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「蛍と眼とあなたと・・・第3話(GS)」

パチモン (2007-05-18 21:37)
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事務所内の時はいまだ止まったまま。
しかし時は動き出した・・・二人の修羅によって・・・

蛍と眼とあなたと・・・
  第3話 事の真相とこれからのこと

バックに荒れ狂う竜を背負う小竜姫と女華姫を背負うおキヌ・・・どうやら二人はスタ○ド能力に目覚めたようだ。

(逃げなければ殺される・・・とにかく遠くへ・・・)

実はとっくのとうに気絶から復活していた横島。横島は美神からの報復が怖く起き上がらずに気絶のフリをしていた。そのため心眼の説明を半分は聞いていたので、ルシオラの状態は大体把握できていた。ただし、ルシオラがヒャクメと同じ能力を使えるようになったのは宇宙意思の力かどうかは知らないが聞いてなく全く知らない。

よって今二人の修羅が居る事も分かっている。そして怒りの矛先が十中八九なぜか自分に向けられる事も。よって横島は気付かれないよう、ゆっくり匍匐前進している

「「何処に行く気ですか横島さん?」」

横島としてはどこか平和な場所に行きたかったが、このままではどこか平和な場所(天国とか地獄とか極楽とか)に逝ってしまう・・・

ここで逃げ切れないのがやはり横島の運命であろう。
万が一逃げ切れても後日ここにいる女性陣全員+αから襲撃を受ける目にあうが・・・

「「どういうことかきっちり説明してくださいね♥」」

ニッコリ笑っているが確実に、そうコーラを飲んだら確実にゲップが出るといった感じで、目が笑っていない。無論、殺気も出ている。

「いや・・その・・・俺にもわからないというか・・・」
(俺が知るかー!!!助けて神様!!!!!)

その神様に追い詰められている事をすっかり忘れている横島。そもそも横島はどうして自分がこんな目にあっているのかも全く分かっていない。流石キング・オブ・ザ・鈍感。

「ちょっと待ちなさい!私が巨乳ってそんなにおかしい事なの!?」

流石にルシオラも反論する。

「拙者たちが言うのも変でござるが・・・」

「始めてあった人に言うのは失礼だと思うけど・・・」

「「すっごく変(でござる)!!!」」

その言葉にルシオラを除く女性陣が頷いた。

「いくら心も胸も広くて大きい私でも怒るわよ?」

その一言で荒ぶる竜神と怒れるネクロマンサーの理性は銀河のバックスクリーンまで吹っ飛んだ。二人は神剣と包丁(シメサバ丸)を構え、

「なにか新しい病気かもしれません・・・動かないで下さいね、今からその乳房をこの神剣で切り取って見せますから・・・」

「ルシオラさん私も心苦しいですが、今その病巣をこの良く研いである包丁で三枚下ろしにしますから・・・」

誰のためでもなく自分のために武器を構える二人。天界と魔界の最高指導者でも止められない。というよりも関わりたくない。

「やーん、ヨコシマー、心も胸も小さい人が私をいじめるー!」

怒りの炎に油を注ぐ一言。二人はギロリと横島を睨み、

「「横島さん、あなたはルシオラさんと私たち、どちらの味方ですか?」」

「え・・俺は・・・・・・ってぎゃあああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

返答を聞かないまま横島をしとめる二人。もとより聞くつもりは無かったみたいだ。
横島は物言わぬ肉塊になった。まぁそれでも数分から数十分もすれば復活するが。

ルシオラと「貧乳組」は睨み合ったまま動かない。

「巨乳組」は唯一彼女に勝っていた部分を取られてかなり焦っている。できれば「貧乳組」に混ざっていきたいところだが、下手すれば自分達のも刈り取られそうで参加できない。

「まだ未来が有る組」はその名の通り未来があるのでむしろこのロリ属性を使って今のうちに攻めるのも一つの手と考えている。

この間わずか数秒。たったの数秒であったはずなのに、

「あー、死ぬかと思った。」

事務所に居た、一同が驚きその声のする方向を見た。
そこには完全復活した横島が居た。しかし先ほどの攻撃はいつもなら復活するのに数分から数十分はかかるダメージであったはず。それなのになぜか横島はピンピンしている。

「横島クン、いくらなんでも復活するのが早すぎないかしら?」

「そういやそうですね。何か知らないか心眼?」

皆が心眼に注目する。

「フム、今横島を霊視してみたがどうやら我々が復活する際、融合した我々の霊基片を吸収したようだな。」

「えーと、つまりどういうこと?」

お馬鹿な忠夫君の脳では処理できなかった。

「つまりお主も神魔化したということになる。しかも元々お主は潜在能力だけは高かったからおそらくかなりの実力を有する事も不可能ではないであろう。今ならあの双極文珠も出せるであろう。」

心眼がそういうと、早速横島は文珠を出してみる。しかし出てきたのは単文珠。
ただしその数は100個近く出ていた。

「馬鹿者、霊気を練るのではなく神気と魔力を練らんか!」

単文珠100個近くでも十分凄いのにと言いたげな小竜姫。
あまりの凄さに逆に呆れて何も言えないワルキューレ。
何個かもらって帰ろうかなどと考えているパピリオ・
自分よりも凄い人に成っちゃったのね〜などと考えるペス(だからヒャクメなのね〜)
これでかなりの経費が浮くわと考える美神。
何か遠い人になっちゃたなと考えるおキヌ。
流石拙者の先生と思うシロ。
その力で私を守ってねと考え微笑するタマモ
それら全員の思いを読み取り考え込むルシオラ。


「まぁ暫らく修行するしかあるまい。しかしヒャクメよ、お前が霊視すれば早かったのでは?」

どうやらヒャクメは自分の能力も忘れていたようだ。心眼にまで呼び捨てにされている・・・

「それとルシオラ殿が巨乳化した理由は皆が考えている横島の煩悩ではないぞ。」

その一言で事務所は静まり返った。

横島の煩悩の高さは先ほどの説明からも分かるとおり、かなりのもの。しかし巨乳化の理由はその煩悩で無いとすると何だというのだ。

「ルシオラ殿が巨乳化したのはルシオラ殿の願望によるもので、融合する際我の神気の5割 をその胸に送ったのだ。」

逆に言えば5割も使わなければ巨乳化できないほどルシオラの貧乳属性はでかいと言う事である。

(おかげでヒャクメのと同じ能力もそんなに使えないのだがそれは言わんほうがいいか。)

ここで心眼の能力がそんなに高くない理由まであった。
しかしそこまでしても巨乳化したく、そして巨乳化したルシオラ・・・恐ろしい子!

「というわけで私のこの巨乳は病気でもなんでもないのよ。だからその武器を収めてくれないかしら?」

ぐぬぬ、と言いながら武器を収める貧乳組。完全に悪者の台詞である。

「それでも変でちゅね。」

ボソッと呟くパピリオ。瞬間、パピリオの頬を掠める収束霊波砲。

「何か言ったかしら、パピリオ?」

「何も言ってないでちゅ!」

実の妹を脅すルシオラ。つうか人の事務所を壊すのは良くない気が・・・

「では場も静かになったところで美神さんに提案があります。」

「何かしら?」

身構える美神。

「ヨコシマの時給を上げてくださ・・・」

「却下。」

美神はその提案をすぐに却下した。まぁ当たり前である。

「何で私があの丁稚の時給を上げなきゃいけないのよ?」

「ちょっと待ってください。今の横島さんの時給っていくらですか?」

小竜姫は質問する。彼女は横島のことを過小評価しておらず、あの事件以降時給も上がっているだろうと考えていた。ただ美神のことだからそんなに高くはないとも考えていた。

「「「「「「255円」」」」」」

事務所メンバーとルシオラの一言は小竜姫を絶句させるのに十分の威力を持っていた。

そんな小竜姫を無視しルシオラは美神に反論する。

「いくらなんでも時給255円じゃ私たち二人は生きていけません。」

さらりと爆弾発言のルシオラ。

「誰と誰が生きていけないってーの?」

眉間に思いっきりしわを寄せて美神は訊ねる。

「もちろんヨコシマと私です♡」

険悪な空気が一気に漂う。横島はちょっとずつ後退していたが・・・

「恋人と一緒に暮らしたって特に問題は無いはずよ。ヨコシマだって私と一緒に暮らしたいわよね?」

そう言いながらルシオラは逃げようとしていた横島を引っ張り、背中に自分の胸を当て耳に息をかける。

「おっぱいが背中、耳に息・・・あああっ!」

前世でも受けたような誘惑に横島の理性は吹っ飛びそうである。
その様を見ておキヌと小竜姫は自分の胸を見てため息をつき、ワルキューレとヒャクメはアレなら自分にでも出来そうだなと考え、シロタマコンビとパピリオはあんな誘惑方法があるのかと勉強している。

「だから人の事務所でいちゃつくな!」

横島はどこから持ち出されたかは分からないがハンドガンで撃たれる。
が、神魔になった横島はゴム鉄砲にでも撃たれたかのぐらいのダメージしか受けない。
しかし誰ももう心配はおろか、驚きもしない。

「と言うわけでそんな奴に255円以上払う気は毛の先ほども無いの。分かったかしら?」

しかし美神は一つの誤算をしていた。もしルシオラが本気で横島の時給を上げるつもりなら直接頼まず美智恵を経由して頼むなり、その心眼能力を使い脱税の証拠でもちらつかせれば良いのだからだ。つまり彼女の真の目的は・・・

「ならヨコシマには本日限りをもってこの事務所を辞めさせます。」

本日二度目の静寂。


「ちょ、それどういうことよ!?」

静寂を破ったのは美神だった。

「当然の事よ。ヨコシマはかなりの優秀な霊能力者よ。それをこんな薄給で雇うなんて不条理以外に当てはまらないわ。」

ルシオラの言う事は正論であり誰も否定できない。

「待ってください。横島さんはこの事務所に無くてはならない存在なんですよ。それを・・・」

「そうござる、先生が居なくなるなんて拙者は嫌でござる。」

「そうね、横島がいなくなったら寂しくなるわね。」

三人は横島がいなくなる事を拒絶する。しかし・・・

「なら何故ヨコシマの待遇を改善させるように頼まなかったの?あなた達だって横島が貧乏で食べるものにだって困っているのを知っていたでしょ?先にいっとくけどご飯を作りに行っていますなんて言う言い訳は通じないわよ。そんなのただ餌付けしているようなものじゃないかしら?本当に大切で、傍にいてほしいならそんなのはフェアではないもの。だいたいここの時給は低いくせに仕事内容はとても危険でしかも過密スケジュール。そのせいで学校に行けば皆から驚かれる始末。進級さえ危ういのよ。」

ルシオラの言葉に二の句がつげない三人。それらは全て事実であり、否定出来ないからだ。

三人はすがりつくように美神を見る。
しかし美神は、

「でもあなたがどんなに何を言おうと横島クンが自分の意思から辞めるって言わなければ意味ないわよ。」
(横島クンがここを辞めるなんて言うわけ無いわ!)

ここまできても美神は素直になれなかった。何故ここまで頑固なのだろうか・・・

そして当の本人は、

(確かに自分で思うのもなんだけど、昔に比べりゃ俺、結構強くなったよな。)

横島はまだ自分のことを過小評価していた。今の横島は世界最強のGSと名乗っても差し障りは特に無いのである。なにせ先ほど一気に100個近くの単文珠を作り上げたのである。

元々文珠自体が貴重な霊具であり、それを作れる時点で時給255円がありえないのである。万能霊具といわれる精霊石でも末端価格が1億円であり、それ以上の万能性を持つ文珠がもし市場に出れば大変な事になる。美神は今までそれを時給255円で牛耳っていたのである。そして周りの人間が誰もそれを気に止めなかったのは美神なら仕方がないという諦めと、横島の人柄が多分に関係している。

横島は考えた。ここに留まるか、それとも違うところで助手をして研修を続けるか。そのどちらが自分にとって有意義なのか。たしかにここには親しき仲間がいる。ここでは多くのものを学び、手に入れてきた。しかし果たして今現在自分のことをしっかり見てくれているのか?一度疑念が出れば止まらなくなってきた。

そして・・・

「美神さん俺、ここを辞めます・・・」

横島は決断した・・・


あとがき

なんか暗くなってきたな。自分で書いておきながら怖くなってきたよ。
と言うわけで横島君は事務所を辞めます。ちなみにルシオラが最後に言っていた台詞は私が作中で思ってきていた事も多分に含めています。
これ以上書くと愚痴になるので書きません。
それと今後横島はどうなるかというと構想としては、エミの所に行くかオカルトGメンの所に行くという感じです。ここ以外の場所(六道・魔鈴・唐巣のところはピート)だとルシオラの恋敵が出ちゃうからです。基本的に横島はモテモテですから。
ちなみにルシオラの口調は次回以降に変化させる予定です。
それともう一つ。今他にも小説を書いております。そっちの方は高島×メフィストの予定です。美神にはない素直さが彼女にはあるので結構好きなんですよ。今はまだ下書き状態ですが、近日中に書き上げて投稿したいです。
もってくれよオラの身体、妄想拳100倍!そしてオラに元気(レス)を・・・

レス返し
(´ω`)様
ありえないということを作るのが二次小説の醍醐味です。

燐様
しかし新たに巨乳属性というものを得たではないか!
〉これは新たな展開w
今回の展開はどうでしたか?

wata様
残念!横島の煩悩ではなくルシオラの願望でした。

February様
〉フルスロットバカップルのイチャつきっぷりってのは・・・
美神は素直になれない分、余計にムカつくわけでして周りも実は結構怒っていました。

ラーメン大王様
だってパピだもの。かなりの説得力。書いていて自分でも納得していましたから。

内海様
〉その余剰分が胸に?
余剰分どころか、かなりの力を吸い取って得た巨乳・・・そのせいで少しパワーダウンした能力・・・でも全く後悔していないのがルシオラ姐さんのジャスティス!

鹿苑寺様
考えるんじゃない、感じるんだ!
〉姫様……気持ちはわかりますが、我が身を省みてください。・゜・(ノд`)・゜・。
そんな都合の悪い事は姫様はとっくの昔に忘れています。それでいいのか神族。

アイク様
〉核の冬が来る(?)
どうやらルシオラ姐さんは美神事務所メンバーを精神的に粛清する気です。

趙孤某様
私にも止められません。
ちなみに私も3×3アイズ全巻持っていますよ。最終巻は限定版です。
〉いっそ横島を无(字あってますよね?)にすれば寿命の問題も解決だ!!
无にせずに神魔にして寿命問題は解決させました。万歳ご都合主義。
趙孤某様も頑張ってください。

アミーゴ様
〉にしても、ホントに違和感あるなw
違和感タップリ。だってルシオラだもの。
ウン?後ろから殺気みたいなものを感じますな。

チョーやん様
初書き込みありがとうございます。これからも精進していきます。
〉どう他の女性陣を牽制していくかが楽しみです。
事務所メンバーはこれでほぼフェードアウト確定です。多分・・・きっと。

十六夜様
こちらも初めまして。
十六夜様が無事に逃げ切れる事を祈っていますが、骨を拾う覚悟は出来ています。

カミタマ様
初めましてこれからも読んでくださいと言いたいですが、生きていますか?まだ生きているようでしたらご連絡を。イヤ別ニ巨乳ハンターニ脅サレテイマセンヨ・・・(後ろに神剣を構えられている)

SS様
お待たせしました。どうです今回のは?

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