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「ヒーロー真正!! エピソード五(GS+平成ライダー+色々)」

煌鬼 (2007-02-04 02:27)
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時空を越えて現れるは、三つの光。


太陽の神。戦いの神。呪われし神。


その三つの光が戦士と出会う時、奇跡が始まる。


真なる正義という・・・奇跡が・・・。


エピソード五 未来への軌跡(レール)


「ちょ、ちょっと待ってくれ!!話がサッパリ分からん、詳しく説明してくれ」
「あ、そうだったわね。それじゃ詳しく「ちょっと待ちなさい!!」・・・何?」


食って掛かる美神を見るルシオラ。その表情は、まるで恋人との語らいを邪魔された乙女のようだ(笑)。


「今アンタ、アシュタロスって言わなかった?」
「ええ、言ったわよ」
「アシュタロスって言ったら、魔神の一柱じゃない!!そんな超絶的な存在が支配されたなんて聞けば、普通驚くわよ!!ていうか、ダグバって横島君を殺そうとしている奴じゃない!!」
「ええそうよ。お父様に憑依したダグバは時間を掛けてお父様の心と身体を侵食していったの。お父様は自分がいずれダグバに飲み込まれるのを悟り、私たちをこの世界に飛ばしたの。この世界でクウガに選ばれた者に会うために」
「親父は自分の中のダグバを通して、この世界のクウガを探してたんだ。そして、ここに
ヒットした」
「それで、一気に飛んできたという訳でちゅ」


ルシオラたちの言葉を聞き、納得する皆。そんな中、ルシオラが横島の手を握り、彼を見つめながら問いかける。


「貴方の力がどうしても必要なの・・・・お願い、お父様を助けて・・・」


ルシオラの瞳から、涙が零れ落ちていた。横島はそれを見た瞬間、思わずルシオラを強く抱きしめた。


「え・・・え・・・ちょっと・・・」
「約束する・・・・・お前の親父さん・・・・・・俺が助けてみせる」
「でも・・・・・とても強いわ・・・・・・・」
「そんなもん・・・・俺がなんとかしてやる。俺を信じろ!!」


横島は言葉に込める力を込めると同時に、腕に込める力も強くする。


(あったかい・・・・・・これが・・・・・・男の人に抱きしめられるって事なんだ・・・・・・)


ルシオラは、その心地よさに身を委ねていた。そして、横島が離れるのと同時に、ルシオラはとんでもない発言をかました。


「・・・決めた。今日から私は、貴方の恋人になるから♪よろしくねヨコシマ♥」


その発言を聞き、横島は驚きの声を上げようとした。しかし、それを許す横島ラヴァーズではない。


「な、何言ってるんですか!!横島さんを最初に好きになったのは私なんですよ!!」
「せ、拙者も反対でござる!!先生は拙者の先生なんでござる!!」
「・・・燃やされたいの?というか、本気で殺るわよ♯」


三人がそれぞれ暴走モードに入りそうになると、ルシオラは横島の腕に抱きつく。


「べ〜た♪好きになったら奪い合いなんだから♪」


横島という盾を持ったルシオラは余裕そうだ。ただし、横島自身はもう精神的にいっぱいいっぱいだったが(汗)。


「美神さん!!」
「美神殿!!」
「美神!!」
「な、何よ?」
「お願いがあります(あるわ)(あるでござる)!!」


このキヌシロタマの発言が、翌日とんでもない事態を巻き起こすとは・・・・・誰も知らない。


翌日、横島は久々に高校へと来ていた。


「あ、横島さん。お久しぶりですね」
「横島サン。久しぶりですジャー」
「お、ピートにタイガーか。二人も修行明けなのに元気だな」
「学校は元気よく行かなくちゃ、つまらないですからね」
「ワッシは、早く昼になって欲しいですジャ」
「ん、どうしてだ?」
「いや、実は・・・・・琉朱菜サンに弁当を作ってもらったですケンノー・・・」
「お、よかったじゃねえかタイガー」


そう言って、ポンポンとタイガーの肩を叩く横島。GS試験前の横島なら妬みに妬みまくったかもしれんが、今の横島は大切な人がいっぱい(笑)いるためか、嫉妬心がサッパリ湧かないのである。そんなこんなで、三人は教室へと入っていった。


「おお横島。生きていたのか?」
「生きとるわ!!」
「横島君(横島)!!」
「あ、自由ちゃん。それに十兵衛ってうわ!!」


クラスメイトのメガネから視線を変えた瞬間、二人にタックルを食らい泣かれ横島は必死にナデナデするなりで機嫌を直すのに苦労していた。なんとか二人が落ち着いたのを担任が確認(笑)すると、朝のホームルームが始まった。


「お、そうだ思い出した。今日から転校生は二人増えるぞ。それも・・・・男子喜べ!!女の子だ!!」


担任の言葉を聞き、男子勢が咆哮を上げる。担任が声をかけると、ドアがガラガラを開いた。すると、肩で揃えられたショートカットの少女。そして、黒いロングの少女が歩いてきた。その姿を見て、横島と仲間たちが驚愕した。


「今日からこの学校で皆と勉強する事になったルシオラって言います、よろしく♪あ、先に言っておくけどそこにいるヨコシマは私の彼氏さんだから、手を出さないでね♪」
「今日からこの学校で皆さんとお勉強させていただく“美神キヌ”と申します。あ、幽霊時代に会った皆さんなら覚えてますよね♪」


あまりにも衝撃的な自己紹介に、クラス中が固まった。そして次の瞬間、爆発した。


「横島ーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!彼女とはどういうことだーーーーーーーー!!」
「お、おキヌちゃんが人間になってるーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!」


この二つの出来事でホームルームどころか、昼までの間授業が進行しなかった(笑)。そして昼休み。皆は騒がれるのが嫌なので屋上へときていた。


「は〜・・・・疲れた」
「お疲れ、ヨコシマ」
「お疲れ様です横島さん」


横島・キヌ・ルシオラ・ピート・タイガー・自由・十兵衛・愛子はそれぞれ弁当を広げていた。


「にしても、まさかルシオラがこの学校にくるとはまったく思ってなかった」
「あら、私が来て嫌だった?」
「いや、そんな事はねえけどよ」
「む〜・・・横島さん!」
「っておキヌちゃん?」
「私が作ったお弁当・・・食べてくれますよね?」


そう言って、おキヌは卵焼きを箸で取ると、横島に向けてあ〜ん攻撃を仕掛けた(笑)。そんな中、屋上への階段を誰かが猛スピードで駆け上げって来るのが分かった。皆がドアのほうを見ると・・・・・・ドアが吹き飛んだ。


「な、なんじゃ!?」


横島が驚きながら見ていると、そこには・・・・・・・ルシオラたちと同じ制服に身を包んだシロタマの二人がいた。


「やっほヨコシマ♪」
「先生、ここにいたでござるか」
「し、シロにタマモ!?お前らどうして・・・」
「あ〜・・・それは私から説明します。機能・・・・ルシオラさんに対抗したいために、私とシロちゃんとタマモちゃんで、横島さんがいるこの高校に行かせてもらったんです」
「・・・・・あ!!昨日美神さんに何か言ってると思ったら、それだったんだ」
「・・・横島さん。本当に人や人外のどちらにも好かれますねwというかまるで憑依されてる感じといってもいいんじゃないですか?」
「うっさい(汗)。俺はどこぞの“モ○タロス”やその他三体の“イマ○ン”に憑依された野○良太郎かい!!」
「こういうネタを沢山使う会話も青春よね♪」


横島とピートがなにやら危ない発言をしそれで愛子が青春タイムに入っている中、ルシオラが何かを感じ空を見た。すると、そこには暇そうに欠伸をしているべスパと羨ましそうにみるパピリオがいた。ルシオラはそれを見て呆れながら、二人を呼ぶ事にした。


「べスパ、パピリオ。下りてらっしゃい」


ルシオラの言葉に素直に従った二人は、皆のもとに降りてきた。


「姉さん、いくら一目惚れしたからって即座に行動に移りすぎだよ」
「というか、おもしろそうなとこに一人なんてずるいでちゅルシオラちゃん」
「ごめんごめん。そうだ、二人もご飯にしない?蜂蜜なら用意してあるから」
「お、いいのかい?」
「いいんでちゅか?」
「いいわよ・・・・ね、横島」
「ん・・・・ああ、全然構わねえぞ」


横島とルシオラがオッケーを出したことで、二人も混ざろうとしたその時・・・・。


≪ズガーーーーーーーーーーン≫


突如、強力な霊波砲が放たれた。横島が間一髪サイキック・ソーサーを展開させ、それを防ぐ。


「ヨコシマ!!」
「大丈夫だ!!それより、これを撃った奴は!?」
「・・・・・あそこでござる!!」


発達した嗅覚で霊波の匂いを感じ取ったシロが指差した先には、いかにもごつそうなアー○ルド・シュワ○ツネッガーみたいな外見の魔族が精霊石銃を構えていた。


「だ、誰だテメエ!!」
「そこにいるのは、創造主アシュタロスに反旗を翻した裏切り者【ルシオラ】・【べスパ】・【パピリオ】の三人だな!!」


魔族の言葉を聞き驚きの表情を浮かべる皆。しかし、そんな中冷静にルシオラは判断し、皆に小さく告げる。


「多分だけど・・・・・アイツはお父様を操っているダグバによって偽りの情報を教えられた魔族よ」
「ってことは・・・・・もう親父は完全に・・・」
「諦めるのは早いでちゅ。ヨコチマなら、クウガの力で助けられるはずでちゅから」


皆が戦闘態勢に入ると、魔族も銃を構えなおす。


「裏切り者と・・・・目撃者。この場で死んでもら<ヒュン・・・・・バシン>ぐは!!」


魔族が言葉を発しきる前に、突如下から銀色の鞭が放たれ、魔族の顔面を強打した。そのまま、魔族は横島たちとは反対の地面に叩きつけられた。


「だ、誰だ!!」


魔族が吼えるように叫ぶと、突如何者かが飛び出し、地面に降り立った。そこにいたのは・・・。


「ゆ、雪之丞サン!?」


そう、そこには銀色の鎧を纏ったギルス供ΑΑΑΠ肪雪之丞が立っていた。


「ゆ、雪之丞!!」
「おう横島。ここかお前のいる学校って?」
「あ・・・ああ。というか、何でここに?」
「ん・・・ああ、ちょっとここに案内してほしいって奴がいたから案内してたら、魔族が見えたんでな」
「そうか・・・・・というか、その案内相手は?」
「背中にいるぞ」


そう言って、ギルス兇背中を見せた。そこには・・・。


「やほーアル♪」
「く、クーちゃん!?どうしてここに?」
「昼休みを使って、ここまで来たアルよ。飲茶届けにネ」
「クーちゃん・・・・ありがと♪」


そう言ってピートがクーに近寄ると、頭を優しく撫でた。それにより、クーがほにゃ〜となってなり、和み空気になろうとしていた。しかし次の瞬間、クーの頬を何ががすり抜け、頬に傷が出来た。


「クーちゃん!!」
「だ、大丈夫アル」


ピートが何かの放たれた場所を見た。そこには、怒り心頭という感じの魔族が銃を構えたいた。


「こ、こんにゃろ!!」


その行為に横島たちも戦闘に入ろうとした・・・・・その時、とんでもない異変が起きた。


「・・・おいお前」
「なんだ?」
「・・・“俺のクーに何しやがった”・・・・このクソ野郎!!」


次の瞬間、ピートは目にも止まらぬ速さで瞬動を行い、魔族の顎にアッパーをかました。それにより、魔族は宙に浮かぶ。


「行くぜ往くぜ逝くぜーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!」


暴走的な動きで、更にラッシュをかけるピート。ダンピールフラッシュを拳に宿し、ただガムシャラに魔族を殴り飛ばす。


「さ、最初に出会ったピートみたいアル・・・」
「ぴ、ピートって昔は荒れてたんか!?」


クーの言葉に横島たちが驚愕する中、ピートは更に暴走速度を加速させる。


「いいか!!俺に前振りはねえ・・・・・・最初から最後まで、徹底的にクライマックスだぜ!!」


魔族が何か言う前に、ピートが最大出力のダンピールフラッシュを拳に集中させ、崩拳を叩き込んだ。それにより、魔族は爆発した。それと同時に、まるで力を使い切ったようにピートは倒れかける。しかし、それをクーがなんとか抱きとめた。


「ピート!!大丈夫アルか!?」
「・・・クーちゃん。・・・ごめんね、昔の癖が・・・・出ちゃったよ」
「私は気にしないアル。私はピートの許婚アルよ、どんなピートでも受け入れる覚悟は出来てるアル」


なんだか物凄くいいムードになってる二人は置いておき、ギルス兇亙竸箸魏鬚と、横島たちの方をへと近づいた。


「へ〜。アイツもキレるとマジで強いんだな」
「いや、アレはマジで怖いわw」
「というか、お前また女増えてないか?」
「またってなんだまたって!?」


横島と雪之丞がギャーギャー騒ぐ中、ルシオラがべスパの向けている視線に気づいた。その視線の先には・・・雪之丞がいた。


「ね〜べスパ」
「な、何よ姉さん?そんな変な声出して」
「出したくもなるわよ。人に一目惚れで行動起こしすぎって言っておいて、べスパだってたった今一目惚れしたじゃない」
「う・・・・しょ、しょうがないだろ!!なんか・・・・・・アイツに惹かれるんだから・・・ごにょごにょ」


あまりにもラブコメな展開に愛子が青春の咆哮を上げている中、今日もまた平穏?な日々をすごすのであった(笑)


あとがき
さ〜て久々に学校編を書いてみました。いや〜、今回は前からしてみたかった「おキヌちゃんを横島と同じ学校に通わせよう」と「おキヌちゃんを美神の義妹にしてしまおう」を書いてみました。色んなSSを見ていると、やはり六道女学院に通うのが多かったので、あえて違うパターンを試してみました。更に、遂にシロタマが後輩として参戦w横島を巡る恋愛劇はヒートアップでありますよ(笑)。

では、次回は久々に燃えるバトルを書こうと思いますwでは、次回まで!!

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