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「今そこにある偶然(その1の4)(GS)」

shin (2007-07-13 22:18/2007-07-14 22:46)
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今そこにある偶然(その1の4)


「ここ?」
「うん、そうだよ。令子姉ちゃん」
その週末、令子は忠夫に連れられ、唐巣神父の教会までやって来た。

あの日、放課後になると、矢張り、忠夫は待ち構えていた。
行きの時と、同じように、鞄を持って、家までついてくる。
その後、何か手伝う事は無いかと聞いてくるので、庭の草むしりでもしてと言うと、しっかりと暗くなるまで草むしりをしてくれた。

「今日はよう、働いたあ!」
満足そうに、庭を見回し、令子に頭を下げて、元気良く帰って行く姿は、微笑ましい。

そして、翌日も、その翌日も、忠夫は朝から令子を迎えに来て、放課後は家に来て、用事は無いかと聞いて来る。
玄関の掃除、窓拭きを命じても、嬉々としてそれに従う。
ベランダに干してある、令子の下着に手を伸ばしたときは、再び思いっきりしばき倒したのは秘密だ。

たった三日間。
それでも、その三日間、忠夫が側にいて、何かと言って来る間は、笑う事が出来たのに、令子は全く気がついていなかった。


土曜日の朝、忠夫は昨日と同じように、朝からやって来た。
しかし、その日は、申し訳無さそうに、唐巣神父の所に行かなければならないと、謝って来た。
「私も行くわ」
そう言うと、忠夫は本当に嬉しそうに笑う。

「私も、唐巣神父には、一度会いたいと思っていたからね」
そんな、忠夫君の顔を見ていると、言わなくても良い事まで、言ってしまうのは、令子も何故だか判らない。
それでも、二人で歩きながら、忠夫君が嬉しそうにしているのは、見ていて気持ち良かった。


「神父〜、こんちわ〜」
「失礼します」
大きな、扉を開き、中に入る。

如何にも教会らしく、座席が並び、その向こうに、主の像が飾ってある。
唐巣神父らしき人が、中央で振り向いた。

「いらっしゃい、忠夫君。今日はお客さんがいるんだね。おや、君は、美神君かな」
前に会った時と変わらない、人の良さそうな眼鏡を掛けた神父がそう言って来た。

「はい、美神令子です。その切はありがとうございました」
「いやいや、僕は、何もしてない。
それで、今日は、何かあったのかな」

「えっ、そ、そう言う訳ではないんですが・・・」
忠夫君に、用事があると言ったが、本当は特に目的があった訳ではない。
ただ、忠夫君の後見人になっている唐巣神父がどんな人が、見てみたいと言うだけだった。

「あのな、神父、令子姉ちゃんもな、凄い霊能力者やねん。それでな、いっぺん神父に見てもらおうと、思ってな、来てもらったんや」
「ち、ちょっと、忠夫君・・・」
そんな事、一言も言ってない。
それなのに、忠夫君は、突然話し出す。

「唐巣神父、あのな、この前、俺な、令子姉ちゃんに、飛び掛ってん。
そしたらな、令子姉ちゃんの持ってた、あの棒、何て言うたかな、ジンギスカン?ちゃうな」

「神通棍」
悩みだした、忠夫に可愛そうに思ったのか、令子が言葉を挟む。

「そや、その神通なんチャラがな、パアッと光ってん。凄いと思わへん?」

「忠夫君、君は、また女の人に飛び掛ったんですか」
神父が頭に手をやり、忠夫を睨みつける。

「あっ、あかん、言うてもた。違うんや〜、あれは、あれは・・・」
何か、しどろもどろになりながらも、忠夫も頭を抱えてしまう。

そんな様子が面白くて、令子はクスクス笑いを浮かべてしまう。


それを、神父がホオッと言う顔で、見ているのにも気がつかない。
唐巣は、令子の母親が、除霊の最中に亡くなった事を知っている。

大阪で除霊中に、どうやら魔族らしい存在に、美神美智江は殺されたらしい。
美神美智江は、GSとしては、トップレベルであり、例え魔族と言えども、そう簡単に殺られる事は無かった筈だった。
不振に思った唐巣は、態々大阪の現場まで行き、確認した程だった。
どうやら、魔族は一体ではなく、複数いたらしい。
少なくとも、確認出来ただけでも、三体の魔族の痕跡があった。
これでは、如何に美神美智恵と言えども、生き残るのは不可能だった。

通夜から、葬式まで顔を出し、冷たくなった美智恵を見、涙が溢れてくるのを必死に堪えたのはほんの三ヶ月前である。

そして、その時、口をキッと結び、必死に泣くのを堪えている、美智恵の娘を見て、不憫としか言えない感情を覚えた。

最高のGSとして、活躍していた美神美智恵と言えども、母親である。
その肉親を殺された、娘の気持ちは如何ほどであろう。
しかも、父親は、あの公彦君だ。
この子が立ち直るのに、どれだけの時間が掛かるのかと思うと、憐憫どころか、聖職者としてはあるまじき、世の不条理すら感じてしまうのを、否定できなかった。

その令子が少なくとも、笑えるようになっている。

それとなく、六道にも手を伸ばし、令子の様子を伺っていたが、この三ヶ月、生活は荒んで行く一方だった。
学校にも来なくなり、唐巣も、どこで、どのように介入すべきかと、頭を悩ませていた程だった。
それが証拠に、先週唐巣は、令子の立ち回り先を、それとなく見て回っていた。

ところが、それから一週間もしない内に、この少女は、笑みを浮かべるようになって、自分から、ここにやって来た。

神よ、感謝します・・・


原因は、この不思議な少年であるのは、間違いない。
昨晩、少年の母親から、電話で、事のあらましを聞いていただけに、その思いは尚更だった。

まだ、ほんの三ヶ月程の付き合いであるが、この少年の特異さは、唐巣も思い知らされていた。
小学五年生で、手に霊気を纏わりつかせる事が出来る。
そして、それに気がついた両親が、態々大阪から、唐巣を頼って来たのである。
普通は、あり得ない。
たった十歳の少年が、何の前兆も無く、霊能力に目覚める事は。

しかしながら、少年に言わせれば、突然こうなったと言うだけだった。
何時ものように、友達と遊んでいて、自分の手が光りだした事に気がつき、慌てて家に駆け込んだと。

目の前で、少年にやって見せて貰うと、何の躊躇いも無く、掌には光が溢れる。
霊視すれば、それは手を籠手のように覆っている。

「右手で出せるかな?」
そう聞くと、暫く唸っていたが、
「出来た!」
と叫ぶと、あっと言う間に、同じものを反対の手で作り上げてしまう。

ここまでの霊能を見せられると、ほっておく訳にも行かない。
どのように、歪んでしまうか、それに第一、こんなハイレベルの霊能を持っていると判れば、様々な筋がほおって置く訳も無い。
幸い、両親は仕事の都合で、東京に引っ越してくると言う事だった。
それ以来、横島忠夫は、最低週に一度は、唐巣の所に来て、霊能の修行を行うようになっていた。

幸い、この少年、性格は真っ直ぐだった。
少し、いや、かなり、煩悩に問題はあったが、少なくとも「良い少年」であるのは、疑いない。
綺麗なお姉さんを見かけると、フラフラついて行こうとしたり、あるいは飛び掛ろうとする等、まだ小学生と言う事で、それらの行動は大目に見られていたが、このまま大きくなったら、どうなるのかと不安に思わす所があるが、
きっと、良い少年なんだろう。

と、とにかく、その忠夫少年が、令子を連れて、この教会にやってきた。
しかも、令子が忠夫を見て、笑みを浮かべている。
「しょうがない」と言う表情を浮かべて、微笑む令子の姿に、唐巣は深く安堵するのだった。


「で、令子君、君の霊能力は、どの程度なのかな?」
「はあ、私も良く判らないんです」
令子が躊躇いながら、答えた。

確かに、あの時、怒りに任せて神通棍を振り下ろした時には、何時もと違う感触はあった。
しかしながら、その後、あそこまで神通棍に霊気は籠らないのだ。

「折角だから、今の状態を見せて貰えないかな?」
唐巣も、あの美神美智恵の娘が、どの程度の霊能力者であるのかは、興味があった。

「はい、でも、まだまだですよ」
そう言いながらも、令子はあれ以来、鞄の中に入れている、神通棍を取り出し、手に握り、霊力を込める。

キンと、澄んだ音が響き、神通棍が、真っ直ぐに伸びる。
唐巣は、気を高め、そこに通じる霊気を視ようとした。

「ほう、これは・・・」
唐巣にしても、一流と呼ばれるGSであり、ある程度は霊気の流れを視る事は出来る。
しかし、それを抜きにしても、令子から、神通棍に纏わりついた霊気の流れは、綺麗に見えた。

「令子君、君の霊能力は中々のものだよ。多分、そこらのGSレベルは、超えていると思うよ」
唐巣はフウッと、吐息を吐き、目を押さえた。

「忠夫君、君が見たのは、白い光だったね」
「うん、そうや。こう、パアッと光るように見えたねん」
両手で、広がるような手付きを交え説明する。

「今の令子君の霊能力は、その一歩手前とでも言う所だね。
多分、その瞬間に、気が高まったせいだろう。
令子君、今の君の状態ならば、一年、いや、恐らく半年程度で、それが通常のレベルまで達するだろうね」
なるほど、矢張り、令子君も、美神の娘なのだと、納得させられる。

「なあ、なあ、神父、神父?」
「うん、なんだね?」
忠夫が聞いてくる。

「あのな、ああやって、霊気を表に出したら、どんな良い事あるねん。
あの時は、何か綺麗やと、思たけど、それだけちゃうの?」
「うん、そうか、忠夫君は、あのような霊気の使い方は、まだ出来ないな。」
唐巣は、続けて説明する。

言わば、神通棍で、相手を叩くと言うのは、単なる打撃力だけでは意味が無い。
神通棍で、霊気を誘導し、相手、悪霊等に、ぶつける事に意味があるのだ。
そして、令子の場合、神通棍に通わす霊気はかなりのレベルであり、更にその霊気を強化出来るのであれば、ある程度の霊ならば、その一撃で、祓う事すら可能となる。
勿論、悪霊等の、コアとなる部分を直接叩けるならば、少量の霊力ですら、祓う事は可能である。
しかしながら、纏わせる霊力を上げれば、コアで無くても、祓える可能性は高くなるのだ。

「ふーん、そうかいな。令子姉ちゃん凄いな」
「何言ってるの。忠夫君だって、あの時、私の霊気を受け止めたじゃないの」
自分の霊気が強くなっているのなら、それに対抗出来た、五歳年下の子は、令子の年齢の頃にはどうなっているかと思うと、怖い気もする。

「あー、令子君、忠夫君には、今のところ、そんな事出来ないんだよ」
唐巣神父が、悪戯っぽい笑みを浮かべて令子を見る。
令子は訳が判らず、きょとんとした顔で二人を見る。

忠夫は、そう言われ、どうせ、どうせと、しゃがみ込んで、「の」の字を指で描いている。

「忠夫君、ちょっと見せてあげなさい」
「ええっ、そんなん、恥ずかしやん」
「良いから、それに、その後、逆に受け止めさせて上げるから」
神父が、こっそり忠夫の耳元に囁く。

「ほんま!うん、それやったら、少し位、我慢する!」
現金なもので、忠夫は直ぐに立ち上がり、令子に神通棍を貸してもらう。

「ほな、いくで!」
何をするのか、きょとんとしながら、令子が見ていると、忠夫は必死に神通棍を握り締め、顔を真っ赤にさせている。
棍はピクリとも伸びようとせず、うーん、うーんと唸り続けている忠夫がいるだけだった。

「あかん、やっぱり、何とも出来へん」
疲れたのか、そのままバタリと、後ろにしゃがみ込む。

「見ただろう、令子君。忠夫君は、神通棍に霊気を送り込む事が出来ないんだよ」
そ、そんな、では、あの時の忠夫君の手の動きは何なんだろう。

「ちょっと借りるよ」
そう言って、神父は、忠夫君の手から、令子の神通棍を受け取る。

「久しぶりだね、こう言うのは」
そう言いながらも、キンと言う音と共に、神通棍が伸びる。
そして、更に霊力を込めるのか、神通棍が微かに輝き出す。

「僕も、こう言う打撃系は苦手だが、この程度は出来る」
そのままの状態で、神父が神通棍を振りかぶる。

「それじゃ、忠夫君、いくよ!」
「よっしあ!」
唐巣神父が、神通棍を振り下ろすと、令子はその先から、霊気の弾と言うべきか、それが飛び出し、真っ直ぐに忠夫君に向かって行くのが、はっきりと見えた。

「危ない!」
思わず、忠夫君がそれで、吹き飛ばされると思い、令子は叫んだ。
しかし、そこで見たものは、令子の予想を上回っていた。

忠夫君が手を前に翳し、腰を落す。
そして、その翳した掌は、白く輝き、唐巣神父の飛ばした霊気の弾と言うべきものが、それに触れると、飛び散る。

「うん、でけた」
後には、嬉しそうに、手の上で40センチ程の皿を浮かべて喜ぶ少年の姿があった。

「見て見て、令子姉ちゃん。これ、『サイキックソーサー』言うねん」
忠夫が嬉しそうに、その皿を上にほうり上げる。

皿状の霊気の塊?
とにかく、それは、忠夫の上で、くるくる回っている。
どうやら、ある程度は、忠夫がコントロールしているらしく、右に動いたり、左に動いたりして漂っていた。

「ああ、あかん。消える・・・」
暫くすると、その皿状のものは、空気中に溶けるように、消えてしまい、辺りには清浄な空間が残るだけだった。

「忠夫君の霊能力は、今の段階では、守りが主なんだよ」
唐巣神父が、あっけに取られている令子に語りかける。

「い、今のは?」
「忠夫君は、僕のぶつけた霊気を自分の霊気で受け止め、何割かを取り込んで、あれを作ったんだよ」
令子は空いた口が塞がらない。
だって、あんな霊能の使い方、今まで聞いたことも無い。

「そやねん。令子姉ちゃん。俺だけで、作ったら、こんなんやねん」
それは、まるで、タバコで、わっかを作っているようなものだった。

五センチ程度の小さなわっか。
端の方は、歪んでおり、如何にも脆そうだった。
ただ、凄いのは、令子の見ている前で、そのわっかが次々と掌から飛び出す点だった。
それは、まるでシャボン玉のように、忠夫の周りでクルクル回り続ける。
そして、暫くすると、次々に消えて行くのだった。

「忠夫君の霊能力は、尋常のものではない。これだけなら、彼は一時間でも続けている事が出来る」
唐巣神父がそう言うのを聞いて、令子はあっけにとられるのだった。

唐巣神父に言わせると、忠夫君の潜在的な霊能力は、どうやら途轍もないものらしい。
しかしながら、水道の蛇口が細いようなもので、霊気の出口が非常に小さい。
そのため、外部に放出する、先ほどの神通棍のようなものを操るのは、非常に難しい。
勿論、唐巣神父がやったように、それを相手に打ち出す、所謂霊波砲のようなものは不可能だった。

その代わり、溢れんばかりの霊能力は、身体の中を駆け巡っている。
結果、霊気による打撃を、皮膚の表面レベルで弾き飛ばす事や、物理的な打撃に対しては、霊力を使う事で、自らの身体を回復させる事が出来る。
しばき倒され、血を流しても、アッと言うまに回復してしまう、人間離れしたヒーリング能力〜但し自分専用、の持ち主だった。

唐巣の想像では、忠夫は、多分生まれつきの、霊能力者そのものだったのであろう。
普通ならば、それは外部に発現し、霊能者として、良くも悪くも、注目される事となった筈だ。
しかしながら、蛇口が小さい事で、それは身体の内部に留まり、表に出る事は無かった。
確かに、小さな頃から、活発に動き回り、少々の怪我等は、直ぐに治ってしまうと言うのは、親が認めていた。
そして、ある程度の肉体の成長により、その霊力は出口を求め、それがある日、掌の光となって、発現したのだろう。

令子は、唐巣神父の説明を、驚きを持って聞いた。
へえっ、忠夫君って、ホンとは凄い子なのね・・・
まだ会って一週間も経っていない。
それでいて、令子自身、どうしても憎めない、不思議な少年だとは思っていたが、説明を聞き、更に不思議さが募る。
しげしげと、忠夫君を見つめると、ニカッと笑いを浮かべ、こちらを真っ直ぐに見つめてくる。

そこには、悪意のかけらが一切見られない。
但し、忠夫の頭の中では、綺麗な令子姉ちゃんが、自分を見つめてくれる、イコール、嬉しいと言う単純な発想なのだが、それは令子に判るわけも無い。

そこで、令子は疑問に思った。
「唐巣神父、どうして、そんな個人的に重要な事を、私に話されたのですか?」

「それはね、令子君も多分、ひとかどの霊能力者になるだろうからだよ。
それに、君は、忠夫君にある程度心を開いているだろう。
あっ、いや、少なくとも、二人で教会まで来てくれる程度には親しいみたいだからね、知っといた方が良いだろう」

何となく、令子は、神父の言いたい事に気がついた。

令子も、忠夫君が、非常に危ない存在である事は、見ていて気がついている。
何処までも、真っ直ぐに突き進む少年である事は、短い出会いでも気がついてしまった。
ただ、その真っ直ぐな突き進み先が、少々、否、かなり危ないが、それでも性格は悪い少年ではない。
それだからこそ、令子も諦めて、少年が纏わりつくのを許している。
しかしながら、それは、同時に、災いすら呼び込みかねない。
相手が利用しようとすれば、どうなるのか判らない危うさは、中学生の令子でも納得できた。

要は、誰かが見ていないと、危ないのである。
唐巣神父は、少なくとも令子が忠夫君の側にいる事から、説明したのであろう。

「判りました。私も、気に留めておきます」
令子は、しっかりと頷いていた。


良かった。
やはり、この子は立ち直れる。
唐巣は、思惑が、上手く行きそうな事に、密かに胸を撫で下ろした。
令子が、気がついているような理由もあるが、同時に、それは令子の為でもあった。
母親を突然亡くし、傷ついた令子は、何かきっかけがあれば、そこから立ち上がれるであろう。
そして、五歳年下の少年を、監督しなければならないと言う思いは、例えそれが、気持ちのすり替えであろうとも、その手助けにはなる。

少年が、偶々出会った、涙を流さずに、泣いている少女。
そして、それを何とかしたいと言う、心優しい少年。
そう、少年と少女の両方が、唐巣本人が知っていたと言う事実。

主よ、やはり貴方は、見ておられるのですね・・・
唐巣は、心の中で、祈りを捧げるのだった。

結局、その日から、令子も毎週唐巣の元にやってきて、指導を受ける事となったのである。


(あとがき)
後、一回で入るのかな?
量的に少し不安です。

>ash様
おっしゃる通り、牧師と神父は別物ですね。
うっかりしてました。
バチカンは、神父ですね。
直そうかなとも思いましたが、令子も忠夫も、その程度しか知らないと言う風に、とってもらえたら(後付ですか)良いかなとも思いますので、そのままにしときます。

>yan様
ありがとうございます。
忠夫君は、とても良い子です。
真っ直ぐに育ってます。ただ、その方向が、一寸アレなだけです。

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