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「光と影のカプリス 第44話(GS)」

クロト (2006-12-11 18:13)
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(あ、あの声と喋り方は……ブラドー伯爵!?)

 ブラドーの登場に文字通りいきなり横っ面を張り倒されたようなショックを受けた令子だが、次の瞬間にはすぐ立ち直って状況の分析を始めていた。彼女が一流の名を欲しいままにしているのは、単なる霊力の強さや戦闘技術からだけではないのだ。
 ピートの話と今の状況を合わせて考えれば、先日犬飼と戦った吸血鬼というのはブラドーのことだと見てよかろう。で、八房で魔力を奪われたので逆にそれを使って魔力を取り戻そうとしたに違いない。
 しかしどうやってこんな絶妙なタイミングで登場したのか!?
 その答えもさほど難しくはなかった。彼はブラドー島で多数のコウモリを眷族として従えていたではないか。それを犬飼に張りつけて動向を監視していたのであろう。まあさっきの台詞からすれば、犬飼と組んでいるという事はなさそうだが……。
 一方犬飼もブラドーから魔力を奪った張本人だけに、すぐ令子と同じ結論に到達していた。

(おのれ、あの毛唐の吸血鬼め……そういえば吸血鬼はコウモリを操れるのだったな)

 狼という生物は狩ることはあっても狩られることはないから、誰かが自分に狙いをつけて見張るという事態は想像したこともなかったのだ。コウモリの存在には気づいていたのに見逃してしまっていたのはそれが理由である。
 すぐにも追いかけねばならないが、令子も犬飼もお互いの存在が邪魔で動けなかった。令子の場所から外に出るには犬飼の横を通り抜けて行くしかないし、犬飼は令子たちに背中を見せる危険を冒す必要があった。そこを鞭で足をからめ取られたら成す術もない。
 時限爆弾でも抱え込んだかのような緊張をはらんだにらみ合いは、しかしほんの数秒で終わりを告げた。犬飼がくるりと振り向き、扉に向かって足を踏み出したのである。
 追撃のチャンスだ。様子をうかがっていたアンチラが、冥子の無言の命令を受けて人狼の背中を斬りつけようと跳躍する。

「甘いわっ!!」

 だがそれは犬飼の誘いであった。人狼の剣士は素早くもう1度振り返ると、その勢いのまま脇差を振るって襲いかかって来たウサギの式神に一撃浴びせたのだ。

「グキャッ!?」

 人狼の霊力がこもった刃で斬られたアンチラが悲鳴をあげ、力を失って冥子の影に戻る。と同時に冥子がフィードバックしてきた痛みで失神した。

「冥子!?」

 令子の声も空しく冥子は床に倒れ伏したが、不幸中の幸いというべきか、犬飼はその時すでに扉を開けて建物の外に出ていた。彼としては八房の奪還が最優先なので、アンチラを斬った結果を見届ける時間も惜しんだのである。まさかこれだけで冥子が気絶するなどと普通は考えないから、単に牽制だけのつもりだったのだ。

「くっ、逃がしたか……でもこれじゃ追えないわね」

 令子が冥子の体をかかえ起こしながらいまいましげに呟く。
 冥子が起きていればシンダラかインダラで追えるのだが、令子1人では脚力の差がありすぎるし、追いつけたとしても返り討ちに遭う可能性が高い。まったく、この娘は肝心な時にいつもいつも……!
 ……いや待て、ここは警察署だ。都合のいい道具があるではないか。

「この際だからパトカーでハネちゃわない? いくら人狼でも楽勝だと思うけど」

 ブラドーは空を飛んでいるだろうからどうしようもないが、犬飼は地上を走っているだけだからパトカーを何台も出せば逃げ切れまい。

「いや、それはちょっと……」

 しかし令子にそう提案された警官―――名前を磯崎勇治という―――はさすがにためらった。いくら妖怪で凶悪犯とはいえ、犬飼は人間同然の外見と知性を持っている。それをパトカーでひき殺したら後で問題になるだろう。

「そう? でも普通に追いかけても捕まえるのは無理だと思うけど」
「……」

 そう言われて磯崎は口ごもったが、簡単に承知することはできなかった。彼はこの場でいま意識がある人間の中では最年長だが、それでも平巡査なのだ。そんなことを命令する権限も度胸もなかった。しかし幹部に連絡を取って指示を仰いでいる間に犬飼も吸血鬼もはるか遠くに逃げ去ってしまうだろう。
 かと言って犬飼の剛力と不死身ぶりを実際に味あわされた身としては、残った者に普通に逮捕しろとは言いづらい。高校生に負けたと聞いたが、ガセネタとしか思えなかった。
 令子はその表情を見て、彼の考えていることをおおよそさとった。

「まあいいわ、今は人狼よりブラドーの方が先決だし。マ……Gメンの支部長に報告して何とかしてもらうから」

 ブラドーは八房の扱いには慣れていないはずだから、ピートと魔鈴、雪之丞の3人がかりならどうにかなるだろう。というかそれ以外に彼を追う方法はなかった。

「わ……分かった、よろしく頼む。手伝えることがあったら何でも言ってくれ」

 今ここに居る警官だけではもうどうしようもない。磯崎はそう答えるのが精一杯だった。
 令子はそれに頷きながら、そう言えば横島はアレを倒す寸前まで行ったのだから、もしかして自分と同等以上になったのではないか……とふと思ったが、あんな変態な自我の構造をした男が自分に追いつくなんて笑い話にもならない、とあっさり否定した。


 時間は少しさかのぼって。今日も夜道を歩いていた横島たちは、令子からの第一報を受けた美智恵の応援要請によって、捜索を中断して警察署に行くことになった。

「じゃあタマモ、アレやってくれるか?」
「うん」

 まさに一刻を争う事態であるが、横島とタマモがピートや魔鈴についていくには人狐一体を使うしかない。今の犬飼は八房を持っていないからピートと魔鈴の空対地攻撃だけで倒せそうなものだが、その戦法は天井の低い部屋の中では使えないのだ。
 香港でのときと同じく、横島の上半身に白い煙がまとわりつく。しかしそれはすぐに消え、代わりに狐色の胸甲と4枚の翼、5本の尾が現れた。心なしか前回より胸甲は頑丈そうで、翼も一回り大きくなったように見える。

「人狐一体、ヨコタマン!!」

 ちゃきーん!と金属的な音をあげて決めポーズをとる横島。

「愛の天使ヨコタマエルと呼んでもらってもいいぞ」
「いくら僕でもしまいには怒りますよ?」

 ピートはキリスト教徒である。他人の信仰に口出しをする気は無いが、ここまでおバカな冒涜は見過ごせない。
 横島もさすがに悪ふざけが過ぎたと思ったのか、「じょ、冗談だってば」と口を濁して顔をそらした。魔鈴がみかねて、

「2人とも早くして下さい」
「あ、は、はい」

 まったくその通りである。今は遊んでいる暇も突っ込んでいる暇もないのだ。
 魔鈴自身はすでに箒にまたがって宙に浮かんでいた。タマモとピートもそれに続いて飛び上がる。
 地図によるとくだんの警察署までは1.5kmほどもあったが、空を飛んで行けば数分とかからない。(魔鈴さん、あんな座り方してケツ痛くねーんかな?)などと横島が失礼極まりないことを考えている間に、警察署の建物が視界に入って来ていた。
 さて、玄関はどちら側だろうか……と魔鈴が減速を始めたところで、何か金色の物体が2階の窓から飛び出してくるのが見えた。
 いや、正確には黒い服を着た人影である。夜なので頭の金髪だけが目立って見えたのだ。
 そいつは道具も使わずに空を飛んでいる。正体は分からないが、ただの人間ではないことだけは確かだった。

「魔鈴さん、どうします!?」
「放ってはおけません。追いかけましょう」

 ピートに方針を聞かれた魔鈴は即座にそう答えた。今の犬飼は八房を持っていないから令子と冥子なら簡単にやられはしないだろうが、こちらの正体不明の人物の方はここで逃がしたらどうにもならない。

「分かりました。……そこの人、ちょっと止まって下さい!」

 ピートが頷いて速度を上げ、黒衣の男に呼びかける。
 実にバカ正直な行動だったが、男の方も正直だった。素直に止まって振り向いてくれたのだが、顔を合わせた瞬間に2人は驚きの声をあげた。

「ブ、ブラドー!? なぜここに!?」
「ピートか!? まさかもう余のことをかぎつけて来たというのか」

 確かに服従の魔法をかけたはずの父親とこんな所で鉢合わせした事にピートは愕然としたが、ブラドーの方もまだ誰も下僕にしていないのに息子が早くも仲間を連れて自分を捕らえに来たことに衝撃を受けていた。
 しかしこれは願ってもない幸運でもある。今こそ八房の効能を試す時ではないか。

「だが今度は負けぬぞ! 八房とやらの力、いや父の偉大さをとくと思い知るがいいっ!!」
「何っ!?」

 ブラドーが白刃を振り上げるのを見たピートは今度こそ度肝を抜かれたが、しかしブラドーは八房を使うのはこれが初めてであったため、放たれた8枚の霊波刃はそれぞれバラバラの方向に飛んで行っていた。
 おかげでピートには当たらなかったものの、しかし被害は別のところで現れていた。2人を追いかけていたタマモの翼に刃の1枚がかすったのだ。
 タマモが急に前進を止め、その体ががくんと揺れる。

「ど、どーかしたのかタマモ?」
「う、うん……今のでちょっと切られたみたい」
「何!?」

 横島が振り向いて見ると、翼の1枚に切り傷がついていた。それほどひどい傷ではないように見えるが、八房で受けた傷は普通のそれとはわけが違う。
 しかしブラドーが八房を奪っていたとは。横島もこんなことは想像すらしていなかったし、自分に命中するコースでもなかったから金縛りの術は間に合わなかったのだ。霊波刃を直接見たことがないタマモは言わずもがなである。

「だ、大丈夫なのかタマモ!?」
「う、うん……何とか。でもあまり長くは飛んでいられそうにないから、カリンに代わってもらえると助かる」

 タマモはまるで全身の精気を抜き取られたかのような虚脱感を感じていたが、恋人によけいな心配をかけないよう、つとめて元気な声で答えた。ただもう敵を発見したのだから、あとは自分たちより強い剣術マニアに任せて地上で休みたいと思ったのも事実である。
 しかし横島は一瞬考え込んだあと、タマモの希望とは逆の決意を示した。

「いや……あいつは俺がやる。タマモ、悪いけどもー少しだけ気張ってくれるか?」
「へ、何で?」

 タマモが少女の姿をしていたらあごがすこーんと落ちていただろうが、幸いにも今は胸甲になっていたので間抜けな顔はさらさずにすんだ。

「決まってるだろ。テメェの女を傷つけられたってのに、その始末を人任せにできるかよ。せめて1発自分で殴らねーと気がすまん」
「横島……気持ちはうれしいけど、でもやっぱりカリンに任せた方が」

 それでもタマモは賛成できなかった。カリンの方が強いし、霊体だから血を吸われて下僕にされることもないのだ。つい先日シロの無謀さの結末を見たばかりだからなおさらである。
 しかし横島は吼えた。

「んなこと分かってるよ。
 ―――でもこれなら文句ねえだろ!?」
(……! 横島の霊気がすごい高まり方を……!?)

 驚くタマモのすぐそばで、横島の全身がオレンジ色の炎に包まれる。いや、全身にまとった小竜気(シャオロニックオーラ)が炎のように見えたのだ。

(こ、これならいけるかも……)

 カリンの攻撃は霊体だけによるものだが、横島の攻撃はそれに肉体の力と重量が上乗せされる。己の霊能を使いこなすことができるなら、横島が自分で戦った方が少なくとも破壊力は強いのだ。この状態なら八房の霊波刃もブラドーの牙も通らないだろうし。
 そしてそのとき突然、横島は脳裏に聞きなれた声が語りかけてくるのを感じた。

「ふむ、ようやくここまでやれるようになったか。女の子のためというのがおまえらしいな」
「カリンか!? いや、おまえを呼んだ覚えはねーけど」

 横島も今回は自分で戦うつもりなのだ。カリンが出て来たのは彼にとっても意外だったのだが、影法師の方は本体の規格外現象にも慣れてきたらしく、ごく落ち着いた声で解説を始めた。

「……そうか。ではおまえが目いっぱい霊力を引き出したはずみで私の意識も引っ張り出されたということになるな。
 まあ今回は無粋は言わんから安心しろ。ちょっと手伝うだけにしておくから」

 カリンがそう言い終えた直後、横島がまとった小竜気の厚さが薄くなり、代わりに密度が増したように思えた。単にオーラが揺れているだけだったものが、いまや竜の鱗のように固形化している。
 実はこれはかなり高度な芸当で、カリンでも自分にやるのは無理なのだが、今は横島がまとっているのを変化させただけだからそれほど難しくないのだ。
 右手の指にはブラスナックルのようなものがはまっていた。横島は剣士ではないので、デザイアブリンガーがこういう形に変形したのである。
 さらにその手の甲にはいつか小竜姫が刻んだ「煩」マークがくるくる回っていた。これは煩悩エネルギーの貯まり具合を示すメーターで、貯まれば貯まるほど回転が速くなり、拳打の威力も増すのだ。
 横島が無邪気に喜んで、

「おお、何だか勝てそーな気がしてきたぞ。タマモ、これならおまえも文句ねーだろ?」
「……うん」

 タマモはぽうっとした声で頷いた。横島がバカなのは相変わらずだが、自分のためだけにここまでしてくれるなんて。これではもう弱気なことは言えない。
 でも腰が砕けて力が入らないのはどうしようか?

「―――ブラドー、まだ悪事を重ねるつもりなのか。今日という今日は許さないぞ!」
「それはこっちの台詞だ。今日こそあの時の礼をしてくれる!」

 その間にピートとブラドーは激しい空中戦を繰り広げていた。ただピートは不用意に近づくわけにはいかないし、ブラドーも八房でピートの魔力を奪いたいから、互いに飛び道具の撃ち合いになっている。
 魔鈴はピートのさらに後ろから霊波砲、というか魔力ビームでサポートしていた。魔鈴はピートより防御力が劣るので、あまり前に出られないのである。
 タマモはその戦いを横目で眺めながら、大きく迂回してブラドーの斜め後ろからこっそりと接近していた。狐の狩りは獲物をあざむき、不意を突くのが本道なのだ。
 ただ追いかけるだけの犬とは違うのだよ、犬とは!
 そして射程距離に入ったところで、最後の力を振り絞って加速すると同時に尻尾で十字架を投げつける。

「あぢっ!?」

 突然後頭部に火傷のような痛みを感じたブラドーが思わず振り向いたが、そちらには誰もいなかった。
 いや、ヨコタマンが自分の腰の辺りに迫っているのに気づきはしたのだが、その時はもう手遅れだった。十字架に気をとられたせいで、その斜め下から来る敵に気づくのが遅れたのである。

「さあ、見せてやる! 俺のこの自慢の拳で……」

 手甲は小竜姫からのもらい物だし、ナックルはカリンの協力でできたものだ。そもそも彼に空中戦ができるのはタマモのおかげなのだが、横島はその辺は気にしなかった。


「仏罰くらいやがれーーーーっっ!!!」
「#$%&’☆д£〜〜〜〜!?」


 オレンジ色に輝く豪拳を腰骨に受けたブラドーは、何やら言葉にならない悲鳴とともに吹っ飛んだ。


「……よ、横島さん!?」

 全身がオレンジ色という怪しい人物の出現にピートが素っ頓狂な声をあげた。狐色の翼で横島とタマモだと分かりはしたものの、相変わらず奇天烈なことをやってくれる男ではある。
 しかしピートもこんなチャンスを逃すほどのろまではない。すかさずブラドーを追いかけて捕まえ、問答無用で首すじに咬みついて血を吸った。
 この行為によってかかる服従の魔法がいつまで続くかは分からないが、1日や2日で解けることはあるまい。しかしピートは念には念を入れて、捕縛ロープで厳重に縛り上げた。ブラドーは気絶していたし魔力もかなり消耗しているようだが、1度魔法を破られたピートとしては1ミリたりとも手は抜けない。
 とはいえここまでやれば十分だろう。ピートはブラドーをかかえて地上に降りようとしたが、ふと何かを忘れているような気がして頭をひねる。

「……そうだ、八房はどこに!?」

 考えてみれば失神したブラドーがいつまでも八房を手に持っているはずがない。殴られた拍子に落としたのだろうからすぐそばにあると思うが、そこに魔鈴が真っ青な顔をして近づいてきた。

「横島さん、ピートさん、大変です。八房が奪われました……!」

 八房がブラドーの手から落ちたのを見た魔鈴は、ブラドーのことはピートに任せて八房を回収しようとしたのだが、地上で様子をうかがっていたらしい武士風の男に先を越されてしまったのである。
 魔鈴は声をかけようと思ったが、その瞬間に凍りつきそうな悪寒を覚えたため急反転して戻って来たのだ。男は八房を持ったまま走り去って行った。

「それで良かったと思いますよ。そいつはたぶん犬飼ですから」

 ピートは魔鈴にはそう言ったが、内心は穏やかではなかった。せっかく吸血鬼の問題が解決したというのに、今度はフェンリルの心配をしなければならなくなったとは。
 犬飼がここに現れたとなると令子と冥子の安否も気にかかるが、今は犬飼を追うのが先であろう。ピートはそう考えて横島を顧みたが、その横島はなぜか人狐一体も小竜気も解除して、仔狐姿のタマモを頭の上に乗せカリンに脇の下から吊ってもらって飛んでいた。

「……横島さん、何で今さらそんなことを?」

 カリンを出すなら最初から出していればいいものを、何故わざわざ戦いが終わってから呼び出すのか?
 すると横島はちょっと困ったような顔になって、

「タマモが八房くらっちゃってな。傷は浅いんだけど、霊力吸われたからもう飛べねーんだ」

 そう言われてピートがよく見てみると、ご丁寧にもタマモの尾の1本にお札が巻いてあった。横島の表情を見る限りではタマモの傷はさほど心配なさそうだが、ピート自身もブラドーを抱えているし、これでは犬飼の追跡は難しい。横島とカリンも口には出さないが、仕方がない、とでも言いたげな顔をしている。

「魔鈴さん、どうしましょうか?」
「そうですねぇ……」

 問われた魔鈴もこの状況で追うのは無理かと考え始めていたのだが、そこにまた携帯が鳴った。
 それは大方の予想通り美智恵からの連絡で、内容はブラドーに八房を奪われたことと犬飼が逃げたこと、そして令子と冥子は無事だったことだったのだが、

「やっぱりそうでしたか……実は私たちも今ブラドーに会ったところだったんです」

 と珍しく重い息をつきながら、こちらで起こったことを報告したのだった。


 ―――つづく。

 魔鈴さんは35巻で指からビーム(?)撃ってますけど、これと箒以外の直接攻撃って出てないんですよねぇ。持ってはいると思うんですが。
 ではレス返しを。

○石仮面さん
>完全生物ブラドー
 誕生できませんでした(酷)。
 最速で逃げてれば良かったんですが、まあブラドーさんですし。
>犬飼
 武士も食わねば、というわけにはいかないようです。
>ピート
 みずからブラドーを捕縛して立場を鮮明にしたので、まずは大丈夫かと思われますー。

○KOS-MOSさん
 人狼族にとってドッグフードは至高の美味ですからw
 ブラドーさんは吐いた台詞が悪かったのでしょう、きっと。
>そのとき落とした八房を犬飼が投げた棒を犬がとるようにキャッチしてるとこまで見えました
 ををぅ、貴方は予知能力者ですか(汗)。

○whiteangelさん
 八房は犬飼に取り返されてしまいました。
 ずっと持ってれば最強の吸血鬼が復活したというのに残念です<マテ

○通りすがりのヘタレさん
 ブラドーは息子に負けて発奮したのですが、やはりギャグキャラだったようです(酷)。
 令子の見せ場は冥子のせいで横島たちに取られました<マテ

○ばーばろさん
 シロの服は本体の一部のはずですから、一緒に大きくなったと思うのですよー。破れてるところを精細に描写すると筆者が調子に乗って15禁とかしちゃいそうですし<マテ
 シロが物分りいいのは、自分のせいで逃げられたのを自覚してるからですね。子どもでも多少の反省はするのではないかと。
 魔鈴さんはお姉さんです。ぜひ甘やかされてみたいです(死)。
 ピートパパ+八房は無敵ぽいですが、そうなる間もなく横タマの卑怯な不意打ちに敗れ去りました(ぉ
>犬飼の失敗
 そうですねぇ、犬飼は都会は初めてでしょうからそこまで分からないでしょうし。

○ミアフさん
 父の威厳は地に落ちました(酷)。
 ピート君の必殺パンチは……彼は横タマみたいに背後から奇襲とかしないヒトですからねぇ。八房相手では無理でした(^^;

○須々木さん
 魔力の回復という点で見れば、ブラドーにとって八房はすごく便利だと思うのですよ。取られましたけど(^^;
 台詞はコンビニでマンガでも読んで覚えたのでしょう、きっと。

○遊鬼さん
 シロも反省して成長したというわけですー。弟子入りはまだ不透明ですね。そんな時間があるかどうかも分かりませんし。
 犬飼さんは今回漁夫の利返しをしました。

○博仏さん
 ブラドー+八房は非常に凶悪な組み合わせだと思うんですが、背後からの攻撃には無防備でした(ぉ
 今回の令子+冥子は事前の作戦指導が功を奏した形ですねー。それがなかったら負けてたかも知れません。
 シロは美智恵や小竜姫が相手では令子や横島に対するようにはいかないのかも知れませんねぇ。事件が解決した後どうするかは未確定であります。

○読石さん
 シロにはぜひ立派な武士になってほしいものですねぇ。
 タマモは恋仲をどこまで隠す気あるのか疑問です。バレても彼女は何も困りませんから(ぉ
>MMR風な二人
 そう、まさにその通りなのですよ(ぇー

○HALさん
 八房は飛び道具として使う分にはあまり剣術技能いらなさそうですから、ブラドーさんも重宝するんじゃないでしょうかー。2度と使わせてもらえそうにありませんが(^^;
 今回のヨコタマンは横島君の方が成長しました。男のメンツというやつです。でも令子に立ち向かえるかどうかは微妙ですねぇ。
 まあタマモはともかくカリンは助けてくれるでしょう。
>令子とタマモ
 キヌを通して存在は知ってましたが、対面したのはオカGオフィスの時が初めてですね。でもあの時は横島に対しての怒りで目がくらんでましたから(^^;

○1さん
 八房が先祖帰りを起こさせる力を持つのか、単にエネルギーを吸収できるだけなのかは微妙ですが、ブラドーさんがそれを確かめられる日はもはや永遠に来ないものと思われます(^^;

○とろもろさん
 うーん、確かに八房のない犬飼を下僕にして襲わせるというのも良い考えでしたねぇ。ブラドーも弱ってたんで無理を避けたのか、それともそこまで考えが及ばなかったんでしょうか。

○casaさん
 や、お褒めいただきありがとうございます。
>八房は古代地球人の遺した遺産
 人狼族も地球人ですから、ある意味当たってますねぇ。
>ブラドー&犬飼で合体
 そんなむさいもの書きたくありませんです(笑)。

○内海一弘さん
 犬飼さんは人を見下してるところありますからねぇ。それが油断と敗北につながったのですよー。今回みごと逆転しましたが、フェンリルになれるかどうかはまだ秘密です。

○Pさん
 タマモンも乙女ですから。
>ブラドー
 チョイ役では終わらないと見せて、いきなり終わっちゃいました(酷)。

○ブレードさん
 ああ、確かにそんなエピソードもありましたねぇ……。
 しかしああいうのは裏の仕事でしょうし、37巻で西条が「日本の警察は科学捜査一辺倒」と言ってますから、少なくとも表には出て来ないと思います。
 というか本当にオカルトに詳しかったらGメン要らないでしょうし。

○TA phoenixさん
 ブラドーさんは知略で八房を奪ったまではいいのですが、やはり最後まで恰好よくはあれませんでした<マテ
 八房は魔力回復に使えると同時に飛び道具としても優秀ですからねぇ。さぞ無念だったと思われます。
 というわけで、リタイアしたのは犬飼じゃなくてブラドーでした<だからマテ

○ツバキさん
 ご期待いただいたところ申し訳ありませんが、ブラドーは倒されてしまいました○(_ _○)
 横島は13階段昇っても「死ぬかと思った」とか言って戻ってくるかも知れませんねぇ(ぉ

   ではまた。

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