横島と雪之丞は二人仲良くランニング中ってことはなく・・・・
「ちくしょー!!入学式から遅刻だなんて!!」
「いそげ横島!!たしか集合は九時四十分ぐらいだったぞ!!」
かなりせっぱ詰まっているご様子です。
横島&雪之丞 極楽大作戦!!第二話
「なので〜〜皆さん〜勉学にはげんでくださバタン!!」
「「あ・・・・」」
体育館で理事長の間の延びた話を聞いていた生徒が話に飽きてきたころ、扉が勢いよく開いて二人の男が入ってきた。
もちろん横島と雪之丞だ。
どうやらもう式のほとんどが終わっているらしい。
周りの目が一斉にこちらに集まった。
「「・・・・・」」
周りの視線が痛い・・・・
「あーー・・・・そこの二人、名前と学科は?」
固まっていた横島と雪之丞だが先生の言葉に我に返る。
「横島 忠夫、霊能科です・・・・」
「伊達 雪之丞、同じく霊能科・・・・」
「えーと、霊能科の横島と伊達やな、とりあえずこの紙に書いてある出席番号のところに座っとってくれ。話はあとでたっぷりと聞かせてもらうわ」 「「はい・・・・」」
横島と雪之丞は先生の言うとおりに席に向かった。
「ボクがこの一年B組の担任になった鬼道 政樹や、よろしゅうな。」
横島と雪之丞は一年B組教室の机に座っていた。なんの因縁か知らないがまた同じクラスになったようだ。
「んじゃ、まずは自己紹介からや。じゃ一文字から」
「はい」
鬼道がそう言うと金髪で髪の毛をスーパーサ○ヤ人みたいに逆立てた少女が立ち上がり、黒板の前に立った。
「あたしの名前は一文字 魔理、えーと得意なことはケンカで・・・・とりあえず一年間よろしくお願いします」
パチパチパチ・・・・
言い終えると小さな拍手がおこり、魔理は席に戻った。
「次、江藤」
「はい」
「一年間よろしくお願いします!」
「これで自己紹介は終いや、あとは明日の予定やな」
全生徒が自己紹を終わらせた、が横島はとゆうと天井からつり下げられていた。
弓 かおりの自己紹介の時、横島は彼女に飛びかかろうとしたのだ。 しかし、これを予想していた雪之丞にあっさりと撃墜され今に至る。
「おい!雪之丞!!覚えとけよ!!」
「るせえ!!いきなり飛びかかるやつがあるか!?」
「しかたなかったんや〜〜〜!!美人なねーちゃんに声をかけるのは漢のサガなんや〜〜〜」
「てめえだけだ!!」
などと口論している二人を無視して鬼道は話をすすめた。
ちなみに横島は自己紹介していない、そんなことしなくてもこれをみれば一目瞭然だろう・・・・
彼が、超がつくほどのバカだということは・・・・
予定の報告も終わり、いざ帰ろうとした横島と雪之丞だが鬼道が二人を呼んだ。
「横島と伊達、さっきんことで話がある。こっち来いや。」
俗に言う呼び出しである。俺達、入学早々なにをやってるんだろうと思う横島と雪之丞だった。
「はあ・・・・疲れた・・・・」
「まったくだぜ!」
あのあと横島達は六道理事及び先生方に長々と(理事は文字どうり長々と)一時間ほどお説教を食らった。
おかげで昼飯をまだ食べていない。
「とりあえず飯にすっか?」
「そうだな」
「お前のおごりな」
「ちょっと待て!なんで俺がお前におごんなきゃならねーんだ!?」
横島の発言に雪之丞がくってかかる。
「だって俺金持ってねーし、それに誰かさんが時間、間違えたし」
「ぐっ・・・・!」
そんなら横島も時間確認しなかったから同罪のはずだ。
しかし二人の頭にそんなこと考える余裕はなかった。
ぐぎゅるううぅぅぅぅ!
二人分の腹がなる音が辺りに響いた。
「・・・・とりあえず貸しにしといてくれないか?」
「わかった・・・・」
今はとりあえず貸しにすることでこの場は収まったようだ。
「そういやさ横島バイトどうすんだ?」
雪之丞がコンビニで買ったパンを食べながら聞いた。
「そーだなあ・・・・どうしようか・・・・」
横島も雪之丞におごってもらったパンを食べながら答えた。
「一応、霊能科に入れられたんだから、そうゆうところでバイトしたっていいと思うぞ?それに自衛の法ぐらい覚えといたほうがなにかと便利だし」
「そうだけどさあ・・・・なんかなあ・・・・」
横島にしてみれば危険なことはしたくない。だがGSの依頼料の額は安い物でも数十万はする。
しかも今は金がなく早く仕事を見つけないと最悪、ナルニアに行かなくてはならないかもしれない。(両親は「困ったことがあったらいつでもこっちに来い」と言っている)危険なことはしたくない、でもいい生活がしたい、ナルニアに行きたくない。
どうするか悩む横島だった。
「じゃあさ、とりあえず話だけでもしてみないか?」
「そうするか・・・・」
横島達はパンを口に放り込むと教会へと歩いていった。
此処は雪之丞が居候させてもらっている教会である。雪之丞は横島がバイトを探していること。そして横島も霊能力者なんだから、自衛の法くらい覚えさせたほうがいいということを唐巣に説明した。
唐巣---唐巣 和宏は雪之丞の保護者である。神父と言うのはニックネームで実際は教会からは破門されている。 かなり金銭意欲がなく貧しい人からは代金を受け取らないことがある。
しかし雪之丞が教会に住むようになってからは、GS教会の方から仕事をまわしてもらっている。
といってもせいぜい五十万程度だが、神父はもともとお札など使わないし無駄な買い物をしたりしない。なので今では空腹でぶっ倒れたおれるようなことはない。
なので・・・・
「話は解ったよ、確かに偶然とはいえ霊能力に目覚めてしまったのだから、自衛の法くらい覚えてもいいかもしれないね」
「はあ・・・・そうですか・・・・もし働くとしたら、時給はいくらぐらいですか?」
「そうだね・・・・千円ほどでいいかね?」
「千円!?いいんですか、そんなに!!」
「もちろん、あと泊まりがけの場合こちらが宿の代金をもとう」
神父は今ではこんなに金をもってるのだ。
「ぜひ、働かせてください!!」
このとき横島の頭の中から『危険』の文字が消え、二つ返事で了承した。
「それじゃ詳しい説明は明日するから、今日はもう帰ってもいいよ」
「はい!それじゃあ、ありがとうございました!雪之丞もまた明日な!」 「おう!!また明日な!」
そう言うと横島は意気揚々と教会から出ていった。
〜続く〜
〜あとがき〜
どうも、拓哉です。
第二話、投稿です。
なんか以外と皆さんの反応がよくて、とまどってます。
この後の展開、正直悩んでます。
おキヌをどうするか・・・・美神との顔合わせはどうするか・・・・(一応、案はあります)
などなど問題だらけですが、できるだけ続けていきたいと思います。
ではレス返しを、
>>ラーメン大王様 はじめまして。
横島君は結局、神父のところでバイトです。
>>名無し様、>>紅蓮様、>>樹海様、>>幽霊爺様
はじめまして
えーとですね、自分の場合メモ帳で書いて確認をし、そのままコピー、ペーストしたため改行が変になったようです。
報告ありがとうございます。
以後気をつけます。
>>方向転換様
はじめまして
そうですね、兄弟子ってことになります。
多分そのころの話も書くと思います。(まあ実質、美神のがうえでしょうけど(笑))
>>Yした様
はじめまして
そのとおりです。雪之丞君は魔装術、会得できません。
そのかわりに霊波砲や、その他の技の習得&グレートアップさせる予定です。
>>ZEROS様
はじめまして
大丈夫です。此処の神父は原作とちがってぶっ倒れたりしません。
だけど、やっぱり貧しい人からは代金は貰いません。
>>アミーゴ様
はじめまして
そうなんですよね。でも、なるべく男臭くならないようにがんばります。
>>俊様
はじめまして
ここの横島は、ある程度までは自制ができます。
おキヌちゃんですけど、いまのところどうするか未定です。(一応、生き返ったら横島達と同い年にします)
>> とも様
はじめまして
一応神父のところでバイトが決定しました。
今では神父、結構金もってますので大丈夫です。
こんな作品ですけど読んでくださって、ありがとうございました。