除霊実習の最終日は朝食のあと、最後の確認の意味でもう1度ミーティングを行ってから現場に赴くことになっていた。
鬼道が指示棒で地図を指し示しながら説明を始める。
「以前にも話したことやが、目的地の廟(びょう)はここからだと少し遠いんで、まずはバスでもう少し近くまで行くことになっとる。
道具を忘れても取りに戻ることはできへんから、忘れ物のないようにな」
その後はクラス別に集まってまず一列横隊をつくったあと、左翼と右翼が少し進んでVの字型、いわゆる鶴翼の陣(かくよくのじん)で廟に接近するという計画だ。各クラスと廟の間の距離に差が出ないようにするための陣組みである。
周辺に漂っている妖気の浄化と浮遊霊の除霊を並行して行いつつ足並みを乱さないように前進し、最終的には周囲をきれいに浄化してから廟のメンテナンスに入るという手順だ。
「で、中央と左翼と右翼にそれぞれ引率をつける事になっとる。
A組とB組とC組が右翼で、引率は小山はんと伊達はんと水沢先生や。
D組とE組は中央、引率は理事長と六道はん、横島忠夫はん、横島タダスケはん。
F組とG組とH組が左翼で、引率は唐巣はんとピートはんとボクや」
この人員配置はインストラクターの依頼先が決定してから、冥那と鬼道が考え抜いた代物だ。
総責任者である冥那が中央に陣取るのは当然だが、ここは廟の正面に向かう部署でもあるので、万が一に備えて引率=保護者には最強のチームを当てたい。その点二重の暴走ストッパーをつけた冥子なら、戦闘力も利便性もピカ一であろう。
左翼と右翼は同じくらいの戦力になるようにすればいいのだが、鬼道と水沢は当然左右に分かれるべきだ。事務所トップの両名も分かれてもらって、残るピートと雪之丞を左と右に配置する。これならもし生徒たちがピートに群がっても、横島や雪之丞といった血の気の多い男とは距離が離れているからあまり刺激しないで済むだろうし。
そしてやっぱり。宴会場の左側、つまりF組とG組とH組の辺りにうわついた雰囲気がただよい始める。鬼道はちょっと眉をしかめて、
「分かっとると思うが、これは実習とはいえ本物の除霊現場やからな。妙なこと考えて上の空になっとるとケガするから気ぃつけや」
鬼道は教師歴はまだ半年にも満たないが、叱り方はなかなかサマになっていた。その内容も実にもっともなので、生徒たちもシュンとして身を縮める。
引き続いて細かい注意やいくつかの質疑応答があった後、
「それじゃ解散や。各自道具を持って駐車場に集合するように」
こうして林間学校の最終イベント、除霊実習が始まった。
「こ、これは……!?」
最初にバスから降りた水沢が思わず息を飲む。彼女は前回もここに来ていたのだが、その時とは明らかに雰囲気が違っているのだ。妖気は濃いし、禍々しさのようなものさえ感じ取れた。
「も、もしかしたら蛟(みずち)の封印に何か異常があったのかも……!」
ここから廟までは200メートルほどだが、この先は地形が平坦ではない上に立ち木もあるので、廟を目で見ることはできない。あわてて冥那のもとに走って判断を乞う。
冥那もバスを降りた瞬間からそれを感じてはいたが、しかし実習を中止する気はなかった。
「いいえ〜〜〜、実習は〜〜〜このまま続けるわ〜〜〜。異常が発生したのなら〜〜〜それこそここで〜〜〜処置していかないと〜〜〜いけないから〜〜〜。
ただし〜〜〜生徒たちはいつでも撤退できるよう〜〜〜指導を徹底しておいて下さいね〜〜〜」
この妖気の濃さなら蛟が封印を破ってしかもここに居座っているという事も考えられるが、そうと決まったわけでもないのに中止してしまうのは気が早すぎる。また「六道家の式神使い」と現役GSが大勢いるのに、霊障の内容を確かめもせず放置して帰るのはまずいという事情もあった。
といっても生徒たちを蛟に接触させるのは危険すぎるから、少なくとも逃げるための心の準備はさせておこうと考えたのだ。
その方針を聞いた生徒たちは一様に緊張の色を深くしたが、中には不届きな者もいて、
「へっ、面白いじゃねーか。久しぶりに派手にドンパチやれそうだ」
正確には生徒ではなくインストラクターであったが、それだけになおタチが悪い。言うまでもなく我らがバトルジャンキー、伊達雪之丞である。
「雪之丞さん。私たちはあくまで生徒のサポートがお仕事なんですから、あまり出しゃばってはダメですよ。彼女たちを守ることに専念して下さいね」
「……」
が、小竜姫に諭されてすごすごと引き下がる。一方中央では、横島2人がこの事態について意見をかわしていた。
「タダスケさん、これはやっぱ、蛟ってヤツが復活したと考えるべきなんかな?」
「……どうだろうな。確かに蛟は強力な妖怪だが、それにしたって200メートル先まで妖気が届くわけがない。
あくまで推測だが、封印に穴が開いて、中にたまってた妖気が一気にあふれ出てきたというのが1番可能性が高いと思う」
妖気が漏れているのは以前からのことだが、それは少しずつだから風や雨で散らされてあまり濃くならない。おそらく封印に穴が開いたのはつい先日で、噴き出してきた妖気の量が多く密度が濃かったためまだ散らずに残っているのだろうとタダスケは推測したのだ。
「だから蛟本体はまだ封印の中だと思うが、放っておいたらそのうち完全に破って出てくるかも知れないな」
「へええ……さすがにGSを10年もやってるだけのことはあるんだな」
今まであんまりいい所がなかったタダスケの鋭い考察に、横島が素直に感嘆の声をあげた。
言われてみればその通りで、小竜姫やメドーサでも素で200メートル先まで気配を届かせるなんてことはできない。ブラドー島では島中が邪悪な波動に包まれていたが、あれは吸血鬼が大勢いた上に結界で閉じられていたからだ。
「いや、あくまで推測だからな。
それによほどのことがない限り、俺たちの仕事は冥子さんのお守りだけだ。そっちの方に集中しよう」
「……そだな」
横島もその意見に異論はなかった。蛟がいくら強かろうと、冥子のプッツンより危険な存在ではないだろうから。
そしてそんなことを話している間に生徒たちは全員バスから降り、予定通り一列横隊を組み始めた。やがてそれが完成し、前進の準備を始めたところで、
「ガァァアァーーッ、カエレGSドモーーー!!」
自分たちを消し去ろうとする不埒な集団の存在を感じたのか、奥の方から数十体の浮遊霊がすごい勢いで押し寄せてきた。
大半は頭蓋骨に尾がついただけのようなやつで、パワーは低く知性もほとんどなさそうだったが、妖気の影響なのかこちらへの敵意だけは十分のようだ。
「ちっ、もう来はったか! 前衛班は前に出て防御、結界班は急いで結界板を作動させるんや。大丈夫、このくらいなら落ち着いてやれば問題あらへん!」
鬼道がそう叫んで生徒たちに戦闘開始を合図した。
前衛班とは文字通り先頭に立って敵と直接格闘する者たちのグループで、峯や弓や一文字などがここに属している。
その後ろの後衛班は特殊技能で前衛班をサポートしたり、吸印札などで妖気を浄化したりする役だ。神野やD組のキョンシー使い遠藤などはここにいる。
そのさらに後ろにいるのが結界班で、臨海学校でも使った結界板を持って霊が外に飛び出すのを防ぐ役割をしていた。今回は自分たちも移動するので、誰かが持って運ばねばならないのである。
ただこの役は他の2班と比べて楽なので、疲れた者の休憩用という位置づけになっていた。
その後ろは戦闘区域外で、負傷した者がヒーリングをかけてもらったり、冥那が総指揮をしたりするエリアである。
「来たわね! 弓式除霊術の真髄、たっぷりと見せてあげるわ!」
といっても弓は水晶観音も薙刀も持って来ていないのだが、この程度の相手にそんなことは問題ではない。昨晩峯に切ったタンカが事実であることを証明すべく、先頭を切って飛び出した。
体当たりしてきた浮遊霊にカウンターのような形で破魔札をたたきつける。
が、しかし。
「か、硬い!?」
そいつは吹っ飛ばされはしたものの、祓われはせずに耐えていた。やはり妖気の影響で、耐久力が上がっていたのである。
「みなさん、気をつけて! こいつら強くはないけどかなり頑丈だわ」
弓は孤高ではあるが、級友たちのことをまったく気遣わないというほど心の狭い娘ではない。そう叫んで注意をうながしつつ、今度は本気の掌打を叩きこんで確実に成仏させる。
しかし敵を見誤って突っ込んでしまったため、数体の霊に囲まれてしまっていた。とっさに1歩退こうとしたところで、後ろから霊波弾が飛んできて彼ら全員を薙ぎ払う。
「バカ野郎、1人で勝手に飛び出してんじゃねえ! これは共同作業の練習でもあるんだからな」
雪之丞にしては真っ当すぎる台詞だが、彼も一応「林間学校のしおり」くらいは事前に読んでいたのだろう。
これ以上ない正論に弓はかっと頬を染めたが、こういう時はまず反発するのが高プライドっ娘クオリティーというものである。
「じょ、女性に向かってバカ野郎とは何ですか! それに少しは加減というものを覚えなさいな」
と弓が反駁(はんばく)できたのは、浮遊霊を貫通した霊波弾が立ち木を折ってしまっていたからだ。自然破壊いくない。
「んだと!? 助けてもらってその言い草は」
「2人とも口論は後にして下さい」
雪之丞も売り言葉に買い言葉で言い返そうとしたが、それは小竜姫に止められた。「ふん!」と弓と同時にそっぽを向いて別の相手を探しに向かう。
その傍らではすでに他の前衛班も展開していて、その名の通り直線的全力突進娘の一文字が別の悪霊2体に向かって木刀をふりかざしていた。
「でりゃあーーーっ!」
豪快に袈裟懸けで振り下ろすが、ほとんど人魂みたいにしか見えないそいつは、意外に小器用な動きでその一撃を回避した。
「えっ……ってぇ!」
空振りでできたスキにもう1体が回り込んで、一文字の顔面に体当たりする。とっさにバックブローで打ち払ったが、大したダメージは受けてない様子だ。
たとえるなら野球のボールをバットで打っても飛んでいくだけでボールが壊れるわけではない、といった感じか。
「ちくしょー、ちょろちょろと……真正面から勝負しやがれ!」
会話が通じる相手じゃないと分かってはいるが、ついそんな台詞を叫んでしまう一文字。とりあえず悪霊は別の生徒が破魔札で退治したが、右翼側担当教師の水沢は、
(やっぱり前のときより強い……もしかして本当に)
と嫌な予感に背筋を震わせるのだった。
左翼サイドも当然のことながら、同じ事情で苦戦していた。
格闘では1番強い峯ですら、1発ではなかなかしとめる事ができないのだ。他の生徒は推して知るべしであろう。
峰はすでに雷獣に変化して前衛として戦っていたが、浮遊霊が攻撃されては撥ね飛ばされている様子を見て、ふと一策を思いついた。
霊が近づいてくるのを待って、広げた両手で拍手するように挟んで叩く!
―――ぐしゃっ!
その一発で悪霊はかんたんに潰れ散った。雷獣のパワーがあってのこととはいえ、今までの苦労がウソのような簡単さだ。
「やっぱりそうだー! 力を逃がされないようにすればいいんだよ」
「でかしたマリー! 効き目のある攻め方さえ見つければ、こんな連中もう恐くないわ」
マリーというのは峰・マルグリットのあだ名である。峯は友人の手柄にそうねぎらいの言葉を返したが、やがて少しだけ不快げな表情を浮かべて、
「でもあの頭蓋骨っぽいのを素手で挟むのはちょっと気持ち悪いわね。霊力こめた手を打ち合わせてたらすぐ痛くなりそうだし」
「手と手の間を2ミリくらい離してやればいーんじゃない?」
「イタダキ技はもーいいの、ってゆーか手で挟むこと自体は変わらないじゃない。ま、仕方ないんだけどさ」
2人はだべりつつも新しい戦法で霊たちに立ち向かっていたが、後衛班もその様子を見てインスピレーションが浮かんだようだ。
「そうよ、破魔札が効きにくいなら吸印札使えばいいんじゃない。これなら力を逃がされっこないわ」
「でも吸印札ってあんまり数ないんでしょ? ホイホイ使ってたら妖気の浄化ができなくなるわよ」
「大丈夫よ。何ていったっけ、D組にイージス結界使う娘がいたでしょ。あのコの技でどーにかなるわよ」
「そーね。いざとなったらGSの人たちもいるんだし」
いささか他力本願ぎみではあったが、前衛後衛ともに効果的な戦い方を見出したG組の生徒たちは、それをお隣のF組とH組にも教えてやってさらに攻撃力を増していた。
「ふう、とりあえずは心配いらんようやな」
鬼道が後ろからその様子を眺めながら、1人安堵の息をついた。
相手の特質を素早く見抜き、それに応じてより有効な方法を考え出す。現場においては時に生死を分けることさえあるその資質を、生徒たちは着実に身につけつつあるようだ。
そばにいた唐巣も同じ感想をいだいたらしく、微笑を浮かべて頷いた。
「そうだね、昨日横島君と試合したあの子がムードメーカーになってるようだ。このまま育てばいいGSになれると思うよ」
峯は一見ややきつそうな印象を受けるが、間違ってパンツを見せてしまうようなドジっぽい所がいい感じで緩衝材になっているのだろう。度がすぎると危ないが、今見ている限りでは生命にかかわるようなものではないみたいだし。
ちなみに生徒達の中に除霊そっちのけでピートに迫るようなおバカ娘はいなかったのが1番ほっとした事だというのは、唐巣の決して口には出せない秘密である。
しかしこの浮遊霊たちは、どうやら露払いにすぎなかったらしい。彼らがほぼ一掃されたころ、今度は落ち武者風の亡霊たちが頼りない足取りで歩いてきたのだ。
骨と皮しか残っていない無残な姿で得物の刀や槍は刃こぼれだらけ、まとった鎧もぼろぼろだったが、彼らもこの妖気を受けている以上、浮遊霊たち以上に頑丈な相手だろう。
(こ、こんなの前回は出てこなかった……いったい何が)
と水沢はかなり動揺し始めていたが、冥那の方はすぐに方針の転換を決意していた。
「前衛班のみなさん〜〜〜すぐに下がって〜〜〜。あなたたちも後衛に回って〜〜〜、前衛はGSのみなさんに〜〜〜任せるのよ〜〜〜」
亡霊たちが素手ならまだしも、刀や槍と格闘させるわけにはいかない。D組とE組には直接肉声で、左翼と右翼にはトランシーバーで鬼道と水沢を通じて指令する。
「うーん、やっぱし予定通りにゃいかねーのか……でも落ち武者つったら何百年も昔の連中だよな。前にも見たことあるけどおキヌちゃんじゃあるまいし、幽霊ってそんないつまでもやってられるもんなんかな……」
横島は独り言のつもりだったが、そばにいた冥子には聞こえたらしく、意外に知識もあるところを見せてくれた。
「ううん〜〜〜、あのヒトたちは〜〜〜まともな意識は〜〜〜残ってないわ〜〜〜。生前の強い思いが〜〜〜コンピューターのプログラムみたいに〜〜〜霊体に〜〜〜焼きついてるだけ〜〜〜。
でも霊として〜〜〜安定しちゃってるから〜〜〜外から手を加えてあげないと〜〜〜なかなか成仏できないのよ〜〜〜」
「そーなんか……ところで冥子ちゃん、1人で大丈夫?」
両横島の役目はあくまで暴走ストッパーだが、冥子1人に前衛を任せて突破されては非常にまずい。彼女はもちろん、女子高生も守ってやらねばならないのだから。
「うん〜〜〜、この辺はまだ〜〜〜ヘビとかクモとか〜〜〜いなさそうだから〜〜〜大丈夫〜〜〜。
でももし近づかれたら〜〜〜お願いね〜〜〜」
そう言って冥子が出してきたのは、龍の式神アジラ(火と石化の息を吐く)、羊の式神ハイラ(毛針を飛ばす)、蛇の式神サンチラ(電撃放射)の3体だった。亡霊は足はあまり速くなさそうなので、接近される前に飛び道具でしとめようというのだ。ビカラやインダラは槍でカウンターされそうだし、バサラはここでは大きすぎる。
「なるほどな、では私がその後ろについていよう。横島とタダスケ殿は六道殿を頼む」
「ん? ああ、そうだな。頼んだぞ」
カリンが最後の壁役をしてくれれば万に1つの不安もない。横島は1秒のためらいもなく了承した。D組とE組の前衛班も浮遊霊に苦労していたところなので、これ幸いと後衛に引っ込む。
左翼の方も美形サマの活躍が見られるとあって喜んで引き下がったが、右翼側には納得いたしかねるといった顔つきの者もいた。
「そんな、あの程度の連中相手に下がれですって? 冗談じゃないわ」
もちろんB組の大将、弓かおりである。たかが亡霊なんぞに引き下がっていては弓式除霊術の跡取りとしての沽券にかかわるし、峯の鼻も明かせないではないか。
まあ確かに弓が道具を持てば十分対抗できるだろうが、生徒全員に対して責任を持つ冥那が、実技首位の彼女を基準にしてものを考えるわけがない。弓も冥那の立場になって考えれば理解できるだけの頭を持ってはいるのだが、今はメンツやらプライドやらで冷静な判断力がくもっていた。
その手をぐいっと引っ張って、強引に後ろに連れ戻そうとする者がいた。
「い、いきなり誰ですの!?」
びっくりした弓が思わずそちらに振り向くと、彼女がいつも見下している、レディースなクラスメイトがそこにいた。
「何やってんだよ弓、下がれって言われたろ」
「一文字さん? 余計なお世話よ。私がたかが亡霊武者ごときに遅れを取ると思って!?」
「そーゆー問題じゃねえだろ。そりゃあんたはいいかも知れないけど、あたしや他のコたちはそーはいかねえんだ。だから先生は下がれって言ったんだろ。
それに、もし弓が大ケガでもしたら寝覚め悪いし」
「……は!?」
自分を嫌ってるだろう一文字に心配されてるようなことを言われて一瞬力が抜ける弓。その間に後衛のエリアまで連れ込まれてしまった。
しかし彼女の台詞の前半はもっともな事だし、今さらもう1度前に出るわけにもいかない。弓が悩んでいると、今度は後ろから背中をぽんと叩かれた。
「そういうことですよ。でも後衛も大事な役割ですから、私たちが安心して戦えるよう、しっかりサポートして下さいね」
「……」
弓も横島や雪之丞ならともかく、まともな年長者で事務所持ちでもある小竜姫にこう言われては逆らえない。「なら後衛もちゃんと務まるところを見せてあげるわ!」とばかりにお札やら霊体ボウガンやらを支度し始める。
こうして除霊実習は第2幕、GS組vs亡霊武者たちの戦いに入ったのだった。
―――つづく。
むう、今回はギャグもえっちもないですな。前哨戦はとっとと仕上げてメインバトルに入らねば(ぉ
あと文中で横島君が「亡霊武者を見たことがある」ようなことを言ってますが、これは原作2巻、「サイキックパワー売ります!」の時のことです。
ではレス返しを。
○通りすがりのヘタレさん
>カリンの快楽フィードバック、下手をすれば究極のナルシストの完成が
こればっかりはタマモも美神さんもマネできませんからねぇ。
いろいろとピンチであります。
>弓嬢の思惑
ここのくだりはわりと好感触みたいで、ほっとしてます。
たしかに水晶観音使ってもセクハラは防げないでしょうけど、弓さんはまだ横島君の真価を理解できてませんから(笑)。
>千鶴嬢
もともと実技首位だった上にあんな大技見せてしまっては、注目されない方が変です(笑)。
>彼女はきっと将来大物になるに違いない
唐巣神父にも期待されております。
>レズにしてライバルにしてドジな娘・千鶴さん
楽しそうなのでやるかも知れませんです。
しかしこれでタマモにまで狙われたらカリン不幸すぎるなあ(笑)。
○神薙さん
はじめまして、よろしくお願いします。
前回はなぜか怪しい方向に気が向いてしまいましたが、思ったより好評だったので、また書いてしまうかも知れません。
>コレは本格的に18禁なんぞに突入したら横島は快感天辺突き抜けるんじゃ
人類の新たな地平を切り拓いちゃいそうです。でも普通のは普通ので幸せなので、タマモンに飽きたりはしないでしょう。
>弓さん
横島に挑むのは無謀でしょうけど、どこかで見せ場をつくってやりたいものです。
>術者らしい勝利
うーん、横島とカリンの術は支援系ばかりですからねぃorz
○whiteangelさん
>次は、タマモの18禁でGo?
確かにタマモは拒んだりしませんから……書けるのか自分!?
○アミーゴさん
>弓さん&一文字さん
これで少しは仲良くなれるといいんですがー。
>これ、いつか書いてくださいw
ヨコシマ星って、どう考えても人類が手をつけちゃいけない星っぽいんですけど(笑)。
○遊鬼さん
>カリンが優しくて良いです
ありがとうございますー。それにつけ込んで乳もみする横島……外道ですなあ(笑)。
>そのあと謝っちゃうのも横島くんらしくてgood(笑)
外道のくせにヒクツ、それが横島君です。
>弓さん
おキヌちゃん効果がないのは厳しいっスorz
○KOS-MOSさん
>じつにエロい
15禁は初挑戦でしたが、うまく書けてたようでよかったです。
>やっぱ横島幸せすぎだチクショー!!!
幸せになっていいだけの手柄は全然あげてないような気がしますが、何故かこういう展開になってしまうのが我ながら不思議です(^^;
○趙孤某さん
>このギリギリ感!GJですクロトさん( ̄▽ ̄)b
ありがとうございますー♪
>この調子で「微エロマスター」を目指してください!!
そうですねぇ、18禁よりこちらの方が性に合ってるような気がします。
でもそうすると横島君は寸止めばかりになるからなぁ。その方が原作ぽいですけど(笑)。
○内海一弘さん
>横島のくせにいいいいぃぃぃっ!!!
まったく、不埒にもほどがあるというものですな。
>タマモ
バレたら許されても許されなくてもピンチです(笑)。
○minoさん
>峯
ドジっ娘さんはクラスの人気者なのです!
>弓
いきなり突っ走っておりますが、これで雨降って地固まってくれる……かどうかはまだ分かりませんのです。
>中々の微エロぶり、堪能しました
楽しんでいただければ物書きとして満足ですー。
ピンク背景は……未定です(^^;
○Februaryさん
>隊長、自分は紫の方が好きであります
私は当人に似合うかどうかで判断しております(ぉぃ
>横島とカリンの乳繰り合い(違)堪能いたしました
たしかにカリンには自動反撃能力がついてますから、乳繰り「合い」で正しいんですよねぇ(笑)。
>頭の回転が速かろうとドジっ娘の認識からは逃れられないwww
当然です(酷)。
>気づいた〜!?
果たして今後カリンの貞操は守られるのか、筆者にすら予想できません。
○ばーばろさん
>いぁいぁ、服の上からでもじゅうぶんです
>カリンたんの悶える姿が目に浮かぶ〜〜。メッサ可愛い(つw;)
満足していただけて良かったですー。やはりいきなり18禁はちょっとアレなんで。いや今後書くかどうかは分かりませんけれど(^^;
>しかも、フィードバックまで・・・ん???これで下〇身に逝ったら。。。
もうトンデモないことになっちゃいますねー。それをあえて15禁のワク内で書いてみたいと妄想してるところです<マテれ
>たまもん&小竜姫さま
タマモはすでに結ばれてるのでいつでもヤれるのですが、小竜姫さまは……以下ネタバレにつき削除です。
>弓さんじゃ、ヨコシマに勝てないっすよねぇ
どう転んでも無理ぽいのですが、あの試合では横島もカリンも本領見せてませんからねぇ。弓さんフル武装vs横島&カリン素手でも厳しいです。
>学生でカリンたんと勝負に持ち込めるなら、妙神山の鬼門は楽々クリアできるような?(←酷っ
鬼門たんも体格を生かせばかなり強いはずなのですが、どこのSSでも負けてばかりですからねぃ(^^;
まあカリンと五分にやれるなら楽勝でしょう(笑)。
○まこぴ〜さん
はじめまして、今後ともよろしくお願いします。カリンを気に入っていただけて嬉しいです。
今回は出番少ないですが、決戦では思い切り出張りますのでー。
>これってカリンと本番しちゃうと横島君にも始めての痛みが・・・(爆w
きちゃいますねぇ。
まあ女の子に痛い思いさせるんですから当然の報いかと(笑)。
○読石さん
>ないすエロス!
ありがとうございますー。
>カリンさん何だかAはダメでBは良いって恋愛フラグより先に18禁フラグが立った!?
そんなただれた関係はダメですよぅ。
>次の機会にでも美味しく食べられてしまいそうですねぇ
でも横島が失言しなければこうなる可能性大なのが困りものです(ぉ
>横島くん思ったより六女の娘さん達から悪印象もたれて無いみたいですね
実力は証明されましたし、悪人というわけではないですからねぇ。
恋愛フラグはたしかに難しそうですがー(笑)。
○UEPONさん
>カリンちゃんを遂にガードブレイクの巻ですね
72話まで来て急転回です。果たしてこのまま堕とされてしまうのか!? 煩悩魔人なんかに負けちゃダメだー(ぉ
>おキヌちゃんがいないから初登場時の弓さんですね
そうですね、高プライド状態で峯さんに負けたので意固地になってます。決勝戦まで行けたのは、表立って反発する人はいなかったからかと。
>自分に被害ないから好き勝手言ってますね
霊能科の娘も頭の中身は普通の女子高生と変わりないみたいですからこんなものかと(酷)。
>カリンちゃんの服、やはし横島君の煩悩をより刺激する方向に進化してます
させられてる、というのがより正確であります。
>カリンフラグ
確かに人格は別なので恋愛することは可能ですが、この場合は世間体というより、「人が見てないからって公園にゴミ捨てるのはダメ」といった感じのモラルなので、誰かにバレるかどうかというのは二次的な問題なのであります。
でもタマモに了承されたり、ましてや押し付けられたりしたら拒むのは難しくなってきそうです(笑)。
おっしゃる通り、恋は無くとも愛はありますからして。自己愛だけに他の種類の愛情よりよほど強いかも(ぇー
>つまりカリンちゃんだけを刺激すると横島君は一見何もされてないのにいきなり身悶えるわけですね?
悶えます(笑)。
カリン的には絶対タマモにはバレたくないところですが、横島君がそのうち失言しそうな気もしますな。
タマモは両刀使いじゃないでしょうけど、カリンは横島の一部ですし、たしかに面白がりそうですし(ぉ
>「横島さんはスケベじゃないと」と横島肯定派になってフラグ成立とか?
小竜姫さまフラグは今ネタバレ禁止モードであります。結婚フラグは立ってますが(笑)。
>異議有り! 原作横島は通常時45マイトと推測されます。2〜3マイトは文珠生成に使ってる霊圧のあまりでしょう
なるほど、確かに一理ありますねぇ。栄光の手やソーサーを出す時は無意識に文珠への供給をカットしてると考えれば辻褄も合いますし。
そう考えると横島ってホントに器用ですよねぇ。
○鋼鉄の騎士さん
エロいと思っていただければ嬉しいでありますw
>てかタマモなら一夫多妻つーかハーレムOKっぽいような
前世の記憶も少しはありますが、今は社会情勢が違いますからねぇ。
でもカリンは特別枠かも知れません。遊べますし(酷)。
>ドジッ娘忍者のフラグオン
この辺は先をお待ち下さいー。
○HALさん
>カリンが堕ちれば小竜姫様も難なく堕とせそうな気がヒシヒシとー(笑)
そうですねぇ、横島とカリンのタッグに小竜姫さまが対抗できるとも思えませんし。組んでくれればですけど(笑)。
ハーレムへの道は……ネタバレ禁止でありますー。
>無制限ハレムはどうやってもストーリーぐだぐだになりますからー
それはありますねぇ、筆者など大勢を同時に動かすのが苦手な方ですし。
しかし具体的な回答は控えさせて下さいませー。
ではまた。