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「横島さん家のホムンクルス!7話(GS)」

ワイ (2007-08-07 23:58)
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横島さん家のホムンクルス! 7話


俺達はメドーサに案内され修行場に向かう。
そして、たどり着いた先は…やはり銭湯の脱衣所だった。

「さ、着いたよ。」

ぽかん、とする美神一行。
俺は事前に知っているので、そんな顔はしない。
…が

「ル〜ジュちゃんも、これにはビックリしたみたいね〜w」

と、栞さんが俺の頭を撫でつつ話しかけてきた。

…え? 俺、別にビックリなんか…って、まさか…

俺は気付いた。ここまで来るまでに、俺は注意深く辺りを見渡していた。
変わった所が無いか調べながら、響子さんの手に引かれ歩いていたのだ。
其の時の表情は、間違いなく『ぽへっ』とした間抜け面に違いない。
自分の世界に…男の身体でいた時、友人によく言われていたからだ。

「びっくり…してないもぅん」

取り合えず、否定しておく。
語尾が変になったが意図は伝わるだろう。
そう願いたい。

「ま〜た、またぁw 嘘が下手ねぇル〜ジュちゃんはw」

…伝わらなかった。

今度は俺のホッペタを、ぷにぷに突付きながら笑っていた。
おキヌちゃんも、ちゃっかり反対側のホッペタをぷにぷにし

「やわらか〜い」

と、ウットリした声を出していた。

おのれ…今度絶対に、おキヌちゃん共々
ぎゃふん(死語)と言わせてやる。

…栞さんなら普通に言いそうだけどな!

と、復讐を天に誓っているとメドーサが酒瓶を片手に

「此処で俗界の衣服を着替えるんだよ。…んぐんぐ
 ぷは〜、やっぱり二日酔いには迎い酒が一番効くねぇ」

とか、言いやがりました。

ちょ!? この人(竜神)真面目に仕事する気あるのか!!?
それに、何だ!? この飲んだ暮れのメドーサは!
イメージがっ、イメージが崩れる!!

俺が其れまで抱いていたメドーサのイメージ
ええ身体で、強くて、悪い奴。が音を立てて崩れていくのを、感じていた。
代わりに出てきたのが…

ええ身体で、面倒臭がりで、酒臭い奴。

…ああ、さよなら俺の世界のメドーサ。
お前悪い奴だったけど、ええ女やったで〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!

俺の脳内で悪いメドーサに別れを告げる。
メドーサの声で「死ね」とか言われたが気にしない。

「着替えたわよ」

気付いた時には、美神さんの着替えは終わっていた。

不覚! メドーサに気を取られ、生着替えを見逃したとはっ!!
この体ならば…堂々と見ていても何ら問題は無かったと言うのに!!
くぅ〜〜〜〜〜! ばかばか! 俺の馬鹿っ!!

俺はとっても悔しがった。
それに反応して体の方も「う〜あう〜」とか言いながら
悔しそうに腕をブンブン振っていた。

「それでは我々も、着替えをしましょう。お嬢様」

と言い、響子さんが俺の着替えを持ってきた。

…は! きゅぴーん!

其の時、俺の頭に電気が走る!
この状況下で! 行動を起こさない訳が無い人物が、俺の他にもう一人!!

ドドドドドドドドドドド…!

俺はゆっくり、其のもう一人の人物『堂本銀一』を見た。

…が、其処に在るのは
かつて銀ちゃんだったと思われる、唯の肉塊が転がっていた。
御丁寧にモザイクも、かかっている。

じ〜〜〜〜っと、紅白メイドを見る俺。

「彼は我々が手を下すまでも無く、美神所長によって処理されました」

「うみゅ」

…迂闊だったな!? 銀ちゃん! よもや身内に敵が居ようとは思うまい!
俺はそれで…95733回死にかけたっ!!

徐々に人型に再生していく(人間かお前!?)
銀ちゃんを尻目に、着替えを開始する俺。

例によって、メイドさん無しでは着替えもままならない。
早く一人でも着替えが出来るようになりたいものだ。
でなければ…毎日、絶望の宴を体験する羽目になってしまう。
等と考えている内に、着替えは終了していた。
流石、響子さん仕事が速い。

「装備の交換終了。各システムオールグリーン」

「いつでも発進、おっけいよ〜ん!」

よし…ヨコシマルージュ! 忠夫、でるぞっ!!

…って、何やらせるんじゃい!?

まあ、実際には其処まで喋れる訳でも無く「でるぉ〜」としか言って無い。
栞さんが絡むと、何でも漫才みたくなってしまう。

次に紅白メイドさん達の、生着替えが始まった。

ぐおっ!? は…破壊力抜群だっ! …で、でかい!
これが…これが大人の底力と言う奴なのかっ!!?
きょ…響子さん! そんな大胆に…!?
そんな! 栞さん、つるつるなのか!? うおぉぉぉぉお!?
すげぇぇぇぇぇぇぇっ! 無駄毛全く無ぇぇぇぇぇぇぇ!!

俺のブレインはオーバーヒート寸前だ。
脳の何処かで「脳が、はちきれそうだぜぇぇぇぇぇぇ!!」とか聞こえる。
マジで凄い、これが大人と言う奴か! むちむち万歳!!
ぜえぜえ! お…落ち着け…俺! くーる! くーるだ!
…OK。 落ち着いた! 今の俺は無敵だ!(落ち着いてない)
今の俺の煩悩エネルギーは…おおよそ、十億煩悩!!
横島忠夫十人分だっ!!

…ふ、これであと十年、忠夫は戦える。

何処かの大佐に敬意を表しつつ、頭の中で『良い物』を指で鳴らす。
チーン、と良い音が鳴った。

まあ、其れは置いといて……

俺だけ何故か衣服が違った。
俺以外の人は、中国風の修行服。何故か俺は、チャイナドレス。
栞さんを見るとニヤリと笑った。

つーか、修行させない気満々だろ!? …あ、いいのか。

元々、修行したくなかったんだし、このまま見学だけで終われば御の字だ。

「着替えたかい? それでコースの方はどうするんだい!?」

メドーサが修行のコースを聞いて来た。
当然、美神さんなら生か死かの、極悪修行コースを選ぶだろう。

「じゃ、この一ヶ月詰め込みコースで」

なんですと〜〜〜〜〜!? 話が違う!?
とっと、と終わらせてガッポリ稼ぐんじゃないのか〜〜〜!?

「ふん、堅実な方法を選ぶねぇ…分かったよ。
 今日はもう遅いから、軽く稽古して終わりにするよ」

メドーサはポリポリと頭を掻きながら、美神さんを修行場に案内する。

…おかしい!? 何かが違う! やはり別世界だと魂の性質も変わるのか?
それとも…育った環境なのか!?

うんうんと、考えるも結論はでない。

「其処のあんた達はどのコースで行くんだい?」

っは!? いかん。 考え事をしていた。
もちろん、見学コースで!!

「初心者コースを」

きょ、響子さーーーーん!? 違うでしょーーーーーーーーー!!

俺は、その場でOTLのポーズを決めた。
涙は出ない。でも俺の心は泣いていた。

其れを聞いたメドーサは、呆れた顔で

「あんたらねぇ…此処は初心者が来る所じゃ…」

と言いかける。其の瞬間!

すっ、と響子さんが栞さんに何かを渡す。
其れを素早くメドーサに渡す。
この間…僅か0・5秒!(推測)

「こっ…これは!? 幻の大吟醸酒『美幼女』!?」

わ…賄賂かよ!?

「これが…」

「私達の切り札だっ! …て感じ〜〜w」

良いのか!? 神様買収して良いのかっ!?
メ…メドーサ! 此処で神の威厳を見せてやれっ!

「分かったよ、私は教えてあげれないけど
 代わりの者に手解きをして貰えるように連絡しとくよ」

買収されてしまった。神の威厳は何処へやった?

買収された蛇神様は「ああ〜ん、後で合いましょう。うふw」
とか言って、キャピキャピしながら酒を抱えて部屋に入って行った。
そんなに嬉しかったのか…其の酒。ってか歳考えろ、歳を。
キャピキャピするのを許されるのは二十歳までだっ!(かなり偏見)

戻ってきたメドーサは、さっきの言葉道理
軽く体を動かせただけで、稽古を打ち切った。
俺も動かされたのだが…開始3秒で転んだ。
辺りが痛い沈黙に包まれたのは内緒だ!!

ある程度皆の運動能力を把握したメドーサは

「ふん、まあまあ動けるようだね…えーと?」

と言って、美神さんを見る。
美神さんは、気にしてない様子で…

「私の名は、美神…『美神ひのめ』よ。憶えてよね」

っと、腰に手を当て…へ!?

みっ…美神さんの名前は確か『令子』のはず!?
一体、この人誰なんだ!? 唯のそっくりさん!?
あああ!? 一体如何なってるんだぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!?

けっ、けどこの雰囲気…この色気、フェロモン!
間違いなく美神さんのものに違いない!

じゃあ、この人は一体…?
完全にパニックになっている俺。

突然の謎が謎を呼ぶ夜の出来事だった。


つずく!?(ここまでパニック)


あとがき

前話で苗字が分からなかった銀ちゃんの苗字SIMUさんのおかげで
分かりましたw
この話から堂本銀一と名乗ってますのでご了承ください。

レス返しです

・にゃむこさん
 メイドさんは過激にLOVEしてきますので油断できませんw

・SIMUさん
 銀ちゃんの苗字教えていただいて有難うございました!
 魂が戻っても、霊能力が戻るだけで相変わらず体との相性は…
 なので、キャラを崩壊させたくても出来ない罠w

・人形遣いさん
 ルージュのシャドウは…今回でません(ぇー)
 出るとしてもトンでもないのが出てきます。
 横島ですからw

・七死さん
 おっぱいホールドは48の殺萌技の一つです。

・DOMさん
 ずれまくっていきますよ! 横島がついて行けない位にw
 メイドは…にやり(謎)

・ろう人形さん
 忠夫が忠夫でいること…横島忠夫の最大の試練です。

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