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▽レス始

「マウチュ! 天使と悪魔な女の子『1−2』(GS)」

缶コーヒーのボスの手下 (2007-01-05 00:50/2007-01-08 00:02)
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季節のせいか、まだまだ空の暗い時間、その少し大きな瞳は開かれた。白い天井は少女がいつも見るものと変化なく正面に構えている。
時刻は六時半といったところで、まだまだ余裕がある事を確認しつつ、マウスは温かい布団をのけた。体が冷たい空気にさらされる。
でも、気温の変化に強い彼女の肉体は寒さに震えることなく、ベッドを降りて背伸びをする。今日は気持ちの良い朝だ。
とはいっても、最近は大抵、毎日が気持ちの良い朝であった。充実した日々を送っている証拠である。


新!? GS美神極楽大作戦 マウチュ! 天使と悪魔な女の子
               Act.機櫚供仝什漾 粗常〜


少女、マウスの朝は早い。家の住人の中で誰よりも早く目覚め、一時間ほどすれば起きてくるだろう他の住人の食事を用意するのだ。
十分に覚醒した眼で大きな冷蔵庫の中身を確認し、手ごろな食材を取り出して、必要であればその細い腕で包丁を振るう。
だが調理はまだしない。何故なら住人が起きてくるのは一時間ほど先のことで、今調理しても冷めてしまうだけだからだ。
変わりにウィンナーや卵といった食材を取り出し調理して、自分が学校で食する弁当のおかずを揃えていく。
普通程の大きさの、可愛らしいピンク色の弁当箱におかずを隙間なく、無理なく詰め、見た目の整ったできに、ちょっと心弾ませる。

「まだまだ時間はありまちゅねぇ……」

そう思い思考を巡らせて、一つの答えを導き出す。

「うん。今日はおにぎりにちまちょう♪」

決まれば早い。適度に味の付いたお気に入りの味付け海苔を棚から下ろし、弁当箱の大きさに見合わせたコシヒカリを掴む。
程よく形のまとまった米に海苔を付けると、弁当箱の丸みに合わせた円形のおにぎりが出来上がる。これを四回ほど、繰り返した。

(もう起きとったか、マウス)

(お爺ちゃん、おはようございまちゅ)

(うん。おはよう)

体内で目覚めたもう一つの意思に朝の挨拶をした時には、暗かった空に朝日の紅色が差していた。
マウスはかなりの値段になるであろう高級そうなジョウロに水を入れて、庭の植物たちに水をやる。
愛情一杯に育てられた数種類の花が微かに輝き、朝日を反射した。そんな花の笑顔に、同じくマウスは笑顔を返す。
家に入ると、時刻は七時十分を少し過ぎていて、マウスは下ごしらえのみに止めていた食材の調理に入った。
下ごしらえとはいっても、それが必要なのは一品だけ。それはさやいんげんをゴマと少量のマヨネーズであえたもので、美味い。

十五分の後、出来上がったものを器に注いでいく。木製の階段から誰かが降りてくる足音が響いた。
亜麻色の髪の、パジャマ姿の女性がその姿を現す。女性は朝食の用意をするマウスへ近づき、ニコリと微笑んだ。

「おはよう、お姉さま♪」
「おはようでちゅ。令子ちゃん」

令子と呼ばれた女性、美神令子はマウスよりずっと背が高く、大人である。だが、年齢で言えばマウスの方が高齢だ。
だからこそのお姉さま、なのだが、如何せん何かが間違っている気がしてならない。最もマウス自身が気にしていないので良いのだが。

「飲み物は?」
「紅茶をお願い」

「かちこまりまちた!」

見た目も口調も、高齢であるなどとは到底思えないマウスであるが、家庭的なスキルは美神の遥か上を行く。
類まれな料理の腕を初めとして、紅茶やコーヒーなどを淹れる技術も高く、味の強弱、温度の調節まで完璧ないつでもお嫁にいけるレディなのだ。

(そのせいか求婚を求められる事が多く、育ての親としては心配でならん)

(誰と話ちてるんでちゅか?)

……少し爺の邪魔が入ったが、間違いではない。見た目は子供だとしても、マウスは幅広い年齢層にモテるのだ。男女関係なく。

「ジェラシー感じるわね」
「どうちたんでちゅか、令子ちゃん?」

だが、幅広くモテるのが良いことであるとも限らない。何故ならマウスは、女性にも本気で惚れさせてしまうからだ。
二ヶ月ほど前からマウス家の住人として暮らしている美神を始め、マウスに恋焦がれる者は後を絶たない。
特にマウスが通う学び舎である、六道女学院でのマウスの人気は相当なもので、学園中に百合の種を撒き散らす始末。

「今日の考査は大丈夫?」
「はいでちゅ!」

冬休みを目前に控えた今、六道女学院は期末考査中だ。月曜、火曜の二日が学力考査のペーパーテスト、水曜の今日は実技考査となっている。
今年の春に転校生として六道女学院の門を叩いたマウスの成績は、ペーパーテスト、実技共に他の追随を許さない。
ドクター・カオスの二代目としてだけあって学力は相当高く、また既に除霊業務に携わっているため実技にも抜かりないのだ。

「たくさん勉強ちまちたから、大丈夫でちゅ」
「その調子よ。頑張ってね」

マウスはまだ中三だが、テストの成績によっては、特別にGS試験を受けられる事が決まっていた。恐ろしく困難な飛び級である。


食事を終え、余った時間で二人が寛いでいた時、少し音量の高いインターホンが鳴り響く。それは待ち人の到来を意味するものだ。

「それじゃあ行ってきまちゅね」
「いってらっしゃい」

マウスは学校用に使っている藍色のカバンを掴み、植物等の細かい装飾が光る玄関へと赴いた。
一部がバリアフリーとなっている段差に腰掛け、手作りのバランス性に特化した靴に足を入れる。足に、良くフィットしている。
靴を履き終え立ち上がると、中からは押して開くタイプのドアに軽く体重をかけて、その先で待っている友達に挨拶をした。

「おはようでちゅ」
「うふふ〜。マウちゃんおはよう〜」

(相変わらず間延びした口調じゃのう)

(それがいいんじゃないでちゅか)

マウスの挨拶に柔らかい声で応答した少女の名は、六道冥子。オカルト界において最も有名な血の一つを持つ中学三年生である。
彼女はマウスが転校したその日に友達となってからの仲。学園内で最も仲の良い友達の、つまりは親友だ。

「なんだか今日は降りそうなのぉ〜」

空を見ながら言う冥子。幸せ一杯の意が伺える笑顔は柔らかく、マウスの持つ可憐さとはまた別の優しい雰囲気に満ち満ちている。
それというのも、彼女が振りそうだと言ったのは雨のことではなく、冷たく白い、ゆっくりと舞い落ちるもののことを指すのだ。
その人間性からか、それとも式神使いとしての習性なのか、常に自然と戯れるようなのびやかさが、驚くほど正確に天候を捉える事をマウスは知っていた。

「冬の風は心に染み入りまちゅ。特に今日は、何かが起こりちょうな気がちていまちた。雪の事だったんでちゅね」
「それだけじゃない気がするわぁ〜」

四つの季節の中で、最も異彩を放つ冬の空の色を眺めながら、マウスは冥子の言葉に耳を傾ける。

「今日は素敵な、とっても不思議な事が起こる気で一杯なのぉ〜。インダラちゃんもぉ、すごく機嫌がいいものぉ」

冥子の後ろに四本足で立つ馬インダラ。六道の息女に当たる、冥子が従える十二神将という強力な十二の式神の内の一匹だ。
確かによく見てみれば、誇りを胸に抱いている高貴な表情が少し解けていて、親しみ易いイメージを感じられる。マウスは微笑んだ。

「インダラ、おはようございまちゅ。今日もマウチュを乗せて下ちゃい」

了解とばかりにインダラが唸った。ご丁寧に体を横に向け、乗るようにと首を動かす。
先に冥子がインダラにまたがった後、マウスもさわさわした毛並みの上に体を落ち着かせる。
二人仲良く馬にまたがり、ゆっくりと優雅に、のびやかに通学路を行くのが、半年近くなる二人の登校風景だった。

「毎日が素敵な日々だと思っていまちゅ。でちゅから……」

一粒の白が、マウスのスカートの上へ舞い降りる。それは彼女の髪の色とは違う色の、空から振ってきた白。

「これ以上マウチュが幸せになるより、マウチュの好きな皆がもっと幸せになれた方が、一番だとマウチュは思いまちゅ」
「……そしたらぁ〜、マウちゃんはどうするの〜?」

自分の幸せよりも他人の幸せ、そんな取り方が出来ないこともない。だけどマウスは、偽善者にはなれない。

「幸せは、皆が分けてくれまちゅ」

幸せでありたい思い。幸せであって欲しい意思。共に幸せであることを、マウスは願って止まない。

「マウチュは、どこでだって生きていけまちゅ。だから一番生きていたい場所で、生きていたいと思うんでちゅよ」

ゆっくりと、インダラは歩き出した。雪の降り出した通学路を、今日も歩んでいく。

「うふふ〜〜」


「ちーっす」

インダラに任せて、しばらく道を行った五分後のこと、髪を立たせた背の高い少女が二人に声をかけた。

「ちーっちゅでちゅ」
「あ、魔理ちゃんじゃなぁ〜い。おはよ〜」

一文字魔理は冥子と同じく、マウスにとって転校初期からの友人の一人だ。
その性格は男勝りそのもの。むしろそん所そこらの男子よりも遥かに漢と言えるほどの意思とプライドの持ち主である。

「今年も遂に積もりそうだし、何か気持ちいいんだけど」

先程の二人のように、空を見上げる魔理。ちょっとずつだった雪は大分勢いを増しており、道路の隅には既に積もりつつあった。

「やっぱ寒いのは変わらないんだよなぁ。まったく、二人が羨ましくてたまんねーよ」

魔理がそう言うのも無理はない。何故ならマウスと冥子の二人は、夏の激しい暑さにも、冬の厳しい暑さにも、まるでこたえないのだ。
いや、むしろそれを楽しむかのように日々を送っている。マウスの場合は魔族である体質から、冥子の場合は育った環境からであろう。

「インダラ、魔理ちゃんも乗せてあげてくれまちぇんか?」

マウスが語りかけると、インダラは素直に従い、尻尾を水平に浮かせた。十二神将ならではのスペース増築法である。

「サンキュ、マウス」
「お礼ならインダラに言ってあげて下ちゃい」

インダラを含めた十二神将は、冥子に次いでマウスに良く懐いている。そして、

「確かに。サンキュ、インダラ」
「うふふ〜。マウちゃんへの忠誠心の賜物よぉ〜」

十二神将以上に、冥子はマウスに懐いている。むしろ愛している。常識知らずの箱入り娘には、相手が女か男かなど関係ないのだ。
それは決して理由なきものじゃない。冥子がマウスを好くのには明確な理由が存在しており、だからこそ真に愛があると言える。

「マウちゃんらぶぅ〜」

(本当に、相変わらずじゃな)

「大分方向性を間違えてる気がするけど」

冥子はマウスに会うまで、学園に友達がいなかった。六道の姓が持つ圧力と、十二神将の迫力に周りが耐えられなかったからだ。
そんなこんなで寂しく送っていた学園生活だったのだが、それが、マウスとの出会いで一変することになる。
学園で初めて友達が出来ただけでなく、それから増えていったマウスの友達までもが、冥子と友人関係を築いた。
それは、間に立って奮闘してくれた、マウスの努力が生んだ絆であると冥子は信じている。

「まぁ、それを知ってて受け入れてるマウスもマウスだし、他の奴らと比べたらずっとマシだよな」
「誰かが自分を好きでいてくれるのは嬉ちいでちゅから。ちょれに、マウチュは自分に嘘を付きたくありまちぇん」

マウスは、自分に向けられる好意をある程度把握しているが、ケジメをつけたりしない。
一番生きていたい場所で生きていたいとは、彼女の生き方に他ならない。それは、果てしなく素直な生き方だった。

「まったく可愛い性格してるよ。恨めないどころが、好かれてばっかだし」
「魔族も人間も素直が一番でちゅ!」

マウスは自分を隠さない。だが、それでも彼女は学園のアイドルである。

(魔族は人間よりも純粋なんじゃよ。それでも、例外じゃとは思うがな)

「同感。例外も例外だって。魔族の生徒ってだけでも前代未聞だぜ?」
「だけの他って何でちゅか?」

アイドルたるマウスの所為は、珍しい魅力を数多く持っているところにある。
特に大きいのは、六道女学院で人気のあるとされるGS美神令子の弟子(実際には大きく異なる)という立場だろう。
モデル並のスタイルを持つ凄腕GSの、才能に恵まれた弟子、そうTVで放映されてからは大変だった。
美神が難しい依頼を数多くこなしていく上で、手作りの銃を片手に活躍する美少女という立場はあまりにも美味し過ぎたのだ。
美しさに長けた美神と可愛さに長けたマウスのコンビ(誰かが忘れられている)は、マウスの人気に最高級の馬車をかけたに違いない。

「ん? そーだなぁ……。まず、自分の使う道具を全部自分で作ってて、しかもそれがやたらすげぇのが前代未聞」

人間の使う霊的アイテムが魔族であるマウスに使えるはずもないのだが、マウスは自分の使う道具を全て自作する。
中でも最高傑作なのが彼女が肌身離さず所持する魔銃、マウスブラスターだ。これはGS界でも非常に高い評価を得ている。
他にも彼女が制作した発明は数多く、極少数だが市販化されたものさえあり、実はその収入がとんでもない。

「前にあげたグローブは気に入ってくれまちたか?」
「それそれ! あれ最高なんだよ。この前なんか低級霊がデコピンで吹っ飛んだぜ!」

マウスが前に魔理にあげたもの、それは格闘を主体とする彼女の特性に合わせたグローブだ。その名をブレイブエンチャント。
使用者の霊力を垂れ流さずに溜め込み、攻撃時に力の入れ具合に合わせて放出するという代物。一撃必殺の威力がコンセプトである。
また、霊力放出量をレベル0〜10で調節でき、安全対策のために未使用のまま十分が経過するとレベルが0に落ちる。

「でもあれ、本当にタダで貰って良かったの?」
「はいでちゅ。自分の物を作るより、友達のために作るほうが楽しいでちゅから」

(うむ。確かにそうじゃな)

マウスは楽しめない発明はしないタイプで、だからなのか彼女の発明には必ず遊びの要素が含まれている。
グローブ、ブレイブエンチャントの場合は、その頃マウスが横島と遊んでいた格闘ゲームの主人公キャラが使う必殺技『波動拳』が使えるというものだ。
接近戦に限られる霊的格闘スタイルの魔理にとってこれは非常に嬉しい要素である。因みにレベル10の状態で使うと真空波動拳が出る。

「(……波動拳恥ずかしかったけど)」

なんて欠点があったりなかったりだが、普通に霊波砲も撃てるようになっているので特に問題ない。

「それと、体の中にもう一つ魂が入ってるって言うのが前代未聞」

(ロイヤルスイートじゃぞ)

「羨ましいわぁ〜」

マウスの体内には過去にヨーロッパの魔王と呼ばれた天才、ドクター・カオスの魂が住んでいる。実にハイブリットだ。

「でも困ることも多いでちゅよ」
「うん。それは知ってる」

マウスとカオスは視覚を共有している。それが一番の問題であった。
着替え時や入浴時などはマウスから一方的に視覚共有をシャットアウトすることで見られずに済むのだが、突然の事態に対処できない。
この前は風呂上りの美神をモロに目撃してしまい、やり場のない怒りに横島が八つ当たりされるという事件もあった。
その他にも、マウスの視線=カオスの視線であるために発生した事件は後を絶たない。
唯一の救いといえば、カオスがマウスクラスの『女の子』にしかほとんど興味を持たなくなったことだろうか。(むしろもっとヤバイ)

「後、冥子と十二神将に乗って登校ってのが前代未聞」
「うふふ〜」

話している合間に付いたのか、インダラが開いた校門をくぐる。見た目の目立つその姿には、既に多くの視線が向けられていた。

「おはようマウ。それに冥子と一文字さんも」
「おはようございまちゅ」

「おはよう、マウスさん」
「おはようございまちゅ先生」

「マウ先輩、おはようございます」
「おはようございまちゅ」

「おはようございます、お姉さま」

(百合じゃな)

「御機嫌ようでちゅ」

(百合ってなぁにぃ〜?)

挨拶の嵐も見慣れたものだろう。体が小さくとも、マウスは憧れの的である。それに胸はデカイ。

(Cカップじゃぞ)

「黙れでちゅ」
「その身長でその大きさとか、ある意味前代未聞」
「クラスでは一番大きいのよぉ〜」

三十人クラスの内、マウスは背の順で前から二番目。だが胸の大きさはトップ。全校生徒の中でもトップクラスの秘宝である。

(Cカップじゃぞ)

「五月蝿いでちゅ」
「形もいいのよぉ〜」
「……セクハラかよ……」

テレビに出てからというもの、ストーカーが後を絶たない。

(全員半殺しにしたぞい)

「今頃牢屋に入ってまちゅ」
「マウちゃんらぶぅ〜」
「自業自得だな」

日本に来てからというもの、覗きが後を絶たない。

(前に半殺しにされていたぞい)

「美神ちゃんがやって下ちゃいまちた」
「この前マウちゃんとお風呂に入ったのぉ〜楽しかったわ〜」
「横島さんのことか……」

レズが後を絶たない。

(此処にはたくさんおるの)

「皆マウチュに良くちてくれまちゅ」
「レズってなぁにぃ〜?」
「お前のことだっつうに」

……レズが後を絶たない。

(『此処』にはたくさんおるの)

「何で繰り返すんでちゅか?」
「何でかしら〜?」
「…………」

…………レズが後を絶たない。

(レズに素直になれん者もおるようじゃの)

「そうなんでちゅか?」
「勿体無いわぁ〜」
「…………」

…………………レズが素直にならない。

(そろそろ折れたらどうじゃ)

「マウチュは答えを待っていまちゅ」
「マウちゃん優しいのぉ〜」
「…………」

「さっきからどうちて黙っているんでちゅか?」
「…………」

「どうしてぇ〜?」
「…………」

一文字魔理、心に住み着いた属性に染まれない少女であった。


「今日の朝はそんな感じでちゅ」

『……ふぅん』

いつものように、森で語り合う二人。話の内容は今日の登校時の出来事だ。

『それで、試験の方はどうだったの? うまくいった?』

「はいでちゅ! これからお話ちまちゅね」


☆後書きコーナー   byマウス&タマモ


「あけまちておめでとうございまちゅ」

『今年もよろしくお願いするわ』

「ちゃてちゃて、今回はマウチュの紹介を主題にちたようでちゅ」

『そうみたいね』

「展開の進展がない淡々とちた話でちたから、少ちでも面白くちようと作者ちゃんが頑張ってまちた」

『むしろオリジナルの小説を書くほうが得意らしいから、二次創作でもオリジナル色が強くなる傾向にあるそうよ』

「作者ちゃんは和むギャグしか書けないから大変だったちょうでちゅ」

『確かにツボに嵌るようなのはないわね』

「涼しげな雰囲気から明るい雰囲気に移行ちゅるのが味噌だちょうでちゅ」

『学校に行くのにこれだけ文字数使うのはSSとしては珍しいんじゃない。いいか悪いかは置いといて』

「……悪かったんでちゅか?」

『……満点……だと思う』

「よかったでちゅ」

『…………』

「それでは次のコーナーに移行ちまちゅ」


☆ご返答コーナー   byマウス&タマモ&冥子


ハーリンちゃま

「今日はゲストを呼んでいまちゅ」

『大体予想できるけど』

「冥ちゃん、出てきて下ちゃい」

「うふふ〜」

『本編に登場したキャラクターした出れない仕組みね』

「冥ちゃんをロリ化ちゅるのは当初から決まっていたんでちゅが、マウチュと同学年にちようと考えたのはハーリンちゃまの感想を読んでからだちょうでちゅ」

「どうもありがとうございましたぁ〜(ぺこり)」

『(ぺこり)』

「これからも数人、原作とは設定を変える予定みたいでちゅ」


ZEROSちゃま

「ヨコチマが霊力に目覚めたのは、美神ちゃんが受けたある仕事の中ででちゅ。九割がた構想を練り終えているので、いちゅか外伝とちて公開ちゅるちょうでちゅ」

『ホラー要素が強いそうね』

「怖いわぁ」

「……本当に怖かったんでちゅよ。今でも時々うなされまちゅ」

『前に言ってたわね』

「はいでちゅ。日本ホラーみたいな雰囲気で怖がらせる感じでちゅ。特にラストは本気で怖いんでちゅよ」

「マウちゃん可哀そう〜」

『……ちなみにマウスはまだGS試験を受けていないわ。それでも除霊業務に付いているのは、マウスが自分から協力してるから』

「はいでちゅ」


somosomoちゃま

「ヨコチマのエピソードに関ちては上のZEROSちゃまへの返答で少ちだけ話ちているので参考にちてくだちゃい」

『簡単に言うとホラー要素の強いオリジナルエピソードよ』

「ほんの少ちでちゅけど、あの無名警備員も登場ちまちゅ」

「話の完成度には自信があるのよぉ〜」

『……(冥子は出てこないはずではと思っている)』

「ヨコチマの貴重な見せ所の一つでちゅ」

『……(自分の活躍はいつだろうかと思っている)』


DOMちゃま

『前回の反省を活かしてみたつもりだけど、これでいいの?」

「クールビューティーをいかに表せばいいのか、難ちいと作者ちゃんは試行錯誤ちたちょうでちゅ」

『……にしては出番がほとんどないけど』

「タマちゃんの出番は次回と次々回にたくちゃんあるちょうでちゅうよ」

『……(結構嬉しい)』

「私の出番もあるかしらぁ〜?」

「冥ちゃんは全キャラの中でもかなり安定ちゅるちょうでちゅ」

『私は?』

「タマちゃんは長さに違いはありまちゅが、毎話一度は出番があるみたいでちゅから、かなりメインでちゅ。ついでにヨコチマは、ある時とない時で差が激ちいちょうでちゅ」

『どのくらい?』

「主役だったり、台詞もなかったりでちゅ」

『……極端ね』


☆次回予告コーナー   byマウス&タマモ


「次回は六道女学院の実技考査編でちゅ」

『軽快なアクションを売りにする気みたいよ』

「はいでちゅ。マウチュが頑張るんでちゅ」

『うん。応援してる』

「ありがとうでちゅ」

『頑張って』

「頑張りまちゅ」

『うん。無理しちゃあ駄目よ』

「はいでちゅ!」

『……(やっぱり面白い)』


作者乱入

激しく眠い話になった気がしますが、かなり苦労しました……。

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