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!警告!ダーク、壊れキャラ有り

「GSもしも話5(GS)」

シマンチュ (2007-01-08 19:48)
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GSもしも話 ケース5
もしもヌルが・・・・・・


ドドドドドドド!!!

蛸の姿になったヌルの足から、大量の氷塊が撃ち出される。
氷塊は、地面を軽く貫くほどの威力がある。人間なら、簡単に穴だらけになるだろう。

「姫も横島クンも、マリアの後ろに隠れて!!
こんなの食らったら生身の人間はひとたまりもないわ!!」

美神はそう言いながら、マリアの後ろに隠れようとする。

だが・・・、


「美神さん!!」

横島が声を上げる。

それに気付き、後ろを見ると、無数の氷塊が自分めがけて飛んでくるのが見えた。

「やば!?」

とっさに回避行動に移るが、到底間に合わない。

数瞬後に起こる出来事を予想し、目をギュッとつぶる。

ギンギンドスドスガキンドスガギギギギ!!

硬いモノ同士がぶつかり合う音と共に、何かが肉を貫くような音が聞こえる。
だが、生々しい音とは裏腹に、美神の体に痛みはない。

恐る恐る眼を開ける。

「よ・・・横島クン・・・・・・」

自分の前には、右手に栄光の手を構えた横島の後ろ姿があった。

その横島の背中からは、人間には存在しないモノが幾つも生えていた。

冷たく、それでいて鋭いその塊から、赤い雫がぽたぽたと滴り落ちている。

横島の青いGジャンが、どんどんどす黒く染まっていく。

それを見た美神の頭の中は真っ白になった。


横島の膝が折れ、その体が後ろに倒れてくる。
栄光の手は、すでに消えていた。

「横島クン!!」

それをとっさに支える美神。

横島の体には、無数の氷の塊が突き刺さっていた。中に着ている白いTシャツは、もはや赤色に変わっている。

カオスがすかさず近づき、脈と瞳孔を調べる。

「気の毒だが・・・・・・死んでいる」

カオスの言葉を、美神はすぐに理解することが出来なかった。


「・・・・・・死・・・・・・・・・・・・・・・」


シンダ?


ダレガ?


ヨコシマクンガ?


ウソデショ?


ソンナワケ・・・・・・・・・・・・・・・


「横島クン・・・・・・」


顔色は、すでに土気色


息もしていない


体もどんどん冷たくなっていく


「うそ・・・・・・」


横島はもういない


ここにあるのは横島の抜け殻。ただの肉の塊


もう二度と、動いてはくれない


もう二度と、話しかけてくれない


もう二度と、傍にいてくれない


思い浮かぶのは、横島と一緒に居た出来事


セクハラするときの、いやらしい顔


泣き喚く、情けない顔


子供のように、すねた顔


そして、


心を暖かくしてくれる、屈託のない優しい笑顔――――――――――――――


ブチン!!


頭の中で、何かが切れた音が聞こえた。


「ヌルゥゥゥゥゥゥ!!!!!」


横島を殺した敵に向かい、全力で駆け出す!


「まて、ミカミ!!」

「いかん!!頭に血が上っている!!」

後ろで誰かが何かを言っているが、もはやどうでもいい

頭の中は、相変わらず真っ白で、体は溶岩が流れているかのように熱い

もう何も考えられない

考えたくない

頭の中にあるのはただ一つ

あのクソ野郎を殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺してコロシテ殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺してころして殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺してコロシテ殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺してころして殺して殺して殺して殺して殺して殺してころして殺して殺して殺して殺して殺して殺してコロシテ殺して殺して殺して殺して殺して殺してコロシテ殺して殺してころして殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺し尽す!!!!!


『ほほほほ、そう怒らないでも。
すぐにあなたも殺してあげますよ』

うるさいうるさいうるさいうるさいうるさい!!

殺すのはこっちだ!!貴様は目障りだ!!死んでしまえ!!

キエロ!キエロ!キエロ!キエロ!キエロ!キエロ!キエロ!キエロ!キエロ!キエロ!キエロ!キエロ!キエロ!キエロ!キエロ!キエロ!キエロ!キエロ!キエロ!キエロ!キエロ!キエロ!キエロ!キエロ!キエロ!キエロ!キエロ!キエロ!キエロ!キエロ!キエロ!キエロ!キエロ!キエロ!キエロ!キエロ!キエロ!キエロ!キエロ!キエロ!キエロ!キエロ!キエロ!キエロ!この世から消えてなくなれ!!!!

『ほほほほほ』

タコ野郎が、足を一本向けてくる

それがどうした、かんけいない

何一つ躊躇せずに、距離をつめる!


『これで終わりです。炎の足!!!!


え゛!?


「ちょちょちょ、そこは雷の足のはずキャーーーー!!!???」


ぼ〜〜〜〜〜〜〜


みかみれいこは、たこのほのおにやかれて、はいになってしんでしまいました(まる)


GS美神 極楽大作戦       


『あれ?』

そのあとには、タコ足を突き出した格好で固まっているヌルと、

「・・・・・・・・・」

「・・・・・・・・・」

「・・・・・・・・・」

ぼーぜんとしているカオス、マリア、姫の三人の姿があった。


すきま風がピュ〜ッと吹いた。


ヌルはどこからか本を取り出す。

ちなみに、『GS美神17巻 ある日どこかで(その7)台本』などと書かれているが、無視してあげよう。

ぱらぱらとページをめくる。タコの足でどうやってめくっているのか永遠の謎であるが。

そのページをめくる足(手?)が止まる。

『・・・・・・・・・・・・・・・・・・・』

そのまま固まるヌル。

体から汗(たぶん、成分は海水と思われる)が吹き出しているのは気のせいだろう。

『もしかして・・・やっちゃった・・・・・・・・・?』

恐る恐るたずねる。

「そのようだな」

「そのようじゃな」

「イエス・プロフェッサー」

またしても、すきま風がピュ〜ッと吹いた。ここは地下のはずだけど・・・・・・。


『・・・・・・・・・』

「・・・・・・・・・」

「・・・・・・・・・」

「・・・・・・・・・」

『・・・・・・・・・』

「・・・・・・・・・」

「・・・・・・・・・」

「・・・・・・・・・」

『・・・・・・・・・』

「・・・・・・・・・」

「・・・・・・・・・」

「・・・・・・・・・」


『死ねーーー!!ドクターカオス!!!!』

「カオス殿!危ない!!」

「マリア!!奴を抑えていてくれ!!」

「イエス!!ドクターカオス!!」


何事もなかったかのよーに、戦闘再開する四人。

全員の後頭部にでかい汗が見えたのは眼の錯覚だ。


『グアアアアア!!!!』

あとは原作どうりに、カオスの銃弾を食らい、地獄炉に吸い込まれるヌル。

「むなしい勝利だった・・・・・・」

「あの・ドクター・カオス・・・・・・」

なんかかっこよく黄昏ているカオスに、マリアが話しかける。

「ん?どうした、マリア?」

「マリア・どうやって・帰れば・いいの・ですか?」

「・・・・・・・・・」

痛い沈黙が流れた。


ちなみに、未来の美神の事務所では、

「ふえ〜〜〜〜〜ん!!
みかみさ〜〜〜ん!!
よ゛こ゛し゛ま゛さ゛〜〜〜ん゛!!!!」

ぐほ!?いやげふ!?わしのごは!?せいではがは!?ぶべら!?た・・・うぎゃ!?たす・・・あべし!!??ひぎゃぎゃぎゃぎゃ!!??

大泣きしたおキヌが、全身から真っ黒いオーラを噴出しながら、某最強の生物張りの戦闘力で、カオスを半殺しにしていた。

あ、世紀末な救世主の暗殺拳も使ってる。すごいね、おキヌちゃん♪


その後、死津喪比女やフェンリル、アシュタロスなどによる大事件が起こったりしたが、黒と化したおキヌの活躍で、すべて撃退に成功。

だが、事件にかかわった者は神族魔族人間その他敵味方誰一人例外なく全員が恐慌をおこし、トラウマを作り、精神病院に入院したり、ひどい者は精神崩壊したりしたが、まあ、そのへんはどうでもいい話である。

ちなみに、マリアがいなくなったドクターカオスは、生活費を稼ぐことが出来ず、どこぞでのたれ死にかけているとのことだが、最もどうでもいいことである。

さらにどうでもいいが、サッちゃんなる魔族が、自分の後釜にとおキヌを熱心にスカウトするのがたびたび見られたそうだが、それを引き受けたかどうかは神魔族上層部しか知らない。


GOOD END?


おわれ


あとがきっぽいもの
あ・はっぴ〜にゅ〜いや〜〜!!
久しぶりに電波を受信したシマンチュです。
正月は、親戚の家行ったりして大変でした。
去年は専門学校卒業したり、わが姉は二人目の子供を出産したりするし、いろいろあった一年でした。
今年も楽しく、しかし、こんな電波受信してて人としてどうよ?と思いつつ、頑張ってすごしたいと思います。
・・・四月に妹が来て、わが怠惰なる一人暮らしに終止符が打たれることが確定してますが(泣)。
皆さんも、今年一年頑張れることを願いつつ、また今度!!

しかし(SS書くの)ヘタだね、どうも・・・・・・

うぐぅ!?この七が付く暗殺者め!!言われんでも知っとるわい(爆泣)!!

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