昼休みの時間、クラスで仲の良い女子数名と冥子は談笑をしていると、結婚の話題になった。
「私の親戚の人がこの前結婚式をあげたの。ウエディングドレスがすごく綺麗でね。思わず見惚れちゃったわ」
「いいな〜。私も着てみた〜い」
「それにはまず相手を見つけないといけないでしょ!」
やはり女の子にとってウエディングドレスは憧れらしく口々に着てみたいと零している。冥子もそんな女の子の一人であった。
「私も〜着たいな〜」
「冥ちゃんなら相手なんて選り取り緑よね〜」
「私は2組の山口君がいいわ〜」
「私は3年の銀一君がいい」
「あなた年下好きだったの!?」
ドレスの話から結婚相手の話に移り、口々に告白していく女の子。同い年だったり、年下だったり、年上だったり、テレビのアイドルだったり様々だ。
「冥ちゃんは誰がいい?」
この一言でみんなの注目は冥子に集まった。しかも、一緒に話していた女子以外にも教室に残っていた男女、たまたま近くの廊下を歩いていた他のクラスの男女までもが足をとめ、冥子に注目している。今や学園のアイドルになっている冥子の思い人は誰なのか?気にならない人はこの場にはいなかった。
「私はね〜・・・」
――忠夫9歳、冥子12歳――
平日のお昼の時間、横島家の電話が鳴り出した。専業主婦である百合子はすぐに電話を取る。
「はい。横島です」
「ああ〜百合子ちゃんね〜?」
「冥奈!?」
電話をかけてきたのは百合子の盟友にして名門・六道家現当主、六道冥奈である。この電話がかかってきたことで百合子は悟る。
「電話してきたってことは清算を済ませたわけね?」
「さすが百合子ちゃんね〜。その通りよ〜、全部済ませたわ〜」
「そう、いつ迎えに来るの?」
百合子は平静を装っているように話しかけているものの、内心では凄い寂しさを感じている。本当の娘ではないものの、この7年は親子として接して来たのだ。本当の家族のように。それが元の家に帰されるとは言っても寂しさを感じられずにはいられない。けれど、本当の家族と過ごすことが一番いいと自分に言い聞かせ百合子は話を続ける。
「冥子の卒業式が終った後になるわ〜」
「わかったわ。冥子にはそう伝えとくわね。他に何か伝えることはあるかしら?」
「冥子にはないけど〜、百合子ちゃんにあるわ〜」
「私に?」
「ええ〜。夜を楽しみにしててね〜」
「は?夜を?どういうことなの?」
「ふふふ〜、今は内緒〜♪夜までのお楽しみよ〜♪」
この後、しつこく問いただしてみるも冥奈は内容を口にすることはなかった。気になって仕方なかったが、夜まで待てばわかるのだと思いあっけないくらいに考えるのをやめる百合子だった。
「「ただいま〜!!」」
やがて学校から冥子と忠夫が帰ってくる。鞄を置いてきた冥子がキッチンへとやってきた。
「百合子母様〜、今日の夕食は何にしますか〜?」
「料理の前に少し話しがあるの。聞いてくれる?」
「なんですか〜?」
「ちょっと待ってね。忠夫〜!ちょっときなさい」
「は〜い。どうしたんや?」
「ちょっと大事な話だから聞いてね」
百合子は忠夫と冥子に先ほどの話、冥奈が冥子を引き取りに来ることを話した。忠夫はともかく、やっと本当の家族と過ごせる冥子は喜ぶかと思っていたのだが。
「ええ〜!!迎えに来るの〜!!」
百合子の予想に反して冥子は母親が迎えに来ることに否定的である様子。どうしてそうなのか聞かずにはいられなかった。
「お母さんが迎えに来るのが嫌なの?」
「お母様が迎えにきてくれるのは〜、嬉しいんだけど〜。百合子母様や忠夫君と離れたくないの〜!」
この10年一緒に過ごして来た家族と離れ離れになるというのはまだ12歳の冥子にはツライことであった。いくら本当の母と言っても一緒に暮らしたのは物心つく前であるのだし、過ごした年数で言えば横島家のほうが圧倒的に長いのだ。嬉しさよりも不安が勝っても仕方ないと言える。一方、忠夫のほうも不満気であったがこちらは百合子と心境は似ていた。
「冥子お姉ちゃんがいなくなるんは嫌やけど、本当の母さんがいるんならそっちのほうがええな」
「忠夫・・・」
「まぁ、これで会えんようになるんやないし。会いたかったら会いにいけばええんや。ちょっと我慢するだけやからな」
明らかに強がって言う忠夫に百合子は申し訳ないと思うと同時に、こんなことを言うようになった忠夫は成長したな〜と嬉しく思うのだった。
「とりあえず、話はこれで終わりよ。冥子、夕飯の準備手伝ってくれる?」
「は〜い・・・」
「じゃ、俺は部屋に戻ってるよ」
話を打ち切って夕飯の準備に取り掛かる百合子。子供たちの声は沈んでいたものの冥子はしっかりと夕飯の準備をしているし、忠夫も部屋にいって暴れることも泣くこともなく静かにしていた。やがて、夕飯が出来上がるころに大樹が帰宅する。
「ただいま〜」
「「「おかえりなさい」」」
「ん?なんか元気ないな。どうしたんだ?」
まだ事情を知らない大樹は出迎えてくれる3人の声に覇気がないのを感じ取る。その疑問に百合子が答えた。大樹はそれを聞くと納得したというように頷きのたまう。
「そうか。冥奈さんが言ってたのはこのことか・・・」
「え?冥奈が言ってたことって?」
「いやな。昼間仕事中に電話がかかってきてな。俺とクロサキ君を引き抜きたいって話を貰ってな」
「なんですってぇ!!それで、なんて答えたの?」
「ああ、冥奈さんの話ではな。冥子のためにも来てくれって話だったからな。自分の冥子のためになるならって了承の返事を出したんだよ。そしたら、クロサキ君もな。俺が行くならって話を承諾しちまったんだわ」
自分のもっとも信頼する部下であるクロサキの承諾理由に苦笑をして話す大樹。しかし、これは決して馬鹿にしてではない。むしろ、自分を信頼しついてきてくれることはとても嬉しく思うのだが、彼ほどの有能者が自分に無条件での信頼をしてくれることがこそばゆく感じているだけである。
百合子も大樹と同じ気持ちらしく苦笑している。そして、大樹の話から先ほどの冥奈の言っていた言葉の意味をようやく理解したのだった。
「なるほどね、さっきの意味はそういうこと」
「ん?なんかあったのか?」
「いえ、それで転勤になるんでしょ?」
「お、よくわかったな。その通りだよ。しかも、冥子を迎えに来る日の翌日にな」
「やっぱりね。冥奈もやってくれるわね」
そんなことを言っているが百合子の口には笑みが浮かんでいる。冥子と忠夫は話についていけず頭に疑問符を浮かべていたが。
「なんや?」
「どういうこと〜?」
「なんでもないわ。ただ、これからも冥子と毎日会えるようになったってことよ」
「「そうなの(〜)?」」
「ええ」
未だに理解できてない二人に笑顔で答えてあげた。その後の時間はいつもの雰囲気に戻り家族団欒のときを過ごした。
「お風呂溜めたわよ〜。入っちゃいなさ〜い」
「は〜い。忠夫く〜ん、入りましょ〜」
「え?いや、冥子お姉ちゃんが先に入ってきなよ」
「遠慮しないの〜。お姉ちゃんが体洗ってあげる〜」
「ちょ!お、お姉ちゃん!?」
「それとも〜、私と入るのが嫌なの〜?」
最近姉とお風呂に入ると、正確には姉の体を見るとドキドキしてしまう忠夫。冥子も12歳になり、胸が膨らみ始めているし、腰もくびれてきている。その上、周りはすでに一人でお風呂に入るのが当たり前になっているので姉と入るのが恥ずかしいと思い始めていた。しかし、冥子はそんなことを気にせずに一緒に入ろうとする。忠夫は抵抗して見せたが、それにより冥子が泣き出しそうになってしまい彼女の影がうごめき始める。式神が飛び出そうとしている上に女の涙に弱いのは男の性。結局忠夫は冥子と一緒にお風呂に入ることになってしまったのだった。
「あら?一緒に入るの?」
「うん〜」
「母さん・・・」
お風呂に向かう途中で百合子と遭遇する。忠夫はここで母が冥子に一緒にお風呂に入るのを咎めてくれることを期待し見つめるが、期待はあっけなく崩れ落ちる。
「別に反対はしないけど、せめて体はタオルで隠しなさい。いくら弟が相手だからって恥じらいを忘れてはいけないわ」
「は〜い!行きましょ〜。忠夫く〜ん」
「・・・はい」
今の忠夫のバックにはドナドナが流れているだろう。
シャカシャカシャカシャカ・・・
「かゆくない〜?」
「うん、大丈夫・・・」
洗っている最中、終始ドキドキしっぱなしの忠夫。冥子の体を洗っているときにタオル越しだけど触れた冥子の柔らかさにドキドキ。湯につかるときに冥子の体を見てしまいドキドキ、湯船につかっているときにどうしても見てしまう冥子の体にドキドキと心休まる時間がなかった。いつもと同じ時間だけしか湯船に浸かっていなかったはずなのに、のぼせたように頭がボ〜っとしている。いつの間に就寝の時間になっていた。
「じゃ、寝ましょう〜」
「うん・・・」
冥子の誘いに頭がのぼせている忠夫は生返事で返す。もぞもぞと一緒の布団に入り体を密着させる。このときもドキドキするかと思いきやそうではない。小さいころから一緒に寝ているために逆に安らいでいたりする。まるで赤ちゃんが母親に抱かれているかのように。このまま眠ろうかとしたとき、冥子から話かけられる。
「ねぇ忠夫く〜ん」
「何?冥子お姉ちゃん」
「もうすぐ〜、私達一緒に住めなくなるのよね〜?」
「・・・うん、父さんと母さんがそういってたね」
「私はもっと、ううん〜。ずっと忠夫君と一緒に暮らしていたいの〜」
「俺もだよ。お姉ちゃん」
冥子はどうしたら忠夫と一緒に暮らせるか一生懸命考えた。そして、ふと学校の話題を思い出し、閃いたのだ。
「私ね〜一生懸命考えたの〜。どうしたら〜、忠夫君と暮らせるかをね〜?」
「何か思いついたの?」
「うん〜。私と忠夫君が結婚すればいいのよ〜」
「結婚?」
「そうよ〜。結婚すれば〜、一緒に暮らせるわ〜。大樹父様と百合子母様も一緒に暮らしてるじゃない〜」
「そうだね」
自分の父親と母親を例に出されたことで、すぐに納得する忠夫。ただ、結婚したら一緒に暮らすとは限らない。仕事の都合で別居している人もいるし。それよりも二人はまだ結婚できる年ではないのだが、まだ結婚のことを二人は良く知らなかったのでどうしようもなかった。
「でも、結婚ってどうするの?」
「えっと〜、結婚式をあげるの〜」
「そうすれば結婚できるの?」
「そうよ〜。百合子母様に相談すれば大丈夫よ〜」
「そっか!」
「じゃあ、もう寝ましょう〜」
「そうだね」
「「おやすみなさい(〜)」」
こうして二人は就寝したのだった。尚、翌日に百合子に相談したところ、今の歳では出来ないことがわかりガッカリすることになる。その話を冥奈に話した百合子、否!話してしまった。
「へぇ。冥子と忠夫君がね〜」
「そうなのよ。あの子達よっぽど一緒にいたいのね」
「そっか〜、冥子と忠夫君がね〜」
「冥奈?」
「ウフ、フフフフ、ハハハハハ・・・クスクスクスクス・・・」
「め、冥奈さ〜ん?」
「百合子ちゃん?」
「ひゃい!!」
「その件を私に任せてもらえないかしら〜?」
「はい!どうぞどうぞ!!」
「ありがと〜。うふふふふふふふ・・・楽しみだわ〜」
百合子はこの時ほど冥奈が怖いと思ったことはないと後に語る。
――卒業式――
いよいよ冥子の卒業式の日、この記念の日に専業主婦である百合子はともかく、親ばかである大樹が参加しないわけがない。というか、行事には全て参加している。その行事前の大樹は凄まじく。片っ端から仕事を片付けて休暇を取るのだ。もちろん、有給休暇ではあるが。有給は行事に参加するためにあるといっても過言ではない。デジカメ、ビデオと準備は万全。動画も写真も任せろ!といった装備である。
「わ〜、冥子お姉ちゃん。なんか大人っぽいね〜」
「えへへ〜そうかな〜?」
「うん、とっても綺麗だよ」
「ありがと〜、忠夫く〜ん」
この日は冥子も忠夫もスーツを着込みおめかししている。忠夫はまだ幼いために可愛らしいといった感じ。冥子も童顔であるため可愛らしいのだが、普段と比べると大人っぽく見える。
「いってきま〜す」
「いってらっしゃい。後で見に行くからね」
「は〜い」
一足先に学校へ行く冥子。横島一家も少し遅れて外に出ると一台のリムジンが止まった。その中から出てきたのは冥子の実の母、六道冥奈である。
「百合子ちゃ〜ん。久しぶり〜」
「冥奈。久しぶりね。来ると思ってたわ」
盟友との再会を笑顔で果たす両名。大樹とも引き抜きの打ち合わせとしてすでに面識はあった。そして、冥奈の目が忠夫に向いた。
「この子が〜、忠夫君ね〜?」
「そうよ。忠夫、この人が冥子の母親の六道冥奈よ。挨拶しなさい」
「横島忠夫です。初めまして、冥奈さん」
「初めまして〜、冥子の母の六道冥奈です〜。冥子と仲良くしてくれてありがとうね〜」
少し緊張したような感じを受けるもきちんと挨拶をした忠夫に好感を抱く冥奈。
「いい子ね〜」
「まだまだやんちゃな子供よ」
といいながら息子を褒められて満更でもないらしい。こうして、冥奈を加えた一行は歩いて冥子の小学校に向かうのだった。
「卒業証書授与」
卒業式は6年生と5年生しか参加しない。(ちなみに作者の小学校は人数が少なかったので4年生も参加していた)
「冥子〜・・・大きくなって〜・・・うぅ、グス」
百合子の隣で大泣きしている冥奈。家のごたごたで直接会うことも出来なかったので、2歳までの冥子しか知らない。それから10年が経ち、立派に成長した娘の姿を見て感動して泣いているのだ。冥子が生まれたために十二神将は冥子に移っている。そのことを心底ホッとしている百合子だった。
「冥奈さん、泣き止んで」
「ありがと〜忠夫く〜ん・・・」
「わぷ!」
冥奈の隣、百合子とは反対側に座っていた忠夫はハンカチを取り出し冥奈に差し出す。だが、冥奈はそれを受け取らずに忠夫を抱きしめる。最初は驚いたものの忠夫は冥奈の背中を優しくさすってあげるのだった。
「六道冥子」
「は〜い」
卒業式でもそののほほんとした声は健在であったが、その目には涙が浮かんでいた。大樹は冥子の名前が呼ばれた瞬間にカメラを構え、壇上に冥子が立つとシャッターを連打する。冥子の姿を見てさらに号泣する冥奈。百合子もちょっと涙目だ。ただ一人、冥奈に抱きしめられている形の忠夫はよしよしと背中をさすりながら、離してくれないと冥子お姉ちゃんが見えないよ〜と思っていた。
卒業式も無事に終わり忠夫達は校門のところで冥子を待つ。教室では卒業アルバムにみんなで寄せ書きを書いている最中だ。やはり最後に別れを惜しんでいるのだろう。特に冥子は卒業したら六道本家に戻るのだから、ほぼ同じ中学に進む同級生達とは会えなくなるのだから。
「大樹父様〜、百合子母様〜、忠夫君〜」
「あ、冥子お姉ちゃんだ」
冥子はみんなとの別れを済ませ校門で待っていた忠夫達の元に駆け寄る。とそこにもう一人見知っている人を見つけた。
「お母様!?」
「冥子〜、今までごめんね〜。やっと一緒に住めるようになったの〜」
冥奈はそういって冥子を抱きしめる。今まで家の事情とはいえ一緒に住めなかった罪悪感と、これからは一緒にいられるという歓喜の感情が涙としてこぼれ出す。冥子はそれを包み込むように冥奈の背中と頭よしよしと撫で付ける。横島一家はそれを黙って見守った。
「今までありがとうね〜、百合子ちゃ〜ん」
「いいわよ。冥子はいい子だったしね。本当、娘にくれないかしら?」
「うふふ〜駄目よ〜。でも、いつかは・・・」
「そうね・・・」
「「ふふふふふふ」」
「なあ、おとん」
「なんだ?」
「俺、なんか悪寒を感じるんだけど気にせいかな?」
「・・・ガンバレ」
百合子と冥奈の会話は聞こえていないのだが、忠夫は悪寒を感じていた。大樹は妻達の笑顔になにやら悟ったらしく息子は苦労するだろうと確信するも、励ましの言葉をかけてやることしか出来なかった。
いよいよお別れである。といっても横島一家もこの後、六道本家の家の近くに引っ越すためにお別れとは言いがたいのだが、冥子が同じ家にいないのでお別れといってもいいだろう。
「今までありがとうございました〜」
「たまには遊びにきなさい」
「おう、いつでも大歓迎だぞ。お前は俺達の娘でもあるからな」
「はい!忠夫く〜ん、ちょっときて〜。」
冥子は大樹と百合子に挨拶をすますと忠夫を連れて少し離れた場所に移動する。
「忠夫君とは少し離れちゃうわね〜」
「うん、でも近くだからいつも会えるって言ってたよ」
「そうね〜。でも〜、一緒に暮らしたいの〜」
「うん」
「今はまだ無理だけど〜、いつか冥子をお嫁さんにもらってね〜?」
「うん、結婚して一緒に暮らそう」
「うん〜♪これは〜約束の証ね〜」
そういって冥子は忠夫の唇に自分の唇を合わせた。まるで結婚式の誓いの口付けを交わすように。
「横島忠夫、横島大樹と横島百合子の一人息子、父親と母親は凄腕のサラリーマンとOLだった。潜在能力は高いものとみなされる。これからの教育次第で伸びる可能性大。容姿・・・は関係ないので省く。性格、今日の態度からみて良し。冥子からの信頼度は最高。式神への理解度も最高。本人の霊能力、一般よりもかなり高い霊力を持っているも霊能は発現されていない。ただし、教育次第では一流の霊能力者になる可能性もある・・・か。うふふふふふふふふふふ・・・なんて優良物件なのかしら〜。さすが百合子ちゃんの息子ね〜。冥子との結婚相手に申し分ないわね〜。あの子も満更でもなさそうだし〜」
冥奈はノートPCになにやら物凄いスピードで打ち込むと百合子と本家にいるメイド、フミさんに送信した。内容はわからないが、それを受信した百合子とフミは冥奈と同じような笑みを浮かべ、周りの人がものごっつひいたという。唯一読み取れたのはプロジェクトMTMという名前だけだった。
「「「うふ、うふふ、ウフフフフフフフフフフフフ」」」
こ、怖ひ・・・(汗)
あとがき
なんか最後は黒くなったぞ!ラッフィンです。
今回はあまり進まなかったな〜。とりあえず、冥子が本家に戻るまでをかけたのでいいかと。当初の予定では前後編で終らせるはずだったのに何を間違ったのかまだ終わりそうにありません。下手すると中篇ではなく長編になりそうな気が・・・。
書いているうちにどんどんネタが増えていってしまう。気をつけねば!
では、次回は場所を六道本家に移します。それでは、次回にお会いしましょうw
レス返しです
鹿苑寺様
ふふふお望みの通りお風呂のシーンを書いてみましたよ!どうです!?
どうやらショタ神が降りてきてしまったようですが、次回は舞台を移して冥子が活躍?します。お楽しみに!
良介様
この場合は3人が名付け親になるんでしょうね。実は、私の本名も親がいくつか考えて霊媒師の人に見てもらって決めてもらったらしいですよ。
冥子が原作のようになったのは環境だと私は思います。
内海一弘様
予想通りです!といっても別れという別れではないんですけどねw
whiteangel様
嫉妬に気付かず修羅場突入!それが横島クオリティ!!
秋桜様
別に間違いがあっても自分の娘になるなら問題なしってことで!ある意味冥子は精神が幼いので大丈夫かと!
両方手を抜かずに頑張ります!
DOM様
私は原作の冥子は環境によって出来たと考えています。普通に友達とか出来てたら式神に依存はしなかっただろうし。
冥奈さんが黒いですw
太陽を射抜く者様
ちっとご希望の展開にはならなかったかな?これでも楽しんでいただければ幸いです。
趙孤某様
お久しぶりです。
そうですよね。美神最大のライバルになるでしょうね。なんせ、横島も冥子側にいることだしw