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「Obtained from pain Shiens.2(Eclipse)(絶対可憐チルドレン)」

カル (2006-12-02 08:14)
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気が付けば、僕はまたこの場所に紛れ込んでしまったみたいだ。

今ならはっきり思い出せる。

何処とも付かぬこの場所で何があったか…

あどけない少女に何をしてしまったかを…

薄暗い程度のはずなのに、辺りはまったく確認できない。

黒塗りの壁、地面、天蓋…

唯一つ理解るのは、今が夕暮れだということ。

だってそうだろう?黒塗りを四角く切り取ったような窓の向こうはあんなにも紅い…


Shiens.(Eclipse) 黄昏の向こう


窓の外から覗くのは、血液のような只々色濃い朱。
その眩いばかりの刹那の煌きにしばらく心を奪われた。

この身を焦がすような朱もその実この部屋の全容を明かすことはない。
窓から毀れゆく光は、四方を囲う漆黒に囚われ決して全てを暴きはしない。
それでもなお、この場所が自分の家だと分かるのは正に夢ならではのご都合主義といったところか。

窓の外、濃すぎる夕焼けを眺めてふと思う。
―いつか、そうごく最近僕はこの場所に、この時間、こうしていた
言いようもない既視感。
柔らかなソファーが一層その感覚を強めていく。

僕の記憶が確かなら、隣にはあの子がいるはすだ。
期待と、ちょっとばかりの気恥ずかしさ込めて傍らを覗く。

結果から言えば、そこに望んだ少女の姿はなかった。
落胆が心を一気に侵食し、暗澹たる色へと塗り替えていく。
いくらご都合主義満載の夢とはいえそうそううまくはいかないらしい。

あの子が隣にいない。
その事実は僕の精神を蝕むのに十分な事柄だったらしい。
次々と湧き上がってくる不安、焦燥…
しかし僕はそれら全てを飲み込み、自らの胃の中に納めた。

―こんなに心地よい夕焼けなんだ、あの生意気なマセガキにぶち壊されるのは忍びない
譬えそれが精一杯の虚勢であっても、僕にはそう思うしかないのだ。

「生意気なマセガキで悪かったわね…」
その言葉と伴に、とんでもない衝撃が脳髄に叩き込まれた。
背骨を這いずりあがる十億万匹の蟻の大群が脳髄を蕩かす。

明滅する視点の先に見えたのは、紅く染まった幼い少女の姿。
僕はその姿をよく知っている。
当然だ、先ほどから心より望んだ少女の姿そのままだったのだから…

明転暗転を繰り返していた眼球もやっとのことで焦点を合わせ始める。
網膜に叩き込まれた映像はまたも、僕の意識を対岸に飛ばしかける。
だというのに、僕の眼球はその映像を脳に送り届けることを止めはしなかった。

色素の薄い柔らかな髪。
童女のような大きくつぶらな瞳。
瑞々しくも薄い唇。
―なんだ、いつもの光景じゃないか

そう、そこだけ見ればだが………
むき出しになった鎖骨、折れそうな肩。
女性らしい起伏をほとんど感じさせない平坦な身体にあっても、殊更その存在を主張して止まないふくらみかけた双球に頂点の桜色。
病的な肌を称える、細身の腿。
そして、そこから続く柔らかな産毛を心なしばかりに茂らせた未成熟な秘裂。

そう、彼女は一糸まとわぬ姿で僕の両脚の間に顔を埋めていたのだ。

―な、紫穂!お前――――――――
精一杯の怒声を張り上げたつもりだった。
しかし、僕の耳には一切の音は届いていない。
続け様に声を発しようとするも声帯は一向に反応を示さない。

いや、声帯だけではない。
全身だ。僕の四肢全てが脳からの命令を拒否するように一切の動きを見せないのだ。
そう、それは俗にいう金縛りという現象に似ていた。

「ん?どうしたの?」
邪気のないキョトンとした瞳で尋ねてくる。
無論僕に返す言葉はない。手段がない。
言葉とは裏腹に彼女の唇の端は釣りあがっていた。

絶対にわかってやっている。
確証はないが確信はしている。彼女の表情が全てを雄弁に語っていたから。

――――――――――――――――――――!?
突如先ほどと同じ感覚が、脊髄を駆け上る。
視点を再び彼女に移した瞬間、今しがた感じた衝撃が快感であることを僕は理解した。

いつの間にかむき出しにされた下半身。
その股関節の上に顎を乗せ、彼女は薄ら笑いを浮かべていた。
そしてその小さな手の平には弄ばれる僕の男性器があった。

未だ充血していない一物を彼女は興味深げにこねくりまわしている。
その度に脳髄を痺れさせる電撃という名の蛇の群れ。
その甘美な毒素は僕からあらゆる感覚を剥ぎ取っていった。

「男の人のは、触るとガチガチに勃起するはずなんだけど…」
不審げに皮を引っ張り、裏筋をなぞる。
僕は最後の理性を持って、血流の流れを留めていた。

「………もしかして、皆本さん………不能?」
暴言とともに未だ血流滞った亀頭へ柔らかな口づけ。
上目遣いのその表情に、最後の砦はあえなく決壊した。
押し留められた血の流れは、ある一点に向かい急速に加速していく。

血液は僕自身へと流れ込み、その様を急激に膨張させてゆく。
数秒後にはそれは天蓋へと向かってそそり立ち、張り詰めた怒張は彼女の腕の中で一際その存在を誇張していた。

「ふわぁ」
上気した瞳で感嘆の溜息を漏らす。
その暑い吐息でさえ、僕のペニスは敏感に反応しビクリッ、と律動を繰り返した。
このようなあどけない少女の、しかも上目遣い一つで射精寸前まで追い詰められてしまった事実に屈辱感と背徳感、そして羞恥心がとめどなくこんこんと溢れ出してくる。

「そんなに気にすることないのに。男の人がこんな風になっちゃうのは当たり前の生理現象なんだから。それに私は嬉しいわ。皆本さんがこんなになったのは私に欲情してくれたってことだもの」
だからそんなに気に病まないで、と付け加えその証拠にと張り詰めた僕自身に再び未成熟な唇を重ねた。
紫穂の年上の女性を思わせる対応は僕の屈辱感をより一層助長させることに成功し、意識とは反して目頭が熱くなっていくのを感じていた。
固定されている姿が仰向けなのが少しだけ有り難かった。

「もぅ、そんなに拗ねないで」
―なっ!?
突然目の前から響いた穏やかな声。
紫穂に表情を悟られたくなくて僅かに視線をはずした隙に、彼女は僕の身体によじ登って平らな胸を僕の鎖骨と重ねていた。

一寸、彼女の大きな瞳を視線が交錯したが何を意地になっているのか僕は彼女から逃れるように眼球を横に流す。全く……大人気ない。
見事に出口のない事故嫌悪の迷宮にはまり込んでしまった僕を救い出したのは、湿った、そして温かな感触。

ぬちゃり
粘液質な音とともに右目の視力が奪われた。熱く、ざらついた感触が瞼の上を蹂躙していく。
「ん、皆本さんの味♪」
舌なめずりをし雫を嚥下していく。恍惚とした吐息が艶かしい。

「……こっちもね」
そういうと紫穂は花の蜜を啜る蝶の如く、残った左目から雫を啄ばんだ。
「はっ……んむ、ちゅぅ………お、いし……んぁ」
少女の唾液でベタベタになった瞼はその粘液質ゆえに開くことすらままならなかったが、視界をなくすことに恐怖はなかった。心の荒波は嘘のように霧散し、残ったのは大いなる安息。

「ん……ふぁ」
紫穂の小さな舌先は瞼だけでは満足しなかったのだろう。次なる目的地を目指しひたすら降下を続けた。鼻先を過ぎ、頬を通り抜け銀の粘液の道を残してついには唇へと至る。
何度重ね負わせたとも知れぬ柔らかな唇。

「ちゅっ」
ファーストコンタクトはいつも触れ合うだけの初心なライトキス。僕たち二人だけの約束事。

「はぅ………んんっ」
一度だけ僅かにはなれ、銀の糸が切れる前にもう一度お互いの口腔を塞ぎあう。
彼女の綺麗な前歯をノックして侵入の許可を待つ。おずおずと現れた小さな粘膜を巻き込み只管に唾液を交換し合った。
生暖かな唾液は喉に絡みついてなかなか胃の中へと下ってはいかなかったが今はソレすらも愛おしい。

ちゅ
不意に彼女の唇が僕から離れていった。もっと繋がっていたかった僕としては正直名残惜しい。
何がおかしかったのだろうか。紫穂の笑い声が室内に響く。
「だって今日はなんだか皆本さんの方が子供みたいなんだもの」
なるほど、そういうことか。

彼女のそんな様子も今更僕を動揺させるには至らなかった。
本当に僕らしくないとは思うけど、さっきの行為ですっかり開き直ってしまったのだ。
これは夢の中なんだ。それくらいしたってかまわないだろ?


悪寒、そして不随意筋の突然の収縮。腰元の筋肉がビクビクと痙攣を起こしている。
あまりに唐突の事態に僕の身体に何が起こっているのか把握するのにいたく時間が掛かってしまったが、その正体が気絶しそうなくらいの快感であると何とか理解できた。
まったく、僕には開き直る心の余裕すら持たせてもらえないのだろうか…

「皆本さんの、まだ硬いままなのね。やっぱりキスでも興奮するのかしら?」
僕が思案に耽っている間に紫穂はあっという間に元の体制に戻っていて僕のまたの間にすっぽりと収まっていた。物珍しいおもちゃを与えられた子供(いや、全くその通りなのだが)のように股間の怒張をそのプニプニとした柔らかい手でもって弄っていた。
―っく
思わず喘ぎ声を上げてしまいそうになったがその反射行為ですら声帯を反応させるには至らなかった。この不自由な身体も少しはマシな点があるのかもしれない。

「皆本さんのオチンチン……すっごく大きくてエッチなかたち……」
少女の観察は続く。
その大きな双眸で外観を。紅葉のような手の平から内面を。僕自身を余すところなく観察しようとする彼女ならではの行為。
今は時たま漏れる熱い吐息すらも扇情的で、射精感を促す一因となっていた。

「……皆本さん、昨日お風呂入った?」
入ったさ!そう答えたかったが如何せん言葉を濁してしまう。
確かにシャワーは浴びたがこの右手の使えない不自由な身体では全身を何時ものように洗浄出来たとは言い難かった。
特に今紫穂が弄繰り回している部分に関しては…だ。

「…すごく濃くて、いやらしい臭い…なんだか頭がクラクラきちゃう」
あえて言葉にされたことで僕の顔面には股間のモノに負けないくらいに血液が流れ込んできて今にも火を噴出しそうだ。
どうして今日は彼女にこんな醜態を晒してばかりなのだろうか!?今日は厄日か何かなのか!?今日一日の撤回を要求する!!
などと勢いに任せて毒づいたところで自体は一向に好転しなかった。

紫穂は僕のペニスの血管に鼻先を押し付けては離し、また押し付けては離しを繰り返している。
只押し付けているだけじゃない。密着する度に深呼吸もかくやといった感じで力いっぱい鼻呼吸を行っていた。
「……どうしてこんなに惹かれるのかしら?決していい匂いじゃないのに…ううん、むしろすっごく臭いのに……美味しそう」
少女の涎を舐めとるような仕草に心臓が早鐘を打つ。僕はかなりやばいくらい興奮しているらしい。

「皆本さんのオチンチン…『お掃除』してあげるわね」
言うが早いか紫穂はむんずと一物を掴み上げ、軽く包皮を剥いてエラ部分を外気に晒す。それだけで腰の奥深くから熱塊が噴出しそうになったがどうにかその衝動を沈静することに成功した。

エラと包皮の間にある黄みがかって醗酵した糊のような恥垢。我ながら随分と溜め込んでいたらしくその臭気を僕自身が感じ取ることが出来た。
眼前にその臭気の発生源がある紫穂はなおのことだろう。

「んんっ、……くさぁい」
その言葉とは裏腹に彼女な表情は恍惚としたもので、見事に蕩け切っている。
フラフラと怒張に擦り寄る様は、真夏樹液を求めて放浪する昆虫を連想させた。
そうして彼女は念願の幹へと辿り着く。

ぬちゃり
少女の小さな舌先が異臭を放つ恥垢を何の躊躇もなく拭い取る。
粘り気と質量を持った恥垢はぐちゃくちゃと糸を引き、彼女の口元から顎にかけて一筋のラインを作り上げた。
恥垢は見せ付けるようにゆっくりと穢れを知らぬ口腔へと運ばれ、そして少女の体内を犯してしていった。

至高の食材を口にしたかのごとく彼女の頬の筋肉は緩み切り、その触感を歯ごたえを楽しむように租借を続けて何時までたっても飲み込む気配を見せない。
幾度となく鼻腔から腐臭を抜き出し、その度にブルブルと全身を振るわせた。
嚥下の欲求に耐え切れなくなってやっとその行為に終わりが告げられる。

支配欲と征服欲が刺激され、もっと彼女の無垢な身体を僕の汚濁で汚してしまいたいという外道な欲求が溢れ出したがその考え自体が無用なものだと僕は知った。
僕の汚れを全て拭い去るまで彼女の清掃は止まらない。
「んむ、………ちゅぱ……んぐ…んぐ…んぐ………こくっ、ふぁぁ…」

拭っては租借し、飲み込む。終わることのない三重奏。
汚濁の排出を拒み続けた下半身には既に感覚はない。いや断続的な快楽に塗りつぶされて感覚自体を知覚できていない。
拙い少女の愛撫でイカされたくないという安っぽいプライドがギリギリのところで最後の手綱を握っていた。

そうしてその詰まらない意地もすぐさま徒労へと成り果てる。
新たな快楽。いや快楽なんて生易しいものではなかった。それは痛みにも似た衝撃。
紫穂の献身的な清掃によってすっかり汚れを落とされたペニス。しかし、まだ満足し切れていなかったのか彼女はキャンディにそうするように僕の亀頭を咥え味わうように嘗め尽くした。

「んんんっ!………ちゅぱ、ちゅぱ」
最初に感じたのは蕩けるような温かさと柔らかさ。
次に襲い来る手ひどい圧迫感。
彼女の小さな口腔入りきるのか疑問に思うほど際限なく膨張したペニスは紫穂の薄い唇の輪で締め上げられていた。
ざらついた舌は、亀頭の薄皮を剥ぎ取ってしまいかねない勢いでエラ周辺を丹念に舐めまわしていく。

「ずずずずずずずずっ」
―くぁぁぁっ!
最早一片の恥垢の得ることが出来ないと知った少女の口腔は本能的にか僕の尿道口へと目を向ける。僕の内臓全てを吸いだすような強烈なバキューム。耐え難い飢餓に全てを暴食しようとする行いそのもの。
その未開の感確は僕に残されていた最後の理性を塗りつぶすには十分すぎる衝撃。
ダムがその内容量を超え、決壊していく様がふと脳裏に浮かんで消えた。

「んっぶっ!?」
それは二十年に及ぶ人生の中でも体験したことのない類の射精感だった。脳髄がそのまま精液になって飛び出していく錯覚を覚えるほど意識は遠のき、放尿と勘違いしてしまうくらいに長い律動と痙攣を引き起こしていた。

とても幼い少女に飲み干せる量ではないだろうとな、と漠然と浮かんだ思考もすぐさまそれが杞憂であることを理解した。
「コク…コク…コク…コク…コク…コク…コク…………」
咽喉の奥に絡みつく精液を彼女は苦もなく嚥下していく。
壊れた蛇口のようにカルピスの原液の2〜3倍の濃度を誇る液体を駄々漏れにするペニスを吸い付いて離さない。精液の咽喉越しを楽しんでいるようにすら感じられた。
その様子は一層精巣を沸騰させ、新たな子種を作り出し紫穂の胃の内部へと排出していった。


長い長い射精を終えた充足感は僕に一時の安息を与えてくれた。
酷く冷静になった思考が紡ぎだした言葉に再び僕の精神はかき乱される。
―いったい何処であんな行為を覚えたのか?
彼女の保護者として『お掃除フェラ』なんて感化する訳には行かないのだ。……いや、ここまで来て自分を誤魔化すのはよそう。
僕は恐れている。あんな行為を彼女に教えた人物がいるのではないか?彼女はあんな行為を日常的に行っているのではないのか?
妄想は加速度的に僕の精神を侵食していき、先走る不安で呼吸すらもままならない。

「ひどい言い分ね、皆本さん。私そんなに信用ないのかしら」
私はそんなにはしたない女じゃないんだから、と紫穂の膨れっ面での抗議が聞こえてくるが僕の不安が打ち消されることはなかった。
―ならいったい何処で!?

「接触感応能力者(サイコメトラー)は耳年増なのよ♪」
彼女の答えは単純明快なものだった。しかしそれは威張っていうことじゃないと思うぞ。
「最近ね、他人を接触感応(サイコメトリー)するときついその人の性体験なんかをリードしちゃうの。だから私、薫ちゃんなんかよりずっと知識豊富なんだから」
舌をぺろりとバツが悪そうに出す仕草は反則的に可愛らしかった。しかしそれは犯罪じゃないんだろうか?

保護者として、教育者として厳重に注意をしようとした瞬間またも股間に生暖かい快感が走る。
「だからね、こんなことも知ってるの。んむ……じゅる……ぷぁ…実際にやるのははじめてだからしてほしいことがあったら言ってね♪」
僕の説教の雰囲気をサバンナの野生動物も真っ青の勘で察知して、快楽によって僕の口を塞ごうとしてきたのだ。

紫穂はもごもごと口腔を蠕動させたっぷりと溜め込んだ唾液を半ば硬度を取り戻しはじめている一物へ降りかけた。
サラサラとした唾液がローションのようにまとわりついてきて、その感覚だけでペニスは先ほどと変わらぬくらいに膨張する。
得意げな少女の瞳に魅了されつつ、彼女の一挙一等足をただ只管に見守った。

紫穂は腫れ上がった怒張をそっと握り締め、その親指の腹で丹念に裏スジを刺激していく。
拙く、いじらしい行為ではあったがその無垢なぎこちなさがより一層の興奮を呼び起こす。
プニプニと柔らかい手の平の感触は凶悪で、正にそれは温度を持った絹そのものだった。
彼女の学習能力は恐ろしく、みるみるうちにぎこちなさは薄れていき妖艶な手捌きがそこにはあった。ぐじゅぐじゅと幹全体にスライドさせ、折を見て生温い唾液を追加する。
手コキでイかされる訳にはいかないと、僕は必死に括約筋に力を込め射精感をこらえた。

「別に我慢しなくてもいいのに。皆本さんのならいくらだって飲んであげるんだから」
好物を待ちきれない童女のような舌なめずりに一気に理性の箍が緩む。
関を切ったような本日二度目の射精が――――行われることはなかった。
―っつぁ
紫穂の白魚と見まがうばかりの指先が、ギリっと尿道を押さえ白濁を塞き止めていたからだ。
陰茎が破裂しそうなくらいの圧迫感に身震いがする。
抑え切れなかった精液が陰茎の先っぽからカウパー液とともにドロリと溢れた。

「ちょっと溢れちゃった。んんん………ずっ…じゅるじゅる………んく」
亀頭に真っ赤な舌を這わせ、白く濁った雫を掬い取っていく。

「オチンチンのカスよりこっちのほうが優しい味かも。でも、ガマン汁が混ざっててちょっと苦い…」
紫穂は知識ばかり先行した隠語を口走りながら、想像を現実で埋めている。
まさか味の批評をされるとは思わなかったけど。

「ごめんなさい、皆本さん。つらかった?あのね、精液はまた私のお口に出してほしかったから」
頬を赤らめ、本当に申し訳なさそうにしている。
その表情だけで怒張は堰をもう一度決壊させそうだ。

「皆本さんに気持ちよくなって貰えるように頑張るわね…ん」
亀頭に浅い口付け。
小さな顎が外れんばかりに大口を開けて赤黒い亀頭みるみる飲み込んでいく。
「んむ………んんんん」
紫穂の口腔はすっかり蕩けていて、只管に熱い。蠕動する舌先もどろりと濡れそぼってまるで別の生き物のようだ。

「んんっ!!ぐっ……うううぅぅぅぅぅぅ」
紫穂への侵入は止まらない。
陰茎は既にその半ば近くまで飲み込まれており、咽喉の奥をえずいてしまっているのだろう。
彼女の咽喉は異物を排出しようと止め処なく痙攣を繰り返している。
幾度となく咳き込み、嘔吐にも近しい逆流を時折感じるがそれでも紫穂は挿入を止めない。

「うぶっ……うぐ…うぇぇぇ………んんんっ」
裏返りそうな眼球を涙で濡らし、鼻水で陰毛がどろどろになった頃ようやく僕のペニスは彼女の終点に至った。
コツン
そんな擬音が彼女の咽喉の奥深く、食道に届いていようかという地点から聞こえてきたきがした。

「んぐ…んぐ……うぇ…んぐ……ご…おごぉ……」
更に紫穂は自らに苦行を強いる。
これ以上は入らない位置に異物をすえ、ペニスを飲み込もうと嚥下を繰り返す。
咽喉の奥から先が急に狭くなってペニスを締め付け、性器では決して得ることの出来ない快感をもたらしていた。

我慢の限界などとおの昔に通り過ぎていたが、今僕が射精しては彼女により一層の負担を強いてしまう。
その一念のみで僕は熱塊の噴出をこらえる。

『私みたいな小さな子の咽喉の奥の感触なんて滅多に味わえないんだからしっかり楽しんでね』
なかなか射精しない僕に何を勘違いしたのだろうか、彼女は陰茎を咥えながら念話をよこしてきた。
―違っ
新たな快楽に言葉が紡げない。

紫穂は嚥下に加え、上下のピストン運動を開始した。
じゅるじゅるじゅる
唇を輪にして窄め、淫猥な音をたてて吸い上げる。卑猥な水音が部屋をいっぱいに満たしていく。
ざらついた舌は裏スジを擦り上げ、亀頭はガスガスと咽喉の一番奥をノックしている。

彼女の懸命な奉仕の前には僕の理性などハリケーンを前にした風前の灯で、ソレは当たり前の如くかき消されていた。
気がつけば僕はまたも彼女の体内を自らの汚濁で汚してしまっていた。二度目、いや三度目の射精だというのに一度目の射精と量、濃度変わらぬ、むしろ以上のものを放出していた。

「んんんんっ!!……おごっ……ごごごごごご……コク…コク……」
『私の咽喉、皆本さん専用の形になっちゃった…』
霞みゆく意識の中で彼女の嗚咽に紛れて、ふとそんな言葉が聞こえた気がした。


「ん〜〜」
腕を天蓋に振り上げ、思いっきり身体を伸ばす。全身の関節がパキパキと鳴って心地よい。
目が覚めたがいいがやけに身体が重い。やはりソファーなんかで寝たのはよくなかったのだろう。
なんだか眠る前より疲れた気がする。

意識が覚醒し始めてから膝元で眠っていた紫穂がいないことに気がつく。
彼女の代わりに僕を暖め続けてくれていたこの毛布は紫穂が掛けてくれたものだろう。
後でお礼を言っとかないとな。

「あら?皆本さん起きたの?」
おあつらえ向きに彼女は背後から現れて、僕はほんの少し胸を撫で下ろした。
「あぁ、今さっきね。これは君が掛けてくてたんだろ?ありがとう」

「どういたしまして。少し肌寒くなってきたから」
彼女の浮かべた照れ笑いで、薄暗くなっていた部屋の光量増したような気さえした。

「ふふっ」
心底幸せそうな笑顔で僕の隣に腰を下ろし、毛布に潜り込む。
その様子は毛並みのいい小猫を連想させ、彼女の小さな背中をそっと撫でた。紫穂は心地よさ気に瞳を細め、ごろごろとその身を僕に預けてくる。

ぐ〜〜〜〜
唐突に間抜けな音が室内に木霊す。
「ふふふ、すごい音」
僕の腹に耳を当てていた彼女にはさぞ大きな音が聞こえたことだろう。なんとも言えない気恥ずかしさで顔面が火照ってくるのを感じた。

時刻は八時を少し回ったところ。
さすがにこの時期でも既に窓の外は真っ暗で、街頭やネオンの明かりが僅かに煌くのみだ。
夕食の時間は少し回っている。腹が鳴るのも当然だろう。
などと気持ちを持ち直し、
「君もお腹がすいてるだろ。何か食べたいものはあるかい?」
そう尋ねた。

「私はさっきいただいちゃったから平気」
「そうか…」
彼女のその返答に僅かばかり落胆してしまっている自分に気がつく。
そんな心情を気取られたくなくて努めて明るく、冗談めかして言葉を紡いだ。

「いったい何を食べたんだ?ケーキとかおやつばっかりじゃダメだぞ」
「そんなのじゃないわよ。たんぱく質とかミネラルとかたっぷりご馳走になったんだから」
言い回しに多少の違和感を感じたが、自信たっぷりの紫穂の様子にそれ以上の追求を止める。
なぜか藪蛇に合いそうな予感。

夕食は久々にピザでも取ろうかな。それなら一切れくらい付き合ってくれそうだし。
何よりこの腕で家事をするのは億劫だ。
そうと決まればさっさと電話をかけてしまおう。そう思い電話機の元へ歩を進める。

「皆本さん、ごちそうさま♪」
紫穂が何か言ったような気がしたが、さほど気にすることでもないだろう。


あとがき
なんか今更って感じの更新です。
丸々四ヶ月の放置。楽しみにしていてくださったみなさん(いないかぁ。いやもしいたらってことで)すみませんでした。
結局仕上がったのはろくでもない皆本のダメダメ物語。
まぁ紫穂のエロエロは書いてて楽しくはあったんですけどねぇ。
書きかけで放置してたら存在そのものを忘れてしまっていたという問題作だったりします。

次は難関薫です。
こいつに萌えるのは実はかなり至難な気が…
物語進めるにはいいキャラなんだけどなぁ。
出来る限り目指すはアマアマラブラブってことで!

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