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▽レス始

「GS美神〜求めるモノ〜53 <現世> (GS+オリキャラ+色々)」

零式 (2006-09-28 21:53)
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 目の前にいる2人の女性を、ただ呆然と見つめる忠夫・千姫・幸姫・姫子・芽衣の5人

 ちなみにタマモは、まだ眠っている…

「あら?どうしたの?私達の顔になにかついているのかしら?」

 未来の世界で、アシュタロス戦役の指揮者として動く為に、嘗ての歴史の通りなら既に、死んだ事になっている筈の美智恵が、忠夫達の様子を“どうかしたの?”と言う様な感じで問いかけてくる

「あ…。いえ…。失礼しました。一寸、御2人に見惚れてしまって…。
(や、やばい。なんとか誤魔化さないと…。)」

 と、咄嗟に口からでまかせを言う忠夫

 当然の如く、その忠夫の台詞に反応した4人が、鋭い視線を向けている

「あら、まだ若いのにお上手ね。お世辞でもうれしいわ♪」

 その言葉を、満更でもなさそうに切り返す美智恵

「い・いえ…。本当にそう思ったんですから…。(汗)」

 その美智恵の様子に、頬を軽く染め俯く忠夫

 益々、鋭くなる4人の視線

「あら♪ありがとう♪」

 と更に機嫌がよくなり忠夫に礼を言う美智恵

 そこで、漸く唐巣神父が助け舟を出す

「ま、まぁ。美智恵君それくらいにしてあげたまえ…。」

 その神父の言葉に従い、自己紹介をする美智恵

「判りました。神父。

では、改めて…。

唐巣神父の嘗ての弟子でGSの美神美智恵です。よろしくね。

そして、この娘が…。」

「娘の美神令子よ。よろしく。」

 最初に美智恵がニコニコしながら挨拶し、その後に続いて、令子が此方を見定めるようにしながら挨拶してくる

 それに対し忠夫達も挨拶を返す

「あ、ああ。すんません。失礼しました。俺は横島忠夫。中学1年です。」

「紅井千姫と申します。同じく中学1年です。」

「千姫の双子の妹の紅井幸姫です。」

「唐巣神父の所にお世話になっている、小竜 姫子です。同じく中学1年生です。」

「同じく唐巣神父のお世話になっている、白 芽衣なのね〜。同じく中学1年なのね〜。」

 とこの場に居る全員が挨拶し終わった所で

「ふわぁ〜。
お早う…。何騒いでるの…?」

 珍しく寝過ごし、漸く起きてきたタマモが軽く欠伸をし、目を擦りながら部屋に入ってきた

 そのタマモの姿を見た令子が

「なんで、妖怪が此処にっ!?」

 驚きながらも、何処からか出した神通棍を伸ばし、霊波を乗せながら、タマモに襲い掛かる

「!?えっ!?何?」

 驚きと戸惑いの声をあげて固まるタマモ


 ≪ ギンッ!! ≫


 当たるとタマモが思ったとき、何かが令子とタマモの間に割って入り、神通棍での攻撃を妨げる

「行き成り何をするんですかっ!?」

 それは、抗議の声をあげながらサイキック・ソーサーで神通棍を受け止めている忠夫であった

「ヨコシマ!!」

 その様子を見て、涙目ながらも喜びの声をあげるタマモ

「令子!!突然何をするのっ!?」

 あまりの事に呆然と見つめていた美智恵が娘を叱る

「何って、妖怪を退治しようとしたんだけど?」

 と母の迫力に怯えながらも答える令子

「って、何時も言っているでしょう?妖怪変化にも善悪があるって!
退治するかしないかは、その辺をキチンと見極めてから決めなさい!!」

 背後に鬼を背負いながら令子に言い聞かせる美智恵

「…だって、妖怪なんて見たの初めてなんだもの。
善か悪かなんて判らないわよ…。」

 と言いながら母親と忠夫達を交互にみる令子

 それに対し大きく溜息をしながら、娘に話しかける

「いい?良く考えて御覧なさい?
今私達が居るのは、教会よ?
それも只の教会じゃない。
世界にも何人も居ない“ランクS”の唐巣神父の教会なのよ?
悪意をもった妖怪だったら、既に唐巣神父が退治しているわよ…。」

 その母の言葉にハッとしたような表情になり、俯く令子

「…ご、御免なさい。急に飛び掛ったりして…。」

 と忠夫とタマモに謝罪する令子

「い、いえ…。判ってもらえたなら、俺はそれでいいです…。」

 令子の謝罪に対しソーサーを引っ込めながら言う忠夫

「…今回だけよ…?」

 タマモも令子の謝罪を受け入れる


「ま、まぁ、一寸過激な自己紹介だと思えばいいじゃないか。」

 その様子を安堵した様子で見ながら唐巣神父が2人に言う

「そ、そうですね。

初めまして。美神…美神 令子よ。
よろしく…。
え〜っと……。」

「…タマモ…。紅井タマモよ。

…よろしく…。」

 バツが悪そうにお互いに挨拶をする令子とタマモ

「っと、それで美智恵君。今日は一体何の用だい?」

 唐巣神父が美智恵達にソファーに座るように促し、今日の突然の訪問の理由を尋ねる

「あ、ああ。そうでした。実は…。」

 と此処まで言うと、忠夫達の方をチラチラと見ながら、話すか如何しようか悩んでいる様子の美智恵

「あ、何でしたら、俺達席を外しましょうか?」

 忠夫が美智恵のその様子に気付きそう申し出る

「…いや、此処で一緒に話を聞いてくれたまえ。
何か私の霊感にひっかかる…。」

 少し考えた後そう告げる唐巣神父

「先生…。大丈夫なんでしょうか?私がこれから話す事は結構大事ですよ?」

 と少し不安げな表情を見せる美智恵

「…大丈夫。彼等なら信頼できるし、皆霊能者だからね…。
特に横島君は戦闘において、私と互角かそれ以上の実力の持ち主だよ?
ひょっとしたら、力になってくれるかもしれない…。」

 忠夫達の事をそう紹介する神父

「ええっ!?こんな子供が!?」

 と美智恵が驚きの声をあげる

「…ランクSの唐巣神父と互角かそれ以上の実力!?」

 令子は先程、自分の攻撃を見事に受け止めた、自分より年下の少年を驚いた様子で見つめる

「ああ。そうだよ。だから安心して話してみてくれたまえ。」

 唐巣神父は美神母娘と忠夫達を交互に見ると、どちらも大きく頷いた


「では、話させていただきます。」

 そう言いながら、美智恵がスーツの懐から何か小さい箱を取り出す

「これは、今イギリスの方にいる、私の弟子から送られて来たものです。」

 その小箱を、小さな結界を張ったテーブルの上に置き、その蓋を開ける

 其処には大人の指ほどの長さの、金の針が収められていた

「…これは…?」

 唐巣神父が美智恵に尋ねる

「これは、ある恐ろしい力を持った悪魔族が、所有して居た金の針です…。

その名をパイパー…。」

 その問いに答える美智恵

「ぱいぱ…ゴホン。
パイパーだって?あの『ハメルーンの笛吹き』悪魔パイパーの事かね!?」

 驚きの声をあげる唐巣神父

「(パイパー!?あのハゲピエロオヤジの悪魔か!?
何で今の時期に!?前回よりもかなり早いぞ!?
隊長のことと言い、逆行した影響が出始めているのか?
何やってんの!?あの壊れ指導者達はっ!?)」

 と、嘗ての世界の流れとの違いに、冷静さを装いながらも混乱する忠夫

 おそらく、大体の流れをしっている千姫・幸姫・姫子にしても同じ思いだろう


 そんな話のさなか

 幸姫と千姫は小声で他の者に決して聞こえないように会話をしていた

「ねぇ?姉さま?」

「なんだ?幸?」

「あの金の針からなにか、懐かしい魔力の波動を感じるのですが?」

「幸もか?私もそう感じていた所だ…。」

「「………。」」

「「まさか…。」」

 そう言いつつ、金の針が発している魔力の波動を感じ取る2人

「間違いないな…。」

「ええ。姉さま。お父様の波動です。」


 こうして、逆行後初めてのイベントが起ころうとしていた


あとがき?

ども。零式ですよ?

よんじゅうきゅかいめのれんぞくとうこうですよ?

じかいでごじゅっかいか…。

こわれたな俺…。 ( ゜Д゜)y─┛~~

何だか今回、殆どが横島・唐巣神父・美智恵の3人しか動いてないな…。

改めてSSを書くことの難しさに驚いております。

で次回から、いよいよ逆行後初の原作でも発生したイベント“はげおやぢ編(パイパー編)”がスタートします。

なぜ、パイパー編にしたかですって?

きまってるじゃないですか…。


ハゲ繋がりだからです。(ニヤリ)


物を投げないで下さいw
あ、刃物は特にやめてっ!!


で、レス返しですよ?


 盗猫様
まいどっ!!
文珠六個つかっても無理っぽいです。(笑)
メド姐はもう少し先ですかね。登場は。


 whiteangel様
どもー^^
つーか、美神母娘さえ直ぐにこなかったらもう少し安定したんでしょうけどねー。
こればっかりは…。
メド姐は偶然です。


 内海様
こんばんは^^
だいじょうぶっす!!
次回からは唐巣神父の仲間が増えますので当分寂しい思いはしないでしょう^^;


 meo様
ちわ^^
どーなんでしょうねー。二倍なのか三倍なのか…。その辺は謎です。(3倍ってひどっw)


 秋桜様
まいどー^^
正確にはまだ神父の頭の畑は豊作状態ですよ?

次回でごじゅっかい。

つづいたなぁ〜^^;

来月の最初の週末に立て続けに歓迎会と、友人の結婚式が…。その辺がちょっとやばいっすかね?
どーなるんだ? ( ゜Д゜)y─┛~~

“キーやん”と“ヤンキー”並び順が違うだけ…。なんてってゆーんでしたっけ?こーゆーの?


 BLESS様
こんばんは^^

血も全部だしてください。
そして次は、髪の毛がぬけますように…。(笑)

固定をしてもタブン無理です。

なぜなら…。
それが唐巣神父だからw

メド姐は毛一寸先です(誤字ではありません)


 トトロ様
はじめまして^^よろしくおねがいします^^
宇宙意思レベルの決定事項とゆーか…。
真理?当然?運命?宿命?定説?


 アイク様
ども^^
“永続”ってやっても、別の苦しみも永遠に憑いて来そうだ(某母娘)


 DOM様
こんばんは^^
当然ってゆーか。ねぇ?
タマモ風に言えば、

「禿てない唐巣神父なんて、“お揚げの入っていないきつねうどん”といっしょよ…。」

ってとこっすかね?


 クライン様
どんも^^
ある意味、某母娘と一緒で“最凶”ですからねぇ…。
あー。蝗ねw納得。ぶはははは


 への様
ちわ^^
あー。それに、某破壊神母娘と某最高指導者コンビをプラスしてください。
毛根キラー


美智恵さんの件は作中で徐々に明らかになっていく予定です。

…無理でしょう。
更なる必殺技の開眼に至る可能性が…(哀れ)


以上です
では、皆様次回“ごじゅっかいだよ!れんぞうとうこう!!ぜろしき・ただおの「いつまでつづくの?どこまでいくの!?」”でお会いしましょう(次回タイトルじゃないですよ?)
(ドラ○もん祭りの口調で;;)

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