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15禁注意

「GS見習い。横島!?−5−(GS)」

キミ (2007-07-11 23:16)
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一応15禁にしています。

 

 

 
 メドは唐巣と魔鈴の二人と共にオカルトGメンに向かっていた。
「あの横島君の妹なのかい?」
「うん。義理だけどね。でも、まだ写真でしか会った事無いんだよ。」
「そうか…。必ず会えるよ。」
「早く会えると良いんだけどねぇ…。で、それはそれとしてさ、ねぇハゲ鷹神「唐巣だ! なぜ鷹になる! 私はゲ〇か!? それに私はまだ禿げてない!」…か、唐巣神父? 今から行くオカルトGペンって何?」
 突然のメドの口撃に唐巣神父は速攻で訂正した。しかし、神父の大切な友が何人か散って逝った。その事にショックを受ける神父。
「メ、メドちゃん…。Gペンって…。オカルトGメンよ。正式にはICPO超常犯罪課。あっ、ICPOって言うのは、国際刑事警察機構の略称ね。」
 禿鷹うんぬんの所を見事にスルーした魔鈴は、今向かっているオカルトGメンの説明をする。その際チラッと唐巣神父の頭を見たのは秘密だ。
「ふーん…。GSのお役所みたいなもんかい?」
「ああ。民間GSは、かなりのギャラを必要とするからね。そのギャラを払えない人のほとんどはオカルトGメンに依頼するんだよ。」
 メドの口撃のショックから立ち直った神父がメドに説明する。
話しながら『民間GS』の先頭を爆走中の弟子でも思い出したのか、あっという間に顔色が悪くなる。
「へぇ…GSにも色々あるんだねぇ。でも私は普通のGSでいいよ」
「絶対に普通じゃ無いと思うわ。」
 昨夜の除霊を思い出し、メドの『普通のGS』を全否定する魔鈴。
「そんなに変かい? フライパンやお玉って…?」
 首を傾げながら二人に質問するメド。それに食いついたのは唐巣神父だった。
「フライパンとお玉を使って除霊してるのかい!?」
「他にも魔鈴に貰ったホーキとか…。まだフライパンしか除霊に使った事無いけどね」
「…魔鈴君。本当かい?」
 メドの話しを聞いた神父は信じられないのか、師である魔鈴に確認する。
「残念ですけど…神通棍とか使えないですから」
「一体誰がこの娘をそんなにしてしまったんだ?」
 魔鈴の言葉を聞いて唐巣は、メドに霊能力の使い方を指導した者を批難する。
もし神父が『メドに霊能力を指導した人物』を知れば、神父の頭は一気にハゲ上がるだろう。
「ナルニアにいた日本人のGSが『自分が使いやすい物に霊力を送って見なさい』って言ってたからフライパンにしたんだけど…なんかマズかったかい?」
 メドは『訳あり美人霊能奥様』の事を思い出し二人に話す。ただ、約束もあるので詳しくは話さない。
「ま、まぁ除霊スタイルは人それぞれだから…。気にしなくていいよ。ただ珍しいと思ってね。」
「そうかい? じゃ、そうするよ。気にして記憶が戻るんなら気にするけどね」
 神父フォローを聞いて安心するメド。フライパンだとGSになれないと思ったらしい。
「えっ? メドちゃんって記憶喪失なの!? 始めて聞いたわよ?」
「なにか覚えてたことはあるのかい?」
 メドが何気なく言った一言が新たな展開を招く。
「あれ? 言ってなかったっけ? 私は拾われる前の記憶が無いんだ。覚えてたのは、自分が魔族のメドーサって事と兄さんの名前ぐらいだね」
「な! メドーサだって!!」
メドの言葉を聞いた瞬間、神父は驚き固まってしまった。
「私の事知ってるの?」
 キョトンとして、そう呟いたメドは魔鈴に視線を向ける。
「さあ…。私は聞いた事無いわ。」
「………」
 メドは、自分の事を知っているであろう神父の頭を見ながら、神父が帰って来るのを待つことにした。
「やっぱり烏より禿鷹だ」
 そんな事を呟きながら…。

 

 
GS見習い。横島!?−5−

 

 
「この小娘があのオバサンなワケ?」
「でも〜、かわいらしい娘よ〜? オバサンなんて〜かわいそうだわ〜」
「僕はメドーサと言う魔族を知らないから何とも言えないな」
「私もメドーサは知らないけど、メドちゃんは良い子よ?」
「僕はバンパイアハーフなんで、近くに魔族がいれば多少なり分かるんですが…メドさんからは何も…先生はどう思います?」
「私は妙神山に行くべきだと思うんだが…。」
「うーん…魔族が人間になったか…? 珍しい事もあるもんだ。のうマリア?」
「イエス・ドクター・カオス。霊波パターンは・メドーサの・モノと・酷似してます」
 上の台詞は…分かると思うので割合させて頂こう。
「ワッシの台詞が無いんジャー」等と何かが騒いでいるが気のせいだろう。
 オカルトGメンの会議室で何時ものメンバーが、昨夜の地震で神社や仏閣だけが倒壊したと言う話しをしている時に、飛び込んで来た唐巣が事情を説明。で、上の台詞に繋がる。
「あの…私はどうしたら…? それと…兄さんは?」
 周りのメンバーの雰囲気に、おどおどしながらメドが尋ねる。
「取り敢えず、私達と一緒にいてくれないか? 後で妙神山という所に行ってほしい」
 どうやら唐巣は小竜姫を頼る事にしたようだ。
「横島君は令子ちゃんが急用が出来たって連れて行ったよ」
 こちらは西条だ。ちなみに美神と横島は、人骨温泉付近にいる。
「はぁ、また擦れ違いか…。それで妙神山ってなんだい?」
 気分は恋する乙女なメドだった。
「妙神山は霊的な修業場だよ。そこの小竜姫様にメド君を任せようと思う」
 恐らくこれ以上は毛根がもたないのだろう。神父は小竜姫様にメドの事を丸投げしたようだ。
「まぁ、メド君の事はそれぐらいにして、地震の方を…」
 西条が思い出したように本来の目的を話す。
「地震の方をって震源地以外で倒壊の原因が分かってるワケ?」
「いや、まだ何も…。それを調べるために皆に…」
 エミが西条に詳細を聞こうとした時にメドが割り込んだ。
「今気付いたけどさ、あんた…前に道を尋ねた時のナンパじゃないかい?」
「ん? あぁ、そんな事もあったね…道理で見た事あると…」
 西条がその時の事を思い出していた時に、ある人物によって爆弾が投下された。
「西条さんって〜…ロリコンなの〜?」
 間延びした口調が特長の『歩く核弾頭』こと、六道冥子の一言だった。
「な!? 悪質な冗談は止めてくれないかな!」
 周りの目を気にしているのか、必死になって冥子に詰め寄る。
「さ、西条先輩…。まさか先輩にそんな趣味があったなんて…。手当たり次第の少女好きなんて…幻滅です!」
 どこで歯車が狂ったのか…。魔鈴の勘違いが始まる。
「メドちゃん! その獣から離れて! 食べられちゃうわよ!」
「西条、おたく…最低ね! ねー、ピートォ(ハート)」
 エミは西条を軽蔑の眼差しを向けた後、ピートに抱き着いている。
「ちょっと待てぇ!! 誤解だぁー!!!!」
 本来はこのポジションは横島なのだが、あわれな西条のその叫び声が悲しく会議室に響き渡った。

 
 その後、エミ達の冗談だったと言われたが、そう思えないメドと西条だった。


 

 
 場所は変わり、妙神山修業場。神族が管理するこの修業場は、霊体を直接鍛える事により短期間でのパワーアップが可能だったりする。…失敗すれば死ぬけど。
 そこの管理人である小竜姫はしばらく前から鍛練の最中だった。…胸の。
「なんで私のは…。他の…龍神の女性はボンッキュッバン! なのに…揉み方が悪いのかしら?」
 温泉のように広々としたお風呂に浸かり、自分の胸を丁寧にマッサージしている小竜姫。なぜか息が切れており、少し顔が赤い。
「はぁ…。う…んっ、…もう出よ」
「それがいいのね〜。それ以上入ってるとのぼせるのね」
「うひゃあ! ヒャ、ヒャクメ!? いつの間に来たんですか!」
 小竜姫は突然現れたヒャクメに驚き、顔を真っ赤にしながら怒鳴る。
「小竜姫の細くて白い指先が、泡に包まれた胸を揉みしだきながら、乳首を捏ねくり回してる時からいたのね〜」
「な! 私がお風呂に入ってすぐじゃないですか! って全部見てたんですか!?」
 どうやら恥ずかしい所を見られたらしい。小竜姫の真っ赤な顔が更に赤くなる。
「小竜姫ってば乳首が感じやすいのね? 乳首を弄った時の声が可愛いのね」
「………一体何しに来たんですか」
 それだけ言うのがやっとの小竜姫。
「小竜姫がオッパイを大きくするために乳首とか、お「ヒャクメ!!」…胸には関係ない所とかを淫らにマッサージするのを見てて忘れる所だったのね」
「………」
 ヒャクメの言葉責めに小竜姫はプルプルと震え出す。
 ヒャクメさん…出来れば15禁に押さえたいのでほどほどに…。

「私が人界を覗…監視してる時に、メドーサを見つけたのね」
「なんですって! 何処ですか」
 小竜姫は湯舟から飛び出すとヒャクメに詰め寄る。
「でも、メドーサじゃないのね」
「どういう事ですか?」
「魔族じゃなくて人間なのね〜。」
「メドーサが…人間??」
「近くでじっくり見ないと私にも分からないのね。…今の小竜姫みたいに。」
 今、小竜姫の身体を隠すものは何も無く、その引き締まった裸体を惜し気もなくヒャクメに晒していた。
「そ、そんなにじっくり見るんじゃありません!」
 急いでバスタオルで身体を隠す小竜姫だったが…。
「もうしっかり見たのね。目を閉じれば淫らな小竜姫の身体の隅々まで浮かんできて、声まで覚えてるぐらい十分堪能したのね〜。それじゃあ私は帰るのね」
 小竜姫がバスタオルで身体を隠している間に、ヒャクメは逃げるように帰って行った。
「小竜姫がお風呂で自分を慰めてたのは黙っとくから安心するのね〜!」
 と言う台詞を残して…。
「ヒャクメ! 待ちなさい! …黙ってないと仏罰ですからね!」
 黙ってなくてもヒャクメは仏罰だろう。なにせ武神で知られる小竜姫の人には言えない行為を見たのだから…。

 
 小竜姫がお風呂場でどんな鍛練をしてたのかは、仏罰が恐いのでご想像にお任せします。

 

 

 
後書き

 
…やっちゃいました。15禁で良いよね? ってかこのくらいでいる?

 
 メドの正体が明らかになりました。そして、またもや横島とニアミス! メドは横島に会えるのか!?

 今回西条は、横島化しました。彼は今後、神父の後を追うんだろうな…。頑張れ! 禿鷹道楽公務員! けど、出番の無かった虎よりはマシでしょう。

 
 ついに小竜姫様が初登場です。書いてる途中で『小竜姫様のマッサージ』が『小竜姫様の〇〇』になってしまいました。初めは真面目に書いてたのに…。煩悩にボロ負けです。
これもヒャクメのせいだ! きっと…。

 

 
次回からタイトルが『見習いGS 横島メド!』になる予定です。 

 

ではレス返しを。


 

 
February様


 覗きと言えばヒャクメと横島ですな。…西条もアリかも?
 セバスチャンは、メドが異界で見つけた、猿のような生物で紫色です。
 どのGSよりも緊張感がありません。フライパンでゴワ〜ンと除霊してます。
 魔鈴の悪戯は…これでもか!ってぐらい揉みしだいてました。(笑
 メドのニアミスはまだまだ続いてます。(ニヤリッ

 

 
ぐだぐださん様


 サンダーソードや死者の目覚めは出すつもりはありません。ただでさえ八割オリキャラ化してるので…。やってもお玉連撃から打ち上げ、フライパン投擲、ホーキを振り落ろす。ぐらいでしょうか…。

 

 
アミーゴ様


 兼業主婦と言うより、メイド…もしくは家政婦の方が近いかな?いっそ六道家に…(マテ

 

 
てぃREX様


 魔法を覚えないので闘うメイドさん止まりですね。

 

 
七死様


 爪楊枝かぁ…気がつかなかったなぁ…。ん? 爪楊枝じゃなくて割り箸でもいいのか? ちと高いけど。
で、爪楊枝は食事道具じゃ…。

 

 
rouga様


 バーベキュー串ですか…。ちょっとストレートな気がしますね。
私的にはそれを使うの? というのが好きですね。ざるとかボールとか…。

 

 
レス返し終わり。
ではまた。

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