私が小竜姫にしばかれげふんげふん!!
仏の教えを受けてから二日後、回復した横島さんは唐巣神父から呼び出された。
なんでも今回のGS試験についての協会からの発表があったらしい。
なもんで詳しい話を聞くため、私と横島さん、そして小竜姫の三人で神父の教会を訪ねた。
そして今は私達三人と神父、そしてこちらも回復したピートさんの五人で挨拶もそこそこに話を始めた。
「さて、結果から話すとGS協会は今回の試験を無効にはしないそうだ!つまり、君達は合格だよ!おめでとう、ピート君、横島君!!」
「やった!やったじゃねぇかピート!!」
「ええ、横島さんも!!」
「お二人ともおめでとうございます。」
「めでたいのね〜。」
神父の言葉を聞いて二人が喜び、私達は祝いの言葉を贈った。
そしてその後今回の話を一通りした後、神父が切り出した。
「さて、今後のことなんだが・・・」
「え、今後とは?」
「ああ、現在のGSの制度としてプロのGSとして活動するためには免許のほかに師匠からの保証が必要なんだ。ピート君は良いとして横島君、きみの場合は形だけは私の弟子だが他にも師匠と呼べる人間がいる。」
「はい。」
「その中でも正式にきみを引き取りたいと言ってきている人たちがいる。六道家、そして美神除霊事務所の二つだ。」
「?エミさんのところと闘龍寺はどうしたのね〜?」
「ええ、まずエミ君のところは横島君とはあまりに系統が違いすぎることと、タイガー君もいるため辞退すると言うことです。闘龍寺は出来れば引取りたいとは言っていたのですが今回の事件に関わった白龍GSと遠縁にあるらしく自粛すると言うことです。」
なるほど。闘龍寺は災難なのね〜。
「それはいいんですが俺の師匠は小竜姫様ですよ?」
「うん、そうなんだがね。残念ながら小竜姫様はGSではないから保証は出せないんだ。」
まあ確かにそうなのね〜。
「あなたのところはどうなのですか?」
小竜姫は神父にそう問いかけた。確かに先ほどの引き取り先に神父の名前はなかった。
「もちろん私のところで修行を続けるのはかまいません。ですが見たところ横島君のスタイルは小竜姫様の影響が強く、私のところで修行をしてもあまり得るものがありません。」
それも確かにそうなのね〜。横島さんはガード、もしくは前衛を主としたスタイル、どちらかと言うと後衛の神父のスタイルとはかみ合わないのね〜。それに横島さんは宗教で言えば仏教。キリスト教の神父とはもとが違うのね〜。
「まあ今すぐ決める必要はないからじっくり考えてくれて大丈夫だよ。ああ、それともう一つ。」
「?なんですか?」
「実は私の弟子が久しぶりに訪ねて来るんだ。それで君達二人に引き合わせて欲しいらしい。」
そう横島さんとピートさんを見ながら言った。
「僕はかまいませんが。」
「俺も大丈夫です。」
まあ神父の弟子ならこの二人から見れば兄弟子なのね〜。この二人に断る理由はないのね〜。
キキッ!
表で車の止まる音が聞こえてきた。
「おや、ちょうど良いタイミングだね。」
そう神父が言ってから少しして、戸が開いた。
「お久しぶりです。唐巣先生。」
そこに立っていたのは美人と言って差し支えない女性。
そしてこれまた美男子な長髪の男性。そして・・・
なぜかその女性に引きずられている美神さんとそれを心配そうに見つめているおキヌちゃん。
「久しぶりだね。美智恵君。」
事態が飲み込めない私達を他所に神父は懐かしそうな表情をしながらその女性を迎えた。
「まず自己紹介をさせて頂きます。私は美神美智恵と申します。」
「「「「美神!?」」」」
「ああ、美知恵君はそこにいる美神君の母親だよ。」
「母親!?お姉さんとかじゃないんですか!?」
私達の心境を代弁する様に横島さんが神父に問いかける。
「あら、ありがと。でも確かに私は令子の母親よ。」
美智恵さんは微笑みを浮かべながらそう答えた。
「そしてこの子は西条君。私の弟子になります。」
「西条輝彦と言います。よろしくお願いします。」
礼儀正しく西条と呼ばれた男性が頭を下げる。
この二人、特に美智恵さん・・・強い。
「しかし美神くんはいったいどうしたんだね?」
「ああ、この子は少し生活についてお話しただけですわ。」
「はは、相変わらずみたいだね。」
神父は乾いた笑いを浮かべながらそう答えた。
ちなみに美神さんは気を失っているらしくピクリともしない。
「とりあえずこちらも紹介しよう。この二人が横島君とピート君だ。二人とも今年のGS試験に合格した見習いGSだよ。そしてこちらが神族の小竜姫様とヒャクメ様。」
「「よ、よろしくお願いします。」」
「よろしくお願いします。」
「よろしくなのね〜。」
「ご丁寧にありがとうございます。」
私達の挨拶に深々と礼をして返す二人。
「それで今回はどうしたんだい?」
「ええ、先生はオカルトGメンをご存知ですか?」
「ICPO超常犯罪課の通称だね。それがどうかしたかい?」
あいしいぴいおう?後でヒャクメにでも聞いてみましょう。
「実は今回日本にも支部を設置することになりまして、私に指揮をとるよう連絡がありました。私はこれを受けるつもりです。」
「ほう。」
「しかし私情により最初から指揮を取ることが出来なくなりまして、当面はこの西条君に指揮を取らせるつもりです。そこでお願いがあるんです。」
「なんだい?」
「現在圧倒的に人材が不足しているのです。そこで先生の弟子であるピート君と横島君をお借りしたいのですが・・・」
「ふむ。つまりはスカウトだね?」
「はい。」
そこで会話が途切れ、神父が少し考えこむそぶりを見せる。
「私はかまわないが君達はどうしたいんだい?」
横島さんとピートさんに問いかける。
「ぼ、僕はかまいません!!もともと僕はオカルトGメンに入りたかったんです!!」
ピートさんは立ち上がり勢いよく答えた。横島さんは、
「・・・」
少し考え込みこちらを見る。
悩んでるみたいですね。ふむ。
私はあらためて美智恵さんと西条さんを見る。
二人とも人間にしては十分に強い霊力を感じる。特に美智恵さんのほうはかなり修羅場をくぐってきているのが動きからわかる。しかし・・・
「ちょっといいのね〜?横島さんがオカルトGメンに所属した場合、美智恵さんが師匠として横島さんに修行をつけてくれるのね〜?」
私が二人を見定めているとヒャクメが問いかけた。
美智恵さんが横島さんの師匠に・・・う〜ん。
「え?」
「ああ、横島君は正式には小竜姫様の弟子なんだ。でもGSとして活動するための保証を出す師匠が決まっていなくてね。どうするか話したところなんだよ。」
「ああ、なるほど。えっと保証は横島君の実力を見て出してもいいですが、先ほども言いました私情で修行の方はちょっと。」
「ふむ。さっきから気になっていたんだが私情とはなんだい?もし差し支えなければ教えて欲しいんだが?」
「あ、実は・・・その・・・妊娠しまして。」
美知恵さんは少し顔を赤くしながらそう言った。
「それはおめでとう!」
神父の言葉を皮切りに私達はそれぞれ祝いの言葉を贈った。
「ありがとうございます。そういった訳で修行のほうはちょっと。」
「先生、よければ僕が。」
西条さんのほうがそう切り出した。
「え?そう?それじゃお願いしようかしら。どうかしら横島君?西条君は私の弟子の仲でも一番優秀と言っていい人よ?」
「あの、それはいいんですが、ICPOって警察みたいなものですよね?」
「ええ、オカルトの警察と思ってもらって大丈夫よ。実際私達の立場は公務員だし。」
警察、ですか・・・
「俺、まだ高校生なんですけど大丈夫なんですか?」
「あっ!そうね・・・当面は正式に隊員として認められないけど、GSの資格はあるから協力者として迎えさせてもらうわ。もちろん高校卒業後うちに正式に入りたいと思ってくれるならこちらとしては喜んで迎えさせてもらうわ。」
「えっと、それならお手伝いさせてもらおうと思います。」
横島さんはそういうとこちらに向き直り、
「小竜姫様、いいでしょうか?」
私に最終確認をしてくる。
「ふむ。お手伝いはかまいません。様々な経験を積む事は良いことです。が、西条さんに弟子入りすることは賛同しかねます。」
「え?」
「小竜姫様、それはどうしてでしょうか?」
横島さんが返事をする前に美智恵さんが私に視線を固定して問いかけてくる。
「残念ながら見た限り西条さんは横島さんに教えられることは知識以外ありません。」
「それは僕が横島君より弱い。と言う意味ですか。」
「いいえ、試合をすればあなたが勝つでしょう。しかしある意味ではあなたは横島さんより弱い。」
「しょ、小竜姫様!?」
横島さんはどうしていいかわからないように私と西条さんを交互に見る。
西条さんは納得いかないとばかりにこちらを睨みつける。
「止めなさい西条君!!」
「し、しかし!!」
美智恵さんが止めに入るがやはり収まらないようだ。
ふむ。まあ私も言い方が悪かったですね。なら・・・
「ならこうしましょう。西条さん、一度横島さんと試合をしてみてください。きっと私の言った意味がわかると思いますよ。」
珍しく小竜姫が揉め事を起こしたのね〜。
なもんで今は横島さんの部屋から妙神山の修行場の一室で横島さんと西条さんが向かい合っている。
ちなみに横島さんは相変わらずうろたえてるのね〜。
「安心したまえ横島君。こちらとしても若者をいたぶる趣味はない。すぐに終わらせてあげるよ。」
西条さんは余裕の一言。
「なんでこんなことに・・・」
横島さんは自問自答。ちなみに答えは出ない。
「小竜姫、どういうつもりなのね〜?見たところ西条さんはそこそこ使えるのね〜。」
「私も答えをお教えいただきたいですね。」
私と美智恵さんは小竜姫に問いかける。
「ええ、霊力も横島さんより強いですし、全体のバランスもよさそうです。まぁ見ていればわかりますよ。」
そう言って試合場に眼を向ける。答えになってないのね〜。
「それじゃ私が審判をさせてもらうよ。準備はいいかい?」
「大丈夫です。」
そう言って西条さんは西洋風の剣を構える。
「ああもう!どうにでもなれ!!」
横島さんもやけっぱちになりながらもサイキック・ソーサーを剣の状態で出す。
「横島さ〜ん、がんばってくださ〜い!!」
おキヌちゃんは精一杯の応援をしている。
「それじゃ、始め!!」
西条さんが開始の合図とともに走り出す。
キン!
鋼が交わり澄んだ音を立てる。
「うお!?」
「さすがだね。だが次はどうかな?」
西条さんは続けて攻撃を繰り返す。それは傍目にも重く、早いことがわかる。
キンキンキンキン!!!!
しかしそれは横島さんの眼をもってすれば捉えられるスピードなのね〜。
いつぞやのエミさんのように西条さんの攻撃は全て横島さんに防がれる。
「凄い!あの若さで西条君とここまでやるなんて!!・・・・ほしい!!」
美智恵さんは怪しい笑みを浮かべながら呟く。
この人確かに美神さんのおかあさんなのね〜・・・
試合は相変わらず西条さんが攻め、横島さんが護っている。
「あ、なんとなくわかったのね〜。」
しばらく見ていて気がついた。西条さんの攻撃はエミさんのそれより強い。だが、
「美智恵さん、西条さんの攻撃は我流ですね?」
「はい。私が教えはしましたが私もほとんど我流なので。」
美智恵さんが我に帰って答える。
「やはり。残念ながら西条さんの攻撃では横島さんにあてることはできません。」
「そのようですね。西条君!もういいわ!」
美智恵さんはそう言って試合を止める。
二人はその言葉に素直に従った。
横島さんは試合が終わって安心した表情。
「お疲れ様で〜す。」
すかさずタオルを渡すおキヌちゃん。ちっ!抜け目ないのね〜!!
「なぜ止めたんですか!?まだこれからなのに!!」
西条さんは納得いかないようにこちらに食って掛かる。
「落ち着きなさい、西条君!!これ以上やっても無駄だから止めたのよ。」
「なぜです!?」
「それは私から説明しましょう。あなたの攻撃は威力、スピード、ともに高いレベルにあります。ですが決定的に足りないものがあります。」
「それはなんです!?」
「意外性です。あなたの攻撃は全て真正面からの攻撃です。死角をついて攻撃していてもそれもある程度の経験があれば防げる程度でした。それでは護りに徹した横島さんに当てることはできません。」
「そ、そんな!!いくら護りに徹してもいつまでも防げるとは限らないじゃないですか!?」
「それはどうなのね〜?今まで真正面から横島さんとやりあってその防御を貫けたのは冥子ちゃんの式神の暴走とメドーサの攻撃だけなのね〜。悪いけど西条さんにそこまでの攻撃が出せるとは思えないのね〜。」
「た、たしかに・・・」
私達の説明を受けて西条さんはがっくりとうなだれる。
補足するなら西条さんはどちらかと言うと指揮官タイプなのね〜。
現在横島さんが受けているのはGSとしては基礎が中心だが小竜姫の修行では主に1対1での実戦訓練も含まれる。ここでそれを崩して集団戦法を教えられても身につくとは思えないし、身についても中途半端なものにしかならないだろう。それに西条さんが使っていた剣での戦い方はこちらに小竜姫がいるので比べるまでも無い。
「しかしあなたが懐のものを使っていたらどうなっていたかはわかりませんが。」
「!!気がついていましたか・・・」
そう言って西条さんは懐から何かを出す。それは、
「銃!?」
「流石に試合でこれを使うのはためらわれましたので・・・」
西条さんは苦笑いを浮かべながらそういった。
「その心遣いには感謝します。」
小竜姫は表情を変えずそう言った。
「以上の理由により西条さんに横島さんを預けるわけにはいきません。よろしいですか美智恵さん?ってあれ?」
小竜姫は先ほどまで美知恵さんのいた方に声をかけるがそこには誰もいなかった。
「どこいったのね〜?」
「ねぇ横島君?今何年生?進路は決まってる?」
「え、ええと・・・」
「決まってないなら公務員とかどう?安定してていいわよ〜!横島君は資格もあるし将来有望よ〜!」
「あ、あの・・・」
「保証もしっかりしてるし、将来も安心よ〜!もしおばさんのところに来てくれたならおばさん嬉しいんだけどな〜!」
美智恵さんは横島さんを凄い勢いで勧誘していた。
「せ、先生〜・・・」
その光景を見た西条さんは情けない声をあげる。
西条さん、色々報われないのね〜。
追伸
美神さんはまったく眼を覚ましませんでした。あの美神さんをここまで・・・
美智恵さん、いったい何をしたのね〜!?
あとがき
今回は美神美智恵さんと西条さんを前倒ししました。ちなみに言うまではありませんが美智恵さんを出したからにはこれからかなりいじくります。西条さんは私の評価では器用貧乏と判断しました。美神親子ほどの意外性も無く、特に一芸も無い。よく言えばバランスタイプですがそれだけと言えばそれだけです。たとえるならナ○シコのアオイ・○ュン君です。ちなみに横島君がヒャクメの神装術を使えば十中八九横島君が勝ちます。次も前倒しがあります。お楽しみに〜。
追伸
俊様、那音様、tama&medo様のご指摘により誤字を修正いたしました。
俊様、那音様、tama&medo様、ご指摘ありがとうございました。
チョーやん様のご指摘は今後の参考にさせて頂きます。詳しくは次回のレス返しで。
おまけ
美神親子の会話
「マ、ママ・・・」
「久しぶりね令子。元気そうで安心したわ。」
「ママこそ。」
「ええ、でも令子?色々うわさは聞いたわよ?」
「う、うわさって?」
「相変わらす荒稼ぎしてるみたいねぇ?裏でも表でも。」
「な、なんのことかしら?」
「隠しても無駄です!!まったくあなたは!!大体GSになる理由がお金を稼ぐためってのがまず不真面目なのよ!!」
「な、なによ!ママだって正義のヒーローになりたくてGSになったくせに!!」
「それが何ですか!!まったくお金お金って言ってるとリ○・インバースみたいにその胸がしぼむわよ!」
「そんなわけないでしょ!!ママこそヒーローになりたかったら登場シーンのたびに悪党に名前聞かれて『お前達に名乗る名前は無い!!』とか恥ずかしいことしてるんじゃないの!?」
「ろ、ロ○兄さん!?そ、そんなわけ無いでしょう!!あなたこそそんなことまで言うなんて!!ドラまたじゃ足りないわね!!連載開始から徐々に縮んで言ったどっかの常春の国の国王みたいになるわよ!」
「パ、パ○リロ!?誰がつぶれ甘食よ!?」
このような不毛な会話が数時間続きます。
最終的には美知恵さんの勝利だったようです。
「勝利のポーズ!!キメッ!!」
「ママ・・・それは・・・できれば見たくなかったわ・・・」
レス返し
始めにご意見、ご感想を寄せていただいた皆様に感謝を・・・
アイク様
ヒャクメ混浴はなんとなくありかと思いまして。ちなみに小竜姫様の場合はすそをまくってマッサージをしにくると言うものも考えてました。小竜姫様と混浴・・・いいですね!!
灰原水無月様
数え方ありがとうございました。ちなみに自分でも正確な数え方はいまだにわかりません。なさけない。ちなみに恋人候補は次回です。誰でしょう?
Tシロー様
神装術の最終的な副作用はまだ決めてません。一応神族になる可能性はあります。しかしヒャクメの一族?みたいになったらツッコミが!!悩みどころです。
俊様
毎回誤字訂正ありがとうございます。お手数おかけしてまことに申し訳ありません。恋人候補は次回出しますのでお楽しみに〜。しかし誤字を毎回出してしまう自分が情けないです・・・
February様
うってもいいですがやりすぎると某ム○カ大佐みたいな台詞を言うはめになるかもしれませんから気をつけて!!ちなみにヤマタノオロチは神様なんでしょうか?微妙です〜。
への様
報告の件は一応大丈夫です。当事者からの意見待ちみたいなもんですから。黒キヌ・・・別の話で短編を書こうか微妙に悩み中です。
鹿苑寺様
ちなみにいくらなんでも美知恵さんは恋人候補じゃないんでご安心を。新恋人候補は次回です!!次回をお楽しみに!!放置プレイ?(マテ
内海一弘様
それを聞いてしまったら話終わりそうなんで。まあお約束過ぎますがご勘弁を。ちなみに今更ながら某ロボット大戦をプレイ中。これは俺の歌をきけぇぇですね。
百目守様
今回はあんまり盛り上がりませんでした。ほのぼのはあんまり意識しない方が書けるみたいなんでこのままいきたいと思います。ちなみにハーピーは出てくるか微妙です。美知恵さん出しちゃったんで。