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「光と影のカプリス 第94話(GS)」

クロト (2007-08-27 20:02/2007-08-31 18:28)
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 小竜姫はオペレーションRの発動を決意するとフェニックスのように復活して雄々しく立ち上がったが、隣にヒャクメがいることに気がつくと急速にクールダウンした。
 彼女の前では実行できない作戦だし、考えてみれば南武グループの話をした直後にもちだす話題ではない。別に一刻を争うような用事ではないのだし、今は控えるべきだろう。

「今日のお話はこれだけなんですけど、せっかく来てもらったことですし夕ご飯食べて行きませんか?」

 この誘いは特に珍しくもないことで、小竜姫は横島たちは当然乗ってくるものと思っていたが、今日は意外にもタマモが素早く反応して断ってきた。

「あ、悪いけど今日はもう仕込み済ませてきたから」
「え? あ、そうでしたか。じゃあ今日はもうお仕舞いにしましょうか。
 明日は来られますか?」

 ちと残念だが、そういうことなら仕方ない。小竜姫はあっさり諦めると、横島たちに明日の予定を訊ねた。仕事は休みだが、南武グループやメドーサという危険な敵を相手にするのだからヒマがあるなら修行の1つもしておこうという意味である。都合がつくなら月神族の2人とも顔合わせさせておきたいし。

「明日……休日だったな。わかった、いつも通り9時に来ることにしよう」

 と今度はカリンが答えて、会議はお開きになった。


 横島は小山事務所から出ると、並んで歩いているタマモに不審げな声で問いかけた。

「タマモ、何で所長の夕メシ断ったんだ? 仕込みなんかしてなかっただろ」

 横島たちは家に帰ってすぐ事務所に行ったので、夕食の支度など全然していないのである。小竜姫と食事を共にするのは別に珍しいことじゃないのに、なぜ今日に限って嘘をついてまでして断ったのか?

「あ、うん。ちょっと気になったことがあって」

 そこでタマモはさっと周囲を見渡して、そばに人影がないことを確かめてから低い声で話を続けた。

「小山さん、あんたの竜珠のこと聞いてすごく落ち込んだけどすぐ復活したでしょ。その時あんたを見る目が『本気』だったから、ちょっと間を外してみたの」
「……本気って?」

 横島がそう聞き返すと、タマモは急に真剣な顔になって横島の目を見つめてきた。

「これはただのカンなんだけど、あのひと横島のこと本気で落とす気になったような気がしたの」

 確か小竜姫は竜神の王族だと聞いたが、今の横島なら交際相手として不足はないと踏んだのだろう。今までだって彼に好意を持っていたのは確かなんだし、嫁かず後家疑惑まであるくらいだから特におかしなことだとは思わない。

「……そうか? だって所長俺とおまえのこと知ってるだろ」

 横島は少しだけ考えた後、やや懐疑的なことを口にした。実は彼女自身の口から「横島さん、好きです」といううわ言(?)を聞いたこともあるのだが、それを行動に移してくるとは思えなかったのだ。
 しかしタマモは小さく首を横に振った。

「うん。でも小山さんは本気になったらそんなこと気にしないと思う」

 横島とタマモは結婚しているのではなく、単に「お付き合い」しているだけである。横島がタマモと別れて小竜姫と付き合うことになったとしても、そうひどく咎められるようなことではない。
 それにタマモと違って小竜姫は偽造ながら戸籍を持っている。つまり堂々と恋人として振る舞えるわけで、立場としては彼女の方が有利なくらいなのだ。
 タマモを追い払って普通に1対1の関係を作る気なのか、「二股」OKなのかまでは分からないけれど……。

「もし小山さんに付き合ってくれって言われたらどうする?」
「……」

 狐少女の射すくめるような眼差しに、横島は一瞬言葉を奪われた。それは彼女の「本気」の証であったから。
 しかしこの質問に対する答えは、そう悩むほどのことではない。
 タマモの頭をぽんとたたいて、照れくさいのかあさっての方を向きながら、

「あー、心配すんなって。前に言ったろ、手討ちにならん限りおまえの保護者はやめねえって。
 所長フったら神社計画ダメになるかも知んねーけど、そうなったらなったでどーにでもなるしな」
「よ、横島……!」

 タマモは感動した。このスチャラカ助平バカが、これほどはっきりした形で自分を選んでくれるなんて。今夜は超スーパー特別ビッグサービスだ!
 とタマモは狂喜したのだが、あいにく彼女の恋人はこれで締めてくれるほど甘い男ではなかった。

「だがそれはあまりにも惜しすぎるっ! ここは何とか言いくるめて、ぜひ3つ股OKとゆー方向に!!」
「あ、あんたってやつは……」

 タマモはずっこけた。今の感動返せ!
 カリンも頭痛がするのかこめかみを指で押さえつつ、ものごっついドスの効いた声で念を押した。

「わかってるとは思うが、隠れて3つ股しようなんて考えたら本気で殴るからな?」

 隠れて、という前置きがついているのは、つまりタマモと小竜姫が納得するなら3つ股しても責めないという意味になるのだが、横島はそんなことを察せる男ではない。叩きつけられた殺気に即応してバッタのように飛び退くと、顔の前で両手をぶんぶん振りながら言い逃れを始めた。

「お、落ち着けカリン! 何でも暴力で解決しよーってのは良くないぞ」
「私も好きでおまえを殴ってるわけじゃないのだが……まあいい、買い物もあることだしさっさと帰ろう」

 とカリンがあっさり矛を収めたのは、横島がきちんと優先順位を付けていたからだ。彼が優柔不断な対応をしてタマモや小竜姫を必要以上に傷つけるようなマネさえしなければそれで良かった。
 今すでに人には言えない二股をしてしまっている以上、3つ股はダメと言っても説得力は弱いし、相手が小竜姫なら彼女とタマモが認めるならまあいいか……というところなのだ。
 というわけで3人は再び歩き出したのだが、今度はタマモが何かを思い出したような顔つきで話を始めた。

「今朝峯さんと話してる時に聞いたんだけど、GS試験合格者の3割が六道女学院出身ってホントなの?」
「へ? いや、初めて聞く話だから全然わからん」

 横島は特にGS試験事情に詳しいわけではない。そんなことを知っているはずもなければ、そもそもなぜタマモがそんな話題をもち出してきたのかさえ分からなかった。

「だってほら、GS試験に受かるのって毎年32人でしょ? てことはあの学校、毎年10人くらいGSのOGができるわけじゃない」
「まあそーゆーことになるが……それがどーかしたのか?」

 横島にはまだタマモが何を言いたいのか分からない。すると少女はちょっと何かを憚るような顔つきで、

「うん。つまりあの学校には何百人もGSのOGがいるわけでしょ? だったら何で林間学校の時に小山さんや唐巣さんを呼んだのかなって思って。
 関係ない人呼ぶより自分とこのOG呼んだ方がカッコつくと思うんだけど」

 ちなみにタマモは知らないが、臨海学校の時もクラス対抗戦の時も冥子以外の六女OGのGSは呼ばれていない。
 横島もようやく少女の話の意図を理解して軽く首をひねった。

「うーん、そーいやそーだよな。死津喪のときも犬飼のときもそーゆーヒトはいなかったし……何でだろ」

 美智恵が六道に遠慮したということはあるまい、跡取り娘の冥子を呼んだくらいなのだから。
 では何故か? 横島には想像もつかなかったので、無言でカリンに顔を向けた。
 影法師娘はやれやれと小さく苦笑して、

「単純に考えるなら、その何百人の中に美神殿や唐巣殿に比肩できる者はいない、ということだろうな。いるならその人たちを呼べば霊能科の優秀さを示す材料にできるんだから。
 ……六女がどんな授業をしているのかは知らないが、学校の授業なんだからあまり厳しいことはできないだろうし、どうしても画一的になるからな。美神殿のような飛び抜けた実力者を育てるのは難しいんだと思う」
「ふぅん……つまり六女って実は大したことないってこと?」

 そばに人がいないからか、タマモの台詞には遠慮というものがなかった。カリンはちょっと言葉に詰まったが、さすがにタマモの見解を肯定するほど意地悪くはない。

「いや、あの試験に10人通すというのはすごい事だと思うぞ。それにいろんなタイプの霊能者と他流試合ができるし、OGのネットワークで情報や仕事をもらったりということもできるだろうしな。
 逆に言うと、たとえば横島と私は小山殿に稽古をつけてもらってるが、こういう自家教育方式だと上達は早い代わりに全体から見て自分がどの辺りのランクにあるのか分からないし、外部とのコネなんて全然できないからな。
 もっとも横島はGSになるわけじゃないから、こんなことは別にどうでもいいのだが」
「う、うーん。よーするにどっちもいいことばかりじゃないってことかしら?」

 タマモはたぶんカリンの大論陣を半分も理解できなかったのだろう、視線は泳いで口調も怪しかった。横島も影法師娘と目を合わせないよう、あさっての方を向いて口笛を吹いている。
 カリンは可笑しそうにクスッと小さく笑ったが、2人を追及してイジメるようなことはしなかった。

「まあそんなところだ。……ん、あれは噂をすれば影、というやつかな?」

 とカリンが顔を向けた先では、彼女たちがよく知っている小柄で目つきの悪い青年と、それとは対照的に少女マンガのヒロインのようなキラキラ眼をした少女が何やら口論をしていた。
 レストランの入り口のそばだから、そこに入るか否かで争っているのだろう。

「伊達殿と……弓殿、だったかな?」

 弓というのは六女1年生で峯千鶴のライバルの弓かおりのことで、横島やカリンとの直接的な接触はほとんど無かったのだが、目が非常に個性的だったので覚えていたのだ。

「伊達殿って……雪之丞か?」

 横島がつられてそちらを見てみると、確かにその男は友人の伊達雪之丞だった。もう1人の方にも見覚えがある。
 通りかかったからには声くらいかけるべきだろう、というかバトルジャンキーのくせに可愛い娘とデートなど許せぬ。
 しかしまだデートと断定はできないし、まずは軽くカマをかけてみるのが順当だろうか。

「よう雪之丞、彼女といっしょに夕メシか?」
「「……ッ!?」」

 そこでようやく横島たちの存在に気がついた雪之丞と弓は、反射的にびくっと身をすくませて飛びすさった。

「な、何だ横島か……驚かすなよ」
「よ、横島さんとカリンさん……? い、いきなり声をかけられたら驚くじゃないですか」

 どう見ても2人の反応は過剰である。横島はさらに1歩踏み込んだ。

「そこまで驚くってことは……やはりデートか!?」
「な、そ、そんなワケねーだろ。これは……そう! 街で偶然会ったから、霊的格闘について議論してただけだよ」

 雪之丞は弓と会うのはこれで3回目だが、最初に会った時は今言った通りだった。今は嘘をついているが、事実に基づくことだから横島も信じるだろう。
 と雪之丞は思ったのだが、横島もカリンやタマモとの付き合いで経験を積んだからか、彼の出任せには騙されなかった。

「いや、そのツラにはっきりウソだと書いてあるぞ雪之丞ォ!
 いつも硬派ぶってるくせに、ちゃっかり1人で抜け駆けしやがって」

 横島も林間学校で一応女子高生の知り合いはできたが、彼自身が峯と仲良くなれる可能性は皆無に近い。だから雪之丞が弓と2人きりでデートしてるなんて現実は非常に腹立たしいのだった。
 しかし雪之丞にとって横島の言い分はいいがかり以外の何物でもない。

「やかましい! おまえだってそこの2人と一緒に住んでるんだから他人をねたむこたねーだろが」

 しかも職場では小竜姫と結構仲良くしていると聞く。どう考えても横島の方がいい思いをしていると思うのだが、しかしこの台詞はちと短慮であった。弓と偶然出会ったのではなく、それなりに親しい関係にあることを白状したようなものだからだ。
 横島が雪之丞の眼前にずびしと指をつきつけて断罪する。

「ついに本性を現したな、このムッツリソルジャーめ! そーいや香港でも女優のねーちゃんと仲良くしてたし。
 いいだろう、この俺自ら所長に代わって仏罰を下してやろーじゃねーか!」

 横島の背景が暗転し、彼の怒りと闘志を象徴するかのような激しい雷鳴が鳴り響く。しかし雪之丞は動揺するどころか、ニィッと好戦的な笑みを浮かべて横島の手首をがっしとつかんだ。

「そうか、そいつは楽しそうな話だな。今まで逃げてばかりだったおまえの方から勝負を挑んできてくれるなんてよ!」

「し、しまったぁぁぁ!!」

 横島は思わず後悔の泣き声をあげた。ついピートと同じ調子で空ケンカを売ってしまったが、この男なら最高値で買ってくるに決まっているではないか!
 あわてて手を振りほどいて逃げようとする横島だったが、そこで何者かに後ろからぽんっと肩をたたかれた。

「ふむ。私の話を聞いてさっそく他流試合を申し込むとは、おまえもやる気になってるみたいだな。わかった、そういうことなら私も協力は惜しまないぞ」
「違うわあああ!!」

 どう考えても意図的に曲解してるっぽいカリンに横島は大声で突っ込みを入れたが、それは当然のようにスルーされた。

「しかし今日はもう暗いし、伊達殿にも都合があるだろう。明日の朝……そうだな、8時くらいでいいか?」
「ああ、それじゃ8時に神父の教会の前に来てくれ。俺がいつも修行してる河原なら人目を気にせずにやれるからな」

 とカリンと雪之丞は一気に具体的な打ち合わせに入ってしまったが、弓はその内容が心配になったのかおずおずと話に割って入った。

「伊達さん、こう言っちゃ何だけどあなたとカリンさんじゃ勝負にならないと思うんだけど……?」

 いくら雪之丞が霊的格闘に長けているといっても、カマイタチ3匹を瞬殺したあの謎の必殺技を出されたら即死だろう。2人ともどういうつもりなんだろうか?

「いや、あの時も言ったがあれはめったなことでは使えない大技だからな。別に果し合いをするわけじゃないし、心配はいらない」
「そういうこった。何ならおまえも見に来るか?」

 2人にそう言われて、弓は己の勘違いをさとった。なるほど真剣勝負じゃなくてただの組み手なら、命にかかわるような強力な技は使うまい。
 そしてカリンがあれを使わずに戦うのなら、2人は結構いい勝負になるような気がする。見学させてくれると言うのなら断る手はない。

「ええ、喜んで。明日の朝8時ね?」
「だから違うっつーとろーが!!」

 横島は弓に向かって絶叫したが、やはり無視された。彼のもう1人の恋人であるタマモにも、特に止めようとする様子はない。

(さっきは3つ股したいとか言ってたもんね。ま、自業自得ってやつ?)

 狐少女はさきほどの横島の駄弁を根に持っていたようだ。組み手のことも元はといえば横島が雪之丞たちに絡んだからで、助けてやる気が起こらないのはむしろ当然であろう。
 こうして、横島は望んでもいないどつき合いをさせられることになったのだった。


 横島は家に帰りついた後、カリンがつくってくれた肉野菜卵うどんをほおばりながら、その作り主にぶちぶちグチをこぼしていた。
 めめしいなどと言うなかれ、言ってる相手は自分自身なのだ。つまり単なる独り言である。
 といっても例の組み手のことではない。それは自分が口をすべらせたせいだから仕方がないと諦めていた。

「しっかし兵器産業とケンカかぁ……まあしゃあないっていえばしゃあないんだけど」

 そう、南武グループの件である。これに比べれば雪之丞との組み手などお遊びのようなものだ。
 昨日までは小竜姫とヒャクメが適当に神罰下して終わりだと思っていたのが、まさか自分が直接対峙するハメになろうとは。今の状況ではやむを得ないと分かってはいるが、だからと言って雪之丞張りにアドレナリン全開な心境になれるはずがない。
 しかしそんな本体にも影法師娘はやさしかった。彼の空になった湯のみにお茶を注いでやりながら、

「まあそう弱気になるな。そのために小山殿とタダスケ殿がいっしょならという条件をつけたんじゃないか。
 考えてみれば南武グループはタマモ殿を追ってた連中だからな。ヤツらを退治するのはタマモ殿のためにもなる」
「んー、ま、そりゃそーなんだけどな」

 むろんタマモの正体が「金毛白面九尾の妖狐」である以上、南武を潰しても彼女が100%安全になるわけではない。しかし危険度が減るのは確かである。

「それに、だ。恋人のために勇気を奮って戦う男らしい所を見せれば、タマモ殿も3つ股を許してくれるかも知れないぞ?」
「な、何でそーゆー流れになるのよぉぉっ!?」

 カリンの軽口に狐娘は悲鳴を上げたが、そんなタマモの前に横島が血走った眼で迫ってきた。

「そ、そーか? 俺が南武を潰したら3つ股許してくれるのか? どーなんだタマモ、ホントのところを言ってみろ。つーか許してくれれば実に喜ばしいんだが」
「んなワケあるかーーーッ!!」

 激しくブチ切れたタマモはとりあえず煩悩魔人の鳩尾にワンインチパンチを叩き込んで悶絶させると、ぜーぜーと荒い息をつきながら影法師娘に向き直った。

「カ、カリンどーゆーつもりよ。あんただって3つ股なんてしてほしくないんでしょ?」
「フフッ、確かにそうだが私はあくまで横島が幸せになってくれることが1番大事だからな。タマモ殿の味方をしたいと思ってはいるが、小山殿にも義理があるし。
 ……もっとも」
「「もっとも?」」

 横島とタマモの視線が影法師娘に集中する。そこでカリンはいっそ邪悪といっていいような笑みを浮かべて、

「こんな移り気すぎる男には、特別サービスなんて要らないかも知れないな」
「……サービス?」

 タマモには何のことだか分からなかったが、横島はしっかり覚えている。昨日新幹線の中で約束した、「明日の夜はサービスしてやるから」という話のことだ。

「な、何でそーなるんじゃ! つかおまえ3つ股に賛成なのか反対なのかどっちだよ」

 大事な約束を反故にされて激昂した横島がぐわーっと怒涛のように詰め寄るが、むろんカリンはこの程度のことでいちいち恐れ入ったりはしない。

「さてな。でもこのくらいのことも察せないようじゃ、3つ股なんてしてもすぐ破綻するだけだぞ? ふふっ」
「なっ……!? チクショー、こーなったら俺の宇宙一のエロテクで、3つ股でも4つ股でもオールオッケーになるくらい夢中にさせちゃる!」

 軽くあしらわれて頭に血が昇ったのか、まだ食事中にもかかわらずルパ○な跳躍を見せる横島。たとえようもなくおバカである。

「そんなこと言ってるうちは、まだまだだ」

 当然ながら切れ味鋭い右ストレートで迎撃されて、横島はあえなく畳の上に沈むのだった。


 ―――つづく。

 予告した番外編より先に本編の方が書けてしまいました。というかエロって難しいですねorz
 なぜか雪之丞とバトることになりましたが、横島&カリンの新技のお披露目というか、そろそろユッキーにも出番をあげようというかそんな感じであります(ぇー
 弓が雪之丞を「伊達さん」と呼んでるのは、まだ正式に恋人同士になったわけじゃないので、相手が年上の資格持ちなら敬称はつけるだろうと考えた次第ですー。
 ではレス返しを。

○いしゅたるさん
>おキヌちゃん
 横島君に恋する道はどの方向も茨だらけみたいですorz
 でもがんばれおキヌちゃん、もしかしたら小竜姫さまにも先越されるかも知れないけど!
>小隆起さま画策
 彼女の成長ぶりをとくとご堪能下さいませ!

○きつねさん
 はじめまして、今後ともよろしくお願いします。
 こんな長いお話を一気読みして下さるとは、大変お疲れさまでありました。
 激賞いただいて恐縮ですー。
>まさかあの影法師とここまで関係を持っていくようになるとは
 横島君は美(少)女なら種族なぞ気にしない男ですから!
 というか気にしてたらいつまでたっても彼女なんて出来ませんし(ぇー
>全く予想付かなかった未来への方向性
 ここまで幸せいっぱいな横島も珍しいと自画自賛してますw

○HALさん
>横島君ぴーんち……いやむしろちゃんす?
 超逆タマで妻当人もカテゴリーA、それでいて両親と同居しろとか言ってるわけでもなし。筆者なら速攻で受けますな<マテれ
>名の扱いに関しては納得ですの
 ありがとうございますー。凛明ちゃんというのは筆者の小竜姫さまのイメージそのまんまであります。最近ちょっと腹黒っぽくなってますがー!
>老師のこと
 そういえば原作ではヒャクメまで彼のことを「妙神山の老師」って呼んでるんですよねぇ。やっぱり憚りがあるんでしょうか。
>ダ女神街道一直線
 ここまで来てまたダ女神に転落したら、それはそれでギャグとして面白いかも知れませんな(酷)。
>南部グループ退治
 は、その辺は横島君たちもわきまえておりますですよー。これで3つ股OKになるかどうかは別としてw
>おキヌちゃん
 まあ何といいますか、恋には試練が付きもの?
>「理解」のところは推理ないし推測とするのがよろしいかと
 確かにそうですね。修正いたしましたー。
>「カプリス」世界の小竜姫様って、横島と法律婚できますよね?
 もち出来ます、第30話の時点で戸籍用意してますから。
 というか出来なかったらあんな台詞出てきませんですよー(笑)。

○風来人さん
>一体ナニが小さいのやら
 具体的に箇所を指摘しないのが老師のやさしさだと思うのです<マテれ
>ヒャクメ
 この物語ではデタントが成立してますから、情報屋は仕事が減ってるものと思われます。当人もその方が幸せみたいですしw
>ただその名前で呼ぶとオリキャラみたいな感じになっちゃいますね
 は、「凛明」は地の文とかには必要以上に出さない予定ですので。
>おキヌちゃん
 今度は霊能部の話で出て来てくれるはずです、きっと!

○チョーやんさん
 お気遣いいただきありがとうございますー。何やらお仕事が大変みたいですがご自愛下さいませ。
>おキヌちゃん
 やはり戦場を誤ったのが痛恨のミスでしたが、霊能部ができればチャンスはいつでも……あるといいなぁorz
>小竜姫様? 貴女いったいナニやってんすか?
 恋する乙女にとってそれ以上に優先すべきものなんてありませんから!
 ポカったらそれはそれで、再修業を延長する口実になりますしー<マテれ
>策士策に溺れる結果
 敵もある意味策士ですからねー、狐と竜の化かし合いってところでしょうかw
>横島君に一言…『女』を知って『男』になってんだからいい加減落ち着けやと子一時間ry
 無理でしょう、何しろ大本命と結婚した「10年後」であるタダスケでさえ、ちーとも落ち着いてないんですからww
 でもきちんと優先順位はつけてますから、多少は成長したのではないかと思いますです。

○ashさん
>所期
「期待している事柄」という意味で使いました。「霊能部のことについて聞く」と「神社について聞く」の2点です。
>ン百年生きた生粋の竜神が負けたらショックですワナ
 ましてや「あの」横島君ですからねぇ。ひどい話ですな。
 峯さんは横島君と仲良くできれば結構いい目も見れそうな気が致します(w

○ばーばろさん
>ピート
 彼も思春期の男子ですからねぇ。原作では最初から最後まで紳士でしたけど。
>愛子、おキヌちゃん
 霊能部もできることですし、まだチャンスは……あるといいなぁ(つw;)
>小竜姫さま
 筆者もえぐえぐな彼女の絵をぜひ見たいです!
>ソレを知った時のタマモンとカリンたんの行動や如何にっ!
 早くも反応してますが、いろいろと先行き不安でありますw
>150話で終わらない方に100万ペセタ
 うーむ、確かに延々伸びまくってますしねぇ(^^;

○KOS-MOSさん
 毎回お褒めいただきありがとうございますー。
>南武グループ
 バトルな話は久しぶりであります。
>小竜姫さま
 知力ばかりか精神力も成長してるみたいです。
>グーラー
 横島にはどうにもなりませんが、タダスケは彼女に会ったらためらいもなく例の文珠を使うでしょうな。ここの令子やキヌとは面識ないので、吊るされる恐れがありませんから。
 そもそもあの状況なら須狩やグーラーを殺しても正当防衛で通るわけで、一時的に催眠かけるくらいで済ますのはむしろ人道的だと思うのですよー。戦術的には実に有効なやり方ですし。
 といったことを、大人になったぶん賢くなったタダスケは考えるような気がします(ぉ

○遊鬼さん
>おキヌちゃん
 むしろ1人になったからこそ、覚悟を決めて大胆に……なったらなったでまずいのかもorz
>南武グループ
 ここへ来て美神さんが断っちゃうという超展開もありえますから、まだ原作通りと決まったわけではないですよー<マテれ
>戦力
 どっちも原作より強いので行方はまったく読めませぬ。
>小竜姫さまの凹みっぷりが可愛くて良いですね
 やっぱり彼女はこうでないと!(酷)

○BAKUSYOさん
>親戚
 三男坊の孫娘ということになるのですが……あれ?(ぉ

○ますかさん
 はじめまして、ご意見ありがとうございます。
 峯の参加についてはGSらしいドタバタ感を出そうと思って考えたことなのですが、それによってキヌの影が薄くなってしまったのもたしかで、話の練りこみが甘かったかと反省しております。
 カリンが峯をはっきり振るべきという点ですが、むろんOKする気はありませんが、会った回数自体がまだ少ないので、自分から場を設定してケリをつけようとまでは考えていないという状況です。
>影の薄いキャラについて
 そうですね。今作では出番がなくなりそうなキャラは最初から出さない方針で書いているのですが、それでも大勢出ていますからフェードアウトさせるキャラはきっちりさせるというのは大事なことかも知れません。
 今後とも何かありましたら書いていただけると嬉しいです。

○whiteangelさん
>小竜姫
 ドジっ娘の烙印を押されるか婿さん連れて凱旋できるか、彼女の奮闘をご期待下さい!
>法律婚
 いあ、上記の通り小竜姫さまは戸籍を持っておりますので、問題なく出来てしまうのですよー。

○アラヤさん
>オペレーションR
 ここまでブラックな小竜姫さまはめったにいないかと思いますw
>横島とタマモが合体
 そういえば最近人狐一体してませんねぇ。南武には連れて行けませんし、なかなか機会がなくて困ったものです。
 えろい合体もまだ書いてませんしー!<超マテ

○Tシローさん
>ピート、おキヌちゃん
 人数が多くなるとおとなしい人はどうしても埋没しちゃいますからねぇ。1度くらいばーんと目立たせてやりたいのですが。
>小竜姫さま
 開き直っちゃったヒトは強いですw
>GMがタマモの戸籍作ってるかもよ?
 うーん、あの両親ならその気になれば簡単でしょうな(^^;
 3つ股阻止の最終兵器になるかも知れませんねぇ。

○読石さん
 萌えられる横島君なんてレアキャラを描けたとは、物書きとして名誉に思います(ぉ
>小竜姫様の本名
 みなさま好意的に見て下さってるようで安堵しております。
>今の段階でも親に伝えれば了承が出る気がしますな
 はい、小竜姫さまはそう認識したからこそ作戦を実行する気になったのですよー。
 伝えるのが早すぎてダメ出しされたら大変ですから、確実にOKになるのを待っていたわけです。

○Februaryさん
>シリアスな南武編
 は、たまにはきちっとシリアスに……成り切れなさそうな自分がいたりします(ぉ
>それが千鶴クオリティー!
 ま、当然ですな。たとえどれだけ道が険しくても!
>姫様
 いあいあ、愛のためには多少黒くなるのも仕方ないことなのですよー(ぇ
>今はムネだけ
 なんて命知らずな……黙祷!
>「ルパ○ダイブ」できるほど親密なんですから当然迎撃されます
 そんな横島君とまったく同じことをww

○鋼鉄の騎士さん
>おキヌちゃん
 彼女にもいいことがあると良いのですが(つw;)
>タダスケ
 若い美神さんを間近で鑑賞できるんだからちょっとは幸せ……ということにしておきましょうかねぃorz
>小竜姫様
 プライド<<<<<愛、ということなのではないでせうか、きっと。

○ロイさん
 はじめまして、よろしくお願いします。
 小竜姫さまの落差を楽しんでいただけたようで幸甚です(ぉ
 彼女の活躍を今後とも楽しみにして下さいませ!

○通りすがりのヘタレさん
>小竜姫さま
 弟子に恵まれてるのか恵まれてないのか難しいところですな。
 まあ横島君といつも一緒にいたらイヤでもたくましくなるのではw
>おキヌちゃん、愛子
 ターゲットはすでに二股してますからねぇ……2人ともいい娘なのに(つw;)
>南武編に出演の決まったタダスケ
 実はまだ話を聞いてもいないのですが、逃げる術はなさそうなのが哀愁を誘いますww

○coma収差さん
>この合宿、参加した誰もが個々に持っていた当初の目的を完遂せずに終わってしまいましたね
 互いに牽制しあいまくってましたからねぃ。
 それでこそ青春という見方もありますがー!
>タマモ
 妲己の記憶までは持ってなさそうですが、直感はなかなか鋭いです。しかし敵は強大なので油断はできません!
>サルの出番
 まったくの未定でありますorz

○山瀬竜さん
>おキヌちゃん
 そうですねぇ、幽霊時代からアプローチかけてれば勝てたかも知れないのですがorz
>凄いんだろうなぁ、オペレーションR!(笑)
 それはもう、小竜姫さまが知恵をしぼった恐るべき策略ですから! 女の戦いを楽しみにしてて下さいませw
 しかし横島君ってもてるなぁ……。

○内海一弘さん
>おキヌちゃん
 がむばれー、月のない夜ばかりじゃないさ(つw;)
>彼女は人界での修業の成果か武神ではなくて策士、軍師になったようですね
 もともと小竜姫さまがメドさんに負けたのは、武技じゃなくて知略が劣ってたせいですからね。
 だからと言って今の彼女が真っ当といえるかどうかは別の問題ですがー(笑)。
 あと上記の通り横島との法律婚は可能であります。

○冬さん
>もはや魂の兄妹ですねこの二人は
 2人の仲が悪いのは、地球の女性たちに対する宇宙意志の慈悲なのかも知れませんねぇ。
>凛明の罠
 いあいあ、ここ数ヶ月の彼女の成長ぶりはものすごいので、タマモやカリンといえども楽観はできないのですよー。
 ましてヒャクメとは(以下略)。
>風習
 そうですねぇ、同じ人類なのに不思議なものですな。
 竜神界は……中国式なら正室と側室の差はあるでしょうねぇ。小竜姫さまがどうするつもりかはまだ不明ですけど。
>それよりも身内(主にグレートマザー)の承認のほうが重要でしょうね
 まさに1番の難関ですな。
 いっそ竜神界に逃げるのがベストかも知れませんねぇ(^^;

   ではまた。

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