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!警告!壊れキャラ有り

「『最強の』後継者その2(GS)」

ラッフィン (2007-07-14 01:23)
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コンコン

「お呼びでしょうか~?お母様~?」
「ええ~、入ってらっしゃ~い」

卒業式を数日後に控えた夜、冥子は母である冥奈に呼び出され部屋を訪れた。二人の服装はもう就寝するだけなので寝巻き姿だ。まぁ、肉親なのだから問題はないだろう。
冥子は呼び出された理由がわからない。学校はもう卒業するのだし、成績は語るまでもない。GSの仕事のことかとも思ったが、これまた問題を起こしたわけでないので別に呼び出される理由もないはずだ。
ただ、部屋に入るなり見た冥奈の顔は真剣そのものだったので何か大事なことだろうと気を引き締めるのだった。

「冥子~。あなたを呼んだのは大事な話があるからなの~」
「はい~。覚悟はしておりました~。それでその話というのはどういったことでしょうか~?」

冥子の質問に冥奈は昔を懐かしむように話始める。

「あなたももう少しで高校卒業よね~?」
「そうですね~。入学した日のことは昨日のように思い出せます~」
「そうね~。もう、人間としては一人前になるわね~」
「そんな~。私なんてまだまだです~」
「ふふ、そうね~。まだまだ一人前にはなってないわね~。でも、遠くないうちに一人前になれるわ~」
「はい~、そうなるように頑張ります~」
「それでね~。あなたに最後の試練を与えようと思うの~」
「試練ですか~?」

そこで一旦区切ると、ふぅと息を吐き出し言葉を紡いだ。

「あなたにはここから出て行ってもらいます」
「え?」

いつもの間延びした口調ではなく、しっかりとした発音で放たれる言葉。それだけに真剣な話であることを物語っている。
冥奈から放たれた言葉が一瞬理解できなかった冥子。が、そんな冥子にお構いなくどんどん話を続けていく。

「ここから出て料理、洗濯、掃除、仕事を自力で行い生活することで自立した女性になりなさい」
「それは~、一人暮らしをしろってことですか~?」
「いえ、一人暮らしではないわ」

ますますわけがわからなくなる冥子。家事などを自力でやれと言っているのに一人暮らしではないというのだ。フミさんがついてきてくれるというのであろうか?しかし、それでは自力で生活することにはつながらないだろう。彼女がいれば家事をやってしまうだろうからだ。それでは自立した女性とは言えない。
そんな冥子に冥奈は微笑み、話の真意を語る。その話を聞いた冥子の顔には満面の笑みが広がるのだった。

「忠夫君と二人で暮らしなさい」

つまり、忠夫と同棲しろということである。冥子は歓喜の叫びを上げた。
その同じころ、横島家でも歓喜の叫びを上げた少年がいたそうな。

「部屋はすでに見つけてあるわ~。どこかは後のお楽しみね~♪」


――翌日の登校時――

「おはよ~」
「おはよう。どうしたの?やけにご機嫌じゃない冥子」
「えへへ~」

満面の笑みを浮かべいつもより一段大きい挨拶をしながら教室に入っていくる冥子に令子は問いかける。その問いに待ってましたと冥子は飛びついた。エミはまだ登校してきてないようだ。ちなみに忠夫と冥子は相変わらず二人乗りで登校している。エミが来た当初は一緒に歩いて登校しようと提案したのだが、エミは恥ずかしいからと断り別々に登校することにしたのだ。エミにはまだ普通の友達付き合いは恥ずかしいみたいである。

「実はね~。高校卒業したら忠夫君と同棲するの~」
「へぇ、忠夫とまた住むことになったのね。よかったじゃない」
「うん~♪」
「それで、前みたいに冥子が忠夫の家に行くの?それとも今度は忠夫が冥子の家に行くの?」
「ううん~、どっちにもいかないわ~」
「へ?どういうことよ?」
「私達~、二人暮しするのよ~」
「へぇ~、二人暮しするの・・・って二人暮し~~~~~~~!?
「「「「「「「「ええええええええええええええええええええええええ」」」」」」」」

冥子の言葉に思わず叫んでしまった令子。クラスメイトも聞き耳を立てていたらしく大声で叫ぶ。その声は忠夫の学校まで聞こえたとか聞こえないとか。

「ふふふふ二人暮し!?」
「そうよ~」
「誰と!?」
「忠夫君に決まってるじゃない~」
「いつから?」
「卒業したら~」
「どこに?」
「お母様と百合子母様が見つけてくれたみたい~。でも、まだ教えてもらってないの~」

六道家の調査力と百合子の交渉術をフルに使い見つけた家である。
うっとりとすでに忠夫との二人暮しに思いを馳せている冥子に呆然とする令子をはじめとしたクラスメイト達。と、そこにエミが登校してきた。

「おはよ~って何これ?」
「おはよ~エミちゃん。さあ?冥子わからない~」

冥子が原因でこうなっているのだが、自覚のない冥子にはわからない。話がわかっていないエミは首をかしげながらも自分の席に向かう。もし、エミが冥子の話を聞いていたら『あんたのせいでしょ!』とつっこむこと間違いなしである。
昼休み、弁当を冥子、令子、エミの3人で食べる。そのとき、また冥子の二人暮しの話題になった。

「そういえば、エミは一緒にすまないの?」
「ああ、私は横島家に残るわよ」

『私の後継者になるんですもの、みっちりと鍛えないとね・・・』

ゾク!!

何か聞こえたような気がするが、気にしてはいけない。気にしたら危険である。霊感が、本能が、そう叫んでいる。というわけで令子もエミも話を続けることに。流れる冷や汗をとめることはできなかったが。

「そ、それにしても。忠夫と二人暮しなんてフミさんはさぞ悔しがるでしょうね」
「そそそ、そうね。フミさんは忠夫にゾッコンだもんね」

――六道冥奈の部屋――


バカ~~~~~ン!!

「冥奈様!冥奈様!!」
「何かしら~?」

部屋の扉を豪快にぶち破り必死の形相で入って来たのは我らがフミさんである。冥奈は落ち着いた様子で対応している。彼女が必死な形相でここを訪れた理由はわかっているのだから。

「冥子お嬢様が忠夫様と同棲するってどういうことですか!?」

そう冥子の二人暮しの件である。ただ、『忠夫』の部分をやたらと強調しているような気がするのだが、あえてスルーしよう。
今にも襲い掛からんばかりの勢いで詰め寄るフミに冥奈はいつも通りのほほんと返す。

「あら~?不思議なことかしら~?冥子だって後少しで成人になるのよ~?」
「まだ冥子お嬢様には早いかと思われますが・・・」
「高校卒業と同時に一人暮らしするのは別におかしいことではないと思うけど~」
「二人暮しですよ。しかも、男との!」
「いいじゃな~い。忠夫君だし~。それに~、将来の旦那様になるのよ~?何の問題もないじゃな~い」
「し、しかし!やはり結婚までは待つべきかと!」
「今時、結婚してない男女が同棲するってザラにあることじゃないかしら~?」
「そ、それでも名門六道家の一人娘が結婚していない男性と同棲などと・・・」
「私は名門とか平凡とかは気にしないわ~。それに冥子が自由に恋愛できるようにするために冥子を百合子ちゃんに預て頑張ったんだもん~」
「せめて、私も一緒に・・・」
「そうしたら家事はフミさんがやってしまうでしょ~?それじゃ~、意味がないもの~」
「うぅ・・・うええええええええええええええええええええええええん!!

なんとか冥子と忠夫の同棲をとめようと思い、反論するもどれも悉く正論で返されて何も言えなくなり、最後には泣いて出て行ってしまうフミ。その姿にちょっと可愛いと思いながらも冥奈は『冥子と忠夫の二人暮し』(MTM計画セカンドステージ)を進めるのだった。

「あ、私よ~。フミさんが何か起こさないように監視してね~。何かあったら全力で阻止しなさい~」
「え?冥奈様!メイド長が本気を出したら我々では太刀打ちが・・・」
「とめなさいね~」
「冥奈さ・・・「ブツッ、ツー、ツー、ツー」そ、そんな!」
「フミさんには悪いことしたわね~。でも、少し我慢してもらいましょ~」

問答無用で電話を切った冥奈は引き出しから書類を取り出し内容を読む。そこには百合子から送られて来た冥子と忠夫の新居の見取り図が書かれている。

「百合子ちゃんは本当いい仕事するわね~」

冥奈は早速契約の手続きをするのだった。
そのころ、部屋を飛び出したフミはというと?
自分の部屋のベットで、お手製の『忠夫様人形♪』に顔を埋めながら泣いていた。
この忠夫様人形はフミが全身全霊魂を込めて3昼夜寝ずに作った一品でボタンを押すと『フミさん、大好き♪』と甘い声で囁いてくれるのだ(爆)
フミはいつもこれを抱いて寝ているのは余談である。

「うぅ・・・冥子お嬢様と忠夫様が同棲するのはいいんです。ただ、なんで私がいってはいけないのですかぁ!私はただ、忠夫様と一緒にいたいだけなのにぃ、それだけで幸せなのにぃ。なんでですかぁ!!」

結婚はしなくていい、隣に他の女性がいてもいい。ただ、忠夫と一緒にいられれば幸せで、そりゃちょっとは愛して欲しいが、忠夫と一緒にいられなくなるよりは断然いい。そんな健気な心を持っていたフミ。その願いも叶わなくなると思ったフミはぶつぶつと呟き始める。

「このままじゃ・・・でも・・・こうなったら・・・拉致して・・・・それから・・・二人は・・・愛に目覚めて・・・駆け落ち・・・・まずは・・・・うん・・・ということは・・・・こうして・・・・ふむふむ・・・・こうして・・・・そしたら・・・・ポッ///」

何故か最後に頬を染める。この後数分間、悶え転げるのだった。
そして、呟いていた言葉だが「考えちゃ駄目だ考えちゃ駄目だ考えちゃ駄目だ考えちゃ駄目だ考えちゃ駄目だ考えちゃ駄目だ考えちゃ駄目だ考えちゃ駄目だ考えちゃ駄目だ考えちゃ駄目だ考えちゃ駄目だ考えちゃ駄目だ考えちゃ駄目だ考えちゃ駄目だ考えちゃ駄目だ考えちゃ駄目だ考えちゃ駄目だ考えちゃ駄目だ考えちゃ駄目だ」ノイズがひどすぎて思考が出来ない!?

「今は・・・ちょうど学校が終る時間だわ。よし!!行くわよフミ!」

時計を確認するとちょうど忠夫が学校から帰ってくる時間になっていた。フミは気合いを入れて部屋の外へと飛び出し・・・行く手を阻まれた。
六道家が誇るSS(シークレットサービス)達によって。

「どこにお出かけでしょうか?メイド長」

そのSSのリーダーらしき渋い男がフミに対して問いかける。心なしか震えるような声だとか、激しい運動もしてないのに体中に汗が出てるとか、足がカタカタ震えているとか見えるのは眼の錯覚である。

「あら?そろそろ食材が切れて来たから補充しにお買い物に行くつもりなのですけど、そのついでに忠夫様が学校を終えられる時間ですのでご一緒に帰宅するつもりですが?」

ちなみにフミは嘘は言っていない。食材がそろそろ切れてきたのは本当であるが、何もメイド長自らが買出しに行く必要はない。それと『ついでに』と言っているが、明らかについでなのは買出しのほうであろう。
正しく訳すとすれば『忠夫様とご一緒に帰宅するついでに食材の買出し』である。
よって、SSはフミがなんらかの行動を起こすと判断。フミの外出を阻止することにした。彼らの思考からすればなってしまっただ。

「買出しは他のメイドにさせればよろしいでしょう。忠夫様ももう高校生になられるのだから、一人で帰られても平気です。なので、あなたには冥奈様から与えられる仕事をしてもらいます」
「新鮮な食材を選ぶのはおいしい料理を作る基本ですよ!それを蔑ろにしろと?」
「新人メイドの研修にしてみては?どちらにしろ、冥奈様から仕事を賜ってますのでそちらを優先に」
「どうしても私の邪魔をすると?」

フミの声が重たいものになり、雰囲気が一変する。SSの全員の顔が一斉に引き攣り恐怖した。
だが、命令されたことを遂行するというプロとしてのプライドがその恐怖を乗り越えSS達を突き動かし、銃を引き抜いた。

「では、少し痛い目を見てもらいますか」

フミはしゃがみこみスカートの中に手を入れる。両フトモモに巻きつけているホルスターから銃を抜き構えた。

「「「「「うおおおおおおおおおおおおおおお」」」」」
「はあああああああああああ!!」

ドン!ドン!ドン!!
ガガガガガガガガガガガガガガガ!!!

今、互いのプライドと意地を賭けた戦いが始まったのだ。
戦いは熾烈を極め三十分にも及ぶものとなった。

――数三十分後――

「私の愛の前では全てが無力です!」

フミはSSを全員倒して勝利の言葉を叫ぶ。ボロボロのメイド服に身を包み、周りにはSSが倒れ臥している光景はシュールだが。
そして、時計を確認するとガックリと膝をついてしまう。何故なら忠夫はすでに家に帰宅している時間だからである。もし、今から忠夫の元に向かっても百合子がいる。計画続行は不可能と悟ったというわけだ。試合に勝って勝負に負けたフミであった。


おまけ

話は少し時間を遡る。それはGS試験が終った翌日のこと。冥奈は六道の力を使い、情報を集めていた。

「今から、この条件を満たしている物件を出来る限り集めなさ~い。期限は3日よ~」

冥奈が提示した条件は以下の通りである。

・日当たり良好
・交通便がいい(駅から徒歩10分以内)
・2LDK以上(マンション、アパートでも可)
・トイレ、お風呂付(ユニットバスは不可)
・霊的磁場が強い

冥奈からの命令を受けてキッカリ3日後に、数十件の物件が候補として見つかった。冥奈はその書類の一枚一枚に眼を通すと電話をかける。相手は盟友の百合子である。

「例の件よ~。今から出るから準備して~」
『了解』
「(ガチャッ、ピッ)今から出るわ~。車を出して頂戴~」

簡潔に内容を伝え電話を切ると今度は内線に切り替えて車を出すように指示を出す。そして、服を着替えると書類を持って用意された車に向かうのだった。
その顔は重大な取引を行うときよりも真剣であったと後にメイドが語っている。
途中で百合子と合流すると冥奈は持っていた書類を百合子に渡す。百合子は渡された書類を一通り見て口を開く。

「最初は?」
「5枚目の物件よ~」
「なるほどね。あ、そこを曲がったところで降ろして頂戴」
「どうして~?」
「物件っていうのはね。移動からがすでに勝負なのよ!」

まだ目的地に着いていないにもかかわらず降ろしてくれといった百合子に尋ねるも、返ってきたのは明確な答えではなかった。ただ、百合子の顔は自信に満ちていただけに質問することはしなかった。

「あ、六道様でございますね?」
「そうです~。では、早速案内してもらえますか~?」
「はい。では、まずこちらへどうぞ」

現地に到着すると今日、案内してくれる不動産の人が。これから、冥子と忠夫の家の物件を見て回るのだ。そして、これが百合子と冥奈の伝説を増やすことになるとは思いもしなかった。

「ここがキッチンになります」
「ふ~ん、なるほどね・・・」
「へぇ~」

最初に案内されたのはキッチン。百合子は懐から小さな玉を取り出すと床に置く。しばらく見つめていたが当然玉に動きはない。百合子は小さく「よし」と呟き玉をしまう。その間、不動産の人は冥奈にキッチンの説明をしていたために百合子の行動を見ていなかった。
次にそれぞれの部屋を案内された。百合子はその部屋それぞれで玉を床に置いてじっと見つめ、壁や床を入念にチェックする。さすがにこれには気付いた不動産の人は顔が引き攣っていたが注意することはなかった。まぁ、例え注意されたとしても百合子の耳には届かなかったであろう。それほどまでに集中していたのだから。

「では、次はテラスに出てみましょう」

次はテラスである。そこではさすがに玉を取り出すことはなかったが、キョロキョロと周辺を見回した。そこでは冥奈が不動産の人にすかさず話しかけたために百合子の行動は見られることはなかった。
そして、トイレ、お風呂と見て回った後、その家の見学は終った。見学が終った後、百合子は冥奈から渡された書類になにやら書き込みをし始めた。

「じゃあ、次の場所に移動しましょうか~?」
「そうね・・・」

冥奈は百合子が書類に書き込み終わるのを待って声をかける。短い返事だったが返ってきたので、百合子達は車に乗り込むと次の物件へと移動する。その移動の最中にまた途中で降ろしてと百合子が言い始めた。以下、候補の物件を回っているときはずっと続いたのである。さすがに候補が数十件もあるために一日では回りきることができずに一週間かけて全てを回りきった。

「これで全部回ったわね~。どう~?百合子ちゃ~ん」
「あれだけあって合格したのが2件しかなかったっていうのはいただけなかったけどいいわ」
「え~?たったの2件なの~?」
「そうよ」
「なんでかしら~?」
「あんた、私の行動の意味わかってたんじゃないの?かなり絶妙なタイミングで不動産屋に話しかけてくれたから私は安心して調査してたんだけど・・・」
「百合子ちゃんが何かをやってたのはわかってたけど~、意味まではわからなかったわ~」
「あんたね・・・」
「百合子ちゃんがやることなら大丈夫だって信じてるも~ん」
「全く、あんたがこの名門の六道家の当主だってことが今でも信じられないわ」
「うふふ~」

ため息を吐きつつもその顔は冥奈と同じく笑っている百合子。
『無条件で信じてくれる盟友。だからこそ、自分もこの盟友の信頼に応えるために手抜きなどしないのだ。だが、そんなことは口にしない。否、できない。だって恥ずかしいじゃない』
というのが百合子の心中だった。

「まぁ、いいわ。今までやってたことは物件の調査だったのよ」
「何を調べていたの~?」
「まず、物件まで歩いていったことから説明するわね。あれは駅から徒歩で何分かかるかを測っていたの。徒歩5分とか書いてあっても実際にはもっとかかったりすることもあるからね」
「そうなの~」
「それと玉を床に置いてたことだけど、あれは家が傾いてないかを調べていたの。傾いてたら転がるでしょ?」
「確かにね~」
「そして、テラスで見回していたのは周りのことよ。外から家の中を見られないかどうかとかね」
「へぇ~」
「後は床とか壁に傷がついてないかとか細かいことね」
「そうだったのね~」

百合子の説明に思わず感心する冥奈。百合子は『当然のことよ』と余裕の笑みを浮かべて冥子の新居を決めるのだった。
ちなみに後日、候補から外された物件を持っていた不動産屋にその物件の問題点を全て書き記して送りつけたのは秘密だ。その日から百合子は『ウォッチャー』と呼ばれ恐れられ、不動産界のブラックリストに乗ったという。
曰く、彼女の前では嘘をつけない。
曰く、正々堂々とぶつかっていけ。
などなど。百合子本人は気にしてはいないが。それと同時に百合子の元に新居を購入しようとしている人が相談にきたりするのだった。もちろん、全部断っている。本業ではないし、百合子にはもっと大事な使命があるのだから。


あとがき

全国にいるFFFのみんな!待たせたな!!・・・・ごめんなさい調子に乗りました。
ラッフィンです。

さあ、みなさんの謎にお思いの『フミさん何してるの?』についてですがw
もちろん、忠夫のスト「忠夫様をお守りするのが私の仕事なんです!」だそうです・・・。

『百合子は誰と話してたか?』
まぁ、お約束ということでw

『フミさんが忠夫に抱きついたときに使用したものは?』
「乙女には秘密がたくさんあるんですよ?」
だそうで、フミさんの歳で乙女って無理「グワシャ」(どこからか飛んできた大砲に潰されコメント不能)


さて、MTM計画が発動しました。これからどんな展開になっていくか・・・
まだ考えてないので私にもわかりませんw
とりあえず、次回はお引越し編です。今回、出番の少なかった令子とエミもちょこっとだけ出番を増やすつもりです。
みなさんが期待しているのは別の人でしょうがw

では、次回にお会いしましょう。


レス返しです。

FFF隊員No.1様

FFFの隊員も増えてきて我らがフミさんの時代がやってきつつある。
ハーイル、フミさん!!

新作はこの『最強の』シリーズが終ってから出します。
まだまだ当分先のことですね。


Tシロー様

>フミさん、仕事してください。(挨拶)
ちゃんと忠夫を見守るって仕事をしてますよ(爆)

エミは最初から忠夫に主導権を握られちゃってますから、この位置で定着してもらおうかとwもちろんGMの能力も引き継ぎますけどねw

エー、ハッチャケスギマシタカ?ジャ、ジカイカラハモウスコシオサエナイトー(蝶棒読み)


だれかさん様

新作はこのシリーズが終ってから出す予定です。

FFF加入ですか?OKですw


内海一弘様

エミは横島家に馴染んでも忠夫から主導権は握れませんw

しばらくは冥子達は研修として忠夫から離れる時間がありますので、フミさんとデートが多くなると思います。そのうち書きますよw


whiteangel様

ラブですよ~wいや、ラヴかもしれませんw

一瞬で近寄った方法、乙女の秘密だそうですw


闇色戦天使様

忠夫を見守るのがフミさんの仕事、らしいですw

>フミさんがヒロイン
泣いて喜びますよ。
恋する乙女は無敵なのです!


ぷてらのどん様

今回、MTM計画が発動されました。冥子大喜び、フミさん大激怒w&大号泣。


鳳仙花様

今回は前回とは展開が真逆になりましたが、インパクトはどうだったでしょうか?
これは狙ったわけではなく気付いたらなってたんですけどねw

FFFの一員ですか?大歓迎ですw


空牙様

>さて、逆転なるでしょうか?
無理です(笑顔で即答)

>忠夫くんのお嫁さんはフミさん以外認めんぞーーー!!(滅)
なんて恐ろしいことを発言しちゃってますか!?骨は拾ってあげますよ。
残っているかわからないけどw


俊様

>イギリスに居る似非紳士
骨も残らないのでは?(汗)私は想像しようと思ったんですけど、悪寒と冷や汗がとまりませんw

>六道女学院を共学化
忠夫が入学するときには冥子は卒業してますからそれはないかとw

入隊希望ですか?どうぞどうぞw


アミーゴ様

それ以上の詮索は厳禁です。今にメイド服の死神がやってきますよ?

エミはこれからも忠夫にタジタジなんでしょうね~(遠い眼)


アンヘル鹿苑寺Ver.1.023様

そんなこと天が許してもフミさんが許しませんw
忠夫の補佐は一人だけで充分だと力説しております。
さらに隠し撮りもヤバイですよ?
今、ロケットランチャーを持ってそっちに向かってますから!!


のび様

ほどほど・・・すいません、加減がわかりません(爆)


DOM様

>エミさんが主役みたいですよね?
名前だけはねwでも、内容を読みますと、誰が主人公かわからなくなるでしょ?

>メイドストーカー
お、恐ろしいことを!!本人は忠夫のSS(シークレットサービス)のつもりなんですからw


風彌様

ここにもフミさんをストーカー呼ばわりする猛者がwww
ああ、血の雨が降っちゃうよ~!!!

FFF入隊ですか?どうぞどうぞw

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