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▽レス始

「光と影のカプリス 第48話(GS)」

クロト (2007-01-04 18:55)
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 犬飼=フェンリルが倒れれば令子や横島たちの仕事は終わりだが、美智恵にはまだやることが残っていた。
 さしあたっては、住民の避難と防衛出動の要請の取り消しである。
 もっとも避難の方は、役場の人間が「山の中に突然神話の怪獣が出現した」などというヨタ話を信用しなかったので、かかった手間は憤慨のあまり頭のてっぺんから湯気を噴き出していた令子をなだめる事だけだった。

「せっかくこの私が報せに行ってあげたとゆーのに、あのおっさん私をかわいそうな人を見る目で見やがったのよ! あーもー、今思い出しても腹が立つ!
 てゆーか、もしフェンリルがここまで下りて来たらどーするつもりだったのかしらアイツら」

 美智恵が身分証明書を見せて話をしていれば彼らも信じたかも知れないが、令子は一流GSとはいえ20歳そこそこの一自営業者だからそこまでの社会的信頼性がないのである。情報がもしガセだった場合責任をかぶるのは彼らだし、令子が気が立っていたせいで態度が良くなかったという事もあるけれど。
 防衛出動の要請については、令子は東京の辻斬り捜査本部に依頼していた。こちらはさすがに信用してくれたのだが、フェンリル自滅の報を入れた時はまだ上部機関には連絡していなかったので、彼らもいろんな意味でほっと胸を撫で下ろしたことであろう。

「……犬飼は自滅、でござるか」

 美智恵の話を聞いたシロが複雑な表情を見せた。
 犬飼が斃れたのは喜ばしいことだが、彼が1人で勝手に滅びたのであれば、自分の行動は何の意味もなかったということになるのではないだろうか?

「それは違いますよ。私たちが犬飼をあそこまで追い詰めたからこそ、彼は無理な変身で命を縮めたのです。だから間接的にではありますが、シロさんは仇討ちをしたと言っていいと思いますよ」

 小竜姫自身はこの話を眉唾だと思っていたが、絶対に有り得ないことでもないから疑って追及することまではしていなかった。
 シロは見ていただけではなく、霊波刀を投げて犬飼に隙をつくるという功績をあげているから、父の霊に恥じるところはないであろう。
 シロはにぱっと破顔して、

「そうでござるか。それなら胸を張って父上の墓参りに行けるでござるな」

 と言ったが、実は彼女は父の葬儀にも出ていない。犬飼に殺されたと聞いて居ても立ってもいられず、すぐ里を出ていたのだ。
 このことは4日ほど前に気づいたのだが、いったん帰るというわけにもいかず、仇討ちが終わるまで待っていたのである。葬儀は長老たちがやってくれたと思うが、勝手に里を出たことも含めて謝罪しないといけないだろう。
 美智恵が折れた八房を回収したことも聞いたが、人狼族はこれをどうしたいのか聞いて来てくれとも言われている。
 実は美智恵はその反応で人狼族の動向を探ろうとしているのだが、シロはそこまで深読みはしていない。

「そうですね。喪が明けたら遊びに来て下さい。歓迎しますよ」
「はい、ぜひお伺いするでござる!」

 そのあとシロは里のことが気になりだしたら矢も盾もたまらなくなったらしく、東京には寄らずにこの場で美智恵たちに別れを告げて去って行った。


 外はもう真っ暗になっていたが、何も無い山村で泊まっていく理由もないので、一行は東京に帰ることにした。さっさとヘリに乗り込んで空の客になる。
 シートに深く腰掛けた美智恵は、疲れた体に紅茶を流し込みながら事件の経過を思い返していた。

(やれやれ、今回は横島クンのおかげで解決できたようなものだったわね)

 犬飼との最初の遭遇で八房を奪い、その次はブラドーを逮捕した。そして今日はあの巨大な怪物まで倒してしまったのだ。未成年の部外者1人に手柄をぜんぶ取られてしまったわけで、国際機関の責任者としては汗顔の至りである。
 そういえば以前令子に利益の半分を寄こせと吹っかけていたが、これほどの実力を持っているのだから、決して過大な要求ではなかったのだ。もっともフェンリル退治の功績をあっさり放棄したくらいだから、金銭そのものが欲しかったのではなく、職場での地位の象徴としてだったのだろう。

(こういう人材がGメンに来てくれるといいんだけど、ね)

 と美智恵は常々思っている。横島の場合は性格にいくぶん(かなり?)問題があるが、そこは影法師がある程度フォローしてくれているし。
 まだ高校生なのが残念だが、唐巣神父の所にいるピートがGメン志望だというから、1年半後にはぜひセットで獲得したいものだ。
 それに今回彼のおかげで特殊能力を持った助手を雇えそうだから、報酬とは別に何らかのお礼をするべきかも知れない。
 美智恵は横島と違って考えていることを口に出してしまうほど間抜けではないから、幸か不幸か当人に彼女の思惑は伝わっていない。事件が片付いて心置きなくバトれるようになった三白眼の武闘マニアとヘタレな会話をかわしていた。

「そういえばおまえ、小竜気とやらを全身にまとえるよーになったんだってな。仕事もハネたことだし、帰ったら俺の魔装術とどっちが強えか比べてみねえか?」
「みねーよ!」

 横島は即答した。勝ったら美女がご褒美をくれるとかいうのならともかく、ただ雪之丞とケンカするだけでは痛いだけで良いことなど1つも無いのだから。
 だがその返事と剣幕に雪之丞は不思議そうな顔を見せた。唐巣やキヌなどと違って横島の能力はどう考えても前衛の格闘戦向きである。そういう技を修練している男が、なぜそれほど組み手をいやがるのか?
 雪之丞がそう訊ねると、横島はふんっと鼻を鳴らした。

「いや、あの技は俺と所長との愛の証だからな。ケンカのために会得したんじゃねーんだよ」
「誰と誰の愛ですかっ!!」

 恋人がいる男の発言とはとても思えない横島の駄弁に、小竜姫が超音速で突っ込みを入れる。場所が場所だけに仏罰剣は使えないが、横島の脳天から白い煙が噴きあがるほどの剛拳だ。
 もっとも横島とて根拠もなく愛などという言葉を口走ったのではない。小竜気を使う時に小竜姫の艶姿を妄想すると彼女にそのイメージが伝わる=心がつながっている=愛!という完璧な3段論法が彼の脳内では成立しているのである。
 まあ、小竜姫がそれを認める日は永遠に来ないだろうが。

「雪之丞さん。横島さんは時々目を開けて寝言をいう癖がありますので、変なことを言い出したら本気にしないようにして下さいね」

 ギラリと目を光らせて雪之丞を睨みつける小竜姫。その迫力の前には、雪之丞に黙って頷く以外の選択肢はなかった。
 令子もあの霊波刃を減速させただけでも大したものだと思っていたが、横島のこういう振る舞いを見ているとどうも真実味がなくなってくる。八房を奪ったのもブラドーを倒したのも能力的には頷けるのだが、フェンリルから1番に逃げ出した腰抜けっぷりを考えるとやはり疑わしく思えてくる。
 いったいこの男は強いのか弱いのか? どちらにしても利益の半分なんてバカげた要求に応じる気はないのだけれど。
 仮に復帰させるなら500円……いやそれは高すぎる。いやいやあの妖狐とセットでなら妥当な線か? しかしそれでは横島はともかくカリンと小竜姫は納得すまい。
 そういえば以前も似たような事があった。エミのメンツなら何度つぶしてもいいが、小竜姫のメンツをつぶすのは避けた方がいいだろう。
 ……そこまで考えてふと気づいた。なぜ美神令子ともあろう一流GSが、横島ごときスケベ小僧のためにこんなに思い悩んでやらなきゃならないのか?

(あーもー何だかいらつくー!)

 こういう時以前なら横島をシバいていたのだが、今ここではそれはできない。明日からようやく本格的にGS稼業に戻れるようになったというのに、今いち気分が晴れない令子であった。


 ヘリが東京に着いたあと、横島は唐巣教会にタマモを迎えに行くことにした。事件が解決して警戒態勢が解けたので、一緒に家に帰るのだ。
 あらかじめ電話で連絡を受けていたタマモが、人間の姿で待っていてくれていた。

「おつかれさま、横島。無事でよかった」
「ああ。おまえにもいろいろ面倒かけたけど、明日からはいつも通りだな」
「うん」

 唐巣とピート・雪之丞に別れを告げて2人で教会を出る横島とタマモ。
 横島は一見平静そうにしているが、実は内心かなりうわついていた。唐巣教会で寝起きしていた1週間、恋人といちゃつくどころかエロ本を読むことすらできなかったので、思春期のエナジーがいろいろとヤバい事になっているのである。
 だから格闘バカの相手などしている暇はないのだ。早く家に帰ってタマモに19歳Verになってもらわねば。フェンリル退治の手柄などどうでもいいが、こちらは絶対譲れない。
 そのあと横島の部屋で何があったのかはさだかでないが、次の日2人は学校に来なかった。


 そのさらに翌日。学校帰りの横島とタマモが1週間ぶりに小山事務所に来てみると、いつか1度だけ会ったことがある3つ眼の女神さまが小竜姫といっしょに執務室でお茶を飲んでいた。
 といってもヒャクメは別に遊びに来ているのではない。小竜姫のレポートの回収という用事がちゃんとあるのだ。他に神界で何か大きな事件があれば伝えるし、逆に相談事でもあれば聞く。

「へえ、小竜姫も思ったよりがんばってるのねー」

 レポートを読み終えたヒャクメが大仰に感心してみせた。妙神山に箱入りだった彼女が除霊事務所を開くと言ってきた時は驚いたが、今日までに受けた依頼7件の成功率は100%だし、利益率もべらぼうに高い。商売としてはうまくいっていると言っていいだろう。
 まあ一流の腕前で三流の仕事ばかりしているのだから当然なのだが、それでは肝心の修行の方は進まない。しかし犬飼の件でGS協会も小山事務所の名を覚えてくれたから、今後はいきなり一流とはいかなくても中堅レベルくらいの仕事は取って来れるだろう。

「それにですね。そのレポートにも書いてありますが、この前はついにうちを名指しの依頼も来たんですよ!」

 と小竜姫は友人に胸を張った。
 といっても事務所が有名になったのではなく、口コミによるものである。最初に協会経由で受けた仕事の依頼主が、霊障で困っている知り合いに小山事務所を推薦してくれたのだ。
 教えてもらった方法を実施したら霊障は起きなくなったし、当初の報告書と現場が違っていたのに追加料金を請求される事もなかった。それで「腕は確かだし営業方針も良心的だ」と言ってくれたのである。

「あのときの横島さんの勝ち誇った顔、面白かったですねえ」

 小竜姫がくすりと思い出し笑いを浮かべた。
 横島は祝賀会でタマモに燃やされたことをまだ覚えていたらしく、依頼人が帰った後で「見たかタマモ、これが商売じゃー!」とふんぞり返っていたのだ。彼によれば商売とは目の前の客から取れるだけ取ればいいというものではなく、時にはそれを犠牲にしても信用とか評判という無形の財産を勝ち取ることも大事らしい。
 まあタマモも向こう意気の強い方だから、それくらいのことで恐れ入ったりはせず、適当にあしらうだけだったけれど。
 ヒャクメは横タマとは1度しか会っていないが、非常に個性的だったからよく覚えている。その情景を想像しておかしそうに唇をほころばせた。
 そしてふと表情を改めると、

「ところで小竜姫。香港の事件からだいぶ経つけど、もし今メドーサと戦ったら勝てる?」

 メドーサの動きについて何か情報があるわけではないから、これは単なる雑談である。しかし小竜姫はいい加減な出任せは言わず、少し考えてからきまじめな口調で答えた。

「悔しいですが、正直言って1対1では厳しいですね」

 得物は神剣1本きりの小竜姫に対して、メドーサは刺又と霊波砲とビッグイーターと3つも武器を持っている。神族である小竜姫が使うのをはばかるようなえげつない手も平気で使うだろうし、たとえ時間制限がなくても勝つとは言い切れなかった。
 剣とお札を同時に使うという方法もあるが、これは互角の接近戦の最中にやるのは難しい。しかし弓矢や投剣といった飛び道具は、超加速との相性が悪いので修業したことがないのだ。竜神族の強弓を小竜姫が使えば放たれる矢は音速を超えるのだが、それをメドーサの注意範囲の外から命中させるには相当の練磨が必要だろう。

「1番手っ取り早いのは、カリンさんに超加速を教えることなんですが」

 これなら2対1で確実に勝てる。
 といっても人間の霊力で出来る技ではないから、練習のたびに竜神の装具(通常版)を使わねばならない。それに伴う身体的苦痛は酷いものだが、竜気と親和性の高い横島なら超回復効果で急成長する見込みがあるから、彼に何のメリットもないというわけではなかった。
 まあ、横島はかなり嫌がるだろうけど。
 どちらにしても、「武神」としてはあまり気分の良い方法ではないのだが……。

「ふうん、小竜姫もけっこう考えるようになったのねぇ。あまり人間に頼るのはどうかと思うけど……あ、噂をすれば何とやらってやつなのねー」

 と、ヒャクメは横島とタマモが部屋に入って来るのに気がついた。横島はかつて彼女の失言(?)のおかげで燃やされた過去があるからいきなり警戒心を表情に出したが、ヒャクメは頓着せずに明るい声で挨拶した。

「こんにちは、横島さん、タマモさん。おじゃましてるのねー」
「あ、ああ……こんちはっス」
「こんにちは、ヒャクメさん」

 横島はまだ顔がこわばっていたが、タマモは普通に答えた。もっとも横島も今日は小竜姫に報せておくべき重要な情報があったので、いつまでも覗き魔にこだわってはいられない。

「小竜姫さま、聞いてます? ブラドーがオカルトGメンに入ることになったそうなんですけど」
「え、本当ですか!?」

 小竜姫は初耳だったらしく、目を丸くして驚いた。

「どういうことなんですか?」
「あ、はい。今日ピートに学校で聞いたんスけど、支部長さんがピートに頼んだそうなんですよ」

 ブラドーは中世ではひどいことをしたが、それはもう時効であろう。復活してからは死刑になるほどの悪事は働いていないから、除霊してしまうのは酷である。
 だが島に帰したら目が届かなくなるし、純血の吸血鬼である彼を教会に住まわせるのは拷問みたいなものだ。かといってオカGで無為徒食させていても仕方ないから、夜だけでも働いてもらえると有り難い、という趣旨らしかった。
 ピートも他に考えがあるわけではないし、上司が美智恵ならそう悪い待遇にはならないだろうから承知したのだ。
 ただし美智恵の被保護妖怪としてなので、正規職員志望のピートとは地位は異なる。まあ太陽の下に出られないブラドーが正規職員の試験を受けるのは難しいだろうけれど……。

「そうなんですか……あの人も忙しそうでしたから、部下が欲しかったんでしょうね」

 小竜姫はお茶をすすりながらそうごちた。役に立つ部下の存在がどんなに有り難いものかということは彼女にもよく分かる。
 その後は普通に業務に入ったので、ヒャクメは邪魔にならないよう、興味がわいたのか来客用に置いてある雑誌を読んでいたのだが、しばらくして今日はあまり忙しくなさそうだと判断したのか、その中の1冊を持って小竜姫のデスクに近づいた。

「ねえ小竜姫。あなたおとついまでずっとオカルトGメンに詰めてたんでしょ? ならちょっとぐらい息抜きしてもいいと思うんだけど」

 そう言ったヒャクメが持っていたのは旅行関係の月刊誌だった。小竜姫はそれだけで彼女の用件を察して、

「連れて行けって言うんですか?」

 ととっても渋い顔で先回りして反問した。ヒャクメは以前妙神山所蔵の小判を売って小竜姫の開業資金をつくった事があるが、あれは一種の公金だから彼女のポケットには入らない。だからヒャクメが人界で遊びたければ、小竜姫に奢ってもらうしかないのだ。
 しかしヒャクメは悪びれもせず、

「さすが小竜姫、察しがいいのねー。私もせっかくおおっぴらに人界に来られる身になったんだから、少しはここの娯楽も体験したいのね」

 何しろさっき小竜姫のレポートを読んだばかりだから、彼女が日本円をいっぱい持っていることはよく知っている。堅物の小竜姫のことだから大した使い道はないだろうし、少しくらい遊ばせてもらっても良かろう。

(こ、これって接待の要求じゃねーのか……?)

 悪の現場を目の当たりにした横島は驚倒した。確かヒャクメは小竜姫の人界生活における相談役兼監視役だと聞いている。つまりこれは立場を利用した贈賄の要求ということではないか。まさか神様がこのような犯罪行為を公然と行うとは。
 しかし口にはしなかった。彼女達は日本人どころか人類ですらないのだ。神界では別に悪いことではないのかも知れぬではないか。
 ―――と横島は自制したが、むろんこれは的外れな妄想に過ぎない。神界でも贈収賄は犯罪なのだが、ヒャクメはそこまで堕ちていない。単に友人がちょっと羽振り良くなったので、おこぼれに預かろうと思っただけである。
 小竜姫も友人のちゃっかりぶりにあきれはしたが、別に咎めはしなかった。確かに骨休めしたいと思っていたところではあったので、あえて彼女の話に乗る。

「まあ、いいですけど……それでどんな所に行きたいのですか?」
「これなのねー。露天風呂と豪華会席料理がなかなか良さそうなのね」
「露天風呂ですか……」

 妙神山にも修行者の療養用を兼ねて温泉があるが、人界のそれを味わってみるのも悪くない。

「いいですねぇ。じゃ、来週にでも……」

 と言いかけて、小竜姫は日ごろよくやってくれている従業員2人の存在を思い出した。

「よかったら横島さんとタマモさんも行きませんか? 日本の会社には慰安旅行というものがあるそうですし、費用は私が出しますから」
「喜んでっ!!!!」

 横島は極超音速で了承した。ヒャクメはともかく、タマモや小竜姫と無料で温泉旅行ができるなど、願ってもない大幸運である。
 こうして、小山事務所で慰安旅行が実施されることになった。


 ちなみに横島の疑念は、ヒャクメが帰ってから小竜姫に訊ねてみたところ、「何バカなこと言ってるんですか」と一言で切って捨てられたらしい。


 ―――つづく。

 明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。
 令子は横島を再雇用した場合の給料を「タマモとセットで500円」と言ってますが、原作では文珠習得後で「300円くらいでいいか」ですので、このくらいだろうと考えました。エミのメンツ云々というのは、3巻でエミに横島を引き抜かれた時の話です。
 ではレス返しを。

○whiteangelさん
 横島君はシリアスを長続きさせられない体質なので、どうしても最後はギャグか助平が落ちになってしまうのでした。

○遊鬼さん
 フェンリル編は今回も入れると都合10話もかかってしまいました(^^;
 カリンは世俗的な欲望があんまり無いので、ああいう発想がわりと簡単にできるんですよー。
 横島君にはちょっと遅れてご褒美が……となるかどうかはまだ未定であります。
 令子さんはママと一緒だといろんな面で上を行かれてるのでなかなか目立てません(ぉ

○通りすがりのヘタレさん
 八房が折れたのは戦闘中の事故ですから、文句は言われないですねー。美智恵にとってはラッキーな展開でしたが、さすがに狙ってではありませんです。
 横島君の態度がおバカなのは、確かにバカですが警戒されにくいという利点もあるのですよー。今回の令子みたいに(ぉ
>赤フンドシ
 それはそれで悪くないかも知れませんねぃ。

○KOS-MOSさん
 フェンリルはもう少し小さければやられなかったんですが、惜しいところでした。人狼Verの時もですが、カリンとは徹底的に相性が悪かったのであります○(_ _○)
 筆者も小竜姫さま大活躍の話を書きたいのですが、もしかしたら宇宙意志に邪魔されてるのかも知れません<マテ

○minoさん
 原作のシロは横島以外の年長者に対しては「どの」付けで呼んでいたので、弟子入りしなければ「横島どの」になるかと考えました。このSSでは人間関係が原作と違う所が多いので、その辺りはご理解いただけると嬉しいです。
 美智恵さんは横島をただこき使うより、好感度をUPさせてオカGに入るよう仕向けるつもりでいるようです。危うし横島!

○焔片さん
>入られた後すぐに原作みたいに地面とか木とか喰われたら一緒に飲み込まれそうですが
 なるほど、その作戦なら胃袋に飲み込めそうですねぇ。でもカリンが口の中に入った時に舌斬られてますから、そんな賢い作戦をすぐ思いつけるような精神状態ではなかったと思われます(^^;

○博仏さん
 フェンリルと普通に戦っても勝ち目ないですからねぇ。
 筆者にもう少し力量があれば、一瞬の攻防の緊張感やら何やらをもっと上手く描けたと思うのですが○(_ _○)
 そして横島君は美智恵さんに長期計画で狙われることになりましたw

○ばーばろさん
 カリンも戦闘中にまで「横島の普通」に付き合ってる暇はなかったというわけですねー。
 今回たまもんが横島の精気で回復できたかどうかはご想像にお任せします(ぉ

○Februaryさん
 フェンリルは原作でも目を突かれたり女神の力で殴られたりしてるので、痛い目に遭った度合いは大差ないような気もします(^^;
 カリンフラグは横島がまじめにやってると上がるんですが、スケベに走ると下がるのでなかなか規定値に達しません(何

○TA phoenixさん
 現状ですでに影法師の方が本体より頼りにされてたりしますが、カリンはいつも横島を立ててくれてるので大丈夫でしょう、たぶん、きっと。
>煩悩全開をせめてカリン以外の女性でしていれば
 むしろその方が怒られそうな気がします(^^;
>厄介ごと
 まずは覗きを司る女神さまがやって来ました。

○HALさん
 ご意見ありがとうございます。
 確かにもっともだと思いましたので、今回エピローグっぽい形で入れさせていただきました。美智恵さんの思惑だけは当初から構想済みでしたけど。
 まあ文珠ほどの超絶能力ではないので、横島の性格も考慮すると脅威とまでは認識しないと思ってます。カリンがフェンリルを倒した事を知ってるのは美智恵だけですし。
 巨大怪獣の倒し方はやはりアレが1番でしょうねぇ。でも犬飼も己のジャスティスを貫いて果てたのですから、男の死に様としては悪くないかなーとも思います(ぉ
 カリンとの感覚共有は、えっちに持ち込めれば前人未到の境地を味わえるかも知れないのですが、堅物の彼女に浮気(?)を認めさせるのは簡単ではなさそうです(w

○とろもろさん
>何のために、フェンリルになろうとしたのやら
 それはあれです、男が力を求めるのに理由なんか要らないということなのですよー。手段のためなら目的を選ぶな、とも言いますし(超違)。
>美知恵の人材狩りの目
 まさにそんな状況になってまいりました。果たして横島は支部長さんの魔手から逃れることができるのか!?

○読石さん
>シロ
 まことにその通りではありますが、だからと言って仲良くできるとは決まっていないのであります。
>ポチ
 せめてあの世ではまっとうに生きてほしいものです。

○casaさん
 ご意見ありがとうございます。
 うーん、確かに年末で気が急いてたかも知れませんです。ちょうどケリがつきそうでしたので一気に書いてしまったのですが、やはりそういうのは良くないようですねえ。
 小竜姫は外見は変えていないので、以前からの知人には正体はすぐ分かってしまうのですが、確かに美智恵との絡みは直接は書いてなかったですね。手落ちでした。
>フェンリルの調理法は見事でした
 アルテミスを出さないと決めたのはあの方法をあらかじめ思いついていたからなんですが、お褒めいただいてうれしいです。

○内海一弘さん
 フェンリルと普通にやり合うのは無謀なだけですからねぇ。
 まあカリンはフェンリルやメドさんどころか、剣道幽霊の船田君にまで結構えぐい手を使ってたりするのですが(^^;
 令子はカリンがフェンリルを倒したことは知らないので、再修業しようと思うほどのショックは受けてませんです。
 横島君はカリンを落とせば毎日3(ピー)とかできるかも知れませんけど、まだまだ前途は多難そうです。

   ではまた。

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