「ミスター、須藤。この英文を訳してください」
英語教師の桜井先生が須藤を指名するが、反応が無い。
ちなみにこの先生、じつはニューハーフなんじゃないかと専らの噂だ。
話を戻そう。
須藤は無反応。
普通だったら「えーー!?」とか言ってくるはずなのだが・・・・?
答えは簡単・・・・
「おい!須藤!起きろ!!」
爆睡中である(汗)
隣の席の雪之丞が起こそうとするが全く反応が無い。
「ミスター、須藤!!起きなさい!!」
「・・・・ふわぁ・・・・もう昼か・・・・?」
先生の声でやっと起きだした須藤。
てか、昼まで寝てる気だったんかい・・・・
須藤が身を起こすと、耳からなにか黒いものが落ちてきた。
音がそこから聞こえる・・・・
もしかして・・・・
「ミスター須藤?これは何ですか?」
「へ?」
先生は須藤に尋ねる、がこれが何か正確に把握しているようだ。
顔は笑っているが、なにやら凄まじい圧迫感を感じる。
「えーとですね・・・・これはアレです!!耳栓です!!」
「では、私の授業は耳栓無しではいられないと?」
「い、いや・・・・べつにそうゆうわけじゃ・・・・」
・・・・自爆してるヨ・・・・これ以上なく自爆してるヨ・・・・
「とりあえず・・・・」
ああ・・・・なんかまた圧迫感が増した・・・・
「廊下に立ってろ!!!!」
野太くて大きな男言葉・・・・
此処に今、桜井先生がニューハーフだと言う確証が取れた・・・・まあ、だからなんだってわけじゃないけど・・・・
横島&雪之丞極楽大作戦!!第六話
作、拓哉
「横島君、霊力を手に集中させてみるんだ」
「はい。・・・・ふーーー・・・・」
横島は今唐巣神父の指導の下、霊波のコントロールの訓練をしている。
前回一週間かそこらの練習で、霊波をコントロールすると言う快挙を成し遂げたように横島は結構才能があるようだ。でも、才能があって
も修行しなければ伸びるものも伸びないし、そのまま埋もれてしまうかもしれない。
そこで神父は学校でやった霊波診断の結果を元に本格的な修行を始めた。
ちなみに雪之丞は仕事でいない。
え?横島以下、男子十数名は検査してなかったって?
実は男子達の『十二神将と追いかけっこの刑』のあと、再検査が行われた。流石にこんな大事な検査を無しにはできないからだ。女子の方
も、男子の撃退に追われて検査をやっていない人もいるため、此方も再検査することになった。
ちなみに横島は一人だけ覗きに成功したので、男子達からフクロにされたのは言うまでもない。
それでも懲りず横島はまた覗こうとしたが、先生に捕獲され『十二神将と追いかけっこの刑バージョン2』が執行された。それにより完全
に動けなくなったのは当然と言えるだろう・・・・まあ、十分で復活したが・・・・
ちなみにこの『十二神将と追いかけっこの刑』は六道理事が行っているが、それがだんだん重くなってくると娘の冥子の『式神さんとあそ
ぼ』になる。それを聞いた鬼道がガタガタ震えだしたのを見てみな首をかしげていた。
まあそんなこんなで再検査を行った。
その結果は基礎霊力と霊波の質を付与(神通棍etc・・・・)、放出(霊波砲etc・・・・)、霊視(千里眼etc・・・・)、凝縮
、具現化(明確な形にする、霊波刀etc・・・・)で各E〜S±で表す。
で、横島はと言うと、
霊力35、15マイト
付与 C+
放出 C−
霊視 A−
凝縮、具現化 S−
・・・・なんじゃこりゃ?
圧縮、具現化がS−?
普通才能があっても付与、放出などが高いのだが、横島の場合それらが低く凝縮、具現化、霊視が高い。かなり特殊な霊能力だ。これを見
た六道理事が「あら〜珍しい力を持ってる子ね〜うちの学校でよかったわ〜これなら何しても別に怪しまれないわよね〜」と言ったとか言
わなかったとか・・・・
ま、これからの修行しだいでどうなるかってところ。
ちなみに雪之丞が
霊力52、09マイト
付与 B+
放出 S−
霊視 B−
凝縮、具現化 B+
このように霊波砲を多様するように放出が高い。
霊力は弓 かおりとタメを張るほど高い・・・・が、アタマが足りないため使いこなせていない。そのため「なんでこんな馬鹿と霊力が同
じなの!?」とケンカが絶えない。
須藤は
霊力41、95マイト
付与 A+
放出 B−
霊視 B+
凝縮、具現化 C+
付与が高め以外は一般的でバランスのよい感じだ。霊力も高めのため将来有望だそうだ。
家が神社のため神道系の物をよく使う。剣道などもやっており木刀や竹刀などに霊力を付与したりして使っている。
で、ほかはめんどいからいいや・・・・
「「「「「「「ちょっとまてい!!」」」」」」」
うおっ!びっくりした。なんだ、その他の男子諸君じゃないか。どうした?てか作者に話しかけんなよ・・・・
「「「「「「「そんなことはどうでもいい!!何で俺達のだけ発表されないんだよ!!てかその他ってなんだよ!!」」」」」」」
いや・・・・だってお前らのもやってたら収集つかないし・・・・
「「「「「「「だったらせめて名前くらい決めろーーー!!」」」」」」」
お前ら十何人の名前なんて考えてらんねえよ。
「「「「「「「そのうち!そのうちでいいから!!」」」」」」」
・・・・まあいいや気が向いたらな・・・・
「「「「「「「絶対だぞ!?」」」」」」」
分かった分かったそのうちな。
「「「「「「「よっしゃーーーー!!」」」」」」
「ねえお母さん?あのお兄さん達なんで叫んでるの?」
「ぼうや!見ちゃだめよ!!こっちきなさい!!」
・・・・どうでもいいが場所を考えたらどうだ?完全に反面教師になってるぞ・・・・
と、言うわけで横島は今神父と訓練しているってわけ。
「そう、そうやって手に意識を集中させるんだ」
「・・・・こんな感じですか?」
そう言う横島の手には少しだけ霊力が集まっているが、それも微々たる物ですぐに飛散してしまった。・・・・一週間かそこらで霊波をコ
ントロールできたとは思えないが今回は特に、彼の煩悩を刺激するものが少なかったからだろう・・・・ならなぜ修行しているかと言うと
給料アップのためでもあるが、そこまで貧困に喘いでいるわけでもないので別にすぐやる必要も無い。ではなぜ?
それは・・・・『神父の髪の毛』のためである・・・・いや・・・・だって・・・・ねえ?あの二人の弟子のために禿げるのは不憫と言う
かなんと言うか・・・・
え?一人は雪之丞だけどもう一人は誰かって?それは・・・・
「うーん・・・・じゃあ、手の平に何かを出すようなイメージでやってみよう」
「はい。わかりました」
横島はそう言うともう一度精神を集中させる。するとどうだろう横島の手の平にさっきよりも多目の霊力が感じられた。しかも何かがボン
ヤリと浮き上がっている。これには神父も驚かされた。霊能力に目覚めて一ヶ月かそこらでここまで成長するなんて・・・・しかも珍しい
具現化の能力を持っている。うまく指導していけば将来、一流のGSになるかもしれない。
しかしまだまだイメージが足りないのかまたすぐに飛散してしまった。
「さっきよりもよくできているよ。今日はもうお終いにしよう」
「はい・・・・ありがとうございました」
横島は少し疲れた感じではあるが神父に頭を下げお礼を言った。そこに・・・・
「こんにちわー先生ーいますかー?」
女性の声が聞こえてきた。それを聞いた神父と横島はその声に聞き覚えがあった。
「おや?この声は美「おねーさまー!!」ちょ?横島君!?」
神父がなにか言う前に横島はその声のするほうに向かって駆け出していった。元気いっぱいじゃん・・・・
横島は部屋の扉をあけ玄関のある拝廊に出た、そこには歳は二十歳前後でナイスバディな女性が立っていた。
横島はその女性に向かって飛び掛ったが・・・・
「おねーさまー!!無精横島 忠夫!!突貫させていただきま「うっさい!!」ぶげらっっ!!」
呆気なく撃沈させられた。
「まったく!いいかげんにしなさいよね!!」
「美神君じゃないか、どうしたんだね?」
神父はその女性、神父の弟子で神父の髪の毛の後退を進めている人物の一人--美神 令子に声をかけた。横島はもちろんスルー・・・・
美神は神父にこういった。
「先生、実はちょっと横島君か雪之丞をお借りしたいんですけど・・・・」
そして運命と言う名の歯車が回り始める・・・・
〜続く〜
〜あとがき〜
どうも拓哉です。
やっと書けましたよ第六話・・・・
試験勉強の合間にチマチマ書いておりました・・・・
前回申したと通り美神登場です!!いくら登場シーンが少なくても一応出しましたよ!!日本語の勝利です!!
・・・・すいません、調子に乗りました・・・・
試験勉強に追われて書いてる暇がなかったんですよ・・・・
あと、霊力とかその辺は独自の解釈ですのでおかしいかもしれません。もしよろしければご指摘してくださるとうれしいです。
次回、GS代表格のメンバーをまた一人出す予定です。誰かはわかると思いますが今は秘密です。
レス返し〜
>>アミーゴ様
>どいつもこいつも能力の無駄遣いというか、なんというか。
ははは・・・・考えてみればくだらない能力の使い方ですね・・・・
>>内海一弘様
>クラスの男子が皆横島化しているのに二人だけ横島化しないのは、本当に女に興味がない?←マテ
それはないと思いますよ(汗)まあ須藤のほうはテンションが高ければいっしょに行っていたでしょうね・・・・
>次回楽しみにしています。頑張ってください。
ありがとうございます。
>>狛犬様
>男子軍覗き組、敗北!!となっていますが、横島って結局覗けてますよね?
横島君の個人勝ちであり軍?としては敗北ですからね・・・・まあ一人覗いた分それ相応の報復はうけましたけど(笑)
ああ〜〜試験日が〜どんどん迫ってくる・・・・
あと最後の台詞ですけどこれから原作基準になってくるので言ってみました。
なんかカッコいいじゃないですか?
ではまた・・・・