく猛獣の背骨さえへし折るほどの威力があったが、カリンの結界は破れなかった。ちょうどバスケットボールをバットで叩いたような感じで、わずかにたわみつつ後ろに飛ぶことで衝撃のほとんどを受け流す。

「ふう、確かにこの防御力は頼もしいが……んっくう!」

 お尻の割れ目から電流が背すじを這い登るような感触。カリンはびくんと背中をそらせて硬直した。

「しかしこれでは攻撃なんてとても無理だな、うーん……っく、あぅんっ! あンっ、は、くぅ、あ、熱い……」

 両手で上体をかき抱いて必死に快感に耐えようとするカリン。しかしその努力も空しく、とめどなく湧き上がってくる熱い悦楽で少女の意識は泥のように溶けてしまいそうになっていた。
 桜色に上気した顔はじっとり汗ばみ、目に見えそうなほど濃厚な色気が全身から匂い立っている。
 地上にいる令子にはそこまで分からなかったが、自衛ジョーからははっきりくっきりよく見える。頬を赤らめるばかりか前屈みになってる者までいる辺り、かなり人間に近い思考回路を搭載しているようだ。

「……ん? ああ、いかん、一瞬意識が飛んでたみたいだ……」

 どうやって反撃に移るか考えていたはずなのだが、ちょっとだけ快感に飲まれてしまっていたらしい。しかしカリンがそこから戻れたのも快感のせいなのだから、状況がよくなったわけではない。

「あんっ! ……んっ、くぁ。し、しかしどうすればいいんだ? 横島が煩悩全開をやめるまで粘るしかないのか……!?」

 それはかなり分の悪い賭けのような気がする。どうしたものだろうか。
 そこへカマイタチが再び尾を振り回してきた。ばしーん!という派手な衝突音がひびいたが、別にどうということもない。
 ただそれでまた思考がとぎれてしまうのが問題なのだけれど……。

「んんっ……あっ、んはぁっ!?」

 少女が左手で抱いた形のいい胸全体に、何かが這い回るような感触が走る。横島の指が伸びて触手になったような感じだろうか。
 触手が乳房をうねうねと揉みしだきつつ、ピンク色の突起を摘んでこねくり回す。もちろんそういう感触がするだけで実際に胸が変形しているわけではないのだが、やられている方はたまったものではない。

「んくぅ、な、何でこんな……はっ、あっ、あぁんっ!」

 どうもだんだん快感のレベルが上がってきているような気がする。もしかして横島が何かで興奮しているのだろうか?
 しかし彼らが置かれた状況で考えられるのは……フィードバック!?

「〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!」

 カリンの顔が真っ赤に染まり、脳天からぼぼんっと大量の蒸気が噴き出した。そうだ、除霊実習の時もそんな事があったではないか!
 怒りと羞恥で一気に理性を取り戻しかけたカリンだったが、そこへまたぶっとい精神注入棒が濡れた秘裂に突っ込んできた。

「きゃふうっ! ん〜〜〜っく、んふあはぁ……」

 狭い膣内を容赦なく蹂躙され、背中を弓なりにそらせてびくびくびくっと痙攣する。せっかくのチャンスだったのにまた元の木阿弥になったらしく、唇がだらしなく開いて涎が垂れそうになっていた。
 触手が胸ばかりか全身に絡みつき、少女のあらゆる性感帯をねぶるように責め立てる。

「あふぅっ、は、くぅん……こ、こん、な、んっ、すご、いっ、あンっ、くはぁ……あぁ……ぁ」

 いつもはきれいに澄んでいる瞳も今は霧がかかったようにかすんで何も映していない。完全に堕ちてしまったようだ。
 しかし今回ばかりはカリンはすぐに戻ってきた。再び双眸に強い意志の光がやどり、くんっと右手を振り上げる。

「いいかげんにしろーーーっ!」

 そしてためらいもなく振り下ろし、その鋭い爪で肉づきのいい太腿をざっくり切り裂く!

「くぅ……」

 少女は痛みに眉をしかめたが、これこそが自分に意識を取り戻させ、横島の集中を削いでくれるものだった。
 思った通り、全身を侵していた快感がすうっと引いていく。その分霊力も下がってしまったが、目の前にいるカマイタチ1匹を倒すだけなら十分だ。

「燃え尽きろ……っ!!」

 素早くカマイタチの頭上を取り、全力のブレスを吹きつける。カマイタチの上半身と自衛ジョーたちがその巨大な炎に包まれた。

「ギ、ギシェアァアアーーッ!」
「ぐわああああ! く、みんな私にかまわず逃げろーっ!」
「部、部隊司令どのぉぉぉっ!」
「畜生、あれだけ煽っといて最後はこれなんて美人局じゃねーか! せめてイくとこ見せろー!」

「うるさいっ!!」

 自衛ジョーたちは本当に人間的な思考力を持っていたようだが、カリンから見れば絶対に許せない暴言である。さらに強烈な火炎、いや熱線ビームを徹底的に浴びせかけ、カマイタチの全身ごと炭化させてこなごなの燃えカスにしてしまったのだった。


「はあ……何とか終わったか」

 横島のせいで今までにないほど手こずってしまったが、最後はずいぶんあっけなかった。燃えカスの破片がパラパラと森に落ちているが、燃え移ることはあるまい。
 カリンはほっと息をついたが、それが過ちだった。

「んうぅっ……く、あふあぁあ!?」

 さっきまで緩んでいた横島からの刺激が再び活性化し、少女の全身に襲いかかったのである。横島にはこちらの戦況はわかっていないのだから、カリンが太腿をケガしたのは敵の攻撃のせいだと思ってさらに集中を高めるのは当然だった。
 感覚的にはさっきの精神注入棒にイボとバイブ機能がついて、媚薬を垂れ流しながらピストンしたあげくクリトリスもそいつで擦り倒すといった感じか。気を抜いたところに会心の一撃をくらっては、カリンといえどもひとたまりもない。

「あああっ……ふ、んくぁああああーーーっ!!」

 そのまま全身を震わせて悶絶し、気を失ったままふわふわと宙をただようカリン。浮遊がデフォルトだったおかげで墜落はせずに済んだが、最後のはよほど刺激が強かったようだ。

「………………ん?」

 気がついたのは10秒後か、それとも数分くらいは経っていただろうか。
 横島からの快感は消えていた。たぶんカリンが絶頂に達したときに彼もフィードバックで気絶してしまったのだろう。
 パワーは元に戻っていたが、別の敵が現れる気配はない。ならさっさと横島たちの所に戻るべきだが、その前に令子にひと言挨拶しておいた方がいいだろうか。

(……いや、やめておこう)

 スラックスは膝の辺りまでびしょ濡れだし、全身が火照って汗ばんでいるからこれはもうHの後としか思えない。そんな姿で人前に出られるわけがなかった。
 あの煩悩バカには今すぐ鉄槌を下してやりたかったが、彼のもとに着いたら問答無用でいったん引っ込むべきだろう。

(じゃ、また煩悩全開される前に帰るか。まったく本当にあのバカは……!)

 とぷんすか頬をふくらませながら、カリンは全速力で本体の少年のもとへかっ飛んで行くのだった。


 ―――つづく。

 男女の絡みはないのですが、18禁ぽくなったのでマークを付けてストーリーもカリンvsカマイタチ&自衛ジョー戦だけにしました。その分長くなって少しやり過ぎてしまったかも知れませんが、次の話で多少のフォローを入れますので勘弁して下さいませー。
 途中でカリンが腿を切ってますが、彼女は横島君の一部なので傷痕が残るなんてことはありません! あと熱線ビームなんてのを撃ってますが、単に炎を棒状に集束して高速で打ち出してるだけであります。ビジュアル的には「一番湯のカナタ」でセイリュートが撃ってるビームの小型版という感じでひとつ(ぉ
 レス返しは第100話のレス欄で致しましたので。
 ではまた。

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