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「幸せの道標 第四話(GS)」

ガンドラ (2007-07-08 17:38)
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望みをかなえるために強さを望む。

知恵や心も強さの一つと思い知らされて。


幸せの道標 第四話


「う〜ん。」
「あっ! やっと起きたでちゅ。」
ゆっくりと目を開ける横島。
目の前には嬉しそうな少女が居た。

「おはようパピリオ。」
「なに言ってるでちゅか、今は夕方でちゅ。」
そう言われて体を起こし窓の方を見ると太陽は西にあった。

「・・・俺どれくらい寝てた?」
「そうでちゅね〜、5,6時間ぐらいかな。」
「マジ!」
「マジでちゅ。」
「目が覚めましたか。」
今だ上半身だけ布団から起こしてる状態の横島にここの管理人が声をかける。

「あっ、小竜姫さま。」
「大丈夫ですか?」
ちなみにここは今だ猿魔ノ間、部屋にはゲーム猿は当然の様にゲームをしている。

「ようやく起きおったか。」
「はい。」
「頭がはっきりしたならさっきの続きを言うぞ。」
と言いながらも体はゲーム画面に向いているが・・・。

「そうじゃの〜〜〜。
 ・・・結論だけ言うとお主を鍛えるための準備が要る。
 一応ワシも必死で準備をしとるが早くても後一月は掛かる。」
「いや、必死ってゲームしてるだけじゃないっスか。」
「ワシも心苦しいわい。
 歳は取りたくないものじゃの〜。」
「無視っスか・・・。」
文字通り横島をほったらかしにして話を進める老師。
小竜姫とパピリオも「なんだかな〜。」って顔をしている。

「まあ、そんな訳で8月には出来るからその時に色々言うとしよう。」
「はぁ・・・。」
「そんな訳でこの話しは終わりじゃ。」
こうしてルシオラ復活の修行に関する話は強制的に終わった。


「ところで横島さん、今日はこれからどうなさいます。
 今からの下山は止めた方がいいと思いますが。」
静かになっていた沈黙を破ったのは小竜姫だった。

「その事なんですが泊まってていいでしょうか?
 久しぶりにパピリオとも遊んでやりたいし・・・。」
「そうでちゅ! 今日はヨコシマと一緒に寝るでちゅ!」
「そうですね・・・、分かりました管理人としても宿泊を許可します。」
「やったーーー!!」
小竜姫の言葉にとても喜ぶパピリオ。
横島はそんなパピの頭を「良かったな。」と言って撫でてやる。

「それじゃあパピリオ。あなたは部屋にお客さんの布団を準備して来てください。」
「分かったでちゅ。」
パピリオはダッシュで部屋から出て行った.

「あと横島さんは・・・。」
「あっ! さっきジークに話しがあるって言われたんですが。」
「えっ? ・・・あ〜、きっとあの事ですね。
 でしたら私は今から夕食を作りますので終わったら二人で食堂にいらして下さい。
 彼の部屋はここを出て右に真っ直ぐ行くと渡り廊下に出ます。
 その廊下の先の離れに彼の部屋がありますので。」
「分かりました。
 ところで小竜姫さま・・・。」
「何でしょう?」
「是非とも愛の手料理は裸エプロンで「仏罰です!!」ぐふっ!」
まじめな顔で言っただけに激しくぶっ叩かれ突っ込まれ。
竜神エルボー(21巻で美神が横島にしたやつの小竜姫バージョン)をまともに頭で受けた横島は頭を抱えてのた打ち回っている。

「早く行かないのでしたらもう一発・・・。」
「逝って来まーす。」
バビュンと音を残して横島は部屋から出て行った。
「まったく横島さんは・・・。」


コンコン。

「どうぞ。」
乾いた木の戸を叩き、戸の向こうから声が返ってきた。
横島はその声を確認して部屋に入った。

「よう、話って何だジーク?」
「あっ! 横島くん、来てもらってすみません。」
「いいよ別に。
 で話しって言うのは何だ?」
「はい。 その・・・、あなたが通う学校なんですが。」
「俺の学校がどうかしたか?」
「ええ、横島くんの学校には人で在らずモノがたくさん。
 それも普通に通ってると聞きました。」
「えっ。・・・ああ、そうだなたくさん居るな。」
九十九神にヴァンパイアハーフに元貧乏神。
人間でも煩悩魔人に影の薄い大男、あげくは普段分身に学校へ行かせるのにたまにスランプになると交代する美術教師。
ホント色々いる。
ヴァンパイアに至ってはファンクラブが出来るほど普通(?)に受け入れられている。

「で、それがどうした?」
「・・・そこに僕の様な魔族は通えますでしょうか?」


あとがき


先週は風邪で寝てました。
体に気をつけてと言われていて・・・。<泣>
そんな訳で次回も妙神山です。
次ぐらいで終わりですが。
その後は初めに言ってた学校が舞台です。
では、また来週。

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