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▽レス始

「GS美神〜求めるモノ〜56 <現世> (GS+オリキャラ+色々)」

零式 (2006-10-01 21:48/2006-10-01 22:18)
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 何時もと変わらない1日があるものと思っていた…

 いや…

 そう思いたかったのかもしれない…

 昨日のパイパーの襲撃から、ほぼ丸1日

 パイパーの再襲撃を警戒をしていたが、学校に着くまでその襲撃も無く、今までとなんら変わらない平和な日常が送れるものと思っていた

 が、それは大きな間違いで、何時もより変化に富んだ時間が、刻一刻と自分達に近づいていた…

 それも、結構悪い形で…


「ちーっす。」

「「お早うございます。」」

「あ、横島おはよう。」

「千ちゃん・幸ちゃんおはよ〜。」

 いつも通りの朝の挨拶が交わされる教室

 が、何時もの人物達からの挨拶が無い事に気付く3人

 毎日、他の誰よりも早く出席し、軽く教室の掃除をしクラスメイト達を迎える2人の女生徒

 …まぁ、一部では“年寄り(おばちゃん)くさい”とか色々言われているが、この際気にしないでおこう…


 “偶には、彼女達だって遅れることがあるだろう”それがクラスメイト達ほぼ全員の共通の認識であった


 忠夫達3人を除いて…

「…なぁ…?千姫・幸姫…。」

 忠夫が不安そうな表情で2人に話しかける

「「…なんですか?忠夫殿(さま)?」」

 その呼びかけに答える2人

「昨日の今日で、あの2人が来てない…って、何か嫌ぁ〜な予感がしないか?」

 と話しかける

「…確かに…。そうですね…。」

 と不安げに答える幸姫

「…まぁ、ひょっとしたら、体調を崩したのかもしれませんが…。」

 千姫もそう答えるが、やはり心配そうな表情を浮かべている

「だったら良いんだけどな…。」

 忠夫がそう言ったのと同時に…


 ≪ ジリリリリリリリリ… ≫


 学校生活の始まりを告げるベルが学校中に鳴り響く

 それと同時に


 ≪ ガララ… ≫


 忠夫達のクラスの担任である、さやか先生が入ってきた

「皆、おはよう。」

 先生が挨拶すると

『おはよーございまーす。』 × クラスメイト数

 生徒達も挨拶を返す

 満足そうにクラス全体を見渡す、さやか先生

「あら?今日はまだ、姫子さんと芽衣さん、2人とも来ていないの?」

 と、誰も座っていない2つの席をみてクラスメイトに問いかける

「…何の連絡もきていないのですか?さやか先生?」

 千姫が軽く手をあげながら質問をする

「ええ。何の連絡もきてないわね…。

まぁ、ただ遅れているだけかもしれないし、ひょっとしたら今頃連絡が入っているかもしれないけどね。」

 その先生の言葉にお互いに顔を合わせ、頷きあう忠夫・千姫・幸姫


 ― ザワザワ ―


 軽くざわめき出す教室

「ハイハイ。騒がない、騒がない。朝のHR始めるわよ?」

 “パンパン”と軽く手を打ち鳴らし騒ぎを鎮めながら、朝のHRを進めるさやか先生

 そして、他に何事も無くHRは終了し、他のクラスメイト達が、1時間目の授業の準備に入る中、忠夫達は教室を出て学年職員室に向かう、担任の先生を呼び止める


「先生!」

 忠夫が少し焦った様子でさやか先生に話しかける

「あら?どうしたの?忠夫君・千姫さん・幸姫さん?
3人揃って、何か用かしら?」

 微笑みながら振り返るさやか先生

「姫子さんと芽衣さんから連絡が無いって…。」

 と幸姫が問う

「ええ。それがどうかしたの?」

 不思議そうな表情で、それに答えるさやか先生

「いえ、実は昨日一寸した事がありまして…。」

 と千姫が答える

「ちょっとした事?」

 更に、不思議そうな顔をするさやか先生

「はい。兎に角、学年職員室へいきましょう!
…嫌な予感がするんです。」

 と忠夫はさやか先生の手を撮り職員室に向かって駆け出す

 後に続く千姫・幸姫

「あ・ちょ・ちょっと!」

 忠夫達の勢いに転びそうになりながらも付いて行くさやか先生


 学年職員室に着くと、さやか先生の了解をとり、千姫が唐巣神父の所へ電話をかける

 その間に、さやか先生に軽く昨日あった事を説明する忠夫

「先生。姫子さんと芽衣さんの保護者の方についてはご存知ですか?」

「ええ。なんでも、高名なGSの方だとか…。」

 忠夫の問いに答えるさやか

「…実は、内密にして頂きたいんですが、一昨日、一寸訳がありまして、そのGSの方の所に千姫達と一緒に行ったんです。

で、昨日の朝なんですが、そのGSとその知り合いの、此方もGSの方なんですが、その人達を狙った悪魔族の襲撃を受けたんです。」


 ≪ ザワッ ≫


 周りで聞き耳を立てていた教師達も含め、にわかにざわめき出す

「悪魔族って…!」

 さやか先生も例外ではなく、口元を両手で覆いながら顔をいくらか青くする

「…幸い、その時は何とか撃退できたんですが。

そんな事があった翌日に2人揃って学校を休んだ…。


嫌な予感しませんか?」

 と忠夫がさやかに言った所で

「駄目です!忠夫殿。いくら呼び鈴を鳴らしても出ません!!」

 と、完全に戦闘モードに入った表情の千姫が忠夫に告げる

 その千姫の台詞を聞き回りも少し慌しくなってくる

「…判った。千姫はお袋に電話を入れて、俺達が今から学校を抜けることと、タマモをそっちに向かわせるから、連絡があるまで2人で待機しておく様に伝えてくれ。
幸姫は、タマモの所に連絡を!家に帰って連絡があるまで、お袋をガードするように伝えてくれ!パイパーの奴がお袋を狙う可能性があるからな。
俺は、美智恵さんに連絡をとる!!
スンマセン!先生!一寸電話お借りします!」

 千姫と幸姫に指示を出し、自分も今の時代で知りうる最高のGSの判断と協力を得るべく連絡をとる

「「判りました!!」」

 千姫・幸姫も忠夫の指示に従い、其々が行動する

 ― そんな忠夫達の姿を見て、女性教師達は忠夫の真剣な表情に見とれ、男性教師達は、千姫・幸姫の姿に見とれる

 程無く、目的の人物達に連絡が取れ、忠夫達も教室に戻り自分の鞄を取りに行く


 当然、その行動を“危険だ!!”と止める教師達を振り切ってだ


 教師達の制止を振り切り、昇降口の辺りに3人が着くと


 ≪ グオオオン!! ≫


 と1台の真っ赤なRV車が校庭に走り込み横滑りで、昇降口の前に横付けする

 ≪ ヒュー♪ ≫

 思わず口笛を鳴らしその光景を見る忠夫


「おまたせ!忠夫君!千姫さん!幸姫さん!

早く乗って!教会へ急ぐわよ!!」

 と車の中から濃紺のスーツ姿の美智恵が3人に叫ぶ

「「「はい!!」」」

 3人は頷きあいながら、忠夫は助手席に、千姫・幸姫は後部座席に其々乗り込む

 全員が乗り込んだのを確認すると、美智恵は教会へ向かって車を発進させるのであった


 十数分後、忠夫達を乗せた車は唐巣神父の教会へと到着し中へと辺りを警戒しながら中へと入っていく

 すると、忠夫達4人の視界には、激しい戦闘があったのだろう

「こ・これは…。」

 美智恵がその荒れように言葉を失う…

「?あれは…?」

 忠夫が何かに気付き、教会の祭壇にある、某最高指導者が十字架にはりつけられた像の所へ行き、その額に貼り付けられていた紙をむしり取って見ると、何かが書いてあるのだが、ヨーロッパ方面の文字らしく、忠夫には読めなかった為そのまま美智恵に渡す

「!!なんですって!?」

 その紙に書かれた内容を読み、怒りと心配の為、身を震わせる美智恵

「美智恵殿。その紙には何んと…?」

 千姫が書かれていた内容を確認する

「…『唐巣神父と女の2人は子供にして預かった。無事に帰して欲しければ明日までに“N県・バブルランド建設予定地跡”に金の針を持って来い。 ― パイパー ― 』

くっ!完全に後手にまわったわね…!!

先生!姫子ちゃん!芽衣ちゃん!…どうか無事で…。」

 と“グシャッ”とその手紙を握り潰しながら悔しそうに言う美智恵

「(小竜姫様…。ヒャクメ…。唐巣神父…。)
くそっ!こんな事になるなんて!」

 ≪ ガンッ! ≫

 教会の壁を殴る忠夫

 ≪ ボコッ! ≫

 陥没する忠夫に殴られた壁

「「忠夫殿(さま)…。」」

 その様子を見ながら、攫われた3人の身を案じる千姫・幸姫


 美智恵は、忠夫が素手で殴って陥没させた壁を見て額に汗を浮かべていたという…


あとがき?

どんも。零式っす。

ごじゅうにかいめです。

ああw姫子と芽衣と唐巣神父がハゲの手に落ちました。

一体この後どーなるのでしょうかっ!?

まて次回以降!


で、レス返しっすよ?


 whiteangel様
こんばんは^^
だって、似非紳士と親馬鹿魔神ですもの(笑)


 幼心錬金術様
こんばんは^^
かもしれませんねー。
まぁ、どんな能力身に着けようが、所詮ネズミです。


 ベルルン&モリリン様
お初です^^よろしくお願いします。
そう西条はちゃれんじゃーなのです。
だから、色々な女性に常に挑戦し続けているのです。
双子の料理は、おそらく料理ではなく生物生成術に近いと思われます^^;


 knt様
ども^^
いえ。この金の針で良いのです。
その為に、12話で出したのです。(本当)


 BLESS様
まいど^^
たまには、こんな話があってもいいじゃないですか^^;
えーカオスの血液については当時石化していたので、血はついていません。(笑)

…もちろんオムツから下着もですよ?
嘗ては創造の女神だった事も有るアシュ様ですからねぇ(汗)
デミアンは双子姉妹で、シズモはカオス&ヤタが原因ですよ〜(あはは)


 盗猫様
こんばんは^^
…ほんとーにねー。
哀れパイパー。


 内海様
どもーー^^
内海様…。
所詮、似非紳士と親馬鹿魔神なのですよ(笑)


 meo様
まいど^^
出ないって断言は…できませんなぁ…。(汗)


 アイク様
ちわー^^
パイパーについてはこのSSではそうです。
ほんと、ありそうで怖いですねw


 への様
ども^^
ほんと、ほらーですなー。
人数は…終わってみないとわかりません^^;


 somosomo様
こんばんはー^^
んー。前の歴史ではどーなんでしょうか?
兎に角、存在しているという事実さえあれば、どの様な発生理由があろうともこのお話ではかんけーないのです(笑)
トラウマ負ってください…^^;


 秋桜様
まいどー^^
おおむかしですよー(笑)
カオスがぼけてなかった頃ですから。
そーですか。せっとくりょくありましたか。
幼児化するのは…内緒ですな。


以上です。では皆様次回更新でお会いしましょう。

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