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▽レス始

「光と影のカプリス 第37話(GS)」

クロト (2006-10-31 18:39/2006-10-31 18:43)
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 今までは逃げるだけで済ませてきたピートだったが、ここまで容赦ない破壊行為を見せつけられてはいつまでも大人しくしていられなかった。

「これ以上人に迷惑をかけることは許さないぞ! 今日という今日はお仕置きして目を覚まさせてやる!」

 とダッシュしてアンを捕らえにかかる。
 しかしアンもみずから吸血鬼退治に乗り出すだけあって素人ではなかった。素早く盾を前にかざすと、それに描かれた十字架からまばゆい閃光が放射されてピートの足が止まる。その隙にランスを操作して付属の霊波砲の発射口を開けた。

「吸血鬼はヘルシング一族が全滅させてみせるわ! くらえっ!」
「おっと!」

 飛んで来た霊波ビームをピートがとっさに横に跳ねてかわす。お返しとばかりにダンピール・フラッシュを放ったが、アンはそれを盾でしっかりと受け止めた。
 彼女の強化服と槍と盾のセットはヴァン・ヘルシングのコレクション中最強の対吸血鬼マシン「ダビデ号」である。見た目よりずっと軽くかつ頑丈に造られており、中学生の体力でもそこそこの格闘スキルがあれば吸血鬼と渡り合うことができるのだ。
 ちなみに外れた霊波ビームは礼拝堂の壁に直径30cmほどの穴を開けていた。きれいに直そうと思ったらそれなりの費用がかかるだろう。

「そんなものでひいおじいちゃんのコレクションは破れないわよ!」
(く、やはり手加減していては歯が立たないか……!)

 いくら強化服の上からとはいえ、ピートは女の子相手に本気の霊波砲を撃てるような性格ではない。やはりまずダビデ号をどうにかするしかないようだ。

「……雪之丞君、できれば加勢してやってほしいのだが」

 普段なら大喜びで参加しそうなくせに今日に限っておとなしくしている雪之丞に、唐巣がややもどかしげな口調で声をかけた。
 唐巣はエクソシスト(祓魔師)だけに、憑き物祓いは得意だがこうしたガチンコの格闘はやや苦手である。対して雪之丞はまさにこの方面の専門家だから、唐巣が雪之丞に援護を頼むのはごく当然な判断といえるだろう。
 しかしそれでも雪之丞は動こうとはしなかった。

「いや、しばらくヤツに任せてみよう。考えがあるみたいだ」

 ピートが霊波ビームをかわした時に自分に視線を送ったことに雪之丞は気づいていた。一緒にいて組み手などもしている間に、多少のアイコンタクトはできるようになっていたのだ。
 おそらくはアンの装備の性能を見極めるつもりなのだろう―――と雪之丞は判断していた。色々とギミックがついているようだから、防御力の強い自分が囮になってそれをさらけ出させようと言うのだ。

「……そうか」

 唐巣もピートの動きを見れば彼の意図はおおむね分かる。簡単に攻め切れないのであれば、むやみに突出せず敵の出方と能力を探るというのは決して間違ったやり方ではない。アンの武器は「対吸血鬼用」だと思われるから、慎重に戦った方が良いはずだ。
 少なくとも今までのピートには無かった新しい戦法なのは確かで、おそらく霊的「格闘」のプロである雪之丞との接触の中で学んだ事なのだろう。
 それはいいのだが、ピートがアンの霊波ビームやら熱光線やらをよける度に礼拝堂が壊れていくのにはどう対応すれば良いのであろうか。壁とステンドグラスに大穴が開き、机と長椅子が次々と燃やされていく。

(主よ、この試練にはいったいどのような意味があるのですか……!)

 唐巣の慟哭にも似た祈りに応える者はいなかった。


 その頃、オカルトGメンオフィスでは令子がパソコンに向かって報告書をつくっていた。
 最初こそ真面目に昨日ボガートを退治した経緯を入力していたのだが、ふと気がつくと画面が「お金」の2文字で埋まっているではないか。

「……」
「……」

 令子もいろいろと思うところがあったが、後ろにいた美智恵もこめかみに指を当ててしかめっ面をしていた。

(やっぱり荒療治が過ぎたかしら……おキヌちゃんがいなくなったのも痛いわね)

 どうやら娘は相当ストレスを溜め込んでいるようだ。筋金入りの意地っ張りだから自覚の度合いは少ないようだが、このままではまずいかも知れない。
 昔のような真人間に戻るための過渡期だから多少の苦しみは仕方ないと思っていたが、もう少し時間をかけてゆっくりやった方がいいのだろうか。
 と言って、今すぐ令子をGSに戻してやるのも考えものだ。彼女は美智恵と同じく道具を多用するタイプの霊能者で、必然的に荷物運びその他のサポートをする助手が不可欠である。しかし令子ほどの一流GSが受ける難易度の高い仕事についていくには、たとえ荷物持ちであってもそれなりの技量が必要だ。でなければ足手まといかお陀仏かのいずれかだろう。
 問題は、そんな実力者が令子の示すだろう超低賃金に納得するとは思われないということだ。その点横島は得がたい人材だったようだが、今はまともな給料をもらっているようだし、今さら自分の口から戻ってくれとは言えない。

(どうしたものかしらねえ)

 とすでに成人した娘の再教育方針に頭を悩ませる母・美神美智恵(39)であった。


 ピートはバンパイアハーフの飛行能力と霧化能力を存分に駆使して、アンの周りをつかず離れず飛び回っていた。彼女の消耗を誘いつつ、その手の内を探る作戦である。アンの霊波ビームや熱光線が外れて壁に穴を開ける度に唐巣の髪が1本ずつ抜けていたように思われるが、たぶん気のせいであろう。
 しかし高価な代償を払った甲斐あって、ピートはアンの攻撃手段をほぼ見極めていた。まず最も目立つランスだが、これはもともと振り回して使うような武器でないだけに単体ではさほど恐ろしくない。敵の攻撃をブロックし閃光を発して動きを止める盾とセットにしてこそ最大の効果を発揮するものと思われた。
 あとは兜の額の辺りについた宝石らしきパーツから飛んで来る熱線である。こちらは撃つ方向が自在のようなので、かなりの警戒が必要だった。
 学校で見た散弾銃は持っていないようだ。ランスと盾で両手がふさがるからどこかに置いてきたのだろう。

(槍と兜さえ奪えばアンもあきらめるはずだ……!)

 と慎重に様子を窺うピート。
 そしてアンもしょせんは中学生の女の子、そう長時間槍や盾を振り回していられるものではない。疲れてきたな、と見たピートは「雪之丞!」と声を上げて同僚の参戦を求めた。

「おうッ!」

 雪之丞が飛び出しながら魔装術を発動する。
 その異様な姿を見たアンは一瞬「悪魔!?」とたじろいだが、気丈にもすぐさま盾を光らせて足止めにかかり、ピートにはランスの霊波ビームと額からの熱光線を同時に発射して牽制した。相当の訓練を積んで来たのか、なかなかの反応速度である。

「へっ、やるじゃねーか! だが甘い!」

 しかし雪之丞は今まで彼女の戦闘スタイルをじっと観察していたのだから、その程度のことは想定の範囲内だった。両腕で目をかばったまま疾走は止めず、一気に近づいてアンの盾をつかんだ。

「しまった……!」
「そらよ!」

 盾は留め具で腕に固定されているから、これを掴まれてはアンは動きが取れなくなる。雪之丞がすかさずその背中に蹴りを放った。

「かはっ……!?」

 衝撃でアンが咳き込んだところで、雪之丞が少女の腕から盾を引き抜く。
 乱暴という意見もあろうが、女の子とはいえ殺人兵器を持っているのだし、わざわざ強化服で守られた場所を蹴ったのだから彼にしては配慮していると言うべきだろう。
 雪之丞は盾を引き抜いた勢いでアンから離れてしまったが、アンの方も蹴りが効いたのかよろめいて転んでいた。急降下したピートがまずランスを踏みつけ、ついで両手でアンの兜をつかむ。

「後はこれさえ取り上げれば……!」

 と強引に兜を脱がせて放り投げた。これでアンはすべての武器を失ったことになる。

「さあ、おとなしく先生と学校の人たちに謝るんだ! さもないとお尻をひっぱたくくらいじゃ済まさないぞ」

 というピートの降伏勧告はごく順当なものだったが、それでもアンはあきらめなかった。ランスを手放して行動の自由を回復すると、すばやく身を起こしてピートの背後に回ったのだ。

「甘いわっ、吸血鬼!!」

 とピートの腰をがっちり抱きしめると、一瞬のよどみもなく空中に担ぎ上げる。そのまま彼の上半身を垂直に床に落とした。みごとなジャーマンスープレックスホールドである。
 人外の耐久力を誇る半吸血鬼といえども、頭部を強打して失神させれば後は煮るなり焼くなりご自由だ。アンの体格では打撃技は効き目が薄く、関節技は霧化で逃げられるという点も合わせて考えれば、彼女はまことに賢明な選択をしたと言えるだろう。武器に頼るしか能がないと思わせておいて、最後は我が身をもってとどめを刺すという実に恐るべき作戦であった。
 現にピートは全く予想外のダメージでなかば目を回している。もし彼が1人でいたなら倒せたかも知れない。
 しかし今は武闘こそ我が人生を自認するマザコンファイターがそばに控えていたわけで。
 雪之丞の手刀を首の後ろにくらって、アンはあっさり気絶した。


 その後唐巣たちがダビデ号を調べてみたところ、初代ヘルシングの残留思念がこもっており、それがアンに取り憑いていた事が判明した。ただの残留思念ではなく、彼が吸血鬼退治にかけた強い「執念」で、時間が経つうちに本物の悪霊同然になっていたのだ。それでアンもピートを退治することに執着するようになってしまったのである。
 そちらは唐巣が浄化したので、アンも目が覚めた時には正気に戻っているだろう。さいわいケガ人は出なかったし、アンもある意味被害者だから警察に突き出すこともあるまい。
 廃墟同然になった礼拝堂と学校の壁の修繕費が唐巣の負担になることは変わらないのだけれど……。
 まあイエスも「金持ちが天国に入るのはラクダが針の穴を通るより難しい」と言っているのだし、がんばって清貧をつらぬいてほしいものである。


 アンが帰国して、というか唐巣が帰国させてから何日か経ったある日のこと。小山事務所の面々はマンションの屋上で剣術の稽古をしていた。メンバーは横島・カリン・小竜姫の3人で、タマモは部屋で電話番である。
 ここの屋上は庭園になっていたから、カリンや小竜姫が力いっぱい踏み込むような真似をしなければ多少の運動はOKだろう。

「スポーツチャンバラというそうです。人界には面白い道具があるんですね」

 小竜姫が下界の勉強の一環としてデパートを見物していた時に見つけたアイテムである。要はエアチューブを使った剣で、安全なぶん実戦的な緊張感には欠けるが、人界に来て以来型稽古しかしていなかった小竜姫にとっては実に魅力的な一品であった。
 何しろ恰好の練習相手がすぐそばにいるのだ。純粋な剣技では自分に及ばないものの、スピードと特殊能力はそれを補って余りある。
 剣に類した道具を使わない横島は見学だった。小竜姫が上下揃いのトレーニングウェアという、ごく常識的ながら色気の欠片もない服装をしていたので「組んずほぐれつ格闘をー!」なんて叫ぶ気も起こらなかったのである。

(剣道着とは言わんが、せめてタンクトップと短パンとかにしてくれれば燃えるのに! 小竜姫さまのいけずー!)

 などと罰当たりなことを考えているから小竜姫も厚着してくるのだが。
 タマモとのことはまだ話していない。別に隠すような事ではないのだが、こちらから切り出すのも気が引けたので、機会があったら話そうと思っている。
 話すと小竜姫へのセクハラがますますやりにくくなるからではないはずだ、たぶん。
 まあぼやいていても仕方ないので、横島も真面目に見学することにした。いや、きちんと精神集中してカリンのパワーを上げてやらないと小竜姫の相手として役者不足になってしまう。

(でもカリンってマジで強いんだな)

 彼女の得意芸、スピードを生かしての連続攻撃で小竜姫を押しまくっていた。船田との試合と違って禁則はないから、脚を斬ったり胴を突いたりするのもOKである。横島では真後ろに脱兎する以外に生還の道はあるまい。
 だがよく見ればそれでカリン優勢とはいえなかった。小竜姫は後退しつつも的確に捌き切っており、カリンに付け入る隙を全く与えていないのだ。このままでは先に疲れてダウンするのはカリンの方だろう。
 しかし勝負はそこまで続かなかった。3分ほど経ったところで、カリンが自分から剣を引いて負けを認めたのだ。ちなみに剣道の試合時間は4分とか5分だから、それほど短時間で勝負を投げたわけではない。

「やはり小竜姫殿は強いな。あれだけ打ち込んでまったく崩せないとは恐れ入った」
「いえ、あなたも大したものですよ。ところでどうして金縛りの術を使わなかったのですか?」

 小竜姫はそれを警戒するあまり、積極的に反撃に出ることができなかったのだ。船田の時のように剣だけ、あるいは片手や片脚だけを狙えば多少格上の相手でも十分通用するはずなのに。
 するとカリンは悪戯っぽい笑みを浮かべて、

「ああ、今日はあえて使わずにやってみたんだ。使わないと決めておけば私は剣に集中できるが、あなたは警戒を怠るわけにはいかないだろう? 要らない注意をさせられるぶん有利になると思ったんだが、そこまで甘くはなかったな」

 以前カリンは横島に「闇討ちみたいな真似はしたくなかった」と言っていたが、それとこれとは別である。真っ向からの勝負が始まった以上、手練手管を尽くすのはむしろ当然のことだ。

「なるほど、そんな考え方もあるのですか。いえ、すっかり嵌められてしまっていたようです。
 これは私もうかうかしていられませんね」

 これは小竜姫の素直な本心である。
 切っ掛けも元の技も自分が与えたものとはいえ、短時間ながら自分を「剣術」で押し込めるまでに成長するとは。
 横島自身の方も驚異的な進歩をしている。たとえばあの小竜気(仮称)にしても、ついこの前までは右拳にしか出せなかったのが、いまや片腕全体だ。全身にまとえるようになる日も遠くはあるまい。そうなれば魔装術以上の防御性能ではないか。
 人間は竜神族に比べればひ弱で短命だが、それだけに短期間で大化けする。中でも横島(とカリン)は特異な才能を持った部類に入るだろう。その成長に間近で接することができるのは教育者冥利に尽きるというものだ。
 今は弟子の身分でもあるのが少々情けなかったりするのだけれど……。
 そんな事を考えながら、ふうっと肺にこもった熱い空気を吐き出した小竜姫は、ふと自分がすごく楽しい気分でいることに気がついた。
 不名誉な再修業の最中だし、人界は色々とせわしい事も多い。おまけに煩悩魔人のセクハラにも悩まされているが、そうしたことをひっくるめて、今の生活は楽しいのだ。

(感謝しないといけませんね―――本当に)

「―――小竜姫さま、あれ何だか分かります?」
「え!?」

 とりとめもない物思いにふけっていた小竜姫だったが、横から声をかけられてはっと我に返る。
 横島が指さす方角に顔を向けると、遠目だからさだかには分からないが地上2〜3mほどの高さを濁った雲のようなものがかなりの速さで飛んでいるのが見えた。

「あれは……霊団ですね」
「霊団?」
「ええ。無数の霊が『群れ』として意志をもったもの、言わば霊の群生体です」

 単体になったわけではないから一部を祓っても残りは平気で襲って来るし、放っておくと周りの霊を取り込んで大きくなっていくので非常に厄介な相手である。
 知能はほとんど残っていないケースが多く、彼らでも理解できるような単純かつ強烈な共通の目的があって、それを求心力として集まっているのだ。

「えっと……もしかして退治しに行くとか言ったりします?」

 横島の腰は思い切りくの字に引けていたが、それは仕方のないことだろう。いかに本免許持ちのGSとはいえ、そのような難敵にどう立ち向かえと言うのか。
 しかし小竜姫は沈痛な顔つきで首を横に振った。

「いえ、私たちには手出しのしようがありません。残念ですが、黙って見ているしかないようです」

 小山事務所には車もバイクもないから、空を飛んでいる霊団に追いつくのは無理である。仮に追いつけたとしても、この戦力では返り討ちに遭うのが落ちだ。事務所を守るだけならともかく、屋外で戦っては勝ち目はない。
 小竜姫が封印を解けば完全消滅させるのも容易だが、それは理由の如何(いかん)にかかわらず厳重に禁止されていた。もっとも彼女にかけられた封印は生死の境にでも追い詰められない限り解けない強力なものなので、そう安易に実行する事はできないのだが。

「そ、そうっスね……」

 横島は無謀な戦いに駆り出されずに済んでほっとしていたが、多少の罪悪感を感じてもいた。アンの時とは違って、現在進行形で車が壊されたり道路が砕かれたりしているのが目に映るぶん気が咎めるようだ。
 ちらりとカリンの方に目をやると、少女もそれに気づいたのか横島に顔を向けた。

「小竜姫殿の判断は正しいと思うぞ。こういう時こそオカルトGメンの出番だろう」

 あんなものを除霊できるのは、破魔札マシンガンやら精霊石何とかやら、経費度外視のアイテムを使いまくれる彼ら以外に居るまい。カリンとしても自分達が襲われたわけでもないのに、横島や小竜姫に無茶をして欲しくなかった。

「おお、そりゃそーだな。美神さんたちに任せときゃ安心か」

 なるほど死津喪比女さえ軽くのしたあの親娘なら、霊団の1つや2つ楽勝だろう。横島はすっかり安堵して、霊団の行方をぼーっと眺めていた。
 その数百体を数えようかという霊の群れが、一瞬のうちに花火のごとく飛び散って消え去ろうとは。

「なっ……何だありゃ!?」

 横島が思わずフェンスから身を乗り出す。小竜姫も目をこすって見つめ直したが、やはり霊団はどこにもいない。何が起こったのか?

「小竜姫殿、あれは一体!?」
「……そうですね……」

 やはり驚愕した面持ちのカリンに訊ねられた小竜姫はしばらく考え込んでいたが、

「1番可能性が高いのは、ネクロマンサーの笛という道具ですね。
 あれなら相当巨大な霊団でも容易に浄化することができます。ただし使いこなすには特殊な才能が必要なはずですが、改良されたのでしょうか」

 ネクロマンサーの笛は、霊の悲しみを理解して心の底から思いやる気持ちがなければ効果は出ないと聞いている。美智恵や令子のことをそう深く知っているわけではないが、彼女達ではまず無理だろう。
 技術の進歩というものも侮れませんね、と小竜姫は心で呟いた。

「なるほど、さすがはオカルトGメン。いろんな道具を取り揃えているのだな」

 カリンもその説明に感心していたが、もちろん事実とは違う。そんな都合のいい道具を簡単に開発できるはずがなく、実際はその特殊な資質を備えたネクロマンサーが今まさに誕生したところだったのだ。
 ただそれを彼女たちが知るのは、あとほんの少しだけ先のことである。


 ―――つづく。

 最近横島君が逃げ腰の話ばかりのような。でも彼ってもともとそういう性格でしたよねぇ?(ぉ
 ではレス返しを。

○ミアフさん
>お前にそんな幸福は許されんぞぉ!!
 筆者もそう思うのですが、上手いこと立ち回って不幸を避けております。

○whiteangelさん
 このお話は全年齢向けですので、18禁展開があったか無かったかは読者様のご想像の通りということで(ぉ
 教会は倒壊は免れました。しかし神父の髪は何本抜けたんでしょうねぇ。

○SSさん
>今回は少々インパクトが薄かった気が・・・
 あの回は告白&マニーという特殊イベントでしたからー。
 でも毎回そうできるように精進したく思います。

○零式さん
>しっ○団
 横島君は彼らの足元に踏み潰されるのが似合うはずです。
 そして騙された狐っ娘を保護するのです<超マテ

○KOS-MOSさん
>いくら自分の影法師だからといって二股だとぉおおおお!!!
 まあ横島が今のカリンを落とすのは非常に難しいので、実際に二股を成立させるのは至難ですがw
 きっとその度に制裁を食らってくれるはずです。
>お仕置き
 こうなったら令子の逆ギレに期待をかけるしか(ぉぃ

○遊鬼さん
>とうとう二人は結ばれましたね♪
 長かったのか短かったのか分かりませんが、とにかくゴールインです。
>神父も幸が薄いですね
 実はピートが逃げに回った分、原作より被害が大きかったりするのですw

○HALさん
>意思確認から一晩で電光石火のゴールイン
>カリンのファンには滅殺されそうなこと
 横島君ですからむしろ当然かと(ぇー
>シロ
 どんな立ち位置にするか現在検討中であります。
>令子の嫉妬
 なるほど、たいへん難しいお嬢さんなのですねぃ。
 そんなことじゃ傾国の美女にはかないませんですよ!?
>ワイヤー使いの老執事とか重火器装備の元婦警とか
 連れてたらピート君今ごろあの世に行ってましたねぇw

○参番手さん
 あの場面は狙ってましたから(ぉ
 しかしキーボードがご無事で何よりです。

○通りすがりのヘタレさん
>ヘルシング
 不幸神父vs不死身神父なんて流れになったら目も当てられませんな(ぉぃ
>彼に幸せなど許されていいのか?いいや、よくない!
 この世界の宇宙意志はひどく寛大みたいです。

○ロムさん
>この状態のどこにどう割り込むんだろう
 非っ常〜〜に難しいです○(_ _○)
 美智恵と令子が知恵をしぼれば何とかなるかなぁ?(ぇー

○内海一弘さん
 タマモもカリンと不仲にはなりたくないのかも知れません。横島君も幸せ者です。
 唐巣教会はどこかに貧乏神が隠れてそうですねぇ。ユッキーも早く本免もらって独立するべきでしょう(ぉ

○キールさん
 タマモも横島と付き合って心が広くなったようです(何

○のえさん
 はじめまして、よろしくお願いします。
 前作からここまで読破してくださるとはお疲れさまです。
 横島とタマモの様子についてはもうお好きなように想像しちゃって下さい<マテ

○適当さん
 アンは神父が速攻で帰国させました。
 誰かとフラグが立って残留など滅相もありませんのですよ。

○読石さん
>いくら何でもカリンに予行練習頼むはダメだろ
 まったくです。お仕置きされたのは当然といえますね。
 しかしこれもタマモと上手くやるため……だとしてもやはり間違いですな。タマモが寛大で幸運でした。
>ピート
 詰めが甘いのが弱点かも知れませぬ。

○kouさん
 カリンもいろいろ思うところがあるわけですが、それを書き切っちゃったらつまらないですからねー。
 異種族共存の道は確かに険しいですね。以前ピート達がブラドー島に隠れてたのは賢明な判断だったことでしょう。
 ただ個で負けるからってむやみに集団で先制攻撃してたら、今度は人類が神魔族辺りに危険視されそうですが(^^;
>フィートバックの為にテクニックが上昇すればするほどピンチになっていく無限連鎖
 むしろますます意欲が刺激されるという面もありそうですな。
 それでタマモを放置してたら斬殺&黒こげ確定ですがw
>どうせならお約束で寝ぼけて昨夜の続きを求めるとか〜〜〜
 横島ならおおいに有りそうな展開ですねぇ。
 そのうち披露してくれることでしょう。
>タマモは強い主張でなく相手の心理を考えて相手を操作するタイプですね
 力技はもう担当がいますからねぇ(酷)。
>「我々は世界を手にした、しかし我々の上には妻が立っている。」
 横島家はその方が平和で良さそうですね。
 彼も折檻されるよりはマシでしょうしw
>縮地
 理想形はる○剣の瀬○宗○郎辺りですかねぇ。
 小竜気を腕に出せば剣の代わりにもなりますし。

○とろもろさん
 は、当初の構想ではまったく予定されてなかった人物が油揚げもぎ取って行きましたです(ぉぃ
 隠れて浮気は絶対にできません。横島君は懲りないでしょうけどw
 ゴリアテ号は適任者がいなかったようです。でもアンはそんなものに頼らなくても強いのです。

○TA phoenixさん
 もともと横島君は両手に花が趣味のやつですから(ぇ
 しかし自分の一部と傾国の美女が相手では勝ち目はないのです。
 神父の髪は一段と薄くなりました(酷)。
>影の薄い人
 横島君は次かその次くらいで主役復帰する予定ですが、外国にいる人たちが来日する予定は全然ありません○(_ _○)
 大勢のキャラを均等に描き切る技量があればなあ(遠い目)。

○わーくんさん
 は、ついに横っちはタマモンを受け入れてしまいました。ロリ野郎です(ぉ
 しかし筆者は18禁は書けませんので、読者様のご想像にお任せしますです○(_ _○)
 普通のデートとかはぜひ書きたいですねー。
>小竜姫さまヒロイン
 筆者も好きなキャラなんですが、さすがに次の話までは考えられないです(^^;

   ではまた。

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