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▽レス始

「GS美神〜求めるモノ〜58 <現世> (GS+オリキャラ+色々)」

零式 (2006-10-03 22:07/2006-10-04 19:19)
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 高速道路をN県に向かってひた走る真っ赤なRV車

 途中、警察に速度違反でとめられるなどしたが、その度に美智恵がGS免許を提示し、除霊に向かう最中だと説明して事なきを得ている

 …決して、後部座席に座っている忠夫が、母親並の威圧感を警察官に放っていたからではない…と思う…思いたい…思わせてください

 前の座席に座っている美智恵や令子も、そんな状態の忠夫に、なかなか話しかけることが出来る訳がない

「(くっ!私が威圧されるなんて…。しかも、この間まで、小学生だった子供にっ!?)

…ところで忠夫君。さっきから気になっていたんだけど、その荷物はなにかしら?」

 と、呑まれてたまるかとばかりに忠夫に話しかける美智恵

「…これっすか…?

これはですね…。


フッフッフッフッフッフッフッフッフッフッフッフッ…。」


 膝の上においた、大き目の鞄を大事そうに抱えて、楽しそうに笑う忠夫

「「「(ひぃっ!?こんなの…こんなの、忠夫殿(さま)(ヨコシマ)じゃない!)」」」

 その様子を見た3人娘は、お互い抱きあってガタガタと震え

「(何だか知らないけど、恐いわね…。でも、な〜んか面白くないのよね…。)」

 令子も一応、そんな忠夫に恐怖を覚えてはいたが、持ち前の性格からなのか、その恐怖を感じること以上に、年下の男に恐怖を感じている事に不快感を露にするのであった

「…それは…?」

 額に大きな汗を垂らしながらも、再び忠夫に問う美智恵

「あの腐れ悪魔に、最高の屈辱を与える為の小道具…

とだけ言っておきましょう…。(ニヤリ)」

 と、とっても素敵な企み顔で、黒い笑みを浮かべる忠夫

 ― 後に、12の必殺技で唯一の暗黒属性を持つと言われる業(わざ)“ブラック・スマイル”を初めて無意識に発動する忠夫であった… ―


「「「「「ひいいっ!?」」」」」


 その笑みに心の底から恐怖を感じる女性陣


「「(もう!いやぁぁぁぁぁぁぁっ!?)」」


 と心の中で絶叫する美智恵&令子

 それに対し…

「「「(…危険な感じの忠夫殿(さま)ヨコシマも良いかも…(ポッ))」」」

 …とうとう、忠夫の暗黒面の魅力に摑まりつつある千姫・幸姫・タマモ

 ― ある意味で、壊れだしたのかもしれない ―


 そんな、一寸重苦しく、一寸桃色な雰囲気が漂う車中の、掛けっ放しのラジオから救いの声が流れてきた…
(意外な事に、美智恵はラジオはAM派らしい…。)


『番組の途中ですが、臨時ニュースをお伝えします!
今入った情報に因りますと、東京近郊からN県方面へと向かう、高速道路を含めた道路に、ネズミの大群が突如押し寄せ、N県方面に向かって進んでいるそうです。
その為、道路・鉄道に大きな影響がではじめている模様です。
東京近郊の道路では、いたるところで事故が発生し、多くの怪我人が出ている模様です!

繰り返します… 』

 突如ラジオから流れてきたニュースを聞き、お互いに顔を見合わせる忠夫達

「…ママ…。」

 と、美智恵に話しかける令子

「ええ。多分パイパーの仕業ね…。


…西条君…。今度逢った時覚悟してなさい…。(ボソッ)
(私が、こんな目に遭うのは、全部貴方のせいだからね…。)


さて、ネズミの大群ねぇ…。

恐らく、何万匹単位でしょうね…。今のニュースだと…。

如何しようかしら…?」

 と独り呟く美智恵

 すると後部座席から

「…大丈夫です…。策は考えて有ります。」

 と忠夫が美智恵に話しかけてきた

「策?…どんな策なのかしら…?」

 美智恵がルームミラー越しに忠夫を見ながら策について問う

「…それは、その時のお楽しみという事で…。

それよりも、美智恵さん。

この車は頑丈そうですけど、どの位頑丈なんですか?」

 意味ありげな笑みを浮かべ、その問いに答える忠夫

「え?ええ。
一応、形は市販車と同じだけど、性能的には比較にならないわよ?

今から、銃弾の飛び交う戦場にこのまま行けと言われても大丈夫。
燃料切れや、地雷か何かで引っくり返らない限り、走り続けるわ。」

 と自信満々で答える美智恵

「!!ママッ!!またそんな事したのっ!?
これで一体何台目のカスタムカーなのよっ!?
お金が勿体無いじゃない!?」

 お金の事がからみ、自分の母親に抗議する令子

「良いじゃないの。知り合いの自動車メーカーの社長に、優しく(ここ重要)お願いして市販車並の価格にして貰ってるんだからっ!」

 と右手で握り拳を作り力強く答える美智恵

「…だったら、良いわ…。}

 その答えに納得し、黙る令子

「「「「イインカイッ!!」」」」

 思わず突っ込む忠夫達

 ― その自動車メーカー及び、その社長に深くご同情致します…


 車内でそんなやり取りをしていると、進行方向から何か、小さいものが向かって来るのが見えてきた

 其れを見た忠夫はタマモに耳打ちする

「タマモ…。出番だ。

今から、…で…を…に…せてくれ。出来るか?」

 擽ったそうに、忠夫の指示を聞くタマモ

 …千姫・幸姫は指を銜えて羨ましそうに見ている

「大丈夫、出来るわよ。其れ位簡単よ?」

 と忠夫が考えていることが判り、悪戯っ子の笑みを浮かべながら答えるタマモ

「…判った。んじゃ、早速頼む…。」

 忠夫はタマモにそう言うと、鞄の中をあさり出し、中からメガホンを取り出し、サンルーフの間から前方に向かって、メガホンの先を出す

 タマモは目を瞑り、精神集中を行っている

 すると、タマモのトレードマーク(本人曰く『チャーム・ポイントよ?』)のナインテールとも言える、特殊な束ね方をした髪の根元が、淡く七色に輝く出す

 その輝きが激しさを増すと

「物体幻影変化!!」

 とタマモが叫び、自分達が乗っている車に幻影で変化の術をかける
(タイガーの幻影照射に似た術で、タマモがイメージした物に変化したような幻覚を周りに見せる術。実際に形を変えた訳ではない)


 その後、車は七色の光を発しながらある姿へと変わって行った…

 それは…

 大きな三毛猫であった…

 その事を確認した忠夫は

「良し。上出来だ…。」

 と言いながら、タマモの頭を撫で、次に

「さてと…。

小学校で、“声真似忠ちゃん”と呼ばれた実力をみせてやるっ!」

 そう言いながら、今から叫ぶ事に“逃げないと喰っちまうぞ?”という言霊と霊気をのせ


 ―  ニャーゴ…  ―


 と猫の鳴き真似でメガホンを使い叫ぶのであった…

 ― コケッ ―

 盛大にコケル忠夫とタマモ以外の面々

「あのねーーーーー!!
其れ位で、あのネズミの大群が逃げるわけ……。」


 と令子が其処まで言いかけると


 目の前に迫っていたネズミの大群が、中央から真っ二つに分かれて行くのが見えたのであった…


あとがき?

ども。零式っすよ?

ごじゅうよんかいめのれんぞくとうこうですよ?

さて、今回からいよいよワイパーじゃないや、パイパーとの駆け引きが始まりました。

今後どーなるのでしょーかっ!?

それは、私にも判りません。

できれば、パイパー編後2話位で終わらせたいなぁ…と思う今日この頃なのであります。


で、レス返しっすよ?

 whiteangel様
こんばんはー^^
そのように感じていただければうれしいです^^
パイパー天誅だって…。哀れな…。


 への様
ども^^
百合子さんはすごいのですよ?
故にGMYなのです。
次回辺りから少し壊れるかもですな。


 DOM様
ちわ^^
百合子に霊能力…。
持たせてみるか…? (マテ


 ベルルン&モリリン様
こんばんは^^
訂正しました。大変申し訳ありませんでした。
百合子さんみたいな母親がいっぱい…。
ある意味お父さん方にとっては地獄かと…。

んじゃあ、次は、原作でのプッツン娘を12匹の獣せっとでw


 meo様
どもー^^
でも、その手の事はやってそうですなー^^;


 亀豚様
まいどっ!
そーですか?(ちっ!)
まぁ、百合子さんかっこよくしすぎたか?
…実際、こんな女性いたら、惚れるかも…。


 秋桜様
こんばんはー^^
秋桜様は、六道母のままで良いかと…^^;
もしくは、椎名先生が現在連載中の作品に出ている、つぼ○ふ○こさんとか…。

パイパーとの決着はどーつくのでしょうか?


 BLESS様
どもー^^
そーです。あいじょーひょーげんなのです。
大樹は、扶養家族を養う為に、せっせと働いていますよ?


 内海様
こんばんはー^^
親は、子供を心配しますからネェ。
最近はどーかはしりませんが。

決着はどーおとすかな?


 アイク様
どんも^^
どーなるんでしょうねー。 ( ゜Д゜)y─┛~~
そのパターンもおもしろそうなんですが…。


以上です。
百合子については、概ね好評のようでよかったです。
では次回更新でおあいしましょー^^

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