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▽レス始

「GS美神〜求めるモノ〜55 <現世> (GS+オリキャラ+色々)」

零式 (2006-09-30 22:51/2006-09-30 22:58)
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 『金の針』


 それは今回の事件の切欠


 もともとこれは、イギリスのICPO超常犯罪課…通称“オカルトGメン”と呼ばれる機関に勤務している、美智恵の弟子の似非紳士事<西条輝彦>が偶然発見し、師である美智恵を頼り、送りつけて来た物である

 美智恵に送りつけてきた理由が“まさか、ヨーロッパから遠く離れた島国である日本に、パイパーは居ないだろう”と言う、いい加減な物だとは、送ってきた西条以外知る者は居ない

 もし、その事実が美智恵や、彼女の師でもある唐巣神父に知られたら、現在付き合っている女性達に(ここ重要)、お互いの存在を暴露して血の海を見せたり、そのロン毛を哀用の槍のエネルギー源にされたのは確実だったろう…

 …ついでに、双子姉妹の料理のフルコースや、煩悩魔人の霊的アイテムの攻撃で、恐ろしい目に遭っていたかもしれない…


 その金の針は、悪魔パイパーの魔力の源


 しかも最悪な事に、そのパイパーは日本に潜伏し、金の針の行方を探し当てていたのである


 そんな金の針を、千姫と幸姫の双子の姉妹が以前、見た事があるというのだ


「いつ?どこで?どうして?」

 忠夫が驚いて2人に尋ねた

 タマモも目を丸くして驚いている

 歩きながら話す事ではないので、途中にあった小さな公園に入り話を聞く事になった


「あれは、私達が子供の頃の事でした…。」

 昔を懐かしむような目をし語りだす千姫と幸姫

「当時、私達は私達を保護してくれた方達と平和に暮らしておりました。」

 と千姫

「その方達は、忠夫さま達を除けば私達にとって、本当の家族以上の存在でした。」

 と幸姫

「初めてお話いたしますが、私達を保護してくれたのは、(最)上級クラスの魔族の者と、錬金術師の方の御2人でした。」

 千姫が忠夫の顔を見つめながら語った

「上級クラスの魔族と、錬金術師〜〜〜!?」

 その千姫の台詞を聞き、裏返った声で叫ぶ忠夫


 その脳裏には、魔族と楽しそうに危ない実験を繰り返す、自称魔王で現実“某ボケ錬金術師”の姿が浮かび上がったと言う…


「ええ。魔族といっても、とても穏やかで優しく、理知的な方でした…。」

 幸姫も当時を思い出しているのだろう

 目を瞑りながらそう言った

「おかげで、私達は日々すくすくと、可愛く…そして美しく成長していきました。

当然、成長すれば、衣服もそれに合せ大きくなっていきます。

それで、その魔族の方が私達の着る衣服を、せっせと手作りで作ってくれたのです。」

 千姫がさりげなく、当時の自分達の事を自慢しながら言う

「あの、ごっつい体の大きい手で、よくあんな可愛い洋服を…。」

 と千姫の台詞に、涙をハンカチで拭いながら続く幸姫


「ごっつい体の魔族…。」


 そう呟きながら、忠夫は自分が今まで出会った魔族(神族も含む)で、ごっつい体の持ち主が、裁縫をする姿を次々と連想する

 それは、某山の修行場の主である猿神が、弟子の某竜神の服を作ったり繕ったりしている姿や、某紫魔神が3人姉妹の為に同じく、せっせと洋服の製作に取り掛かっている姿であり、そして出来上がった服を弟子や娘達に次々に着せ、着せ替え人形の様にしている所を想像してしまう

 自分が想像した事に何となく、落ち込む忠夫であった…


「…なんだかなぁ…。(汗)」


 と、ついその気持ちを声に出してしまう忠夫

「?どうされたのですか?忠夫殿?」

 その呟きを聞いた千姫が忠夫に問いかける

「い、いや、何でもない…。

それで?その事と金の針の関係は?」

 自分の考えを悟られまいとして、続きを促す忠夫

「?そうですか?

…それで、金の針についてですが…。」

 と幸姫が、忠夫とタマモの2人を交互に見ながら話を続ける


「「ゴクリ…。」」


 次の台詞を唾を飲み込みながら待つ、忠夫とタマモ


「「…あの金の針は、その上級魔族の方が、私達の洋服を創るときに長年愛用していた物なのです…。」」


 千姫と幸姫が声を揃えて言う


 ≪ ずさぁっ!! ≫


 盛大に前方にコケル忠夫とタマモ


「「なんだそりゃああああ?」」


 思わず叫ぶ忠夫とタマモ

「おそらく、その上級魔族が長年使用していたことで、縫い針として使っていた金の針に、彼の魔力が浸透したんだと思います。」

 その叫びに答えるように言う千姫

「更に、裁縫が出来る方なら判ると思いますが、当然慣れていない最初の内は、よく指に針を刺したりしていたようですから、ある意味その上級魔族の“血の洗礼”を、常時受けていたと同じ事になると思います。

…彼の場合、なれた後でも色んな所にさして泣いてましたから…。」

 と思い出しながら続ける幸姫

「…すると、その金の針をどういう経路かで入手して、その影響を受けたのが、あのパイパーって奴なの…?」

 立ち上がりながら、千姫と幸姫に聞くタマモ

「…おそらく…。」

 頷きながら幸姫が肯定する

「…磁石に針を長時間くっつけていると、磁石と同じように磁力を帯びるのと同じようなもんか…(汗)

それに…今思い出したけど…。」

 忠夫も立ち上がり、脱力しながら続ける

「パイパーの本体って…


でっかいネズミだったな…。
そういえば…。
あはははは…。」

 ネズミならば何処に居てもおかしくは無い

 おそらく、ネズミが何らかの理由でその針に残された魔力に影響され、悪魔と化したのがあのパイパーなのだろう…


「「「「………。」」」」


「「「「…はぁ…。」」」」


 忠夫の言葉に無言になり、その後大きく溜息をつく4人であった…


 ― 因みに第12話で、赤ん坊だった千姫・幸姫をつれたアシュタロスを見たカオスが石化し、其れを治療した金の針も同じ物だったりする ―


 その後4人が、無言のまま帰宅し、夕食をとりお風呂にも入り、早めにベットに入ったのは言うまでも無い


 そして翌日、忠夫達が学校に行くと…

 姫子と芽衣が揃って学校を休んでいた

 しかも、学校に何の連絡も無しに…

 胸騒ぎを感じた忠夫達は、昨日教えてもらった美智恵への連絡先へ電話し、5人で唐巣神父の教会へと向うのであった…


 あとがき?

ども!!零式ですよ?

ごじゅういっかいめのれんぞくとうこうですよ?

何処まで続くのやら…。

で、語るも涙・聞くも涙の、金の針とパイパーの誕生秘話いかがだったでしょうか?


ああっwいたいですっ!!

ものをなげないでくださいw

ああwはものまでっw

!?そ、それはっ?

そ、それだけは堪忍なのね〜〜〜(泣)


はぁはぁ;;

で、レス返しですよ?


 いしゅたる様
こんばんは^^
そして、ありがとうございます。
武闘派聖職者…。
唐巣神父に相応しいかも…。
アシュ様は直接なにもしていませんでした;;
こんな内容でした;;
おこらないでくださいね?


 盗猫様
ども^^
廃人じゃないなら、私は一体… orz
たまに、こんな唐巣神父いてもいいじゃないですか^^


 meo様
ちわ^^
パイパーどーなるんでしょうね?
ハゲだと、あのキャラいるじゃないですかっ!?

タコ…。

登場は当分先ですけどね?


 whiteangel様
まいどー^^
まぁ、適当にがんばりますわ。おほほほほ。

パイパーとの駆け引きは次回から本格化しますよ?


 somosomo様
こんばんは^^
んー。中学生では、あと1つぐらいかな?本編のイベントはっせいは…。
他は、いろいろと…ね…。
つーか、パイパーの本体ってネズミ…。
全身毛だらけ。
なのに、分身はハゲ…。
ひょっとして、あのピエロの方ってネズミのシャドウ?


 豚亀様
ども^^
ありがとうございますっ!
姫子とのイベントもきちんとありますよ?


で、

ちゅう〜〜〜(某姉妹のスペシャルドリンク改注入中)

ガチャ・ぺた

すちゃ!

ガコン!

そーてんよーし!

距離よーし!!

角度ちょうせいよーし!!!

って〜〜〜〜〜〜ぃ!!!!

どっこーーーん!!

 ひゅーーーん

どーーーーん

命中確認!!

いじょ。


 内海様
まいど^^
ほんといつまでつづくんだか…ねぇ?
唐巣神父の髪の毛も何時までもつんでしょうか?
パイパーはどーなるんでしょうか?


 秋桜様
ども^^
ほんと、ここまでつづくなんてねー。
零式もふっさふさな神父ってイメージがわかない…。
資料的なものは、若い頃の神父と美神夫婦の出会いの話の時か、GS試験のときの鬘をつけられた神父くらいかな?
100回は…むりだろーなー^^;
いくらなんでも…。


 BLESS様
こんばんは^^
ありがとうございます。
つづくかぎりつづけますよ?
確かにそうですねー。
神父の髪の毛の冥福を…。
お約束は次回以降かな?タブン。


 アイク様
ども^^
それもいいかもねー。
巨大なマ○ア像振り回したり、みさいるにしたりですか?


 への様
どもー^^
令子は忠夫達にライバル心もつかもしれませんねー。
他の感情はどーでしょ?
針については作ったではなく作って使っていたが正解ですかね。

パイパーは…。
そうですね。(生温かい目)


 DOM様
まいど^^
金の針はこーなりました。(笑)
まぁ、今までの2例ににたかんじですなー。
なんとか、最終回までは書くつもりですので…。
連続投稿になるかはみていですが。
今後もよろしくおねがいします。


以上です。
では、皆様次回更新でおあいしましょう^^

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