インデックスに戻る(フレーム有り無し

▽レス始

!警告!ダーク有り

「闇に染まる第二話(GS)」

アイク (2006-11-17 07:44)
BACK< >NEXT


―第二話  拘束  ―


「うぅ…!何のつもりだ」

次に横島が目覚めたのは、先程と同じく壁と床のコンクリートが丸出しの

一室だった。そして、調度ハマードが1人で入室して来た

横島はハマードを睨みつけながら己の状態を認識する

上半身裸で手錠と足枷をつけられ、手錠から伸びる鎖は天井に突き刺さり

横島の体は吊り上げられていた。足枷の方には鉄球がつけられ

首には鉄製と思われる首輪がつけられている

(男のこんな格好を見ても誰も喜ばねえぞ)

「貴様ニハ自分ノ意思デ従ッテモラウ」

横島が内心引き気味にそう思っていると、ハマードが威圧的に

そう言い出した。横島は何言ってんだコイツ?という顔をする

「(いや待てよ?)何で俺を選んだ」

横島は自分が持っている情報が少なすぎる為ストレートに聞く事にした

横島がそう言うとハマードはどこか驚いた顔をする

「フン、基準等存在セン。

 私ハ、エージェントニスル為ト言ッタガ違ウ。

 唯私ガ楽シム為ノ“オモチャ”ガ欲シカッタダケダ。

 マァソレモ、君ノ能力ヲ見テ気ガ変ワッタガネ」

ハマードは下衆な笑みを見せながらそう言った

横島には、こうなる可能性が自分以外に有ったと知った

そして、内心ハラワタが煮え返る様な怒りを感じる

「誰でも良かったのか?

 無力な存在を唯痛めつける気だったと言うのか?」

「言ッタダロウ?オモチャダト」

そんな怒りを隠し、限りなく冷静に言う横島だが、声は震えている

そんな横島の様子に怯えていると判断したのか、気を良くしたのか

ハマードは「ククク」と笑っている

ギリッ
「(ふざけるな!…いや、待て!落ち着け!…カマをかけてみるか)

 なるほどな。いい加減猿芝居は止めろ。

 軍人ならそう易々と情報を流さないだろ。

 しかも、目的も無く人を攫ったりしないだろ?」

「…フフフ、フハハハハハ!」

横島は歯軋りをする事で怒りを隠し、心を落ち着かせ

己が思いついた事を確認しようとし

そう、静かに言うとハマードは一瞬呆けた顔をし

大声で腹を抱え笑い出した

「君ハ何ヲシタ事が有ルンダネ?私ガ軍人デナイト気付クトハ」

「コレだけ情報が揃えば馬鹿な俺でも気付くさ」

「ソウカネ。デモ、君ハ逃ゲル事ハ出来ナイゾ?」

ハマードは一しきり笑うとそう不敵に笑いながら言い

横島は暗に馬鹿にする。

だが、横島の皮肉を気にする事なくハマードは楽しそうに言う

(さっきみたいに霊波で壊して…!?放出できない!?

 その箇所に集中させる事は出来る。けど放出が!?どうなってんだ!)

横島は先程の鎖と同じ様に壊そうとしたが出来ない事に内心パニックになる

顔が少し引きつる。その表情を見たハマードはニヤリと笑った

「君ニツケサセタ手錠ハ特別製デネ。霊力ヲ封ジル力ガ有ルノダ」

「っ、俺を従えようとするメリットがお前等に有るのか?

 そんなモンまで付けさしてまで、俺に価値が有ると言うのか?

 (くっ、文珠も出せないのか!)」

「現ニ君ニハソレダケノ価値ガ有ッタデハナイカ」

ハマードの一言に表面上冷静を装う横島、だが内心焦りまくっている

ハマードは横島の内心を分かっている様に、そして、それすらも楽しみだと

言わんばかりに、ニヤついている

「チナミニ、ソノ首輪ト手錠ニハ爆弾ガ仕組デイル。

 無理に外ソウトスレバ爆発シ、又、ココカラアル一定ノ距離ヲ離レルト

 同ジク爆発スル。ソシテ、私ガアルスイッチを押シテモ爆発スルゾ」

「…かごの鳥だ。って言いたいのか?」

ハマードの言った事に今は逃げる術が完全に無い事を理解し、

ただ、静かにハマードを睨む

「ソウダ、ドウダネ従ウ気ニナッタカネ?」

「…俺を戦力にしたいなら、殺すという選択肢は無いだろう?」

「…ツクヅク底知レナイ有能ナ男ダナ、君ハ」

(当たりか…何とかなるか?)

ハマードに拒否の意を込めた言い分にハマードは溜息をする

横島は内心賭けに勝ったと思った

「ダガ、コレヲ見テモソンナ事ガ言エルカネ?」

ハマードはゆっくりとある所を踏んだ

静かに床の一部がスライドし、ある物が出てくる

「っ、ソレは…」

「何、“オモチャ”ダヨ。ソレデ、ドウスルカネ?」

そこにあったのは数々の拷問器具、横島の背中に冷たい汗が流れる

ハマードは革手袋をし万力で真っ赤になるまで熱した鉄片を挟み

ニヤリと笑いながら横島に近づき、手が触れる距離でそう言った

「っ、誰が!」

「ソウカネ」

ジィュゥ…!

「ぐ、ぐがぁあああぁああ!」

横島は従うと言いたくなるも否定の意を告げた

そして、それと同時にハマードは鉄片を横島の右脇腹に押し付ける

肉の焼ける臭いと音がし、横島の体を激痛が襲う

横島は大きく目を見開き叫んだ

ハマードは音楽を聴く様に心地良い顔をしている

「くっ、うぅうう…」

「ドウダネ?変エル気ニナッタカネ?」

「…そう簡単にぃぎぃああぁあああ!」

ハマードは当てていた鉄片を外し、新しい熱した鉄片をつけながらそう問う

鉄片が体から離されたとたん横島は脱力した

そして、再び拒否の意を伝えようとすると、言い終わる前に

今度は右胸に当てられた。先程と同じく、ジュウッと音がし臭いもする

横島は体をくの字に曲げ、同じく叫んだ

「フム、次ハコレニシヨウカ」

ピシィッ!

「ぐっ!」

ビシィイッ!

「がっあ!」

ハマードはそう呟くと得物を鞭に変え振るう

鞭は当った所の肉を弾けさせ、皮を裂く

その日、鞭の当る音と横島の悲鳴が部屋から途絶える事は無かった


―後書き―
朝3時に起きて皆様の感想を読み、投稿します
ZEROS様、素浪人様のご指摘で本当は軍ではないということを
分かるよう頑張ってみました
本当は5,6話位で書くつもりだったんですが…
私は初心者です。確かにZX様の言う通りこの暴挙は止めるべき
なのかもしれません。
ですが、やってみたいのです
初めて書いた作品が、自分の作品がボロカス言われても
他の方々みたいな読みごたえがある作品に変えたいのです。
自分は投稿の仕方すらあまりよく理解できていない大馬鹿者です
ですが、一度始めた以上、自分が思う完結まで、
皆様のご指導、ご指摘を頂き書き終わりたいんです
今後もご指導願います

それでは、失礼します


〜レス返し〜

・紅様
ありがとうございます
本当にありがとうございます。励みになりました。
ココは変だろうと思う点は多々ありますがよろしくお願いします

・ZEROS様
実は軍ではなかったんです
それは後書きに書いた道り、後で書くつもりだったんです
今後もご指導願います

・素浪人様
ご指摘、ご指導ありがとうございます
この話を読んで頂いて、理解出来るかどうか自信がありませんが
実はこういうつもりだったという事です
読みにくいでしょうが、今後もご指摘をお願いします。

・ZX
ご指摘ありがとうございます
確かに私には文才が無く、実力も無く、
この作品もパッとしないかもしれません
ですが、後書きに書いた道り初志貫徹したいのです
せっかくのご指導をふいにする行為ですが、
宜しければ今後もご指導願います

BACK< >NEXT

△記事頭

▲記事頭

yVoC[UNLIMIT1~] ECir|C Yahoo yV LINEf[^[z500~`I


z[y[W NWbgJ[h COiq O~yz COsI COze