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▽レス始

「妖との仲介人 21件目(GS)」

ラッフィン (2006-12-18 00:14)
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ヒョオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!

戒めから解き放たれた現代に蘇った一匹の大妖がおたけびを上げる。体中からあふれ出るように霊気が噴出し、それだけで弱い悪霊などは吹き飛んでしまいそうだ。それと対峙するのは二人の青年。

一人は赤いバンダナを巻いている。

一人は昆虫のような鎧を身に纏っている。

単純な戦闘能力なら世界最強だと噂される二人でその名は、横島忠夫と伊達雪之丞と言う。


「なんかパワーアップしたみたいだけど」
「へっ、関係ねぇ。どっちにしろ、あいつをぶっ倒すことには変わりねぇんだからよ」

雪之丞はそういうや鵺に殴りかかっていく。横島も雪之丞の言うことに一理あると納得し少し遅れながらも後に続いた。彼らは圧倒的な力を感じる相手との戦いには慣れている。今更、そんなことで動じるほどヤワな経験は積んでいないのだ。

「おらぁああああああああああ」

霊波を放ち鵺に接近する雪之丞。その勢いのまま拳を叩き込むつもりだ。先ほどまでならそれで良かった。”先ほどまでは”

ヒョオオオオオオオオオオオオオオオオオオ

「はや!」

グワシャアアアアアアアアアアアアア!!

霊波をものともせずに目にも留まらぬ速さで雪之丞に接近し、前足を一閃。たちまち雪之丞は吹き飛ばされる。雪之丞の後ろから突っ込んで来た横島が、雪之丞を攻撃したことによって出来た隙を突き、鵺に突貫する。が、それさえも鵺は迎撃してみせた。

ニュオオオオオオオオオオオオオオ!!

「ぐあっち!」

バカァアアアアアアアアン!

鵺は反転し、尾である蛇の胴体で横島の脇腹を打ったのだ。前足に比べて威力は小さいが遠心力が乗っていたためにダメージは小さくない。

「ちきしょう!霊力が上がっただけじゃねぇな」
「ああ、スピードもパワーもさっきとは段違いだ」
「こうなりゃ、一人で仕掛けるのは危険だな」
「ああ、行くぜ」
「おう!」

二人は左右に散って、二方向からの同時攻撃に作戦を切り替える。右から魔装術の一撃を繰り出す雪之丞。左から霊波刀で切りつける横島。

ヒョオオオオオオオオオオオオオオオオ!

だが、横島と雪之丞の攻撃よりも鵺の攻撃のほうが早かった。

ゴゴゴゴ、ガシャアアアアアアアアアア!!

「「ウアアアアアアアアアアア!」」

鵺の得意技、落雷攻撃である。二人は咄嗟に霊力を体に纏わせるも、それだけでダメージを殺せるわけがなく、感電し苦しむ。

「「「「「雪之丞(さん、くん)、横島さん(くん)!」」」」」

戦いを見ていた3人娘とタイガー、鬼道が叫ぶ。落雷による発光が収まると鵺の両脇で倒れている雪之丞と横島が視界に入った。

「鬼道先生は、3人を頼みますケン!」
「え?おい、タイガー君!!」

鬼道の返事を待たずにタイガーは戦場へと駆け出した。

「あがが、体が痺れて動かねぇ・・・」
「ぐぐぐぐ。俺も駄目だ」

二人は懸命に動こうと力を入れる。自分達は今だに鵺の攻撃範囲内にいるのだ、早く動かねば攻撃されてしまう。だが、その思いも虚しく体は言うことを聴いてくれない。そのうちに、鵺が声をあげる。二人は来るか!と体を硬くするも衝撃は来なかった。何故なら。

「ウオオオオオオオオオオ!!」

二人を助けるために駆けつけたタイガーの精神感応が鵺に幻を見せていたからである。鵺はタイガーの見せた幻によって地面を転げまわっていた。
このタイガーの作り出した時間を横島は無駄にせず、文珠を意識内から取り出し、『治』の文字を込めて麻痺を取り除く。

ひょ、ヒョウウウオオオオオオオオオオオ!

ガガガガガシャアアアシャアアアア!!

鵺はやみくもに落雷を落とし始めた。狙いも何もない。ただ、周りのものを消滅させるように無差別に雷を落としていく。その作戦は見事成功し、タイガーの目の前に雷が落ち、それによって集中力を乱されたタイガーの精神感応が解かれてしまった。鵺の視界が戻るが、横島はその間に雪之丞も治しており、こちらも元に戻ったため、戦況は振り出しに戻ったと言える。
そのときに横島の頭に作戦が浮かんだ。

「雪之丞、俺に策が浮かんだんだが、その間一人で足止めしてくれ」
「おい、ちょっと待て!アレを一人で受け持てって」
「すぐに出来る。30秒でいい」
「・・・ったく、わかったよ。30秒だな?」
「ああ、頼んだ」
「OK。言って来い!」

雪之丞の許可を得て横島はタイガーのところに向かい、雪之丞は鵺と対峙する。

「はぁあああ!!」
ドドドドドドドウ!!

ヒョオオオオオオオオオオオオオ!

連続霊波砲を放つが、鵺に対してダメージが与えられてはいない。それでも、雪之丞は横島を信じて攻撃を休めない。
その横島はタイガーに向かって叫んだ。

「タイガー!双子のアクロバティックサッカーだ!」
「!!了解ですジャー!」

横島の暗号めいた言葉を理解したタイガーはすぐに行動に移る。横島が鵺に転進するとタイガーはその後ろにつく。

「いくぜ!タイガー!」
「OKジャー!横島さん!」

ダン!
ズシャアアアア!!

横島が高く飛び上がり、タイガーがスライディングをする。そして、足を上に向けるとそこに飛び上がった横島がその足に自分の足を合わせるように落下して、合わさる。

「「いくぜ、スカイラブハリケ○ン!!」」
ドオオオオオオン!

最近、高校の授業でサッカーをしているので、某サッカー漫画で勉強&研究を行ったのだ。そして、昼休みになると校舎の裏庭で秘密の特訓を行い、いくつかの技を会得した。その技の一つがこれである。ちなみに、各自覚えた技は、横島が顔面ブロック、タイガーがパワーディフェンス、ピートがオーバーヘッドである。(これは貴公子と呼ばれる心臓の弱い某イケメンキャプテンのほうだ)ピートが覚えたキャラの技に横島とタイガーが暴れたという微笑ましい(?)エピソードがあったのは秘密だ。
これが雪之丞なら、迷わず虎ショットを覚えただろう。

話を戻そう。

タイガーによって人間大砲のように勢い良く飛び出した横島は鵺に向かって突き進む。それに気がついた鵺は雪之丞がいるために横島を払うことが出来ないので、落雷を落とす。それを横島は狙っていた。

「お前の力をそのまま返してやるぜ」

横島は文珠に<付>の文字を込め、栄光の手に装着する。そして、栄光の手を落雷に当てると文珠の効果で雷が栄光の手に『付』いたのだ。

「くらえ、サンダーオブグローリー!!」

そのまま鵺の眉間にたたきつけた。

グオオオオオオオオオオオオオオオ

決まったと横島は思ったが、現実は違う。

ドコッ!

「ぐああああああ」

鵺の前足で横島は払われた。大きく吹き飛ばされた横島は驚いた顔で鵺を見る。その鵺の体は雷を受けて一回り大きくなったようだ。信じたくはなかったが、鵺は雷のエネルギーを吸収したようだ。ますます、手がつけられなくなってしまった。そこに雪之丞がやってきて横島に食って掛かった。

「おい、横島。どうすんだよ。これ」
「ああ、もう俺だってこれは予想外じゃあ」
「あのなぁ、鵺ってのは雷獣だろうが。雷獣は落雷と共にに降りてくる化け物だろ。そいつに雷当てたって効くわきゃねぇだろうが!」
「あ・・・」
「あ、じゃねぇ!!」

そんな漫才みたいな掛け合いをしている中に鵺は割って入る。先ほどのスピードからさらに速く迫ってくる。前足を一閃。横島と雪之丞はすんでのところで避けることが出来た。

「どうするよ。横島?」
「どうするったってなぁ、ありゃ反則じゃあ」
「んなこといってもしょうがねぇだろ」
「なら、作戦その2だ」
「大丈夫なんだろうな?」
「んなこというなら、お前も考えろ!」

横島は雪之丞に作戦を耳打ちをする。それを聞いた雪之丞も今回は納得できる作戦だったようだ。

「やってみるか」
「おう」
「「タイガー!」」
「なんですかいノー?」
「「双子と巨漢の合体アクロバティックサッカー!」」
「アイアイサー!」

再びタイガーに暗号めいた言葉を発し、それに了解の返事をするタイガー。
先ほどと同じように、今度は雪之丞と横島が並走し、後方にタイガーというトライアングル走法で。

「「いくぜ〜」」
ダダン!
「うおおおおおおおおおおおおおお」
ズシャアアアアアア

横島と雪之丞が同時に飛び上がり、タイガーはスライディングを開始。空中にいる間に横島と雪之丞は牽制のためにソーサーと霊波砲を撃つ。そして、タイガーの両足に降り立ち。

「「「ダブルスカイラブハリケー○」」」
ドオオオオオオオン!

勢い良く跳びたった。

「雪之丞!」
「おう」
ガシ!

二人は肘から上の腕を合わせる。すると二人の腕を包むかのように栄光の手が展開、霊波刀モードとなる。さらに、その霊波刀に魔装術のようなコーティングがされ始めた。これが、横島の言った作戦2である。

「「ハンズ・オブ・デビル、くらいやがれええええええええええ」」

二人の霊気が収束して、出力は普段の数倍まで跳ね上がっている。それを先ほどと同じように眉間に叩き込む・・・が、次の瞬間。

グアシャアアアアアアアアアアアアア

「「うああああああああ」」

鵺の前足が一閃する。途端に空中に放り出されてしまう二人。ここで某漫画のゲームに出てくるアナウンサーなら、『ああ〜っと!横島君、雪之丞君がふっとんだ〜!!』と叫ぶに違いない。

ガシィ
「大丈夫ですかいノー?」
「ああ、サンキュー。タイガー」
「くっそ、あれも通じないのかよ」
「文珠で<滅>って込めても、当たらなきゃ意味がねぇし。あんな素早い奴にあてられねぇな」
「直接ぶち当てることにすっと、リーチが短くなってる分向こうの攻撃のほうが早く届くからな」
「「「どうする・・・」」」

手詰まりになってしまった。このまま持久戦になれば人間である横島達が先につぶれるのは目に見えている。かといって速攻で勝負を決める手立てがない。鵺と対峙しながら、これにどう勝とうか思案して無言のまま鵺と向かい合っていると、鵺の後ろで何か喚いている者がいた。

「くくくく、くはははははははは!どうだガキども。これが鵺の力だ。さっきまで調子こいてたが、その報いがきたようだな」

鵺を相手にいろいろ策を労するも結局無駄に終ってしまった横島達を見て、愉快で仕方ない様子。が、忘れてはいけない。今の鵺は束縛から逃れているために自由である。つまり、誰彼問わずに襲い掛かるという危険な状態だ。そこで、誰も口を開かない中、一人だけ大声で笑っていればどうなるか?
もちろん、注意が向くのは当然だろう。

ズンズンズンズン
「は?おい!待て。敵はあっちだ」

鵺が反転しGSを睨みつけながら歩み寄る。そんな鵺に様子に嫌な予感を感じた横島は思わず駆け出した。

ヒョオオオオオオオオオオオオオオオオ

「まずい!」

<速>

GSに向けて前足を振り上げた鵺を見て、横島は文珠を使って鵺とGSの間に割って入る。ソーサーを展開し、鵺の足を受け止めたのだ。

バチィイイイイ
「ぐぅ・・・こりゃ、重いなぁ」
「おい、横島。そんな奴放っておけよ」
「俺も出来ればそうしたかったけどな。こいつは愛子と雪蛍を殺そうとしたんだ。その落とし前をつけるために仕方なくだ」
「自分の呼び出した化け物にやられるんだぜ?いい気味じゃねぇか」
「アホ!俺自身がやらないと気が済まんのじゃ!!」

そういい、鵺の迫力に腰を抜かしたGSの襟首を掴む横島。片手はしっかりとソーサーを展開し、鵺の攻撃に備えているが、片手では鵺の攻撃を支えきれない。横島は掴んでいたGSごと、再びふり下ろされた鵺の攻撃にあっさりと吹き飛ばされた。

「のおおおおおおおおおお」
ガス!ベチャ・・・

最初の音は吹き飛ばされた先にあった木にあたった音で、次の音はそのまま地面に落っこちた音である。それを好機と見た鵺は追撃でしとめようとするも、雪之丞とタイガーがそれを阻止した。

「お前の相手は俺だ」
「この先には進ませないんジャー」

魔装術を纏い、鵺に特攻をかける雪之丞。その雪之丞を精神感応でフォローするタイガー。この二人の連携のおかげで鵺の足止めに成功した。二人の稼いでくれた時間に横島はGSを鬼道のところに運び縛り上げた。鬼道は戦いに参加したいが霊力が底をついているためにそれが出来ずにいたために、教師の見張りと生徒の守護を担当している。そこで一緒にGSも監視してもらおうとしたのだ。鬼道にGSを引き渡すと横島もすぐに参戦した。

「雪之丞、タイガー。待たせた」

3人になったことにより、連携の幅が広がったのだが、鵺はものともせずにいる。横島達のほうが不利であった。

ヒョオオオオオオオオオオ

「「「ガアアア」」」

3人揃っておキヌ達のところに吹き飛ばされて戻って来た。

「横島さん」
「雪之丞」
「タイガー」

たまらず、娘達は自分の彼氏(一組は違うが)に声をかける。彼氏達は心配をかけさせまいと「大丈夫」といって虚勢を張るも、そんなわけがないと誰の目が見ても明らかであった。
そのとき、重症の雪蛍が弱弱しい声で横島達に声をかける。

「おにい・・・ちゃん」
「雪蛍!」
「だい・・・じょうぶ?」
「ああ、安心しろ。俺達がすぐにあいつをぶったおすから」

重症を追いながらも自分の心配をする雪蛍に、横島は安心させるように虚勢を張った。状況は自分達が不利なのだが、これ以上雪蛍に心配はかけたくない横島の嘘だ。それを雪蛍はわかっているのかいないのかわからないが、雪蛍はそれ以降何も言わなかった。そして、雪蛍の言葉で横島の気合がさらに高まった。

「タイガー、援護を頼む。雪之丞、いくぞ」
「おう」
「任せてくんさい」

横島と雪之丞は走り出し、タイガーは精神感応で鵺を惑わす。右から横島の栄光の手が、左から雪之丞の魔装術を纏った拳が襲う。栄光の手は腹に、拳は顔面にヒットするも鵺にはたいしたダメージを与えてはいない。横島達の攻撃で幻覚から覚めた鵺がすかさず反撃に出る。

ヒョオオオオオオオオオオ

四方八方、狙いをつけずに見境なく雷を落とし始める。横島はソーサーで防ぐが、タイガーと雪之丞は雷を避けるために動く。鵺はそんななか二人の回避地点に先回りをし、的確に攻撃をヒットさせていく。二人もただやられているだけではなく、反撃もしているのだが、鵺の防御力が高すぎてダメージを与えられないでいた。

「ハンズオブグローリー」
「連続霊波砲」
「いくんジャー」

横島の栄光の手、雪之丞の連続霊波砲、タイガーのショルダータックル。どれをあてても鵺はピンピンしている。対して横島達は、鵺の攻撃は当たるわ、体力は消耗していくわでただでさえ不利の状況がさらに不利になっていく。さらには霊力も有限である。持久戦では絶対に勝てないのだ。
それでも、横島達は諦めようとはしない。護りたい人達がいるから。

ヒョオオオオオオオオオオオオオオオ

「「「おおおおおおおおおおおおおお」」」

鵺の前足と3人の攻撃が交錯し、3人がおキヌたちのところまで吹き飛ばされる。

「横島さん!」「雪之丞!」「タイガー!」

もはや、3人の顔色は青色を通り越そうとしている。そんな彼女達の様子に男性陣は気がつかないほどに切羽詰っていた。

「やべぇな。霊力が切れそうだぜ」
「こっちも、文珠は後2つだ」
「ワッシの精神感応も長くは持ちませんノー」

自分の状態の確認をして、絶望的な状況にため息が漏れる。

「いよいよ追い詰められたってか?」
「馬鹿言うな。俺はまだ死ぬつもりはないぜ。強い男になるってママに誓ったんだ。その誓いをまだ果たしたわけじゃねぇからな」
「ワッシが死んだら魔理しゃんが悲しみますケン。死ぬわけにはいかんのジャー」

それでも諦めずに鵺に立ち向かうも、消耗した横島達は鵺に軽々と撃退されてしまう。鵺はまだまだ霊力が溢れかえっていて、余裕である。横島達がもうヘロヘロなのを見てとった鵺はとどめを刺そうと霊力を高め始めた。
空に雷雲が立ち込め薄暗くなってくる。ゴロゴロと小さく音もし始め雲の間から稲妻が走っているのも見て取れた。このままでは、これまでで最高出力の雷を落とされそうであった。

「な〜んか、やばいような気がする」
「霊力がさっきの比じゃないんジャー」

鵺の霊力を感じ取った横島達は冷や汗が出るのをとめられない。おキヌ達は青いを通り越して土気色になってきている。横島はチラっと後ろを見る。そこには土気色のおキヌ、かおり、魔理。そして、重症でおキヌに抱えられている雪蛍の姿が・・・。
絶対に護りたい。もう、自分の無力のせいで失いたくない。
横島は強く強く思った。
秘策はある。ただ、これが成功するか不安だった。しかし、そんなことを言っていられない。横島は覚悟を決め、ぶっつけ本番、当たって砕けろ。と秘策を決行する。

「雪之丞・・・」
「なんだ?」
「アレをやる。協力してくれ」
「アレって・・・あれか!!」

雪之丞はアレを思い出し、横島と同じ懸念を抱く。アシュタロス戦で見せたデタラメ技。思わず、どこのヒーローだ?とか、どこの超戦闘民族だ?とか思うほどの技だ。

「出来るのか?俺達で」
「この状況で、んなこと考えるだけ無駄だ。出来なきゃそれまでだ」
「だな。いいぜ、やってやるよ」
「おし、いこうぜ!」
「おう!」

タイガーに鬼道と一緒に見張りと守護を頼み、横島と雪之丞はおキヌ達に声をかける。

「いってくるぜ」
「いってくるよ。雪蛍のことを頼むね」

二人は、おキヌ達から少し離れたところまで進むと、雪之丞が横島の前に出て、ちょうど一直線上の位置を取る。

「横島、あいつを倒すぞ」
「おう」

鵺が落雷を発動する最終段階に入ったようだ。暗い雲がだんだんと発光してきていた。もう発動寸前だろう。発動すれば、ここら一体は焼け野原になってしまうだろう。そんなことはさせない。絶対に護る。
横島と雪之丞は動き出した。

「雪之丞、いくぞ!」
「おう!」

確固たる決意を秘め、横島は叫ぶ。


「同期合体!!」


あとがき

お久しぶりです。ラッフィンです。

最近、学校のテストラッシュでなかなか投稿したいけど、勉強しなくてはと投稿できない状態が続いてまして。ようやくひと段落ついたところです。テストはまだ終ってないんで気が抜けませんが・・・。

さて、鵺編も次回で解決です。最後はどんな結末になるか・・・楽しみにしていてください。

では、また次回wさよ〜なり〜www


れすがえし〜・・・デッス!


から様

ご指摘ありがとうございます。読み返してみると確かにそうでした。
やはり、強敵を倒すには最強の技を使うのは当然だということでアレですw


寝羊様

私は普通に今まで通り書いているつもりなんですけどね。気がつかぬうちに変わってしまったのかもしれません。やはり、慣れないシリアスを書いているせいでしょうか?最近、リアルの生活で余裕がなくなってしまったせいもあると思いますが・・・。
どちらにせよ、私らしさを取り戻したいと思っていますので。


whiteangel様

なかなか雪タマが出せないんですよ・・・なんとか今回ちょいと出せましたが・・・。
あ、次回も出しますよ?次回は目立たせますw


蝦蟇口咬平様

私もわかりません。ただ、調べてみると大妖だと書かれていて・・・。
すいません。
ただ、退治したのはただの武士ではなく、妖怪退治の第一人者だったらしいです。


DOM様

ああ、某機動戦艦の電子の妖精様が見えてしまいました。
横島の他にユッキーやタイガーも何やらしそうですがねw汚い手を嫌ってますし、ましてや彼女も巻き込まれましたから。


内海一弘様

タイガーは活躍させたらいけないのでしょうか?(笑)
次回は決着編ですw


太一様

そうなんです。こっちの作品はなかなか文章にならずに悩んでいたもので、メイド編を書き上げるほうが早いかな?っておもっていましたから。なんとか描きあがったので投稿してみましたw


somosomo様

奴らは横島とタイガー、雪之丞、六道女史が何かしますよ。きっとw


アイク様

六道女史に引き渡しますよw


秋桜様

六道女史にプレゼントですかねw幻覚も見せた後に・・・。


LINUS様

何故、みなさんは同期合体と私が考えていた方法を当てちゃうんですかねw
はぅ!先読みされている。

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