某オカマのせいで15禁を付けておきます。
霊力も使えるほどまでに回復した横島はオカルトGメンに行きバイトとして雇ってもらおうとしていた・・・
蛍と眼とあなたと・・・
第9話ウホッ、いい男たちの宴
「という訳でバイトとして雇ってくれ」
これまでの経緯を西条に話す横島。
「無理だね」
それを即答で答える西条。
「マジ?」
「ああ、無理だ。別に君が嫌いだから雇わないという子供じみた理由ではないから安心したまえ」
西条の答えに疑問符が出る横島。
「理由は2つ有る。1つは今先生がアメリカ本部に戻っていてしかも忙しいのか連絡が取れないから僕の判断で勝手に君を雇うということが出来ない。2つ目は今現在ある怪事件が起こっているためここもゴタゴタしていて暇がないのだよ」
西条の答えはあまりにも正論だった。確かに日本支部のトップである美智恵がいない状況で勝手に雇えば美智恵の面子がつぶれてしまう。まぁその美智恵がいないのはGMのせいなのだが・・・知らぬが仏である。2つ目はその怪事件が切羽詰らない限り外部の人間に触らせたくないと言う公務員の維持というかオカルトGメンのトップの面子があるからだ。つまりタマモやシロが活躍したあの通り魔事件ぐらいに西条がボロボロにならない限り横島の出番はないということだ。
「う~ん、仕方ないここは諦めるか」
横島は事務所からでようとドアノブに手をかけようとするが西条が呼び止める。
「そういえばなんで令子ちゃんのところをやめたんだ?」
西条の問いに少し戸惑うが答える横島。
「まぁ、なんだ、自分の力を試したくなったというか・・・」
「つまり令子ちゃんは諦めたと考えていいのだね?」
西条はさらに質問する。
「つうかこんな俺に命をかけてくれる女がいるのに浮気したら罰が・・・いや(ルシオラから)天罰が下るだろ・・・」
横島のその答えに大変満足そうにうなずく西条。
「そうかそうか、うんうん、いやー全くいい判断だよ、横島君。ではそんな君にアドバイスを送ろう。多分君のことだからここで雇われようとしたのは基本的な戦術を学んで戦い方を知りたいからだろう?なら小笠原君のところにしたまえ。彼女は後衛タイプだから戦いの流れを自分の都合よくすることにかけてはすごいよ。雇ってくれるよう頼んでみたらどうだね?」
西条の言うとおり横島は基本的な戦術に関して学びたいのでここを選んだので、西条のアドバイスは渡りに船だった。
「サンキュー西条。じゃあエミさんに頼んでみるかな」
今度こそ事務所を出ようとする横島。しかし西条はまた引き止める。
「そうだ横島君こっちを向いてくれ」
横島は西条の言うとおり西条のほうを向いた。
パンッ
「いきなり何するんだ!」
西条は横島の腹部を拳銃で撃った。
「いや、君にはこうしないといけない気がしてね・・・」
どうやら自分が入院する原因になった謎の収束霊波砲は横島にあると考えたらしい・・・
「なんかよくわからんが半分俺が悪い気がしてきた・・・」
横島もなんかよく判らないうちに納得した。ちなみに弾は確かに横島の腹部に命中したがダメージは全然ない。そして横島はオカルトGメンオフィスをあとにした
「どうだった、ヨコシマ?」
ルシオラは横島にたずねるが横島は断られたことと理由を話し、エミのところに頼みに行くことを提案する。
「(あの人は薔薇狙いだからヨコシマには絶対粉はかけないでしょう。というよりもかけることなど絶対にないわね)まぁ、ヨコシマがいいなら私はかまわないわ」
薔薇とは無論ピートのことである。
「では早速小笠原殿のところに頼みに行ったほうがよかろう」
心眼の言葉に横島は頷きエミの事務所に向かった・・・マリアとテレサに掴まりながら。
「で、私のところに来たワケ?」
ここまでのいきさつ(ルシオラ復活からオカルトGメンでのやり取りまで)をエミに話す横島たち。
「はい、というわけで雇って「時給は1,000円、ただしおたくたちで除霊して私の出番がないときは歩合制で依頼料を8:2で分けるワケ。もちろんおたくがたが8でこちらは2だから安心して欲しいワケ」はい?」
エミの言葉をうまく処理できず戸惑う横島。冷静なルシオラはエミに質問する。
「かなり高待遇ですけどなんか理由でもあるんですか?」
「・・・おたくら自分たちの力がうまく把握できてないから言わせて貰うけど、この待遇でもおたくらを雇うのは安いワケ。人間でも一人しかいない文珠使い、それの恋人の上級魔族。はっきり言っておたくらだけで500人以上のGSの力を持っているワケ。はっきりいって今おたくが世界最強のGSと名乗っても文句が言えるのはいな・・・・・・一人しかいないワケ」
エミの答えを聞き横島は余計に戸惑う。なにせよくわからないうちに自分は世界最強と名乗っても問題がないといわれているのだから。まぁ横島はもう人間じゃないけど・・・ちなみにそれに対し文句を言うのは・・・言う必要もないと思うのでヒントのみ。某守銭奴です。
「それと本免許取得のための研修だけどおたくは十分に除霊作業を知っているし、やってもいるから、100件のところを20件にしとくワケ」
エミの申し出に喜ぶ横島。
「本当にありがと「礼は言わないで欲しいワケ」え?」
エミの返答に驚く横島。流石に今度はルシオラと心眼も驚く。
「なんか理由があるようだが教えてもらえないだろうか」
心眼が理由を問う。
「・・・話したくないからパスなワケ。それともここで駄々こねて仕事をクビになりたいワケ?」
エミはアッサリと拒否し脅しかける。
流石にクビになるのは3人とも勘弁なので深くは追求しなかった。
エミがこの待遇で雇う理由は先の大事件で自分ら大人たちは横島に多くのことを背負わせその心に大きな傷を作ったことにある。だからエミは横島が自分に頼みごとをもってきたら出来る限りの便宜を図ってやろうと考えていたのだった。まぁそんなこと自分の性格にあっていないとも考えているらしく恥ずかしくて言えないのだが・・・ちなみにカオスが横島の治療用魔法陣と武器の開発に積極的だったのも同じ理由である。こっちも恥ずかしいから言わないが・・・
「んじゃ早速ここの除霊についてきて欲しいワケ」
エミは一枚の書類をルシオラに渡す。ルシオラはその書類を読んで内容を確認する。
仕事の内容は廃工場の撤去作業中に自縛霊が現れて作業が出来ないので除霊して欲しいというこの業界ではポピュラーなものであった。ただし霊の数が半端でなく多いというものであるが・・・なので並のGSでは手があまるということでエミに回ってきたのだ
「おたくらは私が霊体撃滅波を出すまでの『壁役』をやって欲しいワケ」
「「「了解」」」
3人は了承しエミについていき現場に向かう。え、虎はどうしたって。そんなここでは動物は飼っていませんよ。
仕事は非常にスムーズに進み終わった。ただしエミの霊体撃滅波が出る前にだが・・・
「・・・おたくらいったい何をしたの?」
手順としてはまずルシオラが幻覚を使い廃工場内の霊をすべて横島中心に集め横島はカオス特性の精霊剣を出しバッサバッサと切り捨てていったというものだが、その剣さばきは見事なものでエミは途中で霊体撃滅波を出すための踊りをやめて見入ってしまったほどである。10秒もすれば霊などいなかった。
「いやあんまり意識しないでやっていたんで・・・」
横島は自然に身体を動かした結果なので釈然としていない様子だ。
「我がじきじきに指導し鍛えたのだからな」
誇らしげに答える心眼。
「流石私のヨコシマね。このぐらいの除霊作業なんて簡単に終わらせちゃったわ」
ルシオラは自分の彼氏の自慢をするルシオラ。
「そういや横島、おたくのその武器何?精霊石の塊に見えるけど」
「精霊石で出来た剣です」
「・・・・・・はぁ!?」
エミにしてみれば信じられない話であった。精霊石を剣にするだけの大きさのやつなど滅多に無いし、あったとしてもこんなもったいない使い方はしない。そもそも横島に買える値段ではない。
「カオスのおっさんが精霊石を生成する魔方陣を開発してそれをこの柄に埋め込んで作ってくれたんですよ」
エミはその言葉に半分は納得した。あのカオスなら魔方陣の基となるもがあれば作れるだろう。だがその基となったものはどこから得たのかがわからないので納得がいかない。
「ちなみにそれの基本になった魔方陣は私が作ったのよ」
ルシオラがニコニコと答えるが、これは半分本当半分嘘である。基はたしかにルシオラが作成したものだが、そのルシオラの作った基の基は太上老君のところから盗まれた大極図である。まぁ本当のことを言えばルシオラの『再調整』が待っているので横島も心眼も言わないが・・・
エミもルシオラならそういうものは作れそうだと感じたらしくそれ以上は聞かなかった。
「ところでその精霊石ってその柄からはずしても使えるワケ?」
「さぁ、試したことないんでわからないっすね。ちょっと試してみるかな」
横島はエミの問いを確かめるため精霊石を砕いてみる。
「うし、砕けたぞっと・・・って消えちまった・・・」
「どうやらその柄に埋めこまれた魔方陣から離れると形を維持できなくなるようだな」
心眼の答えにエミはさらに続ける。
「しかも見たところそれを使いこなすにはおたくのように霊力の圧縮と具現化の才能、しかもかなりのものがないと無理そうなワケ。とてもじゃないけど私には使えないワケ」
エミは残念そうに言うが、
「まぁでもそれをおたくが使いこなせればこっちの利益につながるからぜんぜんかまわないワケ」
これが美神だったら横島は折檻フルコース10セットをプレゼントされていただろう。
こうして横島のエミのところでのバイトが始まった。ちなみにエミのところでは土日出勤が基本で平日でも夜での除霊なので横島は一応学校に出席している・・・爆睡しているが・・・
ちなみにその間にも修行は続けられ1ヶ月もする頃には横島の栄光の手とサイキック・ソーサーの威力はメキメキとあがり栄光の手は完全に物質化しており、下手な霊波刀では逆に折られてしまい八房クラスの霊波刀でない限りまともに勝負できないほどにまで成長した。これには心眼もご満悦であった。サイキック・ソーサーは威力のアップというよりもむしろ使い方の方面での成長が大きかった。どこにでも展開できるようなったのである。これで地面が不安定なところでも安定して動けるようになったし、空中にも展開できるので3次元での戦いが出来るようになった。流石のエミもこれを使用した除霊を見たときはびぅくりして何も言えなかった。いうなればフ○ウ・ボウの「アム○があんな戦い方をしている」である。
こんなふうに横島は順調に修行と研修量を消化しているときある場所で悲劇(喜劇)は起きた。
「ふむ、目撃情報ではここなのだが・・・」
西条は最近起きている怪事件の捜査をしていた。被害者はかなりの数になっていた。被害者の中には(プライバシー保護のため特徴のみ)まず最初に某チンピラを始めとし、実の祖母に怖い話を聞かされ続けたために幽霊を信じない金持ち、10%の人、ハートのクイーンを使ったイカサマ師、アmゲフンゲフン、銀行の支店長、呪いで復讐された三人組の不良、コンプレックスがでたときに美神をナンパしていたマッチョと優男などである。
そしてそれは起きた。
「うほっ、いい男」
西条の後ろにつなぎを着たあるオカマが立っていた。その声に気づき後ろを振り向く西条。だが誰もいない。
「気のせいか?」
西条はそういいながら辺りを見回す。そしてまたもや後ろから声がする。
「やらないか?」
西条はその声の持ち主を必死に探すが見つからない。西条は本能的にわかった。このままでは自分の何かが終わると・・・そしてそれは起きた。
「このままじゃ、収まりが付かないのよね」
どしゅっ、どしゅっ、どしゅっ、どぎゃーんっ!!!
西条は・・・(社会的に)死んだ・・・・・・
あくる日エミの事務所にオカルトGメンからの依頼が来る。
「というわけでこの依頼をおたくの最後の研修にするワケ」
エミはその依頼を横島に回した(押し付けた)
「いや、エミさん俺もこの依頼はパスしたいな~って考えているんですけど「おたくに拒否権はないワケ」はい、わかりました」
横島はしぶしぶ引き受ける。
「先に言っとくけどその依頼は西条のだんなもやられた依頼だから気をつけるワケ」
ちなみに西条は精神的理由により面会謝絶中。
ルシオラと心眼は一抹の不安を横島は主に尻に戦慄を感じつつ現場に向かう。
(どうせだからピートも道連れもとい誘うか)
この判断が後の悲劇(喜劇)を生む。
深夜1:00東京都S区2丁目
「しかし誰もいませんね」
ピートは横島に誘われるままホイホイと・・・もとい横島に頼まれてついてきていた。
「まぁ最近物騒だからな。だれもここを好き好んで通らないだろ」
「このまま固まっていても仕方がないから3チームに分かれたほうが良かろう」
心眼の提案により、3チームに分かれた。
1.横島&ピートチーム
2.ルシオラ&心眼チーム?
3.ボケ老人と介護チーム
「人選に文句があるのだが」
横島は文句を言うが、
「じゃ、みんな健闘を祈るわね」
ルシオラの言葉により横島の文句は棄却される。
「なんで俺がピートと組まなきゃならんのだ!?」
それはルシオラと組めばいちゃついて仕事にならないからである。かといってマリアやテレサと組ませるのは女としてなんかいやらしくまぁピートだったら横島がそんな気など起こすはずもないと考えこうなった。カオスと組まないのは前科(ブラドー島)があるからである。
「まあまあ落ち着いてくださいよ」
そうやってピートはなだめているがどことなくうれしそうな気がするのは筆者の気のせいなのだろうか?
しかしそんなことをやっているうちに二人の目の前につなぎを着たオカマが現れた。
「や・ら・な・い・か?」
横島は本能的に横っ飛びし、なんらかの攻撃範囲から外れた。しかしピートは何が起きているのか判断できずに、
「このままじゃ収まりが付かないのよね」
オカマはそういうとピートめがけてタックルしてきた。しかもピートの後ろにはいつの間にか『公衆トイレ』があった。そのままオカマはピートを『公衆トイレ』に拉致した。そして、
どしゅっ、
「おーうっ!」
どしゅっ、
「おーうっ!」
どしゅっ、どしゅっ、どしゅっ、
「おっおーうっ!!」
どしゅっ、どしゅっ、どしゅっ、どぎゃーんっ!!!
「おっおっおーーーーーーーーーうっ!!!!!」
そして中から聞こえる「おまえ、俺のピーでピーしろ」という勝利宣言・・・
なにか全てが終わったらしく『公衆トイレ』は消えそこにはオカマと気絶しているピートだけがいた・・・横島は戦慄した。
「まさかお前は勘九郎か?」
横島は当たって欲しくないと思いつつ尋ねた。
「ふふっ、久し振りね、横島」
なんとオカマの正体は勘九郎だった。これには読者も驚きだね。
「つうかお前どうやって生き返ったんだ・・・ってコスモプロセッサーか。でもそれじゃ魔族化しているはずだよな」
「たしかに私はコスモプロセッサーで復活したけどすぐに雪之丞に殺られちゃってからまた復活しようとしたのよ。そしたら中途半端な状態でコスモプロセッサーが壊されて人間に戻ったて言うわけ。わかった?」
横島はその答えに納得したが勘九郎の今の格好に納得がいかない。
「なんでつなぎなんだ?」
「これは私が新しく会得した魔装術よ。ちなみに自動車修理工の人の格好を元にしたの。すごくいい男だったわ」
横島はもう話を聞いているだけで吐き気がしてきた。
「さてと話も済んだし・・・やらないか?」
横島は完全に油断していた。そのためあっという間にバックをとられてしまった。そのときの横島の顔は絶望に歪んでいた。
「お、お、お、男はいやじゃッーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!」
そのとき横島は無意識に文珠を発動した。
「女」
「形」
「変」
「化」
「この光はいったい何!?」
勘九郎は光に包まれ体が変化していく。そして光は収まりその中から一人の美人が出てきた。それはもう絶世の美人としか言いようがなかった。だがしかし横島の警鐘はガンガン鳴り響いている。
勘九郎は自分の身体を確認する。そして、
「あら、ちゃんと付いているわ」
そう先ほど発動した文珠は「女」「形」「変」「化」であって「女」「体」「変」「化」ではない。女形とは歌舞伎で使われる言葉で男性が女性の役を演じることを指す言葉である。つまり今の勘九郎は汚いオカマから超綺麗なオカマになっただけである。むしろ危険度がググッとアップ。(ちなみにビジュアル的にはテッカマン・デッドだと考えてくれればOK)完全に女にならなかったのはきっと勘九郎のオカマとしての執念であろう・・・
「新しく会得した魔装術は使えなくなったけど、得たものは大きかったわ。フフッ、たっぷりお礼してあげるわ(ハート)」
勘九郎はそういいながら横島にじりじり近づく。そして、
「でもあんたは逃げ足が速いから魔装術を使ったほうがよさそうね。テック・セッ○ー!」
そういうと完全に死を表しそうな鉄仮面が現れた。さらに、
「ブラスター化!!!」
しかし特に変化はない・・・上半身は・・・下半身はその、まぁ、太陽(太陽→SUN→SAN)が、すごい大きいです・・・
「逃げなきゃだめだ、逃げなきゃだめだ、逃げなきゃだめだ、逃げなきゃだめだ、逃げなきゃだめだ、逃げなきゃだめだ、逃げなきゃだめだ、逃げなきゃだめだ、逃げなきゃだめだ!」
横島はまたもや後ろ向きな前進を開始しようとしたが、
「逃がさないわよ」
がっちりホールドされた横島。まさに(人類に)逃げ場なし!
「た、た、助けてルシオラーッ!!!!!!!」
横島がそう叫ぶとルシオラが・・・・・・飛んできた・・・艦をも斬ってくれそうな刀を構えて・・・・・・
「!いったいあなたなにもn「黙れ!」え、ちょ「そして聴け!!!」・・・」
勘九郎の問いに対し、ルシオラはあの親分な口上を上げる。
「我が名はルシオラ、悪(横島にまとわりつく害虫)を断ち、そしてヨコシマを守る剣なり!」
このルシオラ、ノリノリである。そしてあとから駆けつけてくる無表情だけど鬼のような形相をしたマリアとそれに引っ張られてくるカオスとテレサ。
「カオス、アレの準備をお願い!」
ルシオラがカオスに何かを頼む。
「うん?アレを使うのか。まぁ良かろう。ではその間の時間稼ぎをマリア、テレサ任したぞ」
「Yes・Dr.カオス・テレサ・パターン・RHBの・用意を」
「え、マジ「チャキッ」わ、わかったわよ。ったくあれ恥ずかしいから嫌なのに」
そういうとマリアとテレサは適度に距離をとり、踊りだす。
「いったい何のまね?」
勘九郎はその行動を理解できない。
二人は突然加速し勘九郎を囲む。
「ここは・シングルです」「・・・了解」
マリアは勘九郎に対し手刀の激しいラッシュで攻撃。勘九郎はその激しい攻撃に防戦一方。テレサは踊っている。そしてマリアは勘九郎をテレサ側に吹き飛ばす。
「次は私よ」
テレサもマリアと同じく手刀の激しいラッシュで攻撃。やっぱりマリアも踊っている。
そして二人は上手く距離をつめ、
踊って、
回って、
コマネt・・・ではなく勘九郎を上部へ吹き飛ばす。
「テレサ」 「姉さん」
二人は手と手を取り合って顔を近づけ(ちょっぴり赤面させながら)←ここ重要
そして顔を離し、二人同時に笑顔で(マリアは笑えないはずだって?気にしたら負けさ)両手を広げ、
「「これで、フィニッシュ」」
特殊な攻撃領域を展開し勘九郎に突撃する。流石の勘九郎もこれはかなり効いた。
「人形のクセに中々やるわね」
勘九郎は敵意むき出しで二人を見やる。しかしそこで気づいた。異様な『力』の高まりに・・・
「今こそ見せてあげるわ、ヨコシマへの愛の総結集を!!!」
ルシオラはそういうと金色に輝いた。
ではここで問題このあとルシオラはどうなるでしょう?
①明鏡止水の心を会得したようなハートの王様になる
②怒りで目覚めた心優しいベジタブルな宇宙人になる
③勇気で補えないものはないライオン勇者になる
答えは
「これが絶対勝利を超えた勇気もとい愛の力よ!!!」
③でした。
「小僧、今こそあの蛍娘に渡された勝利の鍵を使うときだ!」
「今こそ、ていうか今渡されたんだが・・・・・・まぁ、とりあえず、Yesドクター!」
二人がそういうと二人の間から二つの柱が出てきた。そしてそこに鍵を差し込むと『勝利』の2文字が!!!
「これが勝利の鍵じゃっーーーーー!!!」
カオスの顔がどアップ。そしてルシオラが、
「クラッシャーコネクトッーーー!!!」
ここで本来ゴルディマーグの顔が出るはずなのだが出てきたのは、
「フム、我が娘よ一撃必殺の心得を忘れるな」
友情(親子)出演でアシュタロスでした。しかもイング○ム少佐の名台詞付き。
「ゴルディオン・クラッシャー!!!」
もうあまりのことに動けない勘九郎。
「光に、なりなさー一い!!!!!!」
色々とフラッシュバックする横島との修行(夜も含めて)の思い出。最後に、
「やっちゃえー、ルシオラー!!!」
横島の言葉で締めくくり、巨大な光の柱が天を貫く。
「ふう、長く苦しい戦いだったわ・・・」
ルシオラはなにかやり遂げた顔をしていた。
「少々やりすぎでは?」
心眼がたずねるが少々どころではない。
「ルシオラ~、マジで助かった~」
横島が泣きながらルシオラに抱きつく。
「横島さん・マリアも・頑張りました」
マリアの抗議に横島は、
「おう、マリアもありがとうな!」
横島はそういいながらマリアの頭を撫でる。マリアはすごく満足そうな顔(またもや笑顔)をしている。
「さて、腹も減ったしとっと報告して帰らんか?」
カオスの提案に一同うなずきその場をあとにした。
このあとエミが協会に頼んで横島の本免許発行を求め数日後本免許が横島の元に届いた。
おまけ1
そのあと横島は西条に「忘」「却」と入った文珠を使って西条の傷を何とか癒したという。またピートはあの日以来横島を熱っぽく見ているとか・・・
おまけ2
「・・・・・・・・ふう、死ぬかと思ったわ」
勘九郎は生きていた。理由は・・・・・・・・・宇宙意志?
ちなみにその後も勘九郎は『狩り』を続けたが被害届けを出すものがいなくなったので都市伝説として語り継がれていった・・・
あとがき
むしゃくしゃしてかいた、後悔はしていない・・・
というわけで第9話をお送りしました。どうでしょうか、かなりネタに走っているので見苦しい部分も多々あると思います。ところでこのSSはあと数話ぐらいで終わります。その後他作品とクロスさせるのですが、忘却の旋律(原作版)とクロスさせても大丈夫でしょうか?わからない方が多いと話が通じないのでクロスさせませんがわかる方がいるならクロスさせるので是非ご一報を。ちなみに私はしばらくの間更新できないと思います。理由は期末考査とレポートです。だからしばらく更新しなくても見放さないでください。
ではレス返し
アミーゴ様
>寝苦しい夏もこれでバッチリだネッ!?
熱帯夜には必需品ですね。
>ガクガクブルブル……あぁ、恐ろしや恐ろしや。
今回もかなり恐ろしい出来ですかね?
ぷてらのどん様
テレサのおかげで脱ヘタレ。ただしルシオラにばれていたら・・・絵にも描けない恐ろしさが・・・
>勘○郎の一撃、表現が生々しくて怖かったですf^_^;
今回も中々生々しいですよ。
ところで、ぷてらのどん様のSSはどうなさったんですか?続きが気になるのですが。
放浪の道化師様
第一種戦闘配備じゃ追いつかない危険度。それが勘九郎クオリティ!
夜雲様
某ロンゲはおろか、マイナーキャラまで被害に!勘九郎はなんだって食っちまうんだぜ!?
February様
>『一日体験コース』はありますか?ww
普通の人間だと一日どころか一時間いや一分で死ねる厳しさです。
>その攻撃をかわす横島もスゴイですね~
横島の避ける技術は世界一~(シュト○ハイム風)
趙孤某様
>こんなところで油売ってたのか!もう皆次の獲物に向かってるぞ!?
次の獲物ですと・・・まさかカバの靴下、いやミノタウロスの靴下ですか!?
>これで某勇者王を思い出した俺って一体…orz
今回の話で十分思い出してください。
鹿苑寺様
>某両生類軍曹思い出した
では罰としてガンプラ作りを命じるであります。
>ルシオラ姐さん傲慢にも程があるっす!。・゜・(ノд`)・゜・。
小さいのには小さいなりに需要があるんですよ?!(ダマレ
ルシオラ姐さんにそんなこと言っちゃうと『再調整』が・・・