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▽レス始

「心の声が みそじあまりここのつ目(GS)」

寿 (2006-10-19 01:51/2006-10-21 10:29)
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「それじゃあ今日のところは皆さん勝ち残れたんですね?」

「そうなのね〜。横島さん、ピートさん、タイガーさん、ついでに美神さんも勝ち残ったのね〜。」

初日の試験終了後、俺達は美神さんの事務所で今日得た情報の交換と結果について話していた。

ちなみにメンバーは俺とヒャクメ、小竜姫様、唐巣神父、美神さん、おキヌちゃんだ。

「ふむ。取り敢えずは私たちの弟子とあたった奴ではなかったのかな?」

「そうみたいね。今日落ちた奴は調査からはずして問題ないと思うわ。」

それは確かに。今日の俺の相手はメドーサの弟子だったらあそこで引くとは思えない。

「そうなのね〜。取り敢えずは今日の時点で目に付いた受験生を上げていくのね〜。」

「そうですね。ヒャクメ、頼みます。あ、美神さんもいっしょに教えてください。」

「了解。」

そういったヒャクメと美神さんが今日の時点で目立った受験生を上げていく。

「ほえ〜、皆さん大変そうですね〜。」

「そうだね。」

俺とおキヌちゃんは完璧に蚊帳の外だ。

「でも横島さん達勝ててよかったですね〜。」

「はは、そうだね。あ、おキヌちゃん応援ありがとね。」

「い、いえそんな・・・」

俺が今日の応援に礼を言うとおキヌちゃんは顔を赤らめた。・・・風邪か?幽霊も風邪を引くのか?

「そういえばピートの試合は見れたけどタイガーの試合は見れなかったんだよな〜。勝ったとは言ってたけど・・・」

「あっ、そうだ。横島さん、じゅーとうほういはんってなんですか?」

俺が独り言のように言うとおキヌちゃんが脈略もなくそう聞いてきた。

「?許可無く日本で刀とか鉄砲を使ったり持ったりしちゃいけないって言う法律だと思ったけどそれがどうかしたの?」

「いえ、カオスさんいますよね?私試合見てたんですけど、相手の大きな人にマリアさんがばばばって鉄砲を撃ったらそこで試合が終わっちゃって、審判さんがそう言って反則負けになっちゃったんです。」

へっ?ド、ドクターカオスが反則負け・・・・間抜け過ぎる。

「それでカオスさんの相手の名前が確かたいがーさんって人だと思ったんですけど・・・お知り合いですか?私もどこかで見た人だなって思ってたんですけど。」

「へっ!?その相手ってかなり体が大きくて迷彩柄の服着てた?」

「あ、はい。確かそうだったと思います。」

あ、頭が痛い。そりゃ詳しく話したくもなくなるわな。

「た、たぶんタイガーだと思う。エミさんのところで新しく雇った助手だよ。」

「あっ!!あのときの変な寅さんですね。」

「?あったことあるの?」

「はい。以前美神さんとエミさんが仕事で対決したときに一緒にいました。なんかいろいろ幻っていうんですか?を見せてきたんですけど、美神さんに見抜かれちゃっていっぱい殴られてました。」

「・・・タイガー・・・」

あのときの包帯はそれか・・・

「それでその後、美神さんとエミさんに抱きついてきたんですけど、余計に二人をおこらせちゃって・・・」

あ、アホだ。タイガーお前はアホだ!!何をとち狂ってそんなことを・・・

「よく生きてましたね〜。」

おキヌちゃんがいつもの調子でそういった。俺はその口調に嘘がないことを感じ取ったが・・・同情する気にもなれん。


わたし達は今日の報告と明日の打ち合わせを済ませると横島さんの部屋へと戻ってきた。

ちなみに明日は神父と小竜姫の二人が怪しい受験生の研修先の調査。わたしと美神さんが今日と同じで会場での調査。横島さん達はとりあえず普通に受験していただきます。

「さて、横島さん。今日は勝てたようですね。おめでとうございます。」

「いえ、小竜姫様に教えていただいたおかげです。」

小竜姫の言葉に横島さんは照れたように言う。

「ふふ、そう言って頂けると私も嬉しいです。」

「それは良いんだけど小竜姫?明日はもしかするとメドーサの部下とあたる可能性もあるのね〜。そのときはこっちはどうすればいいのね〜?」

もし横島さんがメドーサの部下とあたった場合横島さんが勝てるとは限らない。しかも横島さんはメドーサに顔を知られている。試合場であたった場合どうなることか・・・勝てればよし。でも負けてしまえば悲惨なことになるだろう。

「・・・そうですね。私も会場にいるかどうかわかりませんし・・・」

わたしの言葉に小竜姫は考え込み始めた。

「ふむ。ころあいかもしれません。横島さん、こちらに。」

しばらく考えた後、小竜姫は横島さんを呼んだ。

「は、はい。」

「今からあなたに竜神王陛下から託された最後の褒美を与えます。」

「!?小竜姫!!それは!!」

わたしは小竜姫の言葉に制止の声を上げる。まさか本当に授ける気!?いくらなんでも早すぎる!!

「落ち着きなさいヒャクメ!!横島さんよく聞いてください。今からあなたに授けるものは本来ならもっと後に与えるべきものです。しかし今回は事が事です。」

「はい。」

わたしを制止すると小竜姫は言葉を続けた。

「あなたがこれを使いこなせる確率は正直よくて4割。使いこなせても長時間の使用は現時点では不可能と考えてください。なので授けはしますがあくまで保険と考えてください。」

「はい。」

真剣な顔で言葉を発する小竜姫に横島さんは同じく真剣な顔で答えた。

「ふふ、前にも言いましたが横島さんは結果を気にする必要はありません。私としてはこれは使わず、勝てない相手には素直に引いてくれたほうが嬉しいです。こんなものを使わなくてもあなたはまだまだ強く慣れるんですから。」

小竜姫はあえて真剣な顔を崩して笑顔でそう言った。

「はい。」

横島さんも釣られて笑顔になる。

「・・・」

わたしはなにも言わない。正直まだわたしは今回例の褒美を与えることに賛成できない。

「それでは横島さん、手をこちらに・・・」

「はい。」

危険だから?それもある。だが今それ以上に賛成できない理由がある。

「では・・・」

小竜姫は横島さんの手を取り・・・

「我、竜神の一族小竜姫の竜気をさずけます・・・!そなたの主を守り主の力となりてその敵をうち破らんことを・・・!!」

そう唱えると横島さんの手の甲に口付けした。

「!?」

横島さんはかなり驚いた顔をしたあと、顔をこれでもかってくらい赤くした。

だから嫌だったのね〜。まったく!!わたしの時はあんなに照れなかったくせに!!!

「しょ、しょ、小竜姫様!?これはいったい!?」

「これが褒美です。あなたに私の竜気を与えました。そして契約を。」

小竜姫も少し顔を赤らめながらそう言った。

「契約?・・・まさか!?」

横島さんは契約と言う言葉に思い当たることがあるらしい。・・・まぁ原因はわたしなんだけど。

「さすがに気がつきましたか。そうです。あなたはヒャクメと契約して神装術を使えるように、今回は私と契約して神装術を使用することができるようになったのです。」

「それが竜神王陛下からの褒美なのね〜。わたしと契約して神装術を使えることはわかってたし、横島さんの力も防御、つまり護ることに向いていることから陛下が許可をだしたのね〜。」

「?どういうわけだ?」

わたしの説明に横島さんははてな顔だ。

「小竜姫は確かに武神だけど、本来竜の一族は仏法の守護神なのね〜。有名のところをあげれば東方をつかさどり、四神の一柱でもある青竜様なんかがいるのね〜。」

「つまり、横島さんが護るために力を得るなら、私達竜の一族の本分である守護と同じ。それならば相性もそう悪いとも思えませんし、問題ない。ということです。」

わたしの説明を小竜姫が引き取る。

「とはいえ、わたしはヒャクメよりは強い神です。横島さんはヒャクメの神装術でも知恵熱と言う副作用があります。それより強いわたしとでは正直どうなるか想像もつきません。本来ならば私が監督の下、万全の準備で確かめるべきことですがそんな猶予はありません。なのでこれは本当に最後の手段、奥の手と考えてください。」

「は、はい。」

横島さんは少し腰が引けながら返事をした。無理も無い。威力は抜群だが扱いの難しい爆弾を手にしているのと変わらない。・・・まあ、スイッチを入れなければ問題ないんだが。

「さて、難しい話はこれぐらいにしましょう。そろそろ夕食の時間ですね。」

「あ、すぐ作るからちょっと待ってて欲しいのね〜。」

わたしは横島さんの部屋に常備しているエプロンをつけると台所に向かう。

「俺も手伝おうか?」

横島さんはそう言ってくれたが、

「ううん。大丈夫だからテレビでも見てるのね〜。」

わたしはやんわりと断った。あっ、今のやり取りなんか新婚さんみたいでいい感じなのね〜。

わたしがそう思うと視界に小竜姫が入った。・・・お姑さん?


夕飯も済ませわたしと小竜姫は妙神山に戻ってきた。

そしていつもの就寝前のお茶をしているとき、わたしは今日気がついたことを話す。

「ねぇ小竜姫、あなたこの前横島さんには霊的な攻撃以外にも武器があるって言ってたのね〜?」

「ええ、いいましたが?」

今日横島さんの試合をバンダナから見ていたそれに気がついた。それは・・・

「横島さんのもう一つの武器、それは・・・眼なのね〜。」

横島さんは今日の敵の攻撃を完璧に見切っていた。たしかに相手のスピードが普段相手にしている者より格段に遅かったのも理由の一つだが、それでも実戦経験の少ない横島さんにしては出来すぎだ。

それに横島さんは今のように本格的に修行を始める前から不自然な点があった。冥子ちゃんの式神の暴走、エミさんのところでのガード、そして闘龍寺でのかおりさんとの勝負。これらを横島さんは乗り切ってきた。サイキック・ソーサーと言う盾があるにせよ、そうそう訓練もなしに乗り切れるものじゃない。

「気がつきましたか。横島さんは眼が異常にいいんです。ものの動きを敏感に感じ取り理解する力が。」

小竜姫からは肯定の言葉が発せられた。

「私も気がついたのは横島さんが本格的に修行を始めた時です。横島さんは始めての私との剣の稽古で私の初太刀を防ぎました。いくら手加減したとはいえ始めて剣を使う人間が防げるものではありません。それに・・・」

「それに?」

「驚いたことに横島さんの眼はおそらく天性のものです。始めはあなたの力の影響かとも思いましたが、横島さんは特に眼には霊力を使用していませんでした。」

「それは・・・すごいのね〜。」

確かに横島さんが無意識に何らかの力を使っていてもわたしが気がつくはず。

「横島さんは今後修行を積めば間違いなく一流の使い手になるでしょう。それに私は現時点でもメドーサの部下と渡り合えると思っています。一ヶ月と言う短い期間ではありましたが横島さんには剣術、体術の基本を叩き込みました。それらは完璧ではないにしろ以前より格段に横島さんは強くなっています。」

小竜姫はそう力強く言う。

「でも基本だけなのね〜。後はサイキック・ソーサーの変化の数が少し増えたこと。それだってまだまだ使い物になるのは片手であまるのね〜。」

「基本を知っていれば後の技はすべてその応用でしかありません。それにこの期間で物にできたものこそ横島さんにあったものとも考えられます。」

確かにそうだ。イメージが物を言う横島さんの力で形に出来たならそれは横島さんが正確にイメージできたもの。おそらく横島さんには現時点ではもっとも使いやすく、強力な武器だろう。

「横島さんの力はわたしもわかってるのね〜。それでも明日は最悪、メドーサも出で来る可能性もあるのね〜。いくらなんでもメドーサの相手は横島さん・・・ううん。人間には無理なのね〜。」

「そのときは私が何とかします。あなたが会場にいればいくらメドーサといえど隠れていることは不可能です。見つけ次第こちらに連絡してください。美神さんがいれば少しは時間が稼げるはずです。あの人はそういった戦いの駆け引きに長けているようですしなんとかなるでしょう。」

「それはそうだけど・・・」

わたしはやはり不安が残った。なぜなら・・・

「大丈夫です。以前のようなことにはさせません。」

小竜姫はわたしの心境を理解したのかそう言った。

「あなたが何を不安に思っているのかはわかるつもりです。たしかにメドーサの力は脅威です。でもあなたが横島さんに誓っているように、わたしも横島さんに一つ誓いを立てています。メドーサには横島さんに今後手出しをさせないと!!」

小竜姫は力強くそう言った。わたしもそれは聞いてきた。横島さんの修行初日に小竜姫が剣に誓ったその言葉を・・・

「横島さんが自分から囮を買ってでてくれたんです。私達はその思いに報いなければいけません。それともヒャクメは自信がありませんか?」

小竜姫はそうこちらを挑発するように言ってくる。

・・・安い挑発なのね〜。でも・・・

「そんなことないのね〜!!わたしはわたしのやり方で横島さんを護ってみせるのね〜!!」

その挑発乗ってやるのね〜!!

「ふふふ、その意気です。」

小竜姫はそう優しい顔で言った。まったく、こういう時にはこの友人の存在がありがたいのね〜。

ふふふ、横島さんわかってる?

あなたには二人の女神がついているって・・・

わたし達が勝利の女神かはわからないけど・・・

あなたに立てた誓い・・・

わたし達は必ず護ってみせる。だから・・・

あなたも精一杯がんばって・・・

わたし達はしばらく互いに顔を見合わせた後・・・笑顔になった。


あとがき
試験初日終了〜。次から二日目に入ります。相手はいつものように未定!!なさけない。以前から引っ張っていたネタ二つ種明かしをしました。褒美は小竜姫様の神装術。もう一つの力は「眼」でした。小竜姫様の神装術は結構皆様からの感想にあったので使わせてもらいました。眼は以前から考えてはあったのですが、なかなか機会がなくやっとでした。しかしドクターカオスは台詞の一つも無く退場〜。タイガーより扱いが悪かったりします。

への様のご指摘により誤字を訂正いたしました。への様ありがとうございました。

おまけ
以前少し言いましたがメドーサで考えていたボケがあったんですが使う機会が今後無いと思いますので書いて見ます。

メドーサ初登場シーン。

そいつはローブを脱ぎ捨てる。

そこにあったのは白い肌、そして腰まで伸びた白い髪。

すこし露出の多い格好をしたきつめな眼の女性。

「そ、その長い髪!!そのきつめな眼!!そしてなによりその格好!!」

「知ってるのか!?」

「はん!!私も有名になったもんだね。」

「お、お前は・・・竜族危険人物黒便覧はの5番!!全国指名手配の・・・」

ヒャクメはそこで息を呑んだ。

「白蛇の○―ガ!!」

「お〜ほっほっほ!!てっ、違うわーーーー!!」

女性はそう叫んだ・・・ノリ突っ込み・・・結構ノリいいっすね。


・・・没にしてよかった。これに関しては何も言わないでください。気の迷いです。


レス返し

始めにご意見、ご感想を寄せていただいた皆様に感謝を・・・

shizuki様
九能市の試合がネックです。次は彼女にするかそれとも・・・ってなところです。彼女の場合は横島君がどう動くかが見所なんですが、それともはやくもあいつらと・・・結構悩んでます。

零式様
お疲れ様でした。横島君が注目されてるのは結構前から考えてました。本当は小竜姫様の弟子ってことで注目させようかと思ってんですかさすがにそこまでやると話の持ってき方が難しそうなんで・・・冥子ちゃんでの注目もたしかに凄いんですが・・・

寝羊様
タイガーより出番がないカオス・・・台詞無しでした。原作と同じオチでご退場願いました。しかし私が大人数のキャラを書く実力がないことを言ってるのと変わりませんね。こんなんで香港編乗り切れるのかなぁ。

内海一弘様
相手が決まりません!!うう、悩みどころだ・・・この横島君が九能市さんと戦うところが考えられないんですよね。でも剣で戦うので出せばそれなりに・・・うう、悩むな〜。

究極超人あ〜○様
うう、出したい・・・でも出す場所がない。そんなに今回はギャグなかったし・・・やはりメドーサが関わるとあんまりギャグかけないみたいです。許してください〜。

夢識様
はじめまして。読んでいただいてありがとうございます。今回はヒャクメは最低限のサポートしかさせないつもりなんであんまり役には立たないかと・・・普段もあんまり役に立ちませんけどね。

への様
そうなんですよね〜。次もし九能市と戦ったら間違いなく彼女はそう言うでしょうし・・・本当に前回は相手に恵まれた感じです。まぁ運も実力のうちです。

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