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▽レス始

「GS美神〜求めるモノ〜54 <現世> (GS+オリキャラ+色々)」

零式 (2006-09-29 22:17/2006-09-29 22:52)
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「パイパー?って何…?」

 タマモが唐巣神父に聞く

「『悪魔パイパー』!!

その昔、ヨーロッパを荒らしまわり、国連が賞金をかけて、世界中のスイーパーに、抹殺を呼びかけている悪魔族の一匹だ!!」

 右手を肩の所で固く握り締め、キリリと表情も引き締めながら説明する神父


 すると…


  ≪ ちゅら ちゅら ちゅら ちゅら ちゅら ちゅららー ちゅら ちゅら ちゅら ちゅーらー らーーーーーっ ≫


 何処からとも無く笛の音が聞こえてくる


「!?やばいっ!?幸姫っ!!!」

「はいっ!!」

 過去の記憶から、その音色の意味に気付き幸姫の名を叫ぶ忠夫

 その叫びに応え、陰陽扇・双を取り出し、即席の結界を展開する幸姫

 直後…


『ヘイ!!』


 という掛声が聞こえてくると、笛の音に込められていた魔力が忠夫達に向かって収束する


 ― ばちぃっ!! ―


 激しい音を発しながら、何とか魔力の笛の音に打ち勝つと同時に、幸姫が展開した結界も消えると


『ホッホッホー!!』

 という笑い声と共に、頭頂部が物凄く寂しいピエロのような者が、突如部屋に現れた

『よく、おいらの今の攻撃をかわせたね!?』

 そう言いながら、キョロキョロと周辺を見渡す謎のピエロそして…

『…一寸答えて欲しいんだけどいいかな?』

 忠夫達の方を見ながら質問をする

「…何かしら?」

 美智恵が警戒しながら答える

 忠夫達も、そんな2人のやりとりを警戒しながら見守る


『…いや…。大した事じゃ無いんだけどね?
おいらが事前調査した時に知ったんだけど、この教会の持ち主が、おいらの仲間だと聞いて少し楽しみにしていたんだけど?


此処の持ち主は一体何処なんだい?』


 と、自分の命が(確実に)危うくなるような台詞を言いました


「「「「「「「「………。」」」」」」」」


 言葉を失う唐巣神父以外の8人


「君の仲間…かね?

一体どーゆー仲間なのかね…?」

 幾らか俯きかげんで、メガネをキラリと輝かせながらピエロ男に問う神父

 その問いにピエロ男は

『決まっているだろう?』

 と自分の頭を“ツンツン”と突きながら答える

『…髪型だよ…。つまり、


は……。』


 ≪ ばきぃっ! ≫


 全て言い切る前に、殴り飛ばされるピエロ男

『イキナリ何をするっ!?』

 と吹っ飛ばされたピエロ男は、自分を殴り飛ばした男を睨みつける

 すると其処には…

「…もう…。一緒にしないでくれるかい…!?」

 優越感を含んだ表情で佇む唐巣神父がいた

 何気に“ふわさぁっ…”と右手で髪の毛を撫で、ポーズを極めてである…


『!?ま・まっ・まさかっ!?』


 驚きの声をあげながら立ち上がり、目の前の男に問いかける

『お前が、唐巣神父なのか?

何故だ?何故なんだ!?

信じない…信じないぞぉぉぉぉぉっ!?』

 叫びながら再び笛を吹こうと構えるが…


 ― ビュッ! ガキィッ! ―


 風切り音と共に現れた短めの矢が、ピエロ男の右腕を貫き、ピエロ男の笛を落とさせた

『クッ!?』

 矢の飛んできた方向に、視線をむけると其処には、ボウガンを構えた美智恵が立っていた

「あなたの相手は神父だけじゃないのよ?」

 そう言いつつ、今度は神通棍をかまえる

 忠夫達も其々の獲物を持ちピエロ男を取り囲む

『やるじゃないか?人間の癖に…。おいらに、これだけの傷をつけることが出来るなんて…。』

 右腕に刺さったままの、霊体ボウガンの矢を引き抜きピエロ男が言う

『…しかも、このままでは、おいらが不利のようだ…。』

 と言うと同時に引き抜いた矢を床に叩きつける

 ― ボンッ! ―

 閃光と、爆発音が響く

 突然の不意打ちに、その場にいた全員が目を瞑ったり、顔を逸らせて閃光と音と敵からの攻撃から身を護る

『おいらの名前は“パイパー”だ。

必ずその金の針は返してもらうからな?』

 と言い残しその場から消えていった…
(この手の台詞を言った段階で、すでに負け決定のような気がするのは、気のせいでしょうか…?)


「あれが、パイパーって奴なの?」

 タマモが忠夫に訊く

「ああ。そうだ。」

 忠夫が頷きながら答えた


 ― 結局あの後、話し合いで“金の針”は忠夫達が管理することになり(千姫の千変万華の柄の部分に巻かれている、滑り止めの布の中に針を隠し、更に影の中に入れておく事になった)

 関係者が一箇所に固まっているのは拙いと言う事で、其々が家に帰り結界を張って防御する事になった

 勿論、美智恵が忠夫達(子供)にそんな危ないことをさせられないと反対はしたのだが、彼等が一番能力的・実力的に見ても、安定していると唐巣神父に諭され、渋々ながらもこの提案を了承した
(それでも令子は少しぶーたれていたが、こればっかりは仕方が無い。)


 今は家への帰路である

 すると、今迄何かを考えている様子だった千姫が、忠夫に話しかけてきた

「…忠夫殿…。金の針の事でお話が…。」

「話…?」

 と忠夫が聞き返す

「はい…。」

 と幸姫

「何か気になる事でもあるの…?」

 タマモが2人に訊くと

「ええ…。私と幸姫は恐らく、あの針を見たことがあります…。」

 千姫がそう答えると

「?どういう事だ?」

 聞き返す忠夫


「「…それは…(汗)」」


 と少し視線を逸らしながら“金の針”について語りだす姉妹であった…


あとがき?

どーーーーもーーーーーっ!零式でーーーすーーーよーーー!?


 ≪ !祝! 連続投稿五十回達成!!! ≫


どんどんどん♪
ぱふぱふ♪
どんどん♪


 ( ゜Д゜)ポカーン


永かったな…。ほんと。
一寸放心状態であります…。
やればできるもんだ…。(何回目だ?この台詞?)

これで零式が暇人で廃人であることが証明された訳です。 (激マテ


 さて、今回、唐巣神父の魂の友“パイパー”さんが登場しました。
次回から本格的な駆け引きが始まりますよ?
ついでに、金の針誕生秘話もわかります。(…大した内容ではありませんが^^;)


で、レス返しっす^^


 長十郎様
こんばんは^^
えーと、パイパーは現時点では敵です。
今後はどうなるかは判りませんが。


 whiteangel様
ども^^
確かに事実ですネェ…。壊れてるし。殆どのSSで…。
今回某魔神は何も考えておりません。
偶然の産物なのです。


 アイク様
まいど^^
れーこちゃんとみっちー(仮)ですか?
それについては待て次回以降ですな。


 盗猫様
こんばんは^^
なぜ?なぜ…。
それは…。ハ○だから?
ちなみに、このパイパーは某魔神と直接的な関係はありません^^;


 BLESS様
まいどっ^^
五十回逝きました。
一応続く所まで続けますよ?
此方の管理人様に注意されなければ…ですが^^;

まぁ、前回の令子の行動は、わかげのいたりとゆーか、けいけんぶそくとゆーかそんな感じの理由なんで、あんまり怒らないで下さいね^^;


 秋桜様
こんばんはーー^^
やっちゃいましたよ?
むりかとおもってたんですけどねー?
派閥争いはどーでしょうねー?
今の所考えてませんその辺は^^;
令子の行動は、あくまでも経験不足から来てますんで。

そんな名前でしたよね?確か…。


 彗星帝国様
ども^^
その辺は次回明らかになりますよ?


 meo様
こんばんは^^
その辺も次回で説明します。
ある意味緊急回避的措置だったのです。


 内海様
まいどー^^
令子については、心の飢え的な事が無いので、幾分原作より丸い性格になると思います。
襲い掛かったのは別の方へのレス返しでも書きましたが“若さ故の経験不足”が原因です。


 への様
ちわ^^
…まぁ、今回は某魔神様は直接関係してないんです;;
…魔の手…。のびるだろーなー。はぁ。


 somosomo様
ども^^
うわぁ〜。かげきっw(笑)
そして、此処にもタマモスキーがっ!!


 kamui08様
こんばんは^^
令子は少し素直で性格も丸くなってますよ?
ただ、守銭奴設定は変えるつもりありませんが。
だって、唐巣神父=薄い人(何が) 令子=守銭奴 ってイメージは普遍ですもの(笑)


 DOM様
まいど^^
パイパーは敵です。発生時期がズレタダケデス。
美神母娘はどーだろ?
まぁ、ひきこもーとはするでしょうね^^;


以上です。

え〜改めまして、今回の投稿で連続投稿50回達成となりました。
私のような者が書く、GS美神のSSにお付き合いくださっている方々と、此方の管理人様にこの場をお借りして、お礼申し上げます。
誠に有難うございます。
今後ともお付き合いくださいますよう
よろしくお願い申し上げます。

では、皆様次回更新でお会いしましょう^^

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