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!警告!インモラル、男女の絡み有り
18禁注意

「想い託す可能性へ 〜 じゅうなな 〜(後編)」

月夜 (2007-08-26 10:25/2007-09-05 10:38)
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 ※十六話の裏パートです。
 ※十八禁です。乱れる小竜姫さまが居ますので、ご注意下さい。


     想い託す可能性へ 〜 じゅうなな 〜(後編)


 小竜姫の思考が現在へと戻ってきた。

 (眠気は全く来ない。朝になったら戦闘になるかもしれないのに……想いが止まらない。
 私は横島さんの傍に行くことは嬉しいと感じている。横島さんに優しくされている美神さんを、羨ましく感じている。
 でも…彼にはおキヌさん達も……いる。彼の中に眠っているこちらの横島さん。貴方は何を思い、彼女達への想いを託したのでしょうか? 私は貴方達の中に…………いる  なっ、なに!? この霊力!)

 食事が終わり全員が湯浴みを終えて、それぞれが銘々に与えられた部屋で休んで暫く経った頃。

 布団の中で昼間の事を思い返して悶々としていた小竜姫は、横島の部屋でとてつもなく大きな霊力が突然発生した事に驚いて飛び起きた。

 「なにごとです!」

 肌襦袢一着と下穿き一枚を身に着けただけの姿で寝ていたが、尋常じゃない大きさの霊力に小竜姫は傍らに置いていた剣を引っ掴んで、霊力の発生元へと足音を立てずに急いで向かった。

 (老師が張った結界だと思って油断していました! 横島さんっ、どうか無事で!!)

 直前まで煩悶していた小竜姫は、沸き上がった霊力が神気を帯びていない事に気付かなかった。


 「うぇええ? なんて事に文珠使うのよ! しかも四つも!? 何考えてるのよ!!」

 (横島さん達は無事!? あら? 誰も 居ない? 霊力の発生元は中? しかも文珠!? なんて人騒がせな事を……)

 ほどなくして、足音もさせずに到着した横島の部屋から令子の怒鳴り声が聞こえた小竜姫は、周りを見渡して潜んでいる者が居ないかと気配を探ったが、そんな者は居なかった。

 令子の怒鳴った言葉から、文珠を四つも使った為に発生した霊気だったと気付いた小竜姫は、身体の力が抜けていくのを感じながら部屋の障子の前でへたりこんだ。

 (とりあえず横島さんに何も無くて良かった)

 ホッとした小竜姫は、部屋の中で二人して何をしているのかと興味を持って障子をノックしようとした。その時、

 「ちょ、令子。暴れるな。一気に入っちまうぞ。こら、落ち着け!」

 (入る? どこに何が入るというんでしょうか?)

 障子に手を掛ける為に上げていた腕を思わず止めて、小竜姫は座り込んだまま聞き耳を立てる。

 (それにしても、美神さんは何をそんなに暴れているんでしょうか? 時々、何かを堪える様な彼女の声が聞こえるけれど?)

 「イ…イタ!? この外道! 何を強引に入れようとしてるのよ!!」

 「うぉ! く…苦しい!! くそっ、令子の処女が頂けるんだ。負けられるかよ!!」

 (え……? 横島さん、今なんと言いましたか? 美神さんの何を頂くと?)

 バタバタと部屋の中で二人が暴れる音が、夜の静寂(しじま)に障子を通して小竜姫がしゃがんでいる廊下に響いてくる。

 思わず彼女は、パピリオが起きてこないかと心配になり、周囲を見回した。

 「イタッ…く、無い? なによ、コレ? なんか細くて柔らかい棒が入ってる感じ……ヒィッ!!」

 (な なに!? 何をしているの?? 美神さんの鋭い痛みの声が、すぐに拍子抜けした様な声に変わって何かを呟いたと思ったら、いきなり悲鳴を上げたりして……いったい何が!?)

 小竜姫は部屋の中の二人に気配を覚られない様にと、隠行を使って耳をそばだてる。持ってきていた神剣は、邪魔になるので床にそっと音を立てずに置く。

 横島と令子が何をしているのか知りたいという好奇心が強く表に出てしまい、令子の上げた驚いたような声に興味に駆られて小竜姫は障子に思わず手を掛けようとした。

 普段の彼女なら絶対にやらない事を、小竜姫はどういうわけか徐々に熱に浮かされたようなフワフワとしたそれでいて不快とは言えない気分にになってきてやろうとしていた。

 (……な なに? この身体の奥底から湧いて来る熱い感覚は……? お二人の雰囲気が私を引き込んでいる? え? あ? なに? 何か…聞こえる……)

 熱に浮かされてきたような感覚が小竜姫を襲うなか、鈍り始めた思考の片隅でもう一人の彼女が小さく囁いてくるが、その言葉は明確な意味を伝えてはこなかった。

 「よし、長さも変えられるな。さぁ、令子。覚悟は良いか? これからたっぷり感じさせてやるぞ」

 (私、今何を……? たっぷり感じさせる? 誰を? 美神さんを? でも、横島さんは彼女に悲鳴を上げさせていて……)

 障子を思わず開けようとした時に、息が荒くも落ち着いた横島の声がしてビクッとした小竜姫は入るタイミングを逃し、聞こえてきた彼の言葉に疑問を感じて再び聞き耳を立てた。だけどその心内は、彼女自身も把握できずに揺れ動く。

 「うぁ、イヤ、何よコレ! ひぁ、気持ち悪い んはっ」

 「く〜、初めて試してみたけど、これすげーイイ! 令子の子宮口がビクビク震えながら吸い込みやがる」

 (美神さんの声は嫌がっているようですが、何か響きがいつもと違う気がします。何か鼻に掛かった様な甘えている様な……?
 横島さんも、美神さんが嫌がっているのに何かを止めようとはせず、むしろ喜んで……は? 今、なんて言いました? 子宮口? 子宮って……まさかっ!? あの子宮!!

 部屋の中から聞こえてくる二人の声に小竜姫は矛盾を感じたが、忠夫の言った子宮という言葉に耳を疑って障子を凝視する。彼女の左手は思わず出そうになった声を抑える為か、無意識に口に当てられていた。

 「あぅ ぃや! こ…こんぁ ひ! やめっ、た…だお、ダメッ! 感じ…ひくぅ!!」

 「うおぉ、この根元の締め付けと、先端の吸い込みがスゲェ。くぅ、もう出そうだっ」

 障子の向こうから、湿った何かを狭く柔らかい水分を含んだ物に激しく出し入れするような音が響いてきた。その音は時には激しく、時にはゆっくりと緩急をつけて聞こえてくる。

 その音に合わせて令子の声がじょじょに艶を帯びて濡れ、それでいて甘えた様な声で忠夫を呼ぶ。その声を思いもかけず聞く事になってしまった小竜姫は、耳まで顔を真っ赤にさせて慌てた。

 (……て、え? あの? その? これは? えぇ? ま…まさか? も…もも……もしかしてお二人ともっ、まぐわっちゃってたりしてますか!!
 真っ暗闇の静寂に包まれたこの空間で、お二人の激しい息遣いと、熱に浮かされた様な艶やかな美神さんの声が響いていてって、……な…何を言っているの私!? は…離れなきゃっ。 (くちゅり ) あひぇ?
 なんで? なんで、私……。うそっ、なんで濡れるんです!?
 あぅ 身動ぎする度に襦袢が……擦れるぅ…ん! ひぁっ そんなっ 片足立てて座ってたからお股もっ 、く…食い込んで擦れる こんなっ…こんなぁ〜!

 小竜姫は無意識になのだろうか? 肌襦袢の上から自分の敏感な所を摩るように刺激し、その刺激に身悶えた動作でフトモモを擦り合わせる様な動きを緩慢に交互に続けていた。

 彼女のいつもは剣を握る細くて可憐な手が、そろそろと下へ下へと降ろされて……

 「ひぅ あぅ んはぁ あ ああ あぅ な…何を 言って…るのよ! ぃぎっ!」 「ひぁっ

 令子の声に同調する様に、自分の左手でゆっくりと揉みしだき弄んでいた左胸。

 その敏感な乳房の頂にある桜色の硬くしこった突起と、右手が目指していた薄い布の内に隠された薄い皮に包まれた敏感なお豆を同時に擦って、思わず小さく小竜姫の声が漏れてしまったが、令子の高く上がった喘ぎとも痛苦の声とも取れる鋭い声に掻き消された。

 「た…だお、もっやめっ。 もた…ない。 だ…め……もぅ…もぅ」

 「俺もっ、もう限界に…近いっ。令子もっ、イキそうっ、なんかっ?」

 ずにゅっ じゅにゅ にゅちゃ ぐにゅるっ と、横島と令子の二人が奏でる濡れた音が部屋の外にまで響いてくる。

 (あっ あっ やっ だめっ こんなっ お二人っ がっ すぐっ そこ…にっ いるっ のにぃっ 止まらないっ とまらないのぉ〜!!

 その部屋の障子を挟んだすぐ外では、小竜姫が高くお尻を突き上げ前のめりになり、下穿きの隙間から指を浅く膣口に出し入れし、カクカクと唇をわななかせながら柳眉をきつく顰めて快感を堪えていた。

 「も もぅ ひぅ ひぅ ひくぅ ひっちゃぅぅぅ ひぃぁっ!「出るっ!」 ひくぅぅぅぅぅうううううう!」

 (やっ はぅ はひっ とんっ とんじゃうぅぅぅ (ぎりゅっ ぐしゅっ)!! とんっ☆¥*%$!!

 令子の喘ぎ声に同調したかのように、小竜姫の左手は左の乳房を時には荒く掴み上げ、時には繊細に人差し指と中指で桜色の突起を擦り、右手は自分の身体で一番敏感な場所を包皮の上から責め立てながら膣口に浅く激しく指を出し入れさせて身体を昂ぶらせていく。

 令子の甲高い切羽詰った様な声と時を同じくして、桜色の立ちに立った胸の頂と最も敏感な陰唇の合わせ目上部の包皮に隠れたお豆を剥いて露出させ、強くつねり潰して声にならない悲鳴を上げた!

 「いひゃぁぁああ! いひゃいぃぃ! あひゅいっ! あひゅぃぃぃいいい!!」  パラパラパラパラパラ……

 「くぁ、吸い出される! すげっ、こんなの初めてだ!」

 (あっ あっ やっ とまっ 止まら 止まらないっ! こんなっ なんでっ 身体が 私のお大事がっ お大事が〜〜!!

 令子が甲高い絶頂の声を上げている部屋の外で、びゅびゅっ ぷしゅあっ と、小竜姫は激しく潮を吹き、床に置いている事を忘れていた神剣の鞘にふりかけて濡らす。

 彼女は身体の裡を荒れ狂う快感に翻弄され続け、何度目かの絶頂の果てにくるんと白目をむいて意識を手放した。

 意識を失った小竜姫の身体が、時おりピクッピクッと痙攣する。

 小竜姫は今までに経験した事の無い快感に、お尻を突き出した格好のままで気絶していた。彼女の可憐な唇は、力が抜け切ったかの様に開かれたままになっていて、涎が廊下に垂れ流れている。

 その高く突き出されたお尻の直ぐ下では、陰唇からしとどに溢れ出た淫液が下穿きに張り付いて透けさせ、くっきりと彼女の陰唇の形を浮き上がらせていた。

 そして、そこから両足の真っ白なフトモモを伝った彼女の淫水は膝の辺りに水溜りを作っており、他にも両膝の中間辺りの板張りに点々と水溜りが出来ていて、彼女の神剣も鞘の中ほど辺りが水溜りに浸っていた。

 しばらく身体が震えるに任せて気絶していた小竜姫は、令子の声にふと目が覚めた。

 「もう、仕方無いわね。こっちでしてあげるわよ」

 (あ……? ここ…は……? なん…で、私……)

 思考が纏まらずに小竜姫は、夢現(ゆめうつつ)に令子と横島の会話を聞き続ける。所々は耳に入るが、意味が理解できない状態だった。

 「おぅ 先っぽが令子の喉に当ってるっ うひょぉー」

 「ろうら。かららはひょひょれも、ひおふはしょのままらのよ。うぁんたのかんりるろこらんれ、おほえれるんらから」

 (美神さん? あぅ 力が 身体に 力が 入らない なん…で……?)

 令子の声を夢現(ゆめうつつ)に聴きながら、小竜姫は混濁した意識の中で身体を動かそうとしたが身体の力が抜けきってしまっていて果たせず、なぜ身体の抜け切っているのかその理由すら思い浮かべる事ができなかった。

 「ひょぉー。これはっ、たまらんっ。くっ、でちまう!」

 「らぁめ。 まだ早いわよ。(シュシュ ぬりゅぬる) 次はこうろっ」

 (なにを? 横島…さんに なにを……している……の?)

 忠夫の声に、小竜姫の散り散りになった意識がゆっくりと戻ってくる。それでも彼女の中では現実と夢が混ざり合っていて、自分がどういう格好で何をしていたのか、彼が何をされているのかを認識できないでいた。

 「うおおお、パイズリフェラかよ。くっ、うぉ! カリ首が舌で刺激されて、乳首のコリコリが竿に!! 乳の圧迫感がたまらん!!!」

 (あ……やっと身体の感覚が……戻ってきた。なんだか、横島さんが……喜んでる? ぱいずりふぇら? 何をして…いるの? 美神さん?)

 徐々に身体の感覚が戻ってきた小竜姫は、未だ纏まらない思考に難儀しながら、令子が何をしているのかと訝る。

 小竜姫の身体は、動かすのも億劫になるほど力が抜け切っていて、絶妙なバランスでお尻を高くした姿勢が保たれていた

 「うはぁんっ これで、どう! ほらっ ほらっ アンタのがビクビク痙攣してきたわよ。もう出そうなのねっ」

 「くぅ くっ くっ くっ くはっ やべっ」

 しゅっ しゅっ ぬりゅぬる ぬろれろ

 (横島さんが切羽詰った声を出してるけど……美神さんは何をしているの?)

 障子越しに聞こえてくる二人の声とと一緒に聞こえる何かを擦っているような音と、何かを含んで舐めている様な水音を聞きながら、散り散りになった意識をゆっくりと、でも確実に纏めていく小竜姫。

 意識を纏め上げていく上で、小竜姫は令子が何をやっているのかが非常に気になった。

 「ほらっ 我慢せずっ だしっ なさいっ ほらっ」

 「くぁっ もうっ……ダメだっ 出る! かはぁ……」

 しゅりゅ ぬりゅ ちゅろ しにゅ ぐぷっ 

 「う゛ ん゛ん゛ぅ(ンクんくンクんくぅ…ん) ぷはっ はぅ 飲みきれない ん ん ん ンー!!」

 (出るって何が出るんです? 飲みきれない? 美神さん何を飲んでいるんですか? なんだか美神さん幸せそうな声を出してる……。いいな……。私も……横島さんに…………)

 横島の我慢に我慢を重ねたような声の後に、令子が何かを必死に飲んでいる様子が障子越しに感じられ、最後に令子のくぐもった声に幸せそうな響きを感じた小竜姫は、無意識に自分も横島に……と、想いをめぐらした。

 「うぁ すげー、気持ち良かった。……あれ? また文珠出来てら。今度は八個? なんなんだろうな、たくっ」

 (横島さんに喜んでもらえるなら、私だって……。 え? 文珠? はっ!!

 横島の気持ち良さそうな声に、小竜姫はぼ〜っとした頭で彼を喜ばしたいと考えていたが、彼の文珠の言葉にやっと正気に戻った。

 「はぁ はぁ はぁ はぁ もう だめ うご けない はぁ はぁ はぁ はぁ」

 「ありがとな令子」

 「ん」

 (あ あ あ あ……。わた…私ったら何をっ! こ…こんな、こんな横島さんみたく覗いた上にっ、じ…自慰なんてっ!! きゃっ!!!!

 「しかし、セックスして文珠が作れるだぁ? なんつー非常識なんだよ、俺の煩悩は……。これが融合した結果なのかねー? って、誰だ!」

 正気に戻った小竜姫は、自分がなんて破廉恥な事をしてしまったかと動揺し、慌てて身を起そうとして廊下に撒き散らされていた自ら垂れ溢した淫水に足を取られてしまった。

 (気付かれた! そんな…そんな…何とか……何とかしないと! へぁ! 障子の向こうから物凄い霊気が立ち上ってる!? )

 横島の誰何(すいか)に気が動転して慌てまくった小竜姫は、両手を床について土下座をした後の様に上半身を起した状態で周囲をワタワタと見渡し、障子の向こうから攻勢霊力では無かったが物凄い霊気が発生した事で顔色を青白くさせ、目を見開いて頭が真っ白になってしまった。

 「あの……私……です」

 働かない思考を無理やり動かし、色々頭に言い訳が浮かんでは消え浮かんでは消えをしたが、覗きをしてしまった事には変わらない。そう思って小竜姫は観念したように小さな…震える声で答えた

 「しょ…小竜姫さま!? イツカラソコニイラッシャッタノデショウカ?」

 「その……横島さん達が…………最初にお果てになった時からです」

 横島の質問に彼と令子のまぐわいを思い浮かべてしまって、顔を真っ赤にしながら小竜姫はそれでもはっきりとした声で、つっかえながらも答える。

 ジュン (えっ!?)

 自分の身に起こった事が小竜姫には信じられなかった。横島の声を聞いただけなのに、なにゆえ自分のお大事がまた濡れるのか? と。

 「なんで…その…そこに?」

 「昼間に申し上げました通り、私は横島さんの護衛を仰せつかっています。巨大な霊力が貴方達の褥から立ち昇ったものですから、何事かと思いまして……」

 再び問われた事に、小竜姫は声もはっきりと答える。多少強張った様になってしまったが、それには理由があった。

 なぜなら、彼女の震える手が今にも自分の秘肉に向かうのを必死に堪えていたからだ。身体の奥から湧き上がる疼きを、小竜姫は瞳を潤ませながら必死に抑え込んで抵抗していた。

 (なぜ…なぜ私は? 私の身体、どうしてしまったっていうの? こんな…彼の声を聴いただけで……身体の疼きが止まらないっ)

 「あ…その、お騒がせしました。小竜姫さまも明日は忙しくなると思いますし、今日はもうお休みになられた方が……。勘違いとはいえ文珠の結界も張ってしまっていますし何しろ老師の結界の中だし」

 「そ…そう……ですね。失礼…しました」

 (そうじゃない。そうじゃないんですっ。私は貴方に赦されてしまってはダメなんです! お二人の営みを覗いてしまって、あまつさえ触発されて自慰までしてしまった私はっ!!)

 横島の戸惑ったそれでいてこちらを気遣う言葉を聞いた小竜姫は、心内で涙を流しながら懺悔をするも、か細い声で彼の言葉に頷くのが精一杯だった。

 居た堪れなくなった小竜姫は傍らに置いていた神剣を手に取り立ち上がって立ち去ろうとして、不意に動きが止まった。

 ヌル クチュリ ツツーーー

 左手に握った鞘とフトモモを伝う淫水に、小竜姫は恥ずかしさに戦慄(わなな)く。

 (わた…私はっ )

 「横島さんっ」

 (我知らず、声が出てしまった。私は…何を言おうとしているの?)

 「あ、はい?」

 戸惑った様な忠夫の声が答えてくる。

 コプッ クチュッ トロリ ツツツーー

 「…………いえ、なんでもありません。明日は頑張りましょう。お休みなさいませ」

 (ああ、彼の声を聞いただけで、私のフトモモを伝う恥かしい液体が量を増します。けど…だけど……今、彼の隣にはっ!!)

 小竜姫は自らのフトモモを伝い落ちる液体の増える感触に、身体をわななかせながら横島に挨拶をして逃げるように自分の部屋へと走っていった。

 小竜姫が走った廊下には、点々と水滴が残されていた。


 自分の部屋に戻った小竜姫は神剣を傍らに置くと、壁に背を預けてズルズルと座り込んだ。

 その時、濡れた下穿きがヌリュッと、小竜姫の陰唇を刺激して彼女は眉を顰める。

 「あ…着替えないと……。 でも、ここに着替えは……」

 のろのろと身体を起こして、行李の置かれている所まで数歩歩く。フトモモが渇きだした淫水のせいで張り付いたような引き攣るような、不快な感触を伝えてくる。

 老師が築いた結界の中に自分の下穿きが無い事は解ってはいたが、それでも先ほど犯してしまった事を忘れたくてその象徴たる濡れそぼった下穿きを替えたくて、行李の蓋を開けた。

 行李の中に信じられない物が入っているのを見て、小竜姫は目を大きく見開いた。

 「な な な なぜ 有るの? え? えと? ここは老師の結界の中よね? 本当の私の部屋じゃないよね? なぜ、これがあるの?」

 行李の中に入っていたのは数着の布製品。

 小竜姫が普段着として着ている服と一緒に、なぜか下穿きが数点入っていて、震える手でそれを手に取る彼女は混乱の極みに達した。

 「老師ぃーーー!  何を考えているんですかぁぁあああーーー!!」

 手に取った下穿きを握り締め、諸々あって心に沈んでいた黒く濁った澱を吹き飛ばすように、今夜起こった何もかもを老師のせいにして、小竜姫は心の底から大音声で叫んだ!


 はぁ はぁ はぁ はぁ

 叫び倒した小竜姫はホンの少しすっきりして気持ちを切り替えると、手に握った下穿きを見つめた。

 (まぁ、いいでしょう。今は実際に着替えがあるのは有り難いです。気持ち悪いし、湯殿で身体を清めてきますか)

 小竜姫は溜息を一つだけ吐いてから、身を清めるべく着替えなどのお風呂セット(行李にやっぱり入っていた)を手に取って湯殿へと歩いていった。

 その足取りは、濡れた下穿きを気にしているとしてもなお、重かった。


                   続く


 こんにちは、月夜です。
 想い託す可能性へ 〜 じゅうなな 〜(後編)をお届け致します。二回目の十八禁です。小竜姫さまの初々しさや乱れっぷりが表現できているか心配ですけど……。
 次回はおキヌちゃん達の場面(エロじゃないです)です。
 基本的に寂しがり屋なので、書いた物の反応が少ないと落ち込んできてます。欲が出てきているんでしょうね。色んな方の意見も聞いてみたいんですけど……。とまれ、レスが頂けるだけでも幸せと思って頑張ります。色気や魅力ある文章が書けるよう精進せねば。

 誤字・脱字・表現がおかしいと感じられる箇所があれば、ご指摘下さい

 では、レス返しです。

 〜冬8さま〜
 またレスが頂けていましたので嬉しく思います。本当にありがとうございます。後編楽しまれたかビクビクしつつお届けです。
 どんどん面白くなっているとの感想を頂いて、もっと喜んでもらえる文章を書こうと舞い上がっています。次回もレスが頂ける様、頑張ります。
 何やら忙しかったようですね。残暑も厳しいこの頃、ご自愛下さい。
>ついに横島帰還……
 スーパーな所はまだ先です。十四文字制御も充分すーぱーな気もしますが(笑)ただ、忠夫自身は気付いてはいませんが、融合によってエロ場面限定ですけど、女性にとってはヤバイ能力がついています。その第一犠牲者は小竜姫さまですが^^ これもすーぱーな能力になるのかな?
>アナコンダ君がスーパーだって……
 いえいえ、こちらは伸縮膨張収縮自由自在の如意棒です。あちらの板のお二方に劣らない物語を書ける様に頑張ります。あと、令子相手に感覚は掴めたので、覚醒すると文珠は必要なくなります(笑)
>小竜姫さまをどう美神が料理するのか……
 堕とす方でいえば、それはおキヌちゃんかも……。令子さんは、この分野では巻き込まれ属性ですね(笑)おかげで前の世界では忠夫にいじr(バキッ)

 〜読石さま〜
 毎回のレスありがとうございます。読んで頂けているという反応があると、私の精神衛生上本当に助かっています。
>嫉妬する小竜姫さまも……
 良かった。恋愛面に疎い小竜姫さまの心情が伝わる文章が書けている様で安心出来ました。まだまだ彼女の内面を引き出しきっていないと感じてますので頑張ります。
>小竜姫さまの胸を……18禁の方面に進化……
 横島に対しての一歩進んだ好意を表す事に唐突感が出てはいやしないかと、ビクビクして書いていました。
 ただ、忠夫に関しては、令子との性交渉とかで経験値がありますので、その辺の距離感は抜群です。恐るべし大樹遺伝子。と、いう所でしょうか。キャバ嬢にも自然に接してましたし。令子さんや小竜姫さまの胸を揉みしだけるのはホンッキで羨ましいです。
>鬼門達の修行風景……
 いくつか案は出ています。ホントにチョコチョコっとした一話分にも満たない文章量ですが、頑張ります。


 レスを頂けた方々に深く感謝を。次回は9月中旬の投稿を目指して頑張ります。仕事があっても更新期間が短い方々は尊敬します。
 では、またの更新まで失礼致します。

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